『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
マンチェスター・バイ・ザ・シー








 MANCHESTER BY THE SEA


 ボストン郊外。アパートの便利屋として世捨て人のように孤独に生きるリー
(ケイシー・アフレック)のもとへ、兄ジョー(カイル・チャンドラー)の訃報が届
く。帰郷したリーは、兄が遺した息子パトリック(ルーカス・ヘッジズ)の後見
人に、自分が指名されていることを知る。

 マンチェスター・バイ・ザ・シーは、マサチューセッツ州の北岸に実在する
港町。5月13日、公開初日に鑑賞。

 ”ケイシー、ケイシー、ケイシー・アフレック”. (by ケネス・ロナーガン)

 『ムーンライト』 よりも 『ラ・ラ・ランド』 贔屓の私だけれど、今はこの作品
がアカデミー賞作品賞でもよかったのでは? と思っている。小さな、しかし
美しい港町の海と空が、いつまでも胸に残る名作。思い返すだけで、涙が溢
れてくる。

◆◇ ラストシーンに言及しています 



 今までずっと、なぜ芸術作品には 「死」 を扱ったものがこれほど多いのか、
自分は理解できていなかったと思う。しかし、今ならわかる。人は、ごく身近な
愛する者の死を受け入れ難く、「なぜ?」 と自問し続けずにはいられない。答
えなどないとわかっていても。だから非日常であり、現実ではない芸術に、救
いや共感や、癒しを求めるのだと。(これは 「芸術」 を 「宗教」 と言い換える
こともできるだろう。私は映画という芸術を 「信仰」 しているのかもしれない)

 ”I can't beat it. I can't beat it.

 終盤、リーが絞り出すこのセリフはある意味衝撃であり、救いであり、真理で
あると思う。乗り越えられない、、乗り越えられるわけがない! それでも時は
流れ、人生は続く。「死なないで!」 リーの元妻ランディ(ミシェル・ウィリアムズ)
の慟哭。そう、生きていてくれるだけでいい。

 永遠の弟キャラ、ケイシー・アフレック。本作のキャストは全て素晴らしいと感
じたが、特にケイシーは各演技賞総なめも納得の演技。しかしオスカー授賞セ
レモニーで、なぜか微妙な会場の雰囲気を感じてしまった。そしてそれが、彼が
過去に起こしたスキャンダルが原因であることを知るのに、さほど時間はかから
なかった。

 この映画が描いている通り、「起きてしまったこと」 を 「なかったこと」 にする
ことはできない。人生には乗り越えられない悲劇も、生涯背負わなければならな
い過ちもあるだろう。全ての俳優が、善良で模範的な社会人であるべき、とは必
ずしも思わない。それでもケイシーには、自分が数々の栄誉にふさわしい人間
であると、これからの人生と、その演技で示してほしいと思う。

マンチェスター・バイ・ザ・シー2

 ( 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 監督・脚本:ケネス・ロナーガン/
     主演:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ、ルーカス・ヘッジズ/2016・USA)

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

[2017/06/01 00:00] | 映画 | トラックバック(4) | コメント(8) |
Hello, stranger/Happy Together ~『ムーンライト』
ムーンライト





 MOONLIGHT


 "In moonlight, black boys look blue".


 マイアミの貧困地区に暮らすシャロン(トレヴァンテ・ローズ、アシュトン・サン
ダーズ、アレックス・ヒバート)は麻薬中毒の母(ナオミ・ハリス)に育児放棄され、
学校ではいじめられていた。学校帰りに逃げ込んだ廃屋で、シャロンはドラッグ
・ディーラーのフアン(マハーシャラ・アリ)に助けられる。

 第89回アカデミー賞作品賞受賞作。公開日翌日に鑑賞。美しく切ない映画で
ある。あまりにも純情な初恋を描いた映画である。地味ながら、タブーに切り込
んだ勇敢な映画でもある。しかし、私が観た直後の感想はこうだ。

 「こ、これは・・・。あまりにも、あまりにも 『ブエノスアイレス』 じゃないか!」

 バリー・ジェンキンズ監督自身がウォン・カーウァイの影響を公言しているらし
いが、正直 「これがオスカーなら、王家衛は3、4本オスカー像手にしてないと
おかしくない?」 と思った。エンドロールの曲も、いっそ「Happy Together」 
にすればよかったのに、とか。実際、観終わってしばらく私の頭の中では、あの
曲がグルグル回っていた。もちろん、フランク・ザッパで。

 Imagine me and you,
 I do,
 I think about you day and night
 It's only right,
 To think about the boy you love
 And hold him tight,
 So happy together…

 まぁウォン・カーウァイはカンヌに愛されていたから、アカデミーにはスルーさ
れていたのだろうけれど。単にマーケティングの問題なのだろうというのは重々、
わかっているけれども。

 短い出演時間ながら、マハーシャラ・アリの存在感はこの作品に最後まで深い
余韻を残す。授賞式での紳士的な佇まいにはときめいた。しかしそれでも、作品
賞は 『ラ・ラ・ランド』 に授けてほしかったなぁ。

ムーンライト2

 ( 『ムーンライト』 監督・脚本:バリー・ジェンキンズ/2016・USA/
      主演:トレヴァンテ・ローズ、アシュトン・サンダーズ、アレックス・ヒバート、
                 マハーシャラ・アリ、ジャネール・モネイ、ナオミ・ハリス)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

[2017/05/31 07:33] | 映画 | トラックバック(2) | コメント(4) |
父の娘
 父の13冊目の本を少しずつ読んでいる。父は理系人間。だから自分とは全く頭の
構造が違うと思い込んでいて、今までの著作はほとんど読んでこなかった。難し過
ぎるし。

 しかし今回は、母が 「集大成よ」 と言って送ってきた本。なので渋々、読み始め
たのだけど・・・。う~ん、悪くないかも。もしかしたら私の 「書くことが好き」 な性分
は、父から譲り受けたものなのかも、と思い始めている。遅すぎるんだけど(笑)。

 自分は 「母の娘」 だと、ずっと思い続けてきた。父は戦前の家父長制を引きず
る 「頑固オヤジ」 だし、母はそんな父に表面上は従いながらも、内心はリベラル
な人。二人は愛読している新聞も違うし、趣味も合わない。ホント、よくもってるよな、
と娘ながら感心する(違うからこそ続くのか?)。 そんな両親だから、私は当然の
ように母に味方し、父の事は疎ましく思ってきた。だけど・・・。

 何の得にもならない(そして誰も読まない)ブログを10年以上も書き続けている
自分は、ほとんど儲けにもならない本を書き、出版し続けた父に似ているのかも
しれない。家族を顧みることもなく、自分の好きな事しかしてこなかった父に。

 これは自分にとっては世紀の大発見、価値観の大転換と言えるかもしれない。
少し大袈裟だけれど(笑)。

 そういえばもうすぐ父の日じゃないか。「父の娘」 でいられるうちに、気付けて
よかった。お父さん、ありがとう。書くことが好きで、私は幸せだよ。

テーマ:こんなことがありました - ジャンル:ブログ

[2017/05/30 19:18] | 徒然 | コメント(2) |
夢追い人~『ラ・ラ・ランド』
ララランド





 LA LA LAND


 LAで女優を目指し、オーディションを受け続けるウェイトレスのミア(エマ・
ストーン)は、ピアノマンのセブ(ライアン・ゴズリング)と出逢う。彼は 「瀕死
の」 ジャズを愛し、好きな時に、好きな曲を、好きなように演奏できる自分の
店を開くという夢を持っていた。

 公開日翌日に1回目、観た直後に買ったサントラを聴き込んで、2週間後に
IMAXで2回目。そして5月の終わり、ムーブオーバーしたミニシアターで3回
目を鑑賞。ブログを始めてから、映画館で3回以上観た映画は必ず年間マイ
ベストワンになっている。だから今年も本作がベスト1はほぼ確定ですね(笑)。 
理由は、、、

 この映画最高じゃないですか? はっきり言って。

 冒頭、ハイウェイのミュージカルシーンで心掴まれ、ある意味古典的なストー
リーに 「夢を見ていた」。季節は流れ、ミアの 「オーディション」 から 「もし
も、あの時・・・」 な終盤、二人が視線を交わす無言のラストシーンまで、もう
滂沱の涙。「これは私の映画だな」 って。

 2回目を観た後、なかなか3回目が観られなかったのですが、一番発見があ
った、というかシミジミ映画を味わえたのはやはり3回目でした。予告終わりに
スクリーンがシネスコサイズにガガ~って変わったことにもう、既に感動してた
もんね。さすがシネマート心斎橋さん! シネコンでは、今はもうスクリーンカー
テンを動かさないからね。。

 初見時、エンドロールに”Japanese Folk song by Rentarou Taki”
の文字を見つけて 「えええええ~~、ど、どこに??」 と驚いたのですが、
3回目でようやくわかった!(遅) 耳の良い方は初見でおわかりになると思
います。ライトハウスでテーブルに着くとき、ミアが指輪をテーブルに落とし、
セブがキャッチしてそのまま演技を続けている、っていうのも確認できた。
あと、ミアの働くコーヒーショップのクレーマー(グルテンフリー?)が監督の
彼女だ、ってのも(笑)。

 この映画のストーリーをなぞるように昇りつめた感のあるエマ・ストーンです
が、彼女の成功はライアン・ゴズリングがいてこそ、なんだよね、ゴズりんって、
本当に共演した女優さんを輝かせる。3回目の鑑賞では、ゴズりんがスクリーン
から飛び出してきて 「君、何度も観てるけどそんなにこの映画が好きなの?」
って話しかけてくるかと。。気分は 『カイロの紫のバラ』 のヒロインよ(笑)。

 しかしこの映画、絶賛ばかりでなくかなり否定的意見もありますよね。うちの
母も 「物足りない」 ってLINEしてくるし・・・(汗)。特に、映画をたくさん観てい
る方に否定的意見が多い気がする。確かに青臭いミュージカルではあると思う。
しかし、あの若い監督デイミアン・チャゼルの 「こういう映画を作りたいんだ!」 
っていう俺様猪突猛進な情熱を、ストレートに受け止めたいと私は思う。

 万感胸に迫るラストは悲恋物語のようでいて、実は極上の 「ハッピー・エン
ディング」 なのかもしれない。人生のひと時、ともに生きた男女が歩む 「それ
ぞれの道」。それは確かに、二人で見た夢の続き・・・。

ララランド2

 ( 『ラ・ラ・ランド』 監督・脚本:デイミアン・チャゼル/
          主演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン/2016・USA)

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

[2017/05/28 22:05] | 映画 | トラックバック(1) | コメント(6) |
真紅、考え過ぎてドツボにはまる(笑)。
IMG_4016.jpg

こんばんは。 

『クーリンチェ』 で長文感想書いてから早一ヶ月。 復活するゾ~、と思いながら
何もアップできず。

いい映画が多過ぎるんです。書きたい作品が多過ぎて結局何も書けてません(爆)。
昨年観た映画も、感想を書いておきたいものがあるし、とか、、、。

考え過ぎてドツボにハマっております。

あああ~~李小龍にどやされる~~~ ”Don’t Think!Feeeel!”

いやいや、考えるのは止めません。考え過ぎないことですかね^^

テーマ:こんなことがありました - ジャンル:ブログ

[2017/05/22 21:09] | 徒然 |
『牯嶺街少年殺人事件』
クーリンチェ2







 A BRIGHTER SUMMER DAY


 1960年代初頭の台北。本省人と外省人はそれぞれにコミュニティを形成し、
子どもたちはそんな大人社会の微妙な空気を感じ取りながら成長していた。
建国中学昼間部の受験に失敗した小四(張震チャン・チェン)は夜間部に入学し、
小明(楊静怡リサ・ヤン)と出逢う。

 長らくDVD化も再上映もされなかった 「伝説の映画」 を、4Kレストア・デジ
タルリマスター、3間56分版にて劇場鑑賞。恋焦がれた作品を観られる高揚感
はありつつも、約4時間というランタイムに多少身構えていたが、全く長さは感
じなかった。敢えて前知識はほとんど入れず、ネタバレの類も一切スルーして
鑑賞したためか、衝撃的な終盤の展開に混乱し、しばし感情の整理が難しかっ
た。唯一無二、傑作中の大傑作と言われ続けてきた本作は、今回の再上映で
その評価をますます揺るぎないものにするのだと思う。私にとっても、生涯ベスト
の一本となった。

◆◇ 以下、内容とラストに言及しています


 闇に明りが灯るファーストシーンから、この映画は一貫して 「光と闇の拮抗」 
を描いている。光と闇、昼間部と夜間部、富める者と貧しい者。懐中電灯をお守り
のように手にする小四は、闇に必死で抗いながら生きるが、最後の最後で光を手
放し、闇の中へ堕ちてしまう。

 小四を演じ、本作で銀幕デビューした張震チャン・チェンは、初登場シーンから
ただならぬオーラを放つ。隠しようのない膝の長さと腰の高さ、小さな顔。声には
幼さが残るものの、眉間に寄る皺は40歳になった今と変わらない。思春期に本名
で実在の役、しかも非常に特異な役柄を演じた彼に、アイデンティティの危機は無
かったのだろうか。「僕が君を守るよ!」 という小四の叫びには、『リリィ・シュシュ
のすべて』 や 『高校教師』 を思い浮かべてしまった。しかしこの映画、一体どれ
ほどのフォロワーを生んだことだろう。

 どちらかといえば大人しく、成績も家族仲もよかった 「普通」 の少年。恋した
少女の不遇を嘆き、世の不平等、不公平を嘆いたやさしい彼が、一瞬、磔にされ
たイエス・キリストのように映るシーンがある。彼は自らを犠牲にしてでも、少女を
救いたかった。彼は決して小明を傷つけるつもりなどなかった。なのに、なぜ? 
私にはわからない。終盤、それまでほとんど登場しなかった信心深い次姉が小四
と関わり始めることが、鍵のような気がするのだけれど・・・。

 今は亡き監督、楊徳昌エドワード・ヤン。彼が一体どんな思いで、ラストシーンに
至る小四を撮ったのか聞いてみたい。監督は、自らを小四に投影しているに違い
ないから。

 もし、私がこの映画を25年前に観ることができていたならば、何をどう感じただ
ろう? 多分、次々に男を渡り歩いているように見える小明を、好きにはなれなか
ったと思う。しかし、今ならばわかる。彼女が生きてゆくためには、そうするしかな
かったのだということが。裕福な小馬の広い邸で、銃を手に無邪気に笑う小明を
見つめながら、私は理解した。この子はきっと、次は小馬の下へ行くのだろうと。
それは正しいことではないのかもしれない、しかし許されるべきことだと、今の私
ならわかる。

 子どもらしく、無邪気に恋することよりも、早く大人になることを求められた少女。
そして25年前ならば、これほどラストシーンに胸を締め付けられることもなかった
だろう。「89086」 と胸元に刺繍されたシャツを、じっと見つめる小四の母。日常的
な風景の中で、動かず、物言わぬその背中から溢れる絶対的な悲しみに、ただ涙
するしかなかった。

 台北の緑風、遠景からぼんやりと浮かび上がる2台の自転車。活き活きと描かれ
る脇役の少年少女たち。アーチ型の窓から差し込む陽光、日本家屋。私の大好き
な台湾映画は、全てこの映画と地続きなのだ。光と闇、それはまさしく 「映画その
もの」 であり、私は確信した。渇望され続けたこの映画こそが、「真の映画」 なの
だと。

クーリンチェ3

 ( 『牯嶺街少年殺人事件』 監督・共同脚本:楊徳昌エドワード・ヤン/
         主演:張震チャン・チェン、楊静怡リサ・ヤン/1991・台湾)

テーマ:☆.。.:*・゚中国・香港・台湾映画゚・*:.。.☆ - ジャンル:映画

[2017/04/24 23:54] | 映画 | トラックバック(2) | コメント(6) |
別の意味で面白かった。 『アシュラ』
 風邪をひいて少しシネマート心斎橋から遠ざかっていたら、『アシュラ』 が
今週末で終わってしまうではないか! 我らがファン・ジョンミンが出ているの
に!! 絶対この週末に観なくちゃだわ!!!

 というわけでクーリンチェ後、新装なったスタンダード・ブックストアで親の
敵か、ってくらい大量のローストチキンサンドを食べて落ち着きを取り戻し、
シネマートへリターン。

アシュラ

 一日一回上映となった件の 『アシュラ』 は席の埋まり具合もまばら。なのに、
ん?? 右隣に(普通の)お兄さんが座ってきたゾ。

 韓国映画 『アシュラ』 はかの国のお家芸(?)的政治家と検察、警察の汚職
と悪事、暴力を描いたバイオレンス。血糊の量はハンパなく、「痛タタタタ!」 な
描写のオンパレード。開始数分で早くも 「ぎゃあ~~~」 と思わず顔を覆って
いたら、ん?? 隣のお兄さんが私と同じ反応をしているゾ??

 その後も、チョン・ウソンがコップ食べたりチュ・ジフンが室長を突き落としたり
するたびに、お約束とばかりにお兄さん(おねえさん?)の乙女な反応は続く。
途中から、スクリーンよりお隣の反応が気になって、イタタなシーンで笑っている
ただのマゾ女になってしまった私だった。

 あー、面白かった。二重の意味で。おわり

テーマ:こんなことがありました - ジャンル:ブログ

[2017/04/23 22:22] | 映画雑談 | コメント(4) |
89086
 公開後すぐにでも観たかったのですが、風邪をひいてしまい。。(咳&鼻水で4時間はキツイ)
やっとやっと本日朝一、観て参りました。 『牯嶺街少年殺人事件』

 観了後、本当に久しぶりに感情が爆発してしまい号泣。(しかも、直後のトイレでも感情を立て
直せず、2時間後のチケットを買いに行ったカウンターで 「アシュラ」 とやっと言った後にも涙
ボロボロ。スタッフの方々がドン引きしていた^^;)

 エンドロールが短か過ぎるよ・・・。小四・・・。

小四

テーマ:☆.。.:*・゚中国・香港・台湾映画゚・*:.。.☆ - ジャンル:映画

[2017/04/22 23:44] | 映画雑談 | コメント(0) |
For the first time in my life!
先日、何と生まれて初めて 「ひとりで」 映画を観ました。
そう、映画館で 「ひとり」 だったのです客が、私一人!!!

長年映画館通いされている皆さまはとっくに経験済のことと思いますが・・・。
ひとり映画館、私は何故か居心地が悪かった。

 「私がいなかったら、投影しないよね? なんか悪い・・・」 と思ってしまって。
 「電気代がもったいない」 とかさぁ。。(小心者なんです)

観終わって、劇場スタッフの方に 「すみませんでした」 と謝ってしまった(笑)。
もちろんやさしいスタッフの方は 「とんでもないです、ありがとうございます」 と
言ってくださいましたが。

あ、ちなみに観た映画は 『クリミナル 2人の記憶を持つ男』 です。面白かったよ^^ 

クリミナル 2人の記憶を持つ男


テーマ:こんなことがありました - ジャンル:ブログ

[2017/03/25 23:38] | 映画雑談 | コメント(6) |
3.11 奈良東大寺二月堂 修二会(お水取り)
 3月11日、奈良東大寺・二月堂へ。

お水取り1

 修二会(お水取り)とは、関西では 「お水取りが終わるまでは~」 と、この時期
枕詞のように浸透している行事。今年で1266回、一度も途切れず続けられて来た
という 「不退の行法」。

お水取り3

 局にも入らせていただき、声明~練行衆の奏でる音楽のような祈りの言葉~に、
ひたすら頭を垂れる小望月の夜。

お水取り4

お水取り5

テーマ:こんなことがありました - ジャンル:ブログ

[2017/03/13 23:05] | 徒然 | コメント(4) |
ラ・ラ・ラッピングバス!
ラ・ラ・ラッピングバス

 土曜日の夕刻。本町での仕事を終え、御堂筋をなんばまで歩いていたら、どこ
からか “ANOTHER DAY OF SUN” が聴こえてきた。 あ!

 『ラ・ラ・ランド』 のラッピングバスだ! この週末に走っている、というのは知っ
ていたけれど、会えて本当にうれしい。

 「役者も観客も、自分の気持ちを代弁してくれる映画を探しているのでは。」 (池松壮亮)

 アカデミー作品賞は 『ムーンライト』 に譲ったけれど、『ラ・ラ・ランド』 最高!
何だか最近、日々明るい光が差していると感じるのは、春分が近づいているから
だけじゃない。この映画のサントラを、繰り返し聴いているからだと思う。

 さあ。あと何回、このマスターピースを映画館で観られるかな。

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

[2017/03/05 20:33] | 映画雑談 | コメント(0) |
念ずれば花ひらく
念ずれば

 四十九日法要があったお寺で、坂村真民先生の詩碑を見つけました。

  「念ずれば花ひらく」

 がんばれ受験生。あと少しだよ。

テーマ:こんなことがありました - ジャンル:ブログ

[2017/02/19 20:23] | 徒然 | コメント(2) |
みずうみの読書会
人生初の読書会に参加しました。

みずうみ

大阪市中央区谷町六丁目の 複合文化施設 萌(ほう) にある 「ことばをたべる
カフェ・みずうみ」
 さんにて。私はこの場所と、管理人・Sさんが大好きなのです^^

読書会のお題は、遠藤周作 『沈黙』! 小説は確か高校時代に読んだきり。映画は
もちろん初日に観ました。これは元文学少女(笑)の血が騒ぐ! 勢いで参加してしま
いました。

みずうみ2

 ↑ ↑  みずうみさん名物 漢字クッキー ↑ ↑

初対面の方ばかりでしたが私全く人見知りをしないので(笑笑)、エンジン全開で
しゃべらせていただきました。とっても楽しかったー。

これからはこういうイベントにも、ちょっとだけ勇気を出して参加したいな。

◆◇ ◆◇

鍵コメントを下さった方へ。
日々なんとか元気に生きてます。いつもありがとう!
また伺いますね^^

真紅拝

テーマ:活動報告やら色々 - ジャンル:小説・文学

[2017/02/03 20:12] | 読書 | コメント(0) |
A BRIGHTER SUMMER DAY
     台湾映画

この映画にどれほど焦がれたことか・・・。

DVDが出ていない、観られないとなると余計に思いは募るもの。
昨年春、クライテリオンから発売されたブルーレイをポチる寸前だったのですが、
ある方から 「英語字幕しかないなら、止めておいたら?」 とアドバイスを頂き。
いつか観られると信じて待っていました。
前売り券は(特典のクリアファイル目当てで)最速でGET。シネマート心斎橋さん、
まだレジにバーコードが入ってなかったという(笑)。

2017年3月、4Kレストア・デジタルリマスター、3間56分版公開。

試写ではインターミッションなしだったようですが、さてどうなりますか。

テーマ:☆.。.:*・゚中国・香港・台湾映画゚・*:.。.☆ - ジャンル:映画

[2017/01/22 22:40] | 映画雑談 | コメント(4) |
2017年 thinkingdaysのこれから。
 「観客が映画を見て涙を流すとすれば、それはスクリーンの中に観客自身の
  人生を映し出しているからです。監督が余計なことをする必要はない。
  どんな感情を抱くかは観客自身が決めることです」 (ステファヌ・ブリゼ)


さて。書こうか迷いましたが、先日姉が亡くなりました。
半年あまりの闘病でした。頑張りましたが年末年始に皆に会い、力尽きたようです。

姉が入院したとき、人生最大に落ち込みました。
「もって3、4ヶ月」 と告げられたから。
なんだか、映画の感想を書く気力もなくなってしまって・・・。今に至ります。

昔から周囲に気を遣い、弱みを見せないひとでした。
入院してからも、痛いとかしんどいとは決して言わず 「みんなによくしてもらって、
私は幸せよ」 と繰り返していました。
最後まで 「ありがとう、私は大丈夫」 と言い続け、私は 「また来るね」 と言って。

生まれてこの方、姉のいない 「世界」 を知らずに生きてきました。
これから先、この世界に馴染めるかどうかわかりません(多分死ぬまで馴染めない気がする)。

このブログは止めないので、ぽつぽつと何かは書いていくつもりです。
もちろん、映画を観ることも止めません(この半年間、映画に助けられてきました)。
いつかまた映画の感想を書く日が来るのかな。そのときはまたよろしくお願いします。

最後に、ゴールデン・グローブ賞授賞式でのメリル・ストリープ様の言葉を引用します。

 ”Take your broken heart, make it into art.”
                                            真紅拝

テーマ:新年のご挨拶 - ジャンル:ブログ

[2017/01/10 00:00] | 徒然 | コメント(16) |
2016 真紅のthinkingdays Best 10 of the movie
 改めましてこんにちは。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 年始恒例、昨年一年間に劇場鑑賞した作品からベスト10を選びました。
 昨年の新作劇場鑑賞は112本(前年比116.7%)。洋画87本(77.7%)、邦画
25本
(22.3%)。自宅では26本。全部で138本(前年比124.3%)。鑑賞本数が
増えたのは、感想を書かなくなった事で時間ができたからですね。いいんだか悪
いんだか。


◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇       


2016年映画ベスト10

① 湯を沸かすほどの熱い愛
② レヴェナント:蘇えりし者
③ ブルックリン
④ 君の名は。
⑤ すれ違いのダイアリーズ
⑥ シング・ストリート
⑦ オデッセイ
⑧ 淵に立つ
⑨ 聲の形
⑩ オーバー・フェンス


次点:エブリバディ・ウォンツ・サム!!
    さざなみ
    リリーのすべて

ワースト:ある天文学者の恋文


特別賞:ジプシーのとき
     ハッピーアワー



◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇    


①人生で一番泣いた映画かもしれません(泣ける映画がいい、という意味ではあり
ません、念の為)。マジで身の危険(脱水)を感じるほど。観終わって、私も主人公の
ように強く生きたいと思った。

②エマニュエル・ルベツキ。 レオ! トム・ハーディ!

③故郷を離れた 「女の子」 なら、わかってくれるよね? この涙のわけ

④実は今年(2017年)初映画はこれを再見。シネコンは満員(!)、しかも皆さん
物凄く集中して観られていて、そのことにも感動してしまった。

⑤この映画非の打ちどころがない。最高!

⑥ジョン・カーニーって、やさしい人だと思う。

⑦スターマン!

⑧イ・チャンドンもビックリの凄い映画だった・・・。浅野忠信の本気を観た。

⑨友だちとは? 自己顕示欲と自己嫌悪。トラウマ。贖罪。学校という場所に
いたことがある人、つまり全てのひとに刺さる部分がある作品。

⑩佐藤泰志原作の函館三部作最終章。あまり話題にならなかったけど、私は
好きだった。舞う蒼井優と空虚なオダジョーの、不器用な恋川本三郎さんの
感想が聞きたいなって思った。

ワーストは、観劇中スマホをいじり倒す主人公に対し不快感でいっぱい。トルナ
トーレ監督、どーしちゃったの??
 と叫びたかったマジで。

特別賞は、映画の神様クストリッツァと、5時間17分の新しい映画祝福します。

テーマ:年別ベスト映画 - ジャンル:映画

[2017/01/09 22:28] | 年間ベスト | トラックバック(10) | コメント(10) |
謹賀新年 ~2017~
  酉チェブ

 (少し遅れましたが)あけましておめでとうございます。
 皆さまよいお正月をお迎えでしょうか?
 私は今年も”every cloud has a silver lining.”と唱えながら
 日々過ごしたいと思っています。

 ちなみに、「2017」 は素数なんだそうですよ。

 昨年のベストも近々アップします!
 本年もどうぞよろしくお願いします♪
                               真紅拝

テーマ:新年のご挨拶 - ジャンル:ブログ

[2017/01/03 14:05] | 徒然 |
Mad Max Fury Road Black & Chrome Edition
MMFRBC.jpg

 まさかの劇場公開(泣)。観られますように!!

 2017年1月14日(土)~

テーマ:映画情報 - ジャンル:映画

[2016/12/15 20:16] | 映画雑談 | コメント(3) |
ベストテンの季節
気がつけば12月も半ば。激変の年だった2016年も暮れようとしています。
映画誌や各賞のベストテンが出始めています。オスカーレースも始まり、ワクワク♪

観た映画の感想を書かなくなって半年が経ってしまいました。早いなぁ。
今年は今日までに映画館で106本鑑賞しました。前半は例年通り、オスカー関連の
映画が素晴らしかったのですが、後半は邦画が圧倒的でした。こんなにいい邦画を
たくさん観たのって、ここ10年くらいでは初めてじゃないかな。

私のベストも邦画になりそうです。


     ベストテンの季節

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

[2016/12/13 07:58] | 映画雑談 | コメント(2) |
悲しくてやりきれない
胸にしみる空のかがやき
今日も遠くながめ 涙をながす
悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
このやるせないモヤモヤを
だれかに告げようか


 映画 『この世界の片隅に』 のエンドロールで、この詩が
 サトウハチローによるものだと改めて知りました。
 サトウハチロー、天才ですね。(加藤和彦も、もちろん)

 コトリンゴさんの音楽も素晴らしかったのですが、私はオダギリジョー
 バージョン
が好きで、繰り返し聴いています。(多部ちゃんのもいいですね)

悲しくてやりきれない

テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画

[2016/11/20 22:12] | 映画雑談 | コメント(2) |
前のページ | ホーム | 次のページ
真紅のthinkingdays


いつまでも青臭い映画好きでいたい。愛おしい映画と、忘れがたき本たち。ときどきカフェとか。 記事は基本的にネタバレあり。 どうぞご贔屓に♪

Recent Entries

Categories

What's New?

真紅

Author:真紅
Every cloud has a silver lining.

Recent Comments

Recent TrackBacks

Archives

My Favorite

Search this site

RSS

Thank You!