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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅   ★劇場鑑賞した映画はインスタにアップしています@ruby_red66

それぞれの欠落~『ひそやかな花園』

ひそやかな花園

 彼らがまだ小さな子どもだった頃、毎年必ず、夏にはキャンプに出かけた。
一緒にバーベキューをし、滝つぼに飛び込み、コーヒーにアイスクリームを
入れて飲んだあの日々。あれは何処で、どんな親子の集まりだったのだろう?

 「女同士の友情は成立するか」という問いに、明確にイエスと答えたと上野
千鶴子
氏を感嘆させた、角田光代氏の作品。隔絶された聖域のような場所
での「特別な」幼い子どもたちの日々、という題材に、思わずカズオ・イシグロ
わたしを離さないでを思い浮かべてしまった。彼らの「夏の記憶」が丁寧
に描写された後、それぞれ大人になった彼らは、自らの「生命の根源」につい
て知りたい、と願い始める。

 子どもを産む、産まないという命題は非常にデリケートで、百人百様の考え
方があると思う。21世紀の現在、生殖技術の向上はまさに「神の領域」を超え、
その進歩の速度に心(哲学や倫理)の部分がついて行っていない状態ではな
いだろうか?

 本作に登場する7人の「子どもたち」は、それぞれの内に欠落感を抱えて生
きている。しかし、その「欠落」は、出自によって奪われた特別なものではない。
人間ならば誰でも持ち得る不安。それでも、その欠落に何らかの意味を見出
そうとする彼らが切ない。自分は何者で、何処から来たのか・・・。それを知る
権利
は、誰にも侵されてはならないと思う。たとえ、「親」であっても。

 ( 『ひそやかな花園』 角田光代・著/毎日新聞社・2010)
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ジャンル : 小説・文学

2010-12-20 : 読書 : コメント : 6 : トラックバック : 1
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ひそやかな花園   著  角田光代
ひそやかな花園   著  角田光代 幼い頃、毎年サマーキャンプで一緒に過ごしていた7人。 ある日突然、キャンプはなくなった。 「あの集まりはいったい何だったのか?」 その後、何年かたち、 ...
2011-02-22 11:27 : ちょっとお話
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真紅さん、これ、読んだのね~
うーーん。角田さんファンではあるんだけれど、これはそれほどガツンと来なかったんだ・・・。
面白くないってわけじゃないんだけれども。八日目の蝉みたいな、強烈なものが無かったというか。今度、映画化までされるんだってね。びっくり。

最近角田さん、私生活はとてもお幸せそうで何よりだわん。
PS 最近、最後の忠臣蔵のタダ券をもらったので行って来たんだけど・・・。みなさん凄く良かったみたいなのに、私はそれほどじゃなくて、、、なんか悲しい気持ちなんだ~(^^ゞ
2010-12-22 09:02 : latifa URL : 編集
latifaさん、こちらにもコメントありがとう~。
私は角田さんの本ってほとんど読んでないんだけどね~、これで3冊目くらいかな?
まぁ、設定がちょっと無理やりっぽいところがあったかな。
映画化は知らなかった! 『八日目の蝉』の予告は何度か観たよ。
ええ~! 角田さん彼氏できたの? いいな~(いいな~って自分・・爆)。
『最後の忠臣蔵』とか、『武士の家計簿』とか、結構評判よさげだけど私は観る予定なしなんだ。
みんながいい、いいって言ってるのに自分だけよくなかったら、ちょっと落ち込むよね~、超わかるよ!
後ほど伺いますね。
2010-12-23 18:04 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、角田さんは、何年か前に、伊藤たかみさん?芥川賞取った人・・と結婚していたんだけど、3年くらい前に離婚されてたんだ。結婚生活は、多分3,4年くらいだったのかな(ゴメン正確に分からなくて)

その後、去年だか、10個以上年下のミュージシャンの人と再婚したんだよ~!!やるぅ~~~
2010-12-25 14:18 : latifa URL : 編集
latifaさん、こちらにもありがとう!
ええ~~!!マジで?!
伊藤さんと結婚、離婚されてたのは知ってるんだけど、再婚は全く知らなかった。。
しかも10コ以上年下の彼!? すごーい、角田さんやるぅ~♪
ミュージシャンと言えば、角田さんってリンドバーグのボーカルの女の子に顔が似てるっていつも思うよ^^
2010-12-25 16:52 : 真紅 URL : 編集
こちらにも。
こういう真相だったとは全然気づかなくって。
驚いたわ。子どもに関する
考え方は本当様々だものね。何が幸せかって言うのもわからないしね。専業主婦の紀子っていたじゃない?あの旦那が突然キレル様が恐かったよ。さっさと別れて正解だったわ.
私を離さないで・・・そうそうそれも思い出させるよね。あ・・・この映画の公開もそろそろね。
楽しみだよね。
2011-02-22 11:27 : みみこ URL : 編集
みみこさん、こちらにもありがとうございます。
驚きの展開でしたね。本当にあるんですかね、こういう話・・・。
そうそう、あの紀子のダンナさん酷かった。
でも、実際問題あんなに簡単に別れられるかな? とも思いました。
モラハラの被害者って、加害者に支配されてしまうんですよね、知らず知らずのうちに。。
『わたしを離さないで』、なんとか観れそうな劇場で公開なので、絶対駆け付けたいと思ってます!
2011-02-22 17:09 : 真紅 URL : 編集
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