いかにして詩人・銀色夏生は生まれたのか?~『銀色夏生 その瞳の奥にある自由』

詩人・銀色夏生による初めてのムック本。ロングインタビューからお馴染みの
家族写真、対談、一問一答など、ファンサービス満載の一冊。
最初は詩と写真に惹かれ、20年以上銀色さんの本(つれづれノート)を読み
続けていた私。でも実は最新刊の「つれづれ 19」は読んでいません。
前作「つれづれ 18」には「これはちょっと違うんじゃないか」っていう違和感
が大きく、近年は銀色さん自身の(文章の)魅力というよりも、カーカやさくち
ゃん(銀色さんのお子さんたち)の成長ぶりが知りたくて購読していたようなも
でした。だからもう、買ってまで読まなくていいかな、と。
しかし、このムックは発売を知ってから、ずっとずっと、楽しみにしていまし
た。もちろん発売日にゲット。付録のポストカードの写真、懐かしい!
一番うれしかったのは、銀色さんの詩の中で一番好きな「君のそばで会お
う」と「夢の嵐」が再録されていたこと。泣きました・・・。あと、一問一答の中の
「海」という詩にも、泣かされた。
巻末には本人による略歴もあり、いかにして詩人・銀色夏生が生まれたの
か? という謎(?)が解明された感じ。
これからも「つれづれ」シリーズは続いていくようだし、次はまた読んでみよ
うかな、、な~んて思ってしまう、私なのでした。
( 『銀色夏生 その瞳の奥にある自由』 銀色夏生・責任編集/河出書房新社・2010)
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