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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66

そこがいいんじゃない!~『みうらじゅんの映画批評大全 2006-2009』

みうらじゅんの映画批評大全

 雑誌『映画秘法』連載の、みうらじゅん氏による映画コラム集。「サブカル・キン
グ」
の異名を取るみうら氏らしく、洋邦、様々なジャンル(もしくはB級)映画への、
愛と憧憬がいっぱい詰まった一冊。

 まずは「まえがきにかえて」、この一文にめちゃめちゃカンドー&共感してしま
った。「私だけじゃないか?」と思ってしまうこと、私もあるもん。今をリアルタイム
にするために、無理して時間作って映画館に駆けつけるんだから。

「映画だって恋だろ? いくら評判が悪くたって、オレだけは素敵なところを見つ
けてやる自信があるんだよ!」
 ・・・ジーーーンン。←感動している

 しかし、あまりにも下ネタ満載映画評&イラストには、クククと笑いつつも、
ちょっとタジタジ。今は亡き水野晴郎センセイとの対談は、いくつになっても
臭く映画を語る
お二人に涙。色即是ねれいしょん渡辺大地くんに対しては、
ちょっと「おにいさん」なみうらさんがいたりして。。

 正統派のシネフィルの方々や、評論家は絶対に読まない本かもしれない。
でも、そこがいいんじゃない!?

( 『みうらじゅんの映画批評大全 2006-2009 そこがいいんじゃない!』/洋泉社・2010)
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テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

2010-05-12 : 読書 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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真紅さま こんにちは。
みうらじゅんさんの映画批評本!すごい、読みたい!あの町山さんの人生の師匠ですからさぞかし‘濃い内容’なのかも?数年前までみうらさんはときどきラジオで「勝手に映画批評」をやってて、映画館で映画を観るときは「自分が統計をとらねば!」と思って、メモをとりながら映画を観るのですって。たとえば『愛の流刑地』だったら「濡れ場は何回あった」とか(笑)「ベッドでは敬語を使うべし」とか(笑)。映画好きの人はけっして観に行かないだろう映画をわざわざ一人で観に行くのが好きなのだと話してましたよ。となるとこの本の内容は・・・みうらさんが選んだ映画の中に真紅さんがお好きな作品はいくつありましたか?私もこの本さがしに本屋さんに行ってみようv-30(笑)。
ご紹介ありがとうございます~♪
2010-05-12 22:42 : メグ URL : 編集
メグさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
『愛ルケ』の批評も載ってますよ~。あと、BBMも。イジられてますよ。
私は観ていない映画のほうが多いくらいだったかもしれません。結構邦画が多いんですよね。
でも、ちゃかしてる内容が多い中で、『グラン・トリノ』とかすっごく真面目に褒めてるのが印象的でした。
イラストがまた笑えるんですよね。。でも、これ↑にも書いてますが読んでる人ってどれくらいいるんでしょうね?
私も統計取りたいです(笑)。
メグさんも、もしよければ読んでみて下さい。恐る恐るですがオススメします(爆)。
2010-05-13 21:43 : 真紅 URL : 編集
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