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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅   ★劇場鑑賞した映画はインスタにアップしています@ruby_red66

乗れませんでした~『グエムル-漢江の怪物-』

20060917051723.jpg

殺人の追憶』『ほえる犬は噛まない』のポン・ジュノ監督の新作で、随分前から
楽しみにしていた本作。おなじみソン・ガンホペ・ドゥナが主演と聞くや、期待
も高まるというもの。韓国では興行記録を大幅に塗り替える超特大ヒットになって
いるらしい。しかし日本ではいまいちパッとせず、何やらクリーチャーの盗作疑惑
まで持ち上がっている。これは絶対にこの眼で確認せねば。。
 韓国映画を劇場で観賞するのは半年振り。3月に『美しき野獣』を観て以来、す
っかりご無沙汰していた。それまで約2年間韓国映画漬けだったのに、山で遭難
てしまって・・。韓国語の響きが懐かしい。

 ソウルの漢江沿いで売店を営むパク一家。突然現れた謎の怪物に、怠け者の長男
カンドゥ(ソン・ガンホ)の娘ヒョンソ(コ・アソン)がさらわれる。怪物から病
原体ウィルスが発見され、カンドゥらは隔離されるが、ヒョンソから携帯に着信が
入り・・・。怪物とパク一家との戦いの結末は如何に? というのがストーリー。

★以下ネタバレあります★

 結論から言うと、私はこの映画に乗れなかった。モンスターパニック映画であり
つつ、家族の結束を描く人間ドラマでもある、はずなのであるが、今回その人間ド
ラマの部分が首を傾げたくなる感じなのだ。グエムルの造形やVFXは凄い。『ジュ
ラシック・パーク
』の世界もここまで来たか、全く不自然でないグエムルの動き、
怖すぎる。盗作疑惑については、元ネタになったという作品を知らないし、怪物な
んて似たりよったりだと考える私のような人間には、そんなことは気にならない。
まぁ、グエムルの口元(?)が『エイリアン』みたいだなぁ、とは思ったが・・。
デモや環境問題や賄賂や家族で囲む食卓など、韓国らしさ満載の映画なのだけれど、
どうもパク一家の絆や、ヒョンソが生き残っている理由がわからない。冒頭で古い
携帯を登場させておいて、その携帯で連絡がある、というところも解せない(防水
機能付き?まさかね)。存在そのものが、もはや画になる(笑える?)ソン・ガン
は相変わらず存在感十分だし、次男ナミルのパク・ヘイルや一家の主・ピョン・
ヒボン
も悪くない。しかし、肝心の長女ナミル、ペ・ドゥナ輝きがない!子役の
コ・アソンの方が光っていたと思う。ラストの食卓で、カンドゥがセジュと食卓を
囲んでいるのはいい。カンドゥが改心して髪を切り、再出発したということなのだ
ろう。ではナミルやナムジュは何処へ行ったのだ? これも納得行かない。

 社会と弱者(パク一家)とのギャップや、アメリカに対するアンチテーゼなども
盛り込みつつ、ユーモアも忘れない作劇は確かに面白いと感じる人もいるだろう。
評価の高い作品だし、ニューヨーク・タイムズに楯突く気は毛頭無いが、私は駄目
だった
乗れなかった。期待していた分、とても残念だけれど・・。
 もしかしたら、今の自分が求めているものと『グエムル』の方向性が違っている
だけだったのかもしれない。『マイアミ・ヴァイス』を観てコン・リー姐さんを拝
んだ方がよかったのかな。。などと思いつつ、帰路についたのでした。
 あ、でも『トンマッコルへようこそ』と『王の男』は絶対観ますよ!

(『グエムル-漢江の怪物-』監督:ポン・ジュノ/主演:ソン・ガンホ、
                 パク・ヘイル、ペ・ドゥナ/2006・KOREA)
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テーマ : グエムル-漢江の怪物-
ジャンル : 映画

2006-09-17 : 映画 : コメント : 19 : トラックバック : 5
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グエムル 漢江(ハンガン)の怪物
【映画的カリスマ指数】★★★☆☆ 立ちはだかる、さまざまな゛怪物゛ 
2006-09-18 22:07 : カリスマ映画論
「グエムル 漢江の怪物」ポン・ジュノ
「殺人の追憶」の中でソン・ガンホ演じるトゥマン刑事の台詞に「アメリカの刑事は頭を使うが韓国の刑事は足で走るしかない」(適当)というのがあったがまさしくこの映画の中でカンドゥ=ソン・ガンホは頭を使う事もできないまま走り続けるのだった。 始まってすぐ漢江沿
2007-01-31 21:13 : 藍空放浪記
グエムル 漢江の怪物
2006年 韓国 2006年9月公開 評価:★★★★☆ 監督オリジナルストーリー
2007-02-12 02:28 : 銀の森のゴブリン
グエムル-漢江(ハンガン)の怪物-
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2008-01-24 20:43 : ☆彡映画鑑賞日記☆彡
グエムル
「グエムルー漢江の怪物ー」を見ました。パニック映画はあまり得意ではないのですが……。ペ・ドゥナ目当てで見ました。上記のシーンは車に...
2009-12-27 10:36 : memphis blues again
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真紅さん、こんにちは。
『グエムル』、いまいちでしたか~。確かに‘???’というところが多かったような・・・。でもわたしはわりと好きでしたよん。捜索に疲れきってお店に帰ってきた4人が食卓を囲む場面、いつの間にかその中にヒョンソも加わっていて、みんなが彼女に食べ物をあげていたのがすごく印象に残っています。それにしても弟と妹はほんとにどうなったんだろう~?
『美しき野獣』の方はどうでしたか?わたしはこっちはダメだったんです・・・。でも『トンマッコル』と『王の男』は楽しみ!(‘王の男’が意味するところ・・・もしかしてずばりそういうことなの!?とドキドキしてしまったわたしです~。)
それではこの辺で。
2006-09-17 18:44 : かいろ URL : 編集
かいろさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうなんですよね、あの場面でいかにヒョンソが家族皆に可愛がられ、大切な存在だったかがわかる場面だったと思うのですが。
ラストはあの場面と対になっているのかな、と考えると、彼女がいなくなったことで家族がバラバラになってしまったという暗示なのかな、と思ったり・・。
私のこの映画に対する結論(総括?)は、「監督は、結局怪物がうまく描ければそれでよかったんだな~。。」です。
『王の男』はね~、イ・ジュンギくんを観なきゃ!ですよね。
ではでは、またお話して下さい。ありがとうございました~。
2006-09-17 19:25 : 真紅 URL : 編集
こんばんわ!TB&コメントありがとうございました!
私はもともと韓国映画は苦手なんですが・・・やっぱこの作品、ダメでした。一応3つ★はつけていますが、かなり優しめにつけたものです。この作品は『マイアミ・バイス』と同じ日に鑑賞しましたが、私はマイアミのほうが好きでしたよ。他の方々は全く逆で、グエムルの評価がかなり高めで、マイアミは評判がよくないみたいですが・・・(泣)
2006-09-18 03:07 : 睦月 URL : 編集
睦月さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
みんなが褒めてるのに自分だけ「?」だと、なんか不安になるときってありますよね。
日本人の「横並び意識」ってやつでしょうか。
でも、自分のブログなんだし、気持ちを曲げたり作ったりせずに書いていきたいですよね。
『マイアミ・バイス』、アジアの華コン・リーお姐さんがすっごくキレイだって聞きましたよ!
私も観たいです。では、また遊びにいらして下さいね。ありがとうございました。
2006-09-18 19:06 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、お久しぶりです。
『グエムル-漢江の怪物-』、楽しみにしていて、早々に観に行きました。
割と悪い評判を聞いていたのですが、私は中々面白かったと思います。
前2作に比べるとイマイチですけど、ラストシーンの川岸の掘立て小屋に雪、銃を手放さないカンドゥ。エンドロール最後の怪物の泣き声が「らしい」なぁ~と。
ちなみにラストでナミルとナムジュがいないのは、以前から彼らは離れて暮らしてるのではないかと私は思っていました。どうなんですかね?

「マイアミ・バイス」は普通に面白かったです。
しかし、ワイルドなコリンよりクールなジェイミーより美しいコン・リーより一番印象に残ってるのが、コリン達の仲間の超カッコイイお姉さんだったりします。確実にコリンたちより腕利きです。

最近凄~く楽しみにしてたのに、観て乗れずにがっくりだったのは「ゆれる」です。こちらは世間の評判はいいのに私はダメでございました。残念!
2006-09-18 19:39 : ライチ茶 URL : 編集
ライチ茶さん、こんにちは。お久しぶりですね、お元気でしたか? 広島は大雨で大変だったようですが、大丈夫でしたでしょうか。コメントありがとうございます。
『グエムル』、期待が大き過ぎたせいか?、ワクワクもドキドキもしませんでして・・。残念至極です。
でもポン・ジュノには一目置いているので、次回作に期待します。
『マイアミ・バイス』は面白そうですね、私は『コラテラル』未見なので観てからのほうがいいかな?とか思っています。
『ゆれる』は絶対観たかったのですが(オダジョー好きだし)、時間が合わなくて断念しました(泣)。
この映画もほとんど絶賛の評しか聞こえてきませんよね・・。でも人それぞれですから!気にしない気にしない。
またいらして下さい、お待ちしております。ではでは、ありがとうございました。
2006-09-18 23:07 : 真紅 URL : 編集
真紅さま、こんばんは~♪
おお、私これ早く見たくてたまらないのに、全然時間がとれずヤキモキしておりました。レビュー全部読ませていただきたいのを、ぐっと堪えております。監督の前2作は物凄く面白かったですね~。
2006-09-19 23:12 : 武田 URL : 編集
武田さま、こんにちは。コメントありがとうございます。
私もすごく楽しみに観に行ったのですが・・。ちょっと合わなかったです。期待し過ぎたかも?しれません。
でも観られた方々の評価は高いようですから、武田さまは気に入られるかもしれません。
観られたら是非感想を聞かせて下さいね!
2006-09-20 08:03 : 真紅 URL : 編集
真紅さんコメントありがとう
真紅さんのブログを読みましたが、全く同感であります。
潔いレビューで感心しました。
皆の評価が高いのは、ポン・ジュノ監督だからではないのでしょうか。
だぶんに思い込みもありますよね。
2006-09-20 21:38 : ケント URL : 編集
ケントさま、初めまして。拙ブログへようこそ!コメントありがとうございます。
「潔い」とはもったいないお言葉・・、ありがとうございます。
この作品、みんな褒めるけど私は「??」という感じでした。何この盛り上がりの無さ?みたいな・・。
でも映画館ガラガラでしたよ~、私の後ろのカップルさん中座してましたし(笑)。
批評家、評論家の方でよくなかったと言ってる人いるのでしょうか? いたらお話してみたいです。
ではでは、是非また遊びにいらして下さい。
2006-09-20 22:12 : 真紅 URL : 編集
TBありがとう。
僕も、まったく、乗れませんでしたね。
どうも、ペ・ドゥナがさ、インタビューの様子見ても、作り笑いしているような気がするんだよなぁ。
2006-09-27 00:49 : kimion20002000 URL : 編集
kimionさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
私も見たかったです、ペ・ドゥナの作り笑い(笑)。
映画冒頭で、茶色の空き瓶(毒薬を流したもの)がズラーっと並んでる画にはワクワクして、「さ、始まるぞ~!」と思ったのですが・・。
あの場面が私的にはピークでした。残念。。
またお話させて下さいね。ありがとうございました。
2006-09-27 08:32 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんにちは~
遅まきながら週末に観ました。
残念なことに、私も真紅さんと同じで乗れませんでした。
まずのっけから「劇薬を流しに捨てなさい」があまりに唐突で何の説明も無しですもん。
それからいくつも??が連続して…
真紅さんも??がかなり有った様ですね。
せっかくのソン・ガンホでしたのにね。
あ、話は変わりますがシン・ハギュンも出ている『ガン&トークス』が良かったです♪
彼、表情が豊かでいい役者さんですね!
2007-07-10 01:12 : fizz♪ URL : 編集
fizz♪さま、こんにちは。コメントありがとうございます!
ご覧になったのですね。この映画、とにかく大絶賛されていますので、乗れなかった自分に結構落ち込んでいたのですよ・・。
体調が悪かったのかな~、とか思ったりして。
でも、どんなに世間の評価が高くても、やっぱり乗れない映画ってありますよね。
そのときの気分とか、睡眠不足とかね(笑)
『ガン&トークス』はすっごい前に観ました、もちろんビンくんとシン・ハギュン目当てで!
いい役者さんだと私も思います。新作の話は聞こえてこないですが、何かあるのかな?
また面白い映画あったら教えて下さいね!ではでは~。
2007-07-10 09:56 : 真紅 URL : 編集
これダメでした?
私はね、逆にこのアメリカをコケにするブラックユーモアと、そして娘を助ける!の思いだけで、がむしゃらに突っ走るあの一念。きっと邦画だったら途中で嘆いたり、感傷的なムードになるのだろうけれど、ひたすら怪獣に向って肉体でもってぶつかっていく。最後までアメリカをコケにし続けるところも揺ぎ無く、安易なハッピーエンドになんかで誤魔化さない。その一本筋金入った批判精神をベースに、こんな形で人間の底力を見せつけた作品だと思ったわ。日本ではここまでもっていけず、きっと安直で感傷的に終るような作品になったと思う。これって家族愛をテーマと言いながら、すごい社会批判精神に満ち満ちた作品だよ。日本のぬるま湯を痛感したわ。とはいうものの、映像の好みは分かれると思うけどね(笑)
2008-04-01 20:03 : シュエット URL : 編集
もうちょっといい?
>モンスターパニック映画でありつつ、家族の結束を描く人間ドラマでもある
これね、きっと私って右脳右脳タイプなんで直感でしか語れないんだけどね、これって、私はモンスター映画でも人間ドラマでもないと思う。すくなくとも私はそんな風に見なかった。そんな映画ではないと思う。映画評としてはこういう言葉になるのかもしれないけれどね。父親も兄さんも社会の落ちこぼれだよね。弱者である彼ら。そんな彼らが家族の愛だけで、その精神でもって、武器も持たず我が身一つ<=人間の尊厳>で、怪獣<=国家であり体制であり。アメリカを象徴するもの>に立ち向かう。人間性を高らかに謳った映画だと思う。最後は矢折れ力尽きるんだけどね。でも最後までその精神<=娘への愛>を貫き通した。
私この作品に流れる精神性に、日本とっくに負けてるって思った。
2008-04-01 20:27 : シュエット URL : 編集
シュエットさま、こちらにもコメントありがとうございます。
そうなんです、私これは乗れなかったんですよ~。
監督の『殺人の追憶』にガツーーーーンとやられた身としては、待ちに待った新作!だったのですが、期待しすぎたのでしょうか・・・。
「体調が悪かった」ということにしていますが、シュエットさまのおっしゃる「批判精神」を読み取れなかったのだと思います。
ほとんどの映画ブロガーさんは大絶賛されているので、私の目が曇っていたのだと思います。
う~ん、残念です・・・。なんか、損した気分(笑)。
ではでは、またです~。
2008-04-02 07:26 : 真紅 URL : 編集
こんばんは。毎日寒いですね。(今日は冬至だったそうで)
真紅さんは「グエムル」はあまり楽しく見れなかったようですが……。
私の好きなシーンは、病院から逃げ出すとき、車に乗り遅れたペ・ドゥナがお兄さんに「早く乗れ」と引っ張り上げらるとき、一瞬目を丸くするところです。かわいかったなぁ。
ペ・ドゥナが見たくて見た映画なので、彼女の出番が少なかったのが残念でした。
2009-12-23 00:30 : Bell Bottom Blues URL : 編集
Bell Bottom Bluesさん、こんにちは~。メリー・クリスマスです、コメントありがとうございます。
この映画観たとき、ちょっと体調が悪かったのかもしれません(汗)。
評価が高い映画ですので、私の感想はお気になさらず。。。
ペ・ドゥナはあまり活躍しませんでしたよね~。
そこもちょっと不満でした。
でも、久々に再見したら面白く観られるかも、と、今は思っています。
2009-12-24 19:46 : 真紅 URL : 編集
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