迷宮劇場~『脳内ニューヨーク』

SYNECDOCHE, NEW YORK
NY在住の人気演出家ケイデン(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、画家の妻
アデル(キャサリン・キーナー)と4歳の娘オリーブと暮らしていた。9月22日、
朝7時44分。平凡な朝の目覚め。だがどこか、何かが違う…。
「天才」脚本家、チャーリー・カウフマンの監督デビュー作。彼が書いた『エタ
ーナル・サンシャイン』は大・大・大好きで、真紅的殿堂入りしている映画。だか
ら本作も、とっても期待して待っていました。しかしこれはもう、思った以上に
「作家性」大爆発、カウフマン節全開の作品。これは観る人、選ぶだろうな~。
劇場はレディースデーにもかかわらず、ガッラガラ(泣)。豪華キャストなのに
ね。。観た方それぞれ、解釈が異なる映画だと思う。で、私の解釈はと言うと…。

映画冒頭、ケイデンが目覚める。寝ぼけ眼で新聞を取りに行く彼を、老人が通り
の向こうから見ている。「死神か?」と思うんだけど、彼はケイデンの人生の節目
節目に現れ、後にオーディションを経てケイデンのお芝居に俳優として参加する。
「君をずっと観察していた。君を演じられるのは僕だけだ」と言いながら・・・。
新聞の日付や賞味期限で過去と現在、未来が混沌とし始め、ケイデンは心も
身体も病んでいく。次々と周囲の人が去ってゆき、満身創痍で舞台を作り続け
るケイデン。「一体いつ上演するんだ? 17年も経ったぞ!」というセリフで、ケイ
デン自身も、観ている我々も時間の感覚を取り戻す。ただ、それも一瞬のこと。
ボックスオフィスでチケットの売り子だったヘイゼル(サマンサ・モートン)はケイ
デンのアシスタントとなり、お抱え女優だったクレア(ミシェル・ウィリアムズ!)
とは娘までもうけながら別れてしまう。ケイデンの作りたい芝居は自分の人生
そのもの、だから身近な人間の「コピー」を作り、時制だけでなく現実と虚構まで
が混沌とし始める。俺があいつで、あいつが俺で・・・。
ケイデンが眠りにつくラストシーン、全ては彼の妄想、というか夢だったのか?
という気がした。ファーストシーン、ベッドの中にいたケイデンは既に死んでいて、
描かれる全ては黄泉の国にいる彼が見た幻だったんじゃないか、と。人は二度
死ぬ、と言われます。一度目は肉体的な死、二度目はその人を覚えているもの
が全て亡くなったとき。すなわち「記憶からの死」ですね。ラストのケイデンの死
は、彼の二度目の死だったのではないか、と・・・。
ちなみに原題の”SYNECDOCHE”とは、「提喩による修辞法」のことだそう。
更に「提喩」とは、比喩法の一つで、全体と部分との関係に基づき、「花」(全体)
で「桜」(部分)を、「小町」(部分)で「美人」(全体)を表現すること、とわかれば、
そんなに小難しいことでもないんだな~、って思える。我々も無意識に使って
いる修辞法なんだけど、この映画のストーリーを思えば、なるほど、と納得す
る感もあり。。上手く言えないんだけどね。

サマンサ・モートンとエミリー・ワトソンが意外と似ている、っていうのは
新しい発見。とにかくキャスティングが渋い! PSHの妻はキャサリン・キ
ーナーだし、ミシェル・ウィリアムズも彼女自身に重なる役柄がピッタリ。
ダイアン・ウィーストが登場するに至っては、ああ、これはやっぱりニュー
ヨークの映画だな、と思ったのでした。
しかしこの映画、繰り返しますが解釈・評価が千差万別でしょうね。とても
「面白い!」とは言えないけれど、何かを感じさせる、考えさせられる映画
であることは間違いないでしょう。劇中、カウフマンが美術スタッフとしてカメ
オ出演していたと思うのだけど、記念すべき監督デビュー作品、愛着あるん
だろうな~って、微笑ましかった。これから皆さんの感想、伺うのが楽しみ
です。
(『脳内ニューヨーク』 監督・製作・脚本:チャーリー・カウフマン/
主演:フィリップ・シーモア・ホフマン、サマンサ・モートン/2008・USA)
- 関連記事
-
- 冒険しようよ~『カールじいさんの空飛ぶ家』【3D・吹き替え版】 (2009/12/10)
- 迷宮劇場~『脳内ニューヨーク』 (2009/12/04)
- 名誉なき野郎ども~『イングロリアス・バスターズ』 (2009/12/01)
スポンサーサイト
trackback
Charlie Kaufman(チャーリー・カウフマン)原作・監督の暗い映画がSynecdoche New York(脳内ニューヨーク)。 確かに日本語の題名は映画の内容を表現してますが、明るいイメージとポップなHPは鬼才の難解な作品とは正反対です。今回はPhilip Seymour Hoffman(フィリ...
2009-12-03 20:34 :
Akasaka high&low
『マルコヴィチの穴』の脚本家、鬼才チャーリー・カウフマンの記念すべき初監督作品。プロデューサーにこれまた『マルコヴィッチの穴』のスパイク・ジョーンズが参加している。主演は『パイレーツ・ロック』のフィリップ・シーモア・ホフマン。現実のニューヨークの広大な...
2009-12-03 21:10 :
LOVE Cinemas 調布
監督・製作・脚本: チャーリー・カウフマン
キャスト
ケイデン・コタード☆フィリップ・シーモア・ホフマン
ヘイゼル☆サマンサ・モートン
クレア☆ミシェル・ウィリアムズ
アデル☆キャサリン・キーナー
タミー☆エミリー・ワトソン
エレン☆ダイアン・ウィ...
2009-12-03 21:12 :
あーうぃ だにぇっと
チャーリー・カウフマンは映画監督としては全くダメだと痛感した作品でした。やはりこの方は脚本家に専念すべき才能です。監督としては演出がダメダメなうえに、脚本のバランスもムチャクチャ。奇想天外な脚本家としてその地位を確立した彼だけに、本職の脚本までダメにな...
2009-12-03 21:55 :
めでぃあみっくす
脳内ニューヨーク公式サイト
脳内ニューヨークSYNECDOCHE,NEW YORK
2008アメリカ
監督・脚本:チャーリー・カウフマン
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、サマンサ・モートン他
最近時間があるのでいろいろと映画を観ており、
結果感想文がまったく追いつか
2009-12-03 21:58 :
Mani_Mani
批評家受けが良くても一般受けがいいとは限りません{/light/}
1999年 「マルコヴィッチの穴」、2001年「ヒューマンネイチュア」製作/脚本 、
2002年  「コンフェッション」脚本 、「アダプテーション」製作総指揮/脚本、  
2004年「エターナル・サンシャイン...
2009-12-03 22:03 :
我想一個人映画美的女人blog
2008年:アメリカ映画、チャーリー・カウフマン監督・製作・脚本、アンソニー・ブレグマン、スパイク・ジョーンズ、シドニー・キンメル製作、フィリップ・シーモア・ホフマン、ミシェル・ウィリアムズ、サマンサ・モートン、キャスリーン・キーナー、エミリー・ワトソン出...
2009-12-03 23:24 :
~青いそよ風が吹く街角~
脳内ニューヨーク 290本目 2009-50
上映時間 2時間4分
監督 チャーリー・カウフマン
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン サマンサ・モートン ミシェル・ウィリアムズ キャサリン・キーナー エミリー・ワトソン
会場 シネマライズ
評価 4点(10点満点)
...
2009-12-03 23:38 :
メルブロ
Synecdoche New York [Original Motion Picture Soundtrack]◆プチレビュー◆摩訶不思議系エンタテインメント。内容はひとりよがりだが、カウフマンの非凡な才能が垣間見える。 【65点】 NYに住む人気劇作家ケイデンは、ある日突然、妻と娘が出て行き途方に暮れる。
2009-12-03 23:53 :
映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP
ニューヨークの人気劇作家も人気脚本家も遠い存在なのに、その脳内世界は案外と身近。
ニューヨークに住む人気劇作家ケイデン・コタード。妻アデルが娘を連れて家を出て行ってしまい、原因不明の体調不良にも悩まされ・・・。お待ちかねの鬼才チャーリー・カウフマンの...
2009-12-04 08:04 :
かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
シネマ・ポイントカード(会員証)の期限更新を兼ねて、『脳内ニューヨーク』をシネ・リーブル神戸にて17:20から。『マクロスF』は大入りのようですが、こちらは10数人。女性の一人客が多いのが意外ですね。 Story ケイデン・コタードは、ニューヨークに住む人気劇作家...
2009-12-04 15:41 :
健康への長い道
絡まった糸は必ずしもほどく必要はない。「エターナルサンシャイン」等の脚本家C.カウフマンの初監督作品。このグループといえば、M.ゴンドリーが作った「恋愛睡眠のすすめ」はまったく好きになれなかった。独特の世界がハマるかハマらないか、当たり外れが大きいのを覚悟...
2009-12-04 22:15 :
☆ EL JARDIN SECRETO ☆
{/kaeru_en4/}こんなところに帽子屋があるとは知らなかったな。ひとつ、新調するか。
{/hiyo_en2/}あなたの場合、帽子よりそれを被る脳ミソを新調したほうがいいんじゃないの?
{/kaeru_en4/}ああ、どうせ俺の脳の中はフニャフニャよ。
{/hiyo_en2/}きっと、ぬるま湯のお
2009-12-05 08:49 :
【映画がはねたら、都バスに乗って】
原題は、synecdoche new york 。
「マルコヴィッチの穴」Being John Malkovich、「エターナル・サンシャイン」Sunshine of the Spotless Mindの脚本家チャーリー・カウフマンが初監督。
これは期待しないわけにはいかない!
今年06月17日にも、「期待の映画、チャーリー・...
2009-12-06 17:58 :
日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
チャーリー・カウフマン脚本作というと以下の5本
?「マルコヴィッチの穴」99年・監督スパイク・ジョーンズ
?「ヒューマンネイチュア」01年・監督ミシェル・ゴンドリー
?「アダプテーション」02年・監督スパイク・ジョーンズ
?「コンフェッション」02年・監...
2009-12-07 19:09 :
It's a Wonderful Life
原題:SYNECDOCHE, NEW YORK
人生には“何か”あるはず
2回鑑賞しましたが・・・・・。不覚にもウトウト状態(汗)決して作品が嫌いではなかったのだけれど。結論から言えば、どうも相性が悪かったような気がします。
『マルコヴィッチの穴』や『エターナル・サンシャ...
2009-12-12 00:28 :
銅版画制作の日々
理想のニューヨークを本物のニューヨークの中に作る__人生に絶望した男の途方もない挑戦を描く奇想天外な物語。
「マルコヴィッチの穴」や「エターナル・サンシャイン」などの奇想天外なストーリー展開で知られる人気脚本家チャーリー・カウフマンの監督デビュー作で、...
2010-01-29 18:36 :
パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
『マルコヴィッチの穴』、『エターナル・サンシャイン』でおなじみの脚本家チャーリー・カウフマンが、初めてメガホンを取った映画『脳内ニューヨーク』。
天才脚本家、天才監督にあらずというところでしょうか…。
アイデアはいいと思うんですが…。
<STORY
2010-05-06 23:39 :
Viva La Vida!
『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』の脚本家、チャーリー・カウフマンが監督デビューを果たすエンターテインメント・ムービー。人生に行き詰った人気劇作家が、自分の人生を再生す...
2010-11-14 02:33 :
サーカスな日々
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
2009年アメリカ映画 監督チャーリー・カウフマン
ネタバレあり
2011-02-09 19:27 :
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
さるおです。 『SYNECDOCHE, NEW YORK/脳内ニューヨーク』を観たよ。 シネクドキというのは、提喩(ていゆ)というやつですね。モノの捉え方に上位と下位がまずあって、どっちかでどっちかを表すタイプの比喩のことです。 靴履かないで飛び出してっちゃったよ、なんつって…
2011-06-15 18:40 :
さるおの日刊ヨタばなし★スターメンバー
コメントの投稿
コメントありがとう♪
確かに評価は分かれますねぇ。といっても評論家や文化人の皆様方は超大絶賛ですけどね。(苦笑)私は正直言って理解できてないです。だからこれを「面白い」とはとても言えないです。ただ不思議な魅力を感じたのも事実ではあります。これはきっとDVDが出たらそれも1週間レンタルになったら借りて何回か観ないとダメでしょうねぇ。^^;
確かに評価は分かれますねぇ。といっても評論家や文化人の皆様方は超大絶賛ですけどね。(苦笑)私は正直言って理解できてないです。だからこれを「面白い」とはとても言えないです。ただ不思議な魅力を感じたのも事実ではあります。これはきっとDVDが出たらそれも1週間レンタルになったら借りて何回か観ないとダメでしょうねぇ。^^;
2009-12-04 00:05 :
KLY URL :
編集
真紅さん、こんにちは。
観客を思索に導いてくれる映画って素晴らしいと思います。
そもそも自分が見ている世界は自分の思考が照らし出されたものなのだ。
以前はニューヨークといえばウディ・アレンだったんですが、NYつながりでアレン的に神経症なところが好みだったりしました。
映像表現的にはファンタジックなゴンドリーがより好みなんですけどね。
でも、これはこれでカウフマンワールドを堪能。
観客を思索に導いてくれる映画って素晴らしいと思います。
そもそも自分が見ている世界は自分の思考が照らし出されたものなのだ。
以前はニューヨークといえばウディ・アレンだったんですが、NYつながりでアレン的に神経症なところが好みだったりしました。
映像表現的にはファンタジックなゴンドリーがより好みなんですけどね。
でも、これはこれでカウフマンワールドを堪能。
KLYさん、こんにちは~。コメントとTBありがとうございます♪
KLYさんちにTBができなくてホント、残念です。
さて。この映画褒めてる映画サイトの評、読んだのですけど意味不明でした(笑)。
偉い(?)評論家の方が何を言おうと、感じるのは自分自身ですからね~。
ホント、「面白い」とは口が裂けても言えないですが、何かを考えさせる、感じさせてくれる映画であった、それだけでも観た価値があったと私は思いました。
DVDで再見できたらいいですね!
KLYさんちにTBができなくてホント、残念です。
さて。この映画褒めてる映画サイトの評、読んだのですけど意味不明でした(笑)。
偉い(?)評論家の方が何を言おうと、感じるのは自分自身ですからね~。
ホント、「面白い」とは口が裂けても言えないですが、何かを考えさせる、感じさせてくれる映画であった、それだけでも観た価値があったと私は思いました。
DVDで再見できたらいいですね!
かえるさん、こんにちは! コメントとTBをありがとうございます。
思索に導いてくれる映画、、本当にそうですね!
thinkingdaysとブログタイトルに標榜しているワタクシ、もっともっと考えさせてくれる映画を観なくては!
カウフマンはアレンよりも更に神経が衰弱してると言うか(笑)、我が道度が高いと感じました。
これゴンドリーが撮ったらどんな感じでしょうね? もうちょと箱庭的な映像になってるかも。
スパイクが本作よりも撮りたかったという『かいじゅうたちのいるところ』も楽しみです♪
思索に導いてくれる映画、、本当にそうですね!
thinkingdaysとブログタイトルに標榜しているワタクシ、もっともっと考えさせてくれる映画を観なくては!
カウフマンはアレンよりも更に神経が衰弱してると言うか(笑)、我が道度が高いと感じました。
これゴンドリーが撮ったらどんな感じでしょうね? もうちょと箱庭的な映像になってるかも。
スパイクが本作よりも撮りたかったという『かいじゅうたちのいるところ』も楽しみです♪
真紅さん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
誰でもいずれは訪れる“死とは?”がテーマなのでしょうね。
日々の生活に満たされていたらこういう事を常に意識したりはしないけど、
ケイデンのように行き詰っていると心底抱え込んでしまうのかもしれないですね・・・。
こういう内向的な主人公の物語だと情緒不安定で
突然、激しい感情をぶつけたり、暴れ出したりするパターンが多いけど、
この作品は淡々としたテンポでまったりした演出だったので観やすかったです♪
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
誰でもいずれは訪れる“死とは?”がテーマなのでしょうね。
日々の生活に満たされていたらこういう事を常に意識したりはしないけど、
ケイデンのように行き詰っていると心底抱え込んでしまうのかもしれないですね・・・。
こういう内向的な主人公の物語だと情緒不安定で
突然、激しい感情をぶつけたり、暴れ出したりするパターンが多いけど、
この作品は淡々としたテンポでまったりした演出だったので観やすかったです♪
BCさん、こんにちは! こちらこそコメントとTBありがとうございます~。
シネマート心斎橋、閑散としてましたよ(笑)。
カウフマンってず~っと「人生とは? 死とは?」って考えてる人なんでしょうね~。
すっごく真面目っていうか、内省的なんだろうな、と思います。
そもそも映画とかお芝居とか小説とか、全部「疑似」人生を描くわけだから、突き詰めるとアーティストやクリエイターはそういうこと考えがちなのかも。。。
私は観客として、観察者(傍観者)としてそういう人たちの思考を追体験できることを幸せに思います。
確かに観やすい映画ですが、眠気も誘いますね、少々(笑)。
シネマート心斎橋、閑散としてましたよ(笑)。
カウフマンってず~っと「人生とは? 死とは?」って考えてる人なんでしょうね~。
すっごく真面目っていうか、内省的なんだろうな、と思います。
そもそも映画とかお芝居とか小説とか、全部「疑似」人生を描くわけだから、突き詰めるとアーティストやクリエイターはそういうこと考えがちなのかも。。。
私は観客として、観察者(傍観者)としてそういう人たちの思考を追体験できることを幸せに思います。
確かに観やすい映画ですが、眠気も誘いますね、少々(笑)。
真紅さん
いやーこれ「面白い映画か」って聞かれたらかなり疑問ですけど、なんかひっかかる作品でした。
とてもコメント欄では書けないくらい観た方とあれこれ話してみたい映画でもありますねー。
ただカウフマンっていつも物語の根底に「手が届かない好きな人」とか「身近な人に嫌われる」とかそういうシチュエーションがベースにある気がしてます。妻とか恋人にアイソつかされるって「マルコヴィッチ」も「エターナル」もでしたしねー。いやいや、でももう一回くらいしんどいけど見てもいいかもと思ってます
いやーこれ「面白い映画か」って聞かれたらかなり疑問ですけど、なんかひっかかる作品でした。
とてもコメント欄では書けないくらい観た方とあれこれ話してみたい映画でもありますねー。
ただカウフマンっていつも物語の根底に「手が届かない好きな人」とか「身近な人に嫌われる」とかそういうシチュエーションがベースにある気がしてます。妻とか恋人にアイソつかされるって「マルコヴィッチ」も「エターナル」もでしたしねー。いやいや、でももう一回くらいしんどいけど見てもいいかもと思ってます
kazuponさん、こんにちは~。コメントとTBありがとうございます。
そうそう、面白くないんだけど「引っかかる」わかります!
つまらなかったらつまらなかったで、「どうして」つまらなかったか、を考えてしまうような。。
とにかく「しょーもない!」とか「下らん!」とか、一言ではすまされない気がするんですよね。
不思議やわ~。
で、おっしゃるようにどこか「切なさ」もあって・・・。
カウフマンって、変人だと思うけど愛すべき人物のような気がします。
付き合いたくはないけど(笑)。
私も、DVDになったら再見したいです。
そうそう、面白くないんだけど「引っかかる」わかります!
つまらなかったらつまらなかったで、「どうして」つまらなかったか、を考えてしまうような。。
とにかく「しょーもない!」とか「下らん!」とか、一言ではすまされない気がするんですよね。
不思議やわ~。
で、おっしゃるようにどこか「切なさ」もあって・・・。
カウフマンって、変人だと思うけど愛すべき人物のような気がします。
付き合いたくはないけど(笑)。
私も、DVDになったら再見したいです。