映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅

子どもの時間~『天然コケッコー』

天然コケッコー

 海に面した、島根県の小さな山間の村。小・中合わせて生徒が6人しかいない
学校に、東京から転校生がやってくる。

 「あ・・・イケメンさんじゃぁ~」

 で、『天コケ』である。待望の。焦がれた。

 くらもちふさこの原作漫画を渡辺あやが脚本化し、山下敦弘が撮った瑞々しい
佳作。公開されるや絶賛され、各映画賞に輝いたのは記憶に新しい。

 山下監督は田舎を舞台に、ゆるい作風ながら人間関係の深淵を伺うような作品
を撮る若手、というイメージ。私の中では西川美和監督とタイプが被る。
 本作は、作品にファンタジックな要素を盛り込むのが巧い渡辺あやの脚本に、
監督が自分の作家性を抑え、忠実に応えている印象だった。う~ん、これは映画
で観たかった。テレビサイズで体験するには惜しい、おおらかにやさしく、健や
かに流れる子どもたちの時間。青春にもまだ早い、思春期のフワフワした恋心。
淡く切なく消えゆく、至福のときよ・・・。

天然コケッコー2

 正直に言いますが、岡田将生くんが観たかったんです。そよ(夏帆)があんぐり
と口を開けて見つめる気持ちが120%わかるほど、この大沢くんはカッコイイ!

 飾り気のない率直さ、察しの良さ、強引ではないのに吸い寄せられてしまうよ
うな佇まい。今年になって岡田くんの主演作が5作も公開されていることも納得
の、銀幕に愛されるべき美しさ。一見して都会的な少年であっても、意外なほど
純朴な岡田くん自身に、大沢広海がダブって見える。

 しかしこの映画の主人公は、まぎれもなく夏帆なのだった。おさげ髪の健康的
美少女、そよ
。岡田くんが見たかった私なのに、気づくとそよを追っていた。この
映画から2年後の今年、二人が再共演したドラマでも変わらず瑞々しく、可憐
な夏帆は素晴らしい! 思春期太りで見るも無残な若手女優もいるのに、夏帆
ちゃんはエライ
、のだった。

天然コケッコー3

 「行って帰ります」 「何はぶてとるん?」 「おおきに」 「また来るけぇ」
 中国地方の方言が混じり合ったような田舎言葉は懐かしい響きだけれど、
少女が自らを「わし」と呼ぶことには軽い衝撃を覚えた。集落すべてが一つの
大きな家族のような環境なのに、この映画には過疎地特有の閉塞感や、
苦しさ
が微塵もない。恋につきものの嫉妬駆け引きも、疼きもない。そもそ
も、そよと大沢くんの間にたゆたう感情は、と呼ぶにはあまりにも、淡過ぎ
・・・。

 大沢くんの進学にまつわる展開は意外だった。ラストシーン、あのワンカット
のために坊主にした岡田くん、君もエライ! いつまでも、変わらないでいて
ね。

 (『天然コケッコー』 監督:山下敦弘/原作:くらもちふさこ
        主演:夏帆、岡田将生、夏川結衣、佐藤浩市/2007・日本)
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実はこの映画を観るまで岡田君って存在を
認識してなかったんですよね~。
この映画もなんとなく観に行った感じでして、
なんか映画にも岡田君にもいっきにやられてしまいました。
すっごく良かったですよね~。
2009-11-19 15:27 : miyu URL : 編集
miyuさん、こんにちは! コメントとTBありがとう~。
岡田くんはこの映画が実質デビューですよね?
私も初めて「岡田将生」という名前を知ったのがこの作品でした。
スチールからだけでも伝わってきたよ、いい男ぶりが・・・。
ホント、神作ですねコレ。カメラが大沢くんとさよを愛してるわ~。
後ほど伺います~。
2009-11-19 17:17 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんにちは♪
私、この映画が大好きです。
ところで、、、え~~~っ!なんですと?あの坊主は、リアル坊主だったんですか?? 知らなかった・・・。
それは偉いですね。

この時の岡田君がもしかしたら私は一番好きかもしれません。重力~の時もカッコ良かったんだけれど、最初に岡田君に目がハートになったのが、たんぼの中歩いてる岡田君のシルエット(←オイ!)だったのです・・・。

私ね、この映画を見ながら、そよちゃんのついうっかりやらかしちゃう発言とかを、あわわ・・・私もこういうの時々やっちゃうんだよな・・・と苦々しく見ました。
2009-11-20 09:30 : latifa URL : 編集
latifaさん、こちらにもありがとう~。
私もこの映画大好きです。DVDを買おうかと真剣に考えてしまった。。
でも初回限定版はもう完売みたいね。しくしく
で、岡田くんの頭だけど、、、私はまじで坊主にしたんだと思い、スゴ!!って思ったよ~。
あれってリアルじゃないのかな? この前旬くんも坊主にしたし、男の人って結構思い切れるよね。
二宮くんも『硫黄島~』で坊主だったし。
私は、絶対『ハルフウェイ』の岡田くんが一番好きだとわかってんねんよ。
でも、いやだから、あの映画は観れません・・・。
いつか、他に好きな人ができたら観るかも、青春の一ページとして(呆)。
私も、子どもの頃いっつも親に「もうちょっと考えてからモノを言いなさい!」って叱られてたわ。
思うまま、観たままを口にする子だったんだよね。。そよちゃんの言動、わかるわ~。
2009-11-20 19:46 : 真紅 URL : 編集
真紅さま こちらにもおじゃまさせていただきました。
真紅さんに教えていただいた岡田将生くんについて私も勉強してみました(笑)。原作のくらもちふさこさんはデビュー作から知っている大好きな漫画家さんでした。代表作は『いつもポケットにショパン』と『おしゃべり階段』。『おしゃべり階段』に登場する中山手くんは読者に大人気のハンサム君でしたが岡田将生くんと雰囲気が合います。くらもちさんの漫画はお読みになったことありますか?少年少女の揺れ動く心がとても深く丁寧に描かれた作品が多いので、未読でいらしたならぜひいつかお読みになってみてください。
夏帆ちゃんは「三井のリハウス」のCMのときから可愛いと思っていました。この映画、とても評判が良かったのですね。嬉しいです♪
2009-11-21 20:35 : メグ URL : 編集
メグさん、こちらにもありがとうございます~。
岡田くんはまさに「少女漫画の世界の住人」そのもののルックスなので、漫画原作の主人公はピッタリだと思います。
くらもちふさこさんのお名前はもちろん存じていますが、読んだ記憶は曖昧です。
漫画喫茶で読む、という手を思いついたのですが私漫画喫茶って行ったことないんですよ!
近所にあるのかなぁ。。レンタルコミックは3軒くらいあるんですけどね。。
一度探してみます! 読んだらハマりそうだな~。
夏帆ちゃん、そうそう何代目かの白鳥麗子ですよね~。
ホント、かわいいよね~。とにかく、主演の二人が絵になっていて、素敵な映画でした♪
2009-11-21 21:59 : 真紅 URL : 編集
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