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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

狂気は回る~『母なる証明』

母なる証明



 MOTHER


 韓国の田舎町で小さな漢方薬局を営む母(キム・ヘジャ)は、殺人事件の容疑
となった最愛の一人息子・トジュン(ウォンビン)を救うべく奔走する。

 韓国の若き天才、ポン・ジュノ監督の長編第4作。濃厚過ぎる母と子の愛情
断ち難い、狂気をまとう母性を描くサスペンス。兵役を経たウォンビン映画
復帰作
でもあり、ウォンビンは「コンミナム返上」とばかりに、難しい役柄に挑戦
している。

 監督の演出には、観る者に対してこの親子に対する安易な感情移入を許さな
い、複雑さと厳しさを感じる。母と子のストレートな愛情を描いた凡百の映画とは
一線を画す、一瞬たりとも目が離せない秀作不気味で不穏なオープニング
ら、息をするのも忘れてしまうほど引き込まれた。涙も出ない。

母なる証明2

 細く暗い路地を行く少女の白いふくらはぎに、傑作『殺人の追憶』がダブる。こ
の作品もまた、血と暴力、狂気と紙一重のほとばしる激情を描く、韓国映画の王
を往く作品だと言える。しかし、敢えて自分の代表作と似た背景を持つ題材を
選んだ、監督の意図はどこにあるのだろう。
 
 その答えは、タイトルロールであるを演じたキム・ヘジャの表情に、見開かれ
た大きなに宿っている。過去に自分が犯した罪への呵責から、息子に対して
盲目的な愛情を捧げる母。「血を分ける」などという生易しい表現では到底、表し
ようがないほど、この母の息子への思いは狂気に苛まれている。血の巡りが悪
い息子・トジュンは、5歳の時に自ら成長を止めてしまったかのような青年。彼の
ことを「純粋」だとか「無垢」だとか、私は表現したくない。彼は「パポ野郎」と言わ
れることが何よりも嫌いな、プライドを持った一人の人間なのだ。

母なる証明3

 何があっても子どもの無実を信じる--これは母親であるならば、ごく当たり
前な感覚だろう。しかし彼女は行き過ぎてしまった。情動は極限を超え、新たな
悲劇を生む。母と子だけが知る真実、決して許されないが明かされるスリリン
グな展開
に、息を呑む。

 全て意味のある完璧なショットの数々は、もう一度観ればさらに深みを感じら
れそうな気がする。イ・ビョンウによる哀愁を帯びたギターがまた、素晴らしい。
踊る母の姿とともに、あのテーマ曲が耳に残って離れない。

 ただ、ポン・ジュノの過去作品は、傑作、良作と思いこそすれ「好きな映画」だ
とは思ったことがない
。本作も、まさに、まさしく、そういうタイプの作品だった、と
思うのだった。

 (『母なる証明』 監督・原案・脚本:ポン・ジュノ
             主演:キム・ヘジャ、ウォンビン/2009・韓国)
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母なる証明 / Mother
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母なる証明
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2009-11-06 13:06 : to Heart
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母なる証明~MOTHER~ 監督: ポン・ジュノ    出演: キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン 公開: 2009...
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【母なる証明】
監督:ポン・ジュノ 出演:ウォンビン、キム・ヘジャ、チョン・ミソン 永遠に失われることのない母と子の絆。  すべての謎の先に人間の真実が明かされる。 「小さな街で漢方の仕事をする母は二人暮しの息子トジュンを溺愛していた。 ある日、トジュンが女子
2009-11-10 09:35 : 日々のつぶやき
母なる証明(2009)◆MOTHER
永遠に失われることのない母と子の絆。すべての“謎”の先に“人間の真実”が明かされる。 母の子供への無償の愛 殺人事件の容疑者となった息子を救うため、真犯人を追う母親の姿を極限まで描く、ヒューマン・ミステリー 11月6日、京都シネマにて鑑賞。頭をどつかれ...
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母なる証明
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2009-11-11 14:39 : 龍眼日記 Longan Diary
母なる証明
  な~~んで「母なる証明」ってお題目で   マイケル・ジャクソンの映画画像が出るん!?   と、お嘆きの読者の方々もおいででしょうが   “モノゴトには順序というものが”・・・ニヒヒ。(笑)   「母なる~」へ行く前の週に私も観たいしハタチの末....
2009-11-12 20:43 : 映画と暮らす、日々に暮らす。
「母なる証明/マザー」家族を守るというなら、ここまでやるのだ。
「母なる証明/マザー」★★★☆ キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン出演 ポン・ジュノ監督、129分、2009年、韓国                     →  ★映画のブログ★                    ...
2009-11-14 12:11 : soramove
母なる証明 2009-48
もっと単純な母の愛を描いてる作品だと思ってたけど・・・ ウォンビンの復帰作って事で話題になってるけど、この映画ウォンビンの映画 じ...
2009-11-15 09:07 : 悠久の華美
映画「母なる証明」
監督:ポン・ジュノ(天才ですね。最近、虜になってしまいました) 出演:キム・ヘジャ(韓国の母と呼ばれているらしい)ウォンビン(美男子過ぎてビビる) 出演:チン・グ(ボンクラ役最高に良かったです)ユン・ジェムン チョン・ミソン  静かな街で起こった...
2009-11-22 12:09 : おそらく見聞録
ネタバレ「母なる証明」 脚本(原案)読んで解った事!
完全ネタバレしているので、未見の方は、要注意です!! 映画を見た後、もっと色々深く知りたくて、幻冬社から出ているポン・ジュノ監督の...
2009-12-02 12:57 : ポコアポコヤ 映画倉庫
母なる証明
好き嫌いは置いといて、映画の出来でいうと 今年見た中でも1・2を争うハイクオリティな作品で なんか圧倒されてしまった。 ポン・ジュノってすごい監督。 韓国の田舎町。 漢方薬店で働く母(キム・ヘジャ)の一人息子トジュン (ウォン・ビン)は少し頭が弱く、...
2009-12-07 19:10 : It's a Wonderful Life
母なる証明
脚本ゼミの仲間で作っている映画を観る会、 なんとこのメンバーの一人が 「第21回フジテレビヤングシナリオ大賞 」の大賞をとってしまいました。\(^0^)/ これは凄いことなのですよ。 今回の応募数は1450作品、その中の頂点です。 佳作も数点あるけれど、作品とし...
2009-12-18 13:39 : 映画、言いたい放題!
「母なる証明」(韓国 2009年)
息子の無実を信じる母が見た真実は。
2009-12-24 21:53 : 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常
■映画『母なる証明』
あまりの重苦しさに、息が詰まりそうになってしまいそうになる、映画『母なる証明』。 閉鎖的な田舎町で起こった殺人事件の真相を追う被害者の母の姿…。 真相は藪の中です。 いえ、すべては母の記憶の中にあるのでしょう。。。 <STORY> 記憶力が弱いトジ
2009-12-27 02:53 : Viva La Vida!
●「母なる証明」
韓国映画「母なる証明」を観た。 いたるところで評判がよかったし、 ヒッチコックに匹敵するミステリーだと 大絶賛だったので、早く観たくてたまらないと ちょっと期待しすぎたか……。 いや、いい映画だったんだけどね。 ミステリーなので、ストーリ
2010-01-11 01:10 : 月影の舞
映画:母なる証明 信念が揺らいだ時、ヒトはどうするか。
この映画、全くノー・チェックだった。 のだが、先日発表されたキネ旬の2009年ベストランキング10本に食い込み。 朝刊で気になっていたところに、乗った飛行機の機内映画だったのでさっそく(ラッキー) 田舎の農村に住む親子。 父親はおらず、厳しい生活の中、苦...
2010-01-25 23:46 : 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
『母なる証明』:実は・・・という映画ではあいますまいか @ロードショウ・一般劇場
2009年のベストテンの1本に挙げられることの多いこの映画、遅ればせながら、劇場で鑑賞しました。 監督のポン・ジュノとは、あまり相性がよくなくて、評判だった『殺人の追憶』も、「演出はすごいが、なんだか間抜けな話だなぁ」なんて思ったものでした。 ですので、そ
2010-03-13 17:23 : りゃんひさのMyBlog:映画レビューなど
母なる証明
★★★  今頃になってこの作品を映画館で観た。『殺人の追憶』と『グエムル』のポン・ジュノ監督・最新作だし、ネットではかなり評価が高いからである。 母の偉大な愛を称えるような邦題、そしてそれを追従するようなコピー文。「殺人事件の容疑者となった息子を救うため、
2010-03-15 13:13 : ケントのたそがれ劇場
mini review 10453「母なる証明」★★★★★★★★☆☆
凄惨な女子高生殺人事件を皮切りに、事件の容疑者となった息子と、息子の無実を信じて真犯人を追う母の姿を追ったサスペンス。監督は『殺人の追憶』などで国際的に評価される名匠ポン・ジュノ。主人公の母を“韓国の母”と称される国民的人気女優キム・ヘジャが演じ、その...
2010-04-30 00:34 : サーカスな日々
母と竜二
「母なる証明」 「竜二」 
2010-05-04 11:03 : Akira's VOICE
母なる証明
【MOTHER】 2009/10/31公開 韓国 PG12 129分監督:ポン・ジュノ出演:キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン殺人事件の容疑者となった息子を救うため、真犯人を追う母親の姿を極限まで描く、ヒューマン・ミステリー永遠に失われること
2010-05-22 17:57 : 映画鑑賞★日記・・・
【映画】母なる証明
<母なる証明 を観ました> 原題:Mother 製作:2009年韓国 ランキング参加中 「グエムル」の監督、ポン・ジュノが手がけるサスペンス。 韓国の国民的人気女優のキム・ヘジャとウォンビンが親子を演じることでも話題となった作品。 ある女子高生が殺害された。そ...
2010-09-10 20:42 : ★紅茶屋ロンド★
映画評「母なる証明」
☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2009年韓国映画 監督ポン・ジュノ ネタバレあり
2010-10-28 11:22 : プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
『母なる証明』'09・韓
あらすじ早くに夫を亡くして以来、一人息子のトジュンと静かに暮らすヘジャ。そんなある日、街で殺人事件が起こりトジュンが容疑者に・・・。感想アジアンフィルムアワード最優秀作...
2010-11-10 09:48 : 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
母なる証明
軽度の知的障害を持つトジュンと二人で暮らす母。そんなある日、女子高生が殺される事件が起き、容疑者としてトジュンが逮捕されてしまう。唯一の証拠はトジュンが持っていたゴルフボールが現場で発見されたこと。やる気のない弁護士、捜査を終わらそうとする警察。息子の...
2012-01-12 08:17 : いやいやえん
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真紅さんTBいつもありがとうございます
キムペジャさん凄かったですねー
オープニングとラストにやられました
2009-11-06 10:57 : mig URL : 編集
migさん、こんにちは~。こちらこそコメントとTBありがとうございます。
このお母さん初めて観たけど、ほんと表情が凄かった!
うわぁ~、こう来るか~、って感じのラストでしたね★
心がざわつく映画でした。お見事!
2009-11-06 22:47 : 真紅 URL : 編集
観ごたえありました。
真紅さん、こちらにもお邪魔します。
確かに素晴らしいとは思っても何度も繰り返し観たくなる作品とは違うかもしれませんね。
母親の息子に対する献身的・・・というよりも
おっしゃる通り狂気に満ちた愛にただただ打ちのめされてしまいました。
2009-11-11 15:18 : sabunori URL : 編集
sabunoriさん、こちらにもありがとうございます!
そうなんです、ポン・ジュノの映画は再見する気になかなかなれないですね~。。
個人的には『グエムル』は楽しめなかったので、もう一度観たいとは思っているのですが・・・。
この母に違和感を持たれた方も多いようですね。
私も感情移入はできなかったな~、厳しさを感じる作品でした。
イ・チャンドンの映画に近い厳しさかも・・・。
後ほど伺います!
2009-11-12 20:29 : 真紅 URL : 編集
こんばんは~♪

マイ記事中では話のついで上(笑)ホメてますが
「グエムル」は巷で持て囃されるほど私個人と
してはお好みではございませんでした。が
やはり次回作に注目したくなるパワーを持った
ポン・ジュノ監督なんですよね~。^^
本作も韓国映画お約束の鈍器これでもか描写
(キムチorマッコリ力・笑)もちゃんとありましてね~。
(イヤ~な感じですよね、あれ)(- -)
古色蒼然とした母子ものお涙頂戴映画など
期待して入館された方なら度肝抜かれますよね。
リピート鑑賞には勇気が入りますが
映画人としては要マークのポン・ジュノ作品
でした~。(^ ^)
2009-11-12 21:00 : vivajiji URL : 編集
viva jijiさん、こんにちは~。コメントとTBありがとうございます。
お久しぶりですね~、姐さん。ささ、座布団をどうぞ。
ポン・ジュノはやっぱり「気になる天才」ですね。
ご自分で脚本も書かれる監督というのがやはりホンマモンだと思っているので、彼の力量は半端ないと思います。
>鈍器これでもか描写
わはははは!! そうそう、私も「あ~、これ今年『チェイサー』で観たよ~」と思いながら。
この映画では「爆弾酒」力でしたね。ビールの中にウィスキーのグラスを落として、一気!
そりゃ、あのオンマでも吐くって(笑)。
リピートしたら、更に更に監督の「隠された意図」が観えるのかも・・。
後ほど伺います。
2009-11-12 23:01 : 真紅 URL : 編集
真紅さ~~ん、やっとこさっとこ、見て来れたわ~~!!
正直、ここまで凄いとは想像してなかったので、あなどっていたわ・・・凄い作品だったのね?と、予想外に良くて(良いって表現はどうかと思うけど・・) 遠い処まで足をのばして良かったなぁ~と思ったわ。

wonbinは、カッコイイ役ではなかったけれど、純で悪い事は出来そうも無い!っていう先入観を逆手に取れるという意味で、なかなかナイスなキャスティングだったんじゃないかな、って思いました~。
 
なんかね、ちょっと西川美和監督の映画と、どこか通じる部分があって、凄く良かったわ~。
速攻、原案載った本を買いに行って来たの~。それと感想とで、異常に記事が長くなっちゃったんだけど・・・はしょりながら読んでやっておくんなまし。。。
2009-12-02 13:33 : latifa URL : 編集
latifaさん、こちらにもありがとう~~。
で、、これ劇場鑑賞されたんですね? おめでとう~~♪
まだやってるところがあるんだねー。もしかして、新幹線で観に行ったとか?
そうそう、これは結構凄い映画でしたね。。
オープニングから、「不穏」が踊ってるもんね。
ビンくんは、童顔なだけにハマリ役でしたね。
↑のviva jiji姐さんも、原作を読まれたそうで。。
西川美和監督、フライヤーで絶賛してましたよね。
では長文記事、これからお邪魔します~。
2009-12-02 22:37 : 真紅 URL : 編集
真紅さん

ポンジュノとパク・チャヌクの映画はほんとおっしゃる通り、映画の出来はスゴイのに、好きな映画かと聞かれるとうーんというのがほとんどですね。ポンジュノが敬愛するという今村昌平監督の映画も自分はそうなんですよねー。
でもこれは確かに傑作で、ユーモアがある分
物語のバックグラウンドがだんだんうすら怖くなってくる不思議な作品でした。
ウォン・ビンなかなかいいなっていう発見がありましたよ。
2009-12-07 15:34 : kazupon URL : 編集
kazuponさん、こちらにもありがとうございます。
ポン・ジュノって今村昌平監督を敬愛してるんですか!知りませんでした~。
この映画、アカデミー外国語映画賞の韓国代表なんですよね。
最終ノミネートに残るか、注目したいです。
本国では、ジンテを演じた俳優さんが助演で結構評価されて、賞をもらったりしてるらしいですよ。
と言うかこの「母」以上に評価されてる主演女優さんがいるんですね~。すごいな~。
パク・チャヌクの『サースト』も、来年は観られるかな?
要チェックです!
2009-12-08 13:15 : 真紅 URL : 編集
はじめまして。
「母なる証明」は私には衝撃的すぎました。
母親による惨殺シーンは「夢なら覚めて……」という感じでした。
いまだに整理がつかない、という感じなのです。
2009-12-15 23:35 : Bell Bottom Blues URL : 編集
Bell Bottom Bluesさん、こちらにもコメントをありがとうございます。
冒頭から不穏全開で、確かに衝撃的でしたね。
ポン・ジュノ監督は、人間の情動の極限を描こうとしたんだと思います。
いまだに整理がつかず、考え続けていらっしゃるのだとしたら、それこそが監督の望んだ「映画」の完成形だと、私は思います。
2009-12-16 21:46 : 真紅 URL : 編集
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