狂気は回る~『母なる証明』

MOTHER
韓国の田舎町で小さな漢方薬局を営む母(キム・ヘジャ)は、殺人事件の容疑
者となった最愛の一人息子・トジュン(ウォンビン)を救うべく奔走する。
韓国の若き天才、ポン・ジュノ監督の長編第4作。濃厚過ぎる母と子の愛情、
断ち難い絆、狂気をまとう母性を描くサスペンス。兵役を経たウォンビンの映画
復帰作でもあり、ウォンビンは「コンミナム返上」とばかりに、難しい役柄に挑戦
している。
監督の演出には、観る者に対してこの親子に対する安易な感情移入を許さな
い、複雑さと厳しさを感じる。母と子のストレートな愛情を描いた凡百の映画とは
一線を画す、一瞬たりとも目が離せない秀作。不気味で不穏なオープニングか
ら、息をするのも忘れてしまうほど引き込まれた。涙も出ない。

細く暗い路地を行く少女の白いふくらはぎに、傑作『殺人の追憶』がダブる。こ
の作品もまた、血と暴力、狂気と紙一重のほとばしる激情を描く、韓国映画の王
道を往く作品だと言える。しかし、敢えて自分の代表作と似た背景を持つ題材を
選んだ、監督の意図はどこにあるのだろう。
その答えは、タイトルロールである母を演じたキム・ヘジャの表情に、見開かれ
た大きな瞳に宿っている。過去に自分が犯した罪への呵責から、息子に対して
盲目的な愛情を捧げる母。「血を分ける」などという生易しい表現では到底、表し
ようがないほど、この母の息子への思いは狂気に苛まれている。血の巡りが悪
い息子・トジュンは、5歳の時に自ら成長を止めてしまったかのような青年。彼の
ことを「純粋」だとか「無垢」だとか、私は表現したくない。彼は「パポ野郎」と言わ
れることが何よりも嫌いな、プライドを持った一人の人間なのだ。

何があっても子どもの無実を信じる--これは母親であるならば、ごく当たり
前な感覚だろう。しかし彼女は行き過ぎてしまった。情動は極限を超え、新たな
悲劇を生む。母と子だけが知る真実、決して許されない罪が明かされるスリリン
グな展開に、息を呑む。
全て意味のある完璧なショットの数々は、もう一度観ればさらに深みを感じら
れそうな気がする。イ・ビョンウによる哀愁を帯びたギターがまた、素晴らしい。
踊る母の姿とともに、あのテーマ曲が耳に残って離れない。
ただ、ポン・ジュノの過去作品は、傑作、良作と思いこそすれ「好きな映画」だ
とは思ったことがない。本作も、まさに、まさしく、そういうタイプの作品だった、と
思うのだった。
(『母なる証明』 監督・原案・脚本:ポン・ジュノ/
主演:キム・ヘジャ、ウォンビン/2009・韓国)
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テーマ : この映画がすごい!!
ジャンル : 映画
trackback
「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」 でも高い評価&注目を浴びるポン・ジュノ監督の最新作。
ある罪を問われた息子を守ろうとする母親を描いたミステリーサスペンス!
ってことでかなり楽しみにしてました★
NY国際映画祭やカンヌ映画祭でも上映済み!
女子高生殺
2009-11-06 10:55 :
我想一個人映画美的女人blog
□作品オフィシャルサイト 「母なる証明」□監督・脚本 ポン・ジュノ □脚本 パク・ウンキョ □キャスト キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン■鑑賞日 10月31日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★...
2009-11-06 12:19 :
京の昼寝~♪
公式サイト。ポン・ジュノ監督、キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン。「やられたらやり返す」。知的障害気味の息子トジュン(ウォンビン)の愚直なまでの行動が実は真相を正直に語っていた。
2009-11-06 12:20 :
佐藤秀の徒然幻視録
「母なる証明」
新宿バルト9にて。
平日の昼間だというのに、何であんなに混んでいたのでせうか・・・?
13時の上映に余裕で間に合ったのに、座席がほぼ満席・・(T_T)。
最前列はイヤだったので、し
2009-11-06 12:50 :
ひきばっちの映画でどうだ!!
最も"謎"に満ちているのは、
人間そのものである―。
原題 MOTHER
上映時間 129分 映倫 PG12
製作国 韓国
監督 ポン・ジュノ
原案 ポン・ジュノ
脚本 パク・ウンギョ/ポン・ジュノ
出演 キム・ヘジャ/ウォンビン/ チン・グ/ユン・ジェムン/チョン・ミソン 他
「
2009-11-06 13:06 :
to Heart
母なる証明~MOTHER~
監督: ポン・ジュノ
出演: キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン
公開: 2009...
2009-11-06 14:55 :
映画@見取り八段
純真無垢な一人息子のトジュン(ウォンビン)と、貧しくも静かに暮らす母(キム・ヘジャ)。
ある日、殺人事件が起こり、トジュンが容疑者...
2009-11-06 17:38 :
心のままに映画の風景
今月の映画の日は日曜日と重なった。
2009-11-06 18:09 :
あーうぃ だにぇっと
2009年:韓国映画、ポン・ジュノ監督&原案&脚本、キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ共演。
2009-11-06 19:12 :
~青いそよ風が吹く街角~
母の愛は時に真実を歪めてしまう。いや真実が何であるのかさえ分からなくさせてしまう。そして何が真実であってもその愛の深さで全てを消し去ってしまう。そんな恐ろしさをまざまざと感じる映画でした。
やはりポン・ジュノ監督の緊張感ある演出は凄いです。そしてブラッ...
2009-11-06 20:45 :
めでぃあみっくす
「母なる証明」観てきました♪
2009-11-06 21:20 :
きららのきらきら生活
評価:★★★★[4/5]
全体のイメージが、イタリアン・ネオリアリズムみたいだ。
2009-11-06 21:23 :
映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~
母と子の関係はすべての人間関係の基本だ。本作は、とりわけ母親であることの原初的な力強さを感じる、すさまじい映画である。だが俊英ポン・ジュノ監督は、ありがちな親子愛ではなく、複雑な魅力を持つ、ミステリアスな人間ドラマを作り上げた。漢方薬店で働きながら、一...
2009-11-06 23:42 :
映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP
(英題:mother)
----これも、プレスの中に
「ご紹介にあたりましてのお願い」が入っていた映画だよね。
そういのって逆に身構えるからやめてほしいって言ってなかった?
「そうだね。
できれば配るのは
映画が終わってからにしてほしいってところはあるけど、
まあ、そ
2009-11-06 23:46 :
ラムの大通り
凄みのある映画だ。
デビュー以来、一作ごとに全く異なったジャンルの作品に挑み続けている、ポン・ジュノ監督の長編第四作はナント「母物」...
2009-11-06 23:51 :
ノラネコの呑んで観るシネマ
ポン・ジュノ監督最新作は、兵役帰りのウォン・ビンを迎えて母子の愛をサスペンス仕立てで描く。
今度はどんな風に唸らせてくれるのかすげー楽しみなんですけど!
『母なる証明』を観てきました。
★★★★★
漢方店を営む母と、知的障害を持つその息子の話。
母親が店
2009-11-06 23:59 :
そーれりぽーと
『殺人の追憶』や『グエムル』のポン・ジュノ監督が殺人事件の容疑者に された息子の無実を証明するために真犯人探しに奔走する母親の姿を描いた サスペンスミステリー。漢方薬店で働く母親は知的障害のある息子・トジュンと二人暮らし。 母親にとってはトジュンの存在が全..
2009-11-07 02:40 :
だらだら無気力ブログ
ミステリーとして、そして人間ドラマとして第一級の作品として仕上がっています。 ミ
2009-11-07 06:33 :
はらやんの映画徒然草
小さな町で起きた少女殺害事件。警察は、少し頭は弱いが純粋な青年・トジュンを容疑者として拘束する。トジュンの母親は必死で息子の無罪を訴えるが、警察は相手にしてくれない。弁護士からも見放された母親は、自分の手で事件の真相を暴こうと奮闘する。そして母親は、被...
2009-11-07 08:26 :
5125年映画の旅
{/kaeru_en4/}“こめ”っていえば、母を思い出す。
{/hiyo_en2/}おいしいご飯は、母親の代名詞みたいなものだもんね。
{/kaeru_en4/}韓国映画の「母なる証明」でも、“こめ”はキーワードのひとつになっていたし、事件を解決する重要な手がかりとなる品が米びつから出てき...
2009-11-07 18:59 :
【映画がはねたら、都バスに乗って】
原題は『MOTHER』。
『母なる証明』という邦題は、多分にミスリーディングである。
「ヒューマン・ミステリー」とか「永遠に失われる...
2009-11-08 12:07 :
映画のブログ
「母なる証明」シネマライズで鑑賞
カンヌで大絶賛というので、期待していきましたが、確かに内容は重たく、オンマは偉大。
しかし、各映画評を読むたびにウォンビンを褒めていたけど、そんなにいいか?
たぶん知的障害のある息子を演じているんだけど、そこにいてセ...
2009-11-09 10:53 :
てんびんthe LIFE
『母なる証明(原題:マザー)』の最初のシーンと最後のシーンで、母(キム・ヘジャ)
2009-11-09 15:12 :
Days of Books, Films
監督:ポン・ジュノ
出演:ウォンビン、キム・ヘジャ、チョン・ミソン
永遠に失われることのない母と子の絆。
すべての謎の先に人間の真実が明かされる。
「小さな街で漢方の仕事をする母は二人暮しの息子トジュンを溺愛していた。
ある日、トジュンが女子
2009-11-10 09:35 :
日々のつぶやき
永遠に失われることのない母と子の絆。すべての“謎”の先に“人間の真実”が明かされる。
母の子供への無償の愛
殺人事件の容疑者となった息子を救うため、真犯人を追う母親の姿を極限まで描く、ヒューマン・ミステリー
11月6日、京都シネマにて鑑賞。頭をどつかれ...
2009-11-10 11:09 :
銅版画制作の日々
静かな田舎町で起こった殺人事件。
女子高生が何者かに殺されその死体は建物の屋上に放置されていた。
その容疑者としてトジュン(ウォンビン)が拘束される。
自分の息子が人殺しをするはずはないと固く信じるトジュンの母(キム・ヘジャ)は
息子の無実を晴らすべく...
2009-11-11 14:39 :
龍眼日記 Longan Diary
な~~んで「母なる証明」ってお題目で
マイケル・ジャクソンの映画画像が出るん!?
と、お嘆きの読者の方々もおいででしょうが
“モノゴトには順序というものが”・・・ニヒヒ。(笑)
「母なる~」へ行く前の週に私も観たいしハタチの末....
2009-11-12 20:43 :
映画と暮らす、日々に暮らす。
「母なる証明/マザー」★★★☆
キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン出演
ポン・ジュノ監督、129分、2009年、韓国
→ ★映画のブログ★
...
2009-11-14 12:11 :
soramove
もっと単純な母の愛を描いてる作品だと思ってたけど・・・
ウォンビンの復帰作って事で話題になってるけど、この映画ウォンビンの映画
じ...
2009-11-15 09:07 :
悠久の華美
監督:ポン・ジュノ(天才ですね。最近、虜になってしまいました)
出演:キム・ヘジャ(韓国の母と呼ばれているらしい)ウォンビン(美男子過ぎてビビる)
出演:チン・グ(ボンクラ役最高に良かったです)ユン・ジェムン チョン・ミソン
静かな街で起こった...
2009-11-22 12:09 :
おそらく見聞録
完全ネタバレしているので、未見の方は、要注意です!!
映画を見た後、もっと色々深く知りたくて、幻冬社から出ているポン・ジュノ監督の...
2009-12-02 12:57 :
ポコアポコヤ 映画倉庫
好き嫌いは置いといて、映画の出来でいうと
今年見た中でも1・2を争うハイクオリティな作品で
なんか圧倒されてしまった。
ポン・ジュノってすごい監督。
韓国の田舎町。
漢方薬店で働く母(キム・ヘジャ)の一人息子トジュン
(ウォン・ビン)は少し頭が弱く、...
2009-12-07 19:10 :
It's a Wonderful Life
脚本ゼミの仲間で作っている映画を観る会、
なんとこのメンバーの一人が
「第21回フジテレビヤングシナリオ大賞
」の大賞をとってしまいました。\(^0^)/
これは凄いことなのですよ。
今回の応募数は1450作品、その中の頂点です。
佳作も数点あるけれど、作品とし...
2009-12-18 13:39 :
映画、言いたい放題!
息子の無実を信じる母が見た真実は。
2009-12-24 21:53 :
三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常
あまりの重苦しさに、息が詰まりそうになってしまいそうになる、映画『母なる証明』。
閉鎖的な田舎町で起こった殺人事件の真相を追う被害者の母の姿…。
真相は藪の中です。
いえ、すべては母の記憶の中にあるのでしょう。。。
<STORY>
記憶力が弱いトジ
2009-12-27 02:53 :
Viva La Vida!
韓国映画「母なる証明」を観た。
いたるところで評判がよかったし、
ヒッチコックに匹敵するミステリーだと
大絶賛だったので、早く観たくてたまらないと
ちょっと期待しすぎたか……。
いや、いい映画だったんだけどね。
ミステリーなので、ストーリ
2010-01-11 01:10 :
月影の舞
この映画、全くノー・チェックだった。
のだが、先日発表されたキネ旬の2009年ベストランキング10本に食い込み。
朝刊で気になっていたところに、乗った飛行機の機内映画だったのでさっそく(ラッキー)
田舎の農村に住む親子。
父親はおらず、厳しい生活の中、苦...
2010-01-25 23:46 :
日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
2009年のベストテンの1本に挙げられることの多いこの映画、遅ればせながら、劇場で鑑賞しました。
監督のポン・ジュノとは、あまり相性がよくなくて、評判だった『殺人の追憶』も、「演出はすごいが、なんだか間抜けな話だなぁ」なんて思ったものでした。
ですので、そ
2010-03-13 17:23 :
りゃんひさのMyBlog:映画レビューなど
★★★ 今頃になってこの作品を映画館で観た。『殺人の追憶』と『グエムル』のポン・ジュノ監督・最新作だし、ネットではかなり評価が高いからである。 母の偉大な愛を称えるような邦題、そしてそれを追従するようなコピー文。「殺人事件の容疑者となった息子を救うため、
2010-03-15 13:13 :
ケントのたそがれ劇場
凄惨な女子高生殺人事件を皮切りに、事件の容疑者となった息子と、息子の無実を信じて真犯人を追う母の姿を追ったサスペンス。監督は『殺人の追憶』などで国際的に評価される名匠ポン・ジュノ。主人公の母を“韓国の母”と称される国民的人気女優キム・ヘジャが演じ、その...
2010-04-30 00:34 :
サーカスな日々
「母なる証明」
「竜二」
2010-05-04 11:03 :
Akira's VOICE
【MOTHER】 2009/10/31公開 韓国 PG12 129分監督:ポン・ジュノ出演:キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン殺人事件の容疑者となった息子を救うため、真犯人を追う母親の姿を極限まで描く、ヒューマン・ミステリー永遠に失われること
2010-05-22 17:57 :
映画鑑賞★日記・・・
<母なる証明 を観ました>
原題:Mother
製作:2009年韓国
ランキング参加中
「グエムル」の監督、ポン・ジュノが手がけるサスペンス。
韓国の国民的人気女優のキム・ヘジャとウォンビンが親子を演じることでも話題となった作品。
ある女子高生が殺害された。そ...
2010-09-10 20:42 :
★紅茶屋ロンド★
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
2009年韓国映画 監督ポン・ジュノ
ネタバレあり
2010-10-28 11:22 :
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
あらすじ早くに夫を亡くして以来、一人息子のトジュンと静かに暮らすヘジャ。そんなある日、街で殺人事件が起こりトジュンが容疑者に・・・。感想アジアンフィルムアワード最優秀作...
2010-11-10 09:48 :
虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
軽度の知的障害を持つトジュンと二人で暮らす母。そんなある日、女子高生が殺される事件が起き、容疑者としてトジュンが逮捕されてしまう。唯一の証拠はトジュンが持っていたゴルフボールが現場で発見されたこと。やる気のない弁護士、捜査を終わらそうとする警察。息子の...
2012-01-12 08:17 :
いやいやえん
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真紅さんTBいつもありがとうございます
キムペジャさん凄かったですねー
オープニングとラストにやられました
キムペジャさん凄かったですねー
オープニングとラストにやられました
migさん、こんにちは~。こちらこそコメントとTBありがとうございます。
このお母さん初めて観たけど、ほんと表情が凄かった!
うわぁ~、こう来るか~、って感じのラストでしたね★
心がざわつく映画でした。お見事!
このお母さん初めて観たけど、ほんと表情が凄かった!
うわぁ~、こう来るか~、って感じのラストでしたね★
心がざわつく映画でした。お見事!
観ごたえありました。
真紅さん、こちらにもお邪魔します。
確かに素晴らしいとは思っても何度も繰り返し観たくなる作品とは違うかもしれませんね。
母親の息子に対する献身的・・・というよりも
おっしゃる通り狂気に満ちた愛にただただ打ちのめされてしまいました。
確かに素晴らしいとは思っても何度も繰り返し観たくなる作品とは違うかもしれませんね。
母親の息子に対する献身的・・・というよりも
おっしゃる通り狂気に満ちた愛にただただ打ちのめされてしまいました。
sabunoriさん、こちらにもありがとうございます!
そうなんです、ポン・ジュノの映画は再見する気になかなかなれないですね~。。
個人的には『グエムル』は楽しめなかったので、もう一度観たいとは思っているのですが・・・。
この母に違和感を持たれた方も多いようですね。
私も感情移入はできなかったな~、厳しさを感じる作品でした。
イ・チャンドンの映画に近い厳しさかも・・・。
後ほど伺います!
そうなんです、ポン・ジュノの映画は再見する気になかなかなれないですね~。。
個人的には『グエムル』は楽しめなかったので、もう一度観たいとは思っているのですが・・・。
この母に違和感を持たれた方も多いようですね。
私も感情移入はできなかったな~、厳しさを感じる作品でした。
イ・チャンドンの映画に近い厳しさかも・・・。
後ほど伺います!
こんばんは~♪
マイ記事中では話のついで上(笑)ホメてますが
「グエムル」は巷で持て囃されるほど私個人と
してはお好みではございませんでした。が
やはり次回作に注目したくなるパワーを持った
ポン・ジュノ監督なんですよね~。^^
本作も韓国映画お約束の鈍器これでもか描写
(キムチorマッコリ力・笑)もちゃんとありましてね~。
(イヤ~な感じですよね、あれ)(- -)
古色蒼然とした母子ものお涙頂戴映画など
期待して入館された方なら度肝抜かれますよね。
リピート鑑賞には勇気が入りますが
映画人としては要マークのポン・ジュノ作品
でした~。(^ ^)
viva jijiさん、こんにちは~。コメントとTBありがとうございます。
お久しぶりですね~、姐さん。ささ、座布団をどうぞ。
ポン・ジュノはやっぱり「気になる天才」ですね。
ご自分で脚本も書かれる監督というのがやはりホンマモンだと思っているので、彼の力量は半端ないと思います。
>鈍器これでもか描写
わはははは!! そうそう、私も「あ~、これ今年『チェイサー』で観たよ~」と思いながら。
この映画では「爆弾酒」力でしたね。ビールの中にウィスキーのグラスを落として、一気!
そりゃ、あのオンマでも吐くって(笑)。
リピートしたら、更に更に監督の「隠された意図」が観えるのかも・・。
後ほど伺います。
お久しぶりですね~、姐さん。ささ、座布団をどうぞ。
ポン・ジュノはやっぱり「気になる天才」ですね。
ご自分で脚本も書かれる監督というのがやはりホンマモンだと思っているので、彼の力量は半端ないと思います。
>鈍器これでもか描写
わはははは!! そうそう、私も「あ~、これ今年『チェイサー』で観たよ~」と思いながら。
この映画では「爆弾酒」力でしたね。ビールの中にウィスキーのグラスを落として、一気!
そりゃ、あのオンマでも吐くって(笑)。
リピートしたら、更に更に監督の「隠された意図」が観えるのかも・・。
後ほど伺います。
真紅さ~~ん、やっとこさっとこ、見て来れたわ~~!!
正直、ここまで凄いとは想像してなかったので、あなどっていたわ・・・凄い作品だったのね?と、予想外に良くて(良いって表現はどうかと思うけど・・) 遠い処まで足をのばして良かったなぁ~と思ったわ。
wonbinは、カッコイイ役ではなかったけれど、純で悪い事は出来そうも無い!っていう先入観を逆手に取れるという意味で、なかなかナイスなキャスティングだったんじゃないかな、って思いました~。
なんかね、ちょっと西川美和監督の映画と、どこか通じる部分があって、凄く良かったわ~。
速攻、原案載った本を買いに行って来たの~。それと感想とで、異常に記事が長くなっちゃったんだけど・・・はしょりながら読んでやっておくんなまし。。。
正直、ここまで凄いとは想像してなかったので、あなどっていたわ・・・凄い作品だったのね?と、予想外に良くて(良いって表現はどうかと思うけど・・) 遠い処まで足をのばして良かったなぁ~と思ったわ。
wonbinは、カッコイイ役ではなかったけれど、純で悪い事は出来そうも無い!っていう先入観を逆手に取れるという意味で、なかなかナイスなキャスティングだったんじゃないかな、って思いました~。
なんかね、ちょっと西川美和監督の映画と、どこか通じる部分があって、凄く良かったわ~。
速攻、原案載った本を買いに行って来たの~。それと感想とで、異常に記事が長くなっちゃったんだけど・・・はしょりながら読んでやっておくんなまし。。。
latifaさん、こちらにもありがとう~~。
で、、これ劇場鑑賞されたんですね? おめでとう~~♪
まだやってるところがあるんだねー。もしかして、新幹線で観に行ったとか?
そうそう、これは結構凄い映画でしたね。。
オープニングから、「不穏」が踊ってるもんね。
ビンくんは、童顔なだけにハマリ役でしたね。
↑のviva jiji姐さんも、原作を読まれたそうで。。
西川美和監督、フライヤーで絶賛してましたよね。
では長文記事、これからお邪魔します~。
で、、これ劇場鑑賞されたんですね? おめでとう~~♪
まだやってるところがあるんだねー。もしかして、新幹線で観に行ったとか?
そうそう、これは結構凄い映画でしたね。。
オープニングから、「不穏」が踊ってるもんね。
ビンくんは、童顔なだけにハマリ役でしたね。
↑のviva jiji姐さんも、原作を読まれたそうで。。
西川美和監督、フライヤーで絶賛してましたよね。
では長文記事、これからお邪魔します~。
真紅さん
ポンジュノとパク・チャヌクの映画はほんとおっしゃる通り、映画の出来はスゴイのに、好きな映画かと聞かれるとうーんというのがほとんどですね。ポンジュノが敬愛するという今村昌平監督の映画も自分はそうなんですよねー。
でもこれは確かに傑作で、ユーモアがある分
物語のバックグラウンドがだんだんうすら怖くなってくる不思議な作品でした。
ウォン・ビンなかなかいいなっていう発見がありましたよ。
ポンジュノとパク・チャヌクの映画はほんとおっしゃる通り、映画の出来はスゴイのに、好きな映画かと聞かれるとうーんというのがほとんどですね。ポンジュノが敬愛するという今村昌平監督の映画も自分はそうなんですよねー。
でもこれは確かに傑作で、ユーモアがある分
物語のバックグラウンドがだんだんうすら怖くなってくる不思議な作品でした。
ウォン・ビンなかなかいいなっていう発見がありましたよ。
kazuponさん、こちらにもありがとうございます。
ポン・ジュノって今村昌平監督を敬愛してるんですか!知りませんでした~。
この映画、アカデミー外国語映画賞の韓国代表なんですよね。
最終ノミネートに残るか、注目したいです。
本国では、ジンテを演じた俳優さんが助演で結構評価されて、賞をもらったりしてるらしいですよ。
と言うかこの「母」以上に評価されてる主演女優さんがいるんですね~。すごいな~。
パク・チャヌクの『サースト』も、来年は観られるかな?
要チェックです!
ポン・ジュノって今村昌平監督を敬愛してるんですか!知りませんでした~。
この映画、アカデミー外国語映画賞の韓国代表なんですよね。
最終ノミネートに残るか、注目したいです。
本国では、ジンテを演じた俳優さんが助演で結構評価されて、賞をもらったりしてるらしいですよ。
と言うかこの「母」以上に評価されてる主演女優さんがいるんですね~。すごいな~。
パク・チャヌクの『サースト』も、来年は観られるかな?
要チェックです!
はじめまして。
「母なる証明」は私には衝撃的すぎました。
母親による惨殺シーンは「夢なら覚めて……」という感じでした。
いまだに整理がつかない、という感じなのです。
「母なる証明」は私には衝撃的すぎました。
母親による惨殺シーンは「夢なら覚めて……」という感じでした。
いまだに整理がつかない、という感じなのです。
Bell Bottom Bluesさん、こちらにもコメントをありがとうございます。
冒頭から不穏全開で、確かに衝撃的でしたね。
ポン・ジュノ監督は、人間の情動の極限を描こうとしたんだと思います。
いまだに整理がつかず、考え続けていらっしゃるのだとしたら、それこそが監督の望んだ「映画」の完成形だと、私は思います。
冒頭から不穏全開で、確かに衝撃的でしたね。
ポン・ジュノ監督は、人間の情動の極限を描こうとしたんだと思います。
いまだに整理がつかず、考え続けていらっしゃるのだとしたら、それこそが監督の望んだ「映画」の完成形だと、私は思います。