映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅

そもそもはない~『さよなら私』

さよなら私

 映画色即ぜねれいしょんを大変面白く観たのはいいのだけれど、原作者で
あるみうらじゅん氏について、ほとんど無知な自分にある日突然気づいた。知っ
ていることといえば、「マイブーム」の人、というくらい?
 だいたい、あの映画の主人公「純」が、みうら「じゅん」であることにも、かなり
後になって気付く始末。でも「みうらじゅん」って姓・名って感じしないですよね? 
「みうらさん」じゃなくて「みうらじゅんさん」じゃないとダメ!な感じ。わかります?

 この本はそんなみうらじゅん先生の人生指南書。「自分が・・・自分は・・・」と
ガツガツすることはない、そもそも「自分」なんてない。全ては「空」だ、という
「色即是空」的則天去私な一冊。意味不明?

 ボンノウ丸出し、と言いつつも、書かれていることは物凄く悟っているような、
いないような、奇妙な浮遊感が漂う。もちろん、小難しい「人生訓」を垂れるわけ
ではなく、仏像のいらっしゃる奈良への愛、両親(特にオカン)への思いなんかも
綴られ、下ネタを語ってもお下劣にならないところはさすが、京都人!(違うか)。
 プププと笑え、ムムムと考えさせられ、後引くこともなく、それでいて確実に
人生の滋養になってそうな。みうらじゅんが人生の師匠だったら、なんだかもう
少し、に生きられそうな気がしてくるのだった。

 (『さよなら私』 みうらじゅん・著/講談社・2009)
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2009-10-14 : 読書 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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真紅さま こんにちは!
みうらじゅんさんは町山智浩さんの‘人生の師匠’なんですよ~。町山さんが出版社に勤めて編集者として一番最初に担当させられたのがみうらじゅんさんだったそうです。初めて会ったときにいきなり「自分の人生を損得勘定(感情)で決めてはいけないよ。‘儲かる仕事’よりも‘やりたい仕事’をやりなさい」とみうらじゅんさんから8時間も(!)お説教されたのだそうです。今、米国で暮らしていても時々「町山、自分の意志と違うことしてないか?」と叱られてるような気がするのだそうです。みうらじゅんさんのおかげで世間では「マイブーム」「いやげもの」「ゆるキャラ」などのサブカルチャーがどんどんメジャーになって、みうらさんはやっぱりデカイ人なのかもしれません(笑)。私は'93年に出版された『見仏記』を買って読んでみうらじゅんさんのファンになりました。
この本、おもしろくて勉強になりました(*^_^*)
ところでご紹介くださったこの『さよなら私』は、真っ白な装丁なのですね?シンプル~。
2009-10-14 22:26 : メグ URL : 編集
メグさん、こんにちは~。コメントありがとうございます。
ええ~! みうらじゅんって町山さんの師匠なんですか、ビックリ!!
(なんか逆のような気が、汗)
しかし、初対面で8時間も説教、って何様?(爆笑)
そうなんですか~、いろんなところで「繋がり」ってあるものですね☆
『見仏記』って93年出版なのですね。16年も前か~。
今は空前の仏像ブームですが、みうらじゅんって「早過ぎる」天才なのかもしれないですね。
「ようやく世間が俺に追い付いたか」、みたいな(笑)。
私はこれから『正論。』という対談集を読もうと思っています。
この本はそうです、真っ白でカタチもちょっと変わっていて。
でもとっても読み易く、美しい本でした。
2009-10-15 09:26 : 真紅 URL : 編集
人生の師♪
何も言うことはありません。
みうら氏は私にとっても人生の師ですから。
彼に「ついて来い」と言われればいつでも出家する覚悟はできております、私。(笑)
この本私も読ませていただかねば。
2009-10-16 11:02 : sabunori URL : 編集
sabunoriさん、こちらにもありがとうございます!
ええ~、そうなんですか? みうらじゅんに心中立ててらっしゃるのですね~。
この本、見開き1ページで一つの項になっていて、凄く読み易いですよ。オススメです。
今私の目の前には『正論。』があります。いきなり第一回目のゲストは峯田くん。
濃ゆそう~(笑)。
2009-10-16 20:32 : 真紅 URL : 編集
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