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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅   ★劇場鑑賞した映画はインスタにアップしています@ruby_red66

働くことは生きること~『この世でいちばん大事な「カネ」の話』

この世で一番大事なカネ

 理論社YA新書、中学生以上のすべての人のため「よりみちパン!セ」シリ
ーズ
に、あのサイバラが降臨! 漫画家・西原理恵子が語る、お金と労働の話。
これは素晴らしい本です。読み終わった瞬間、「私も「サイバラ教」に入信しよう!」
と思いましたから。いや、まじで

 10代の子どもたちが、親や身近な大人に面と向っては聞きづらい内容を、各界
の第一人者
がやさしく、語りかけるように説いてくれるこのシリーズ。実はいつも
図書館で立ち読みするくらいで、一冊ちゃんと読んだのは初めてかもしれません。

 サイバラさんの漫画結構好きですが、そんなに多くの作品を読んでいるわけ
ではないのです。しかし、どの作品にも彼女自身が抱える「哀しさ」「痛み」
ようなものが通奏低音として流れていると感じていました。その「~のようなもの」
サイバラさんが乗り越えてきた茨の道が、率直で飾らない文章で語られます。

 正直、これはもっと若い頃に読みたかったと思いました。しかし、大人だから
こそ肯ける内容でもあるかもしれない。貧乏=お金がないことがどれだけ人間
を苦しめ
、その魂を蝕んでいくか。再生産される貧困から、彼女がいかにして
抜け出したか
。サイバラさんが信念を持って語りかけてくれるから、お金の大切
さ、働く場所があること、「働ける」ことの素晴らしさ、ありがたさ
ストレート
伝わってくるんです。

 高知出身「はちきん」さんであるサイバラさん。その「酔狂」ぶりに拍手

 (『この世でいちばん大事な「カネ」の話』西原理恵子・著/理論社・2008)
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テーマ : YA(ヤング・アダルト)
ジャンル : 本・雑誌

2009-04-15 : 読書 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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こんんばんは~。
真紅さんが西原さんの本を読んでいたことにとても喜びを感じています(笑)。
なぜか周りはあまり読者がいなくて…。薦めても、一読して無理だった、という人がいて、合う・合わないがあるんだな~と。
この本も店頭に並んでいて気になってたんです。これはマンガでなく西原さんの文章が載っているんですか?読みたい~!

それから前にわたしがオススメとして挙げていたのは、『パーマネント野ばら』という本です。
その時は西原さんの新境地、と書いていましたが、よくよく思い返すと、今までの彼女の体験と人のやさしさ、かなしさ、どーしょーもなさが詰まった本なのだと気づきました。
ラスト、何でか涙が止まらなかったです。
是非是非~読んでみてください♪
2009-04-19 01:33 : リュカ URL : 編集
リュカさま、こんにちは~。コメントありがとうございます。
私の質問にこちらで答えて下さり、感謝・感激です!
確かに、サイバラさんの無頼な作風は賛否両論あると思います(笑)。
字の量が無茶苦茶多いし・・・。サービス精神旺盛な人なんでしょうね。
この本は、サイバラさんの語り下ろしという形で、マンガはイラスト程度です。
ラストでは涙が出ます。
最近「働く」ということについて考えさせられることが多いので(社会的にも、個人的にも)、今の自分にとってとても意義深い本でした。
是非、読んでみて下さいね! 新書ですからすぐ読めますよ♪

『パーマネント野ばら』といえば、最近新潮文庫で出た作品ですね!
買おうかな~、と思っていたところでした、ありがとう!
必ず読みますね。最近レンタルコミックも行ってないし、久々にドッっと借りて読もうかな~。
ではでは、またお伺いします~。
2009-04-19 21:10 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんばんは~☆
お久しぶりです~
私も真紅さんが西原さんの本をご紹介とは
ちょっとビックリ&嬉しいです。
最近ちょっとご無沙汰してましたが
初期マンガの作品は結構読ませてもらってて
『金がないのは首が無いのと同じ』という
セリフは、今でも時々友達同士の中で
出て来て、大笑いしてます。
今は作品の傾向も笑いと涙的に
幅も広がって、又読んでみたいな~と
思いました。

2009-04-19 22:33 : こはく URL : 編集
こはくさま、こんにちは~。お久しぶりにコメントいただき、ありがとうございます!
ハハハ、私とサイバラさんって意外な取り合わせかな~?
確かに麻雀はしないし、年収も2ケタくらい違いそうですが(爆)。
「金がないのは首がないのと同じ」って、この本にも出てきたような?気がします!
座右の銘的に使ってはるのかもしれないですね(笑)。
鴨志田さんとの出会いが、サイバラさんにとって本当に大きかったんだと思います。
彼との出会いと別れが、彼女の作品に多くのものをもたらしている気がしますね。
この本にも、やっぱり「鴨ちゃん」は出てきます。
機会があったら是非、読んでみて下さい!
ではでは、またです~。
2009-04-19 23:07 : 真紅 URL : 編集
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