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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

その男、ゲバラ~『チェ 28歳の革命』

チェ28歳の革命


 CHE: PART ONE


 アルゼンチン出身の若き医師、エルネスト・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、
南米大陸縦断の旅の途中キューバ人革命家フィデル・カストロ(デミアン
・ビチル)
と出逢い、共にキューバ革命闘う同志となる。

 20世紀最高のカリスマ、エルネスト・チェ・ゲバラ半生を描く、二部作の第
一部
製作・主演ベニチオ・デル・トロカンヌ映画祭において男優賞を受賞
監督スティーヴン・ソダーバーグフィデルの弟にしてゲバラをフィデルに引
き合わせ、2009年現在、キューバ国家元首に当たる国家評議会議長ラウル
「南半球で一番美しい男」ロドリゴ・サントロが演じていたのはうれしいサプラ
イズ
。後にゲバラの妻となるアレイダ・マルチコロンビアの若き至宝、カタリー
ナ・サンディノ・モレノ
が演じている。

チェ28歳の革命2

 Tシャツのプリントで、顔だけは誰でも知っているチェ・ゲバラ。しかし、その人生
の軌跡
はどれだけ知られているだろう。若き日々、彼が革命的思想を持つきっか
けとなった南米大陸縦断の旅を描いた『モーターサイクル・ダイアリーズ』大好
きな映画
「その後」の彼、カリスマ的革命家となったゲバラを描く本作には、とて
も惹かれるものがあった。

 カストロ宅でのフィデルとの出逢いのシーン、デル・トロがとても28歳には見
えないのが苦しいところ(このシーンだけでも、ガエルくんにカメオ出演願いたか
った)。バチスタによる独裁政権を倒し、革命国家樹立を実現するために、ゲバ
ラは同志とともにキューバへ上陸する。ゲリラ戦を経てサンタクララを制圧し、
ハバナへと向かうまでの革命戦線に、1964年、ニューヨーク国連総会での演説
シーン
モノクロで挿入される。マスコミとのインタビューを前に、メイクアップ
断りながらも「やっぱりちょっと頼もうかな」なんて、人間味のあるゲバラ像も描
かれていて思わず笑顔。しかしやっぱり感動的なのは、あくまで清廉心やさ
しいゲバラという人そのもの
、なのだった。

チェ28歳の革命3

 アルゼンチンの裕福な家庭に生まれながら、貧しく学もなく、弾圧された市井
の、それも異国の人々の為に身を捧げたゲバラ。祖国に帰って医師として暮ら
せば、何の不自由もなく生きられたことだろう。しかし、彼の理想主義的精神
それを許さなかった。自らも喘息持ちなのに、ゲバラが自分のを旅で出会った
貧しい人にあげてしまう場面『モーターサイクル・ダイアリーズ』にある。ゲリラ
戦の最中
咳き込む彼を観ながら、そのシーンを思い出していた。彼の心の中
には、あの旅で出逢ったたくさんの、名もなき貧しい人々の顔が刻まれていた
だろう。

 戦闘シーンは迫力満点で、戦争映画と見紛うほど。略奪や盗みを許さず、富に
興味はなく私腹を肥やすこともなく
、あくまで「自由と平等」精神の元、行動する
ゲバラの姿に素直に感動する。132分はあっと言う間で、第二部も続けて観たか
った
。ラスト、ゲバラの「信じられん」というセリフで映画は終わる。そして私も
「え~、ここで終わり?! 信じられん!」と叫びたかった。早く続編が観たい!

 (『チェ 28歳の革命』監督:スティーヴン・ソダーバーグ
       主演:ベニチオ・デル・トロ、ロドリゴ・サントロ/2008・仏、西、米)
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テーマ : チェ28歳の革命
ジャンル : 映画

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チェ 28歳の革命
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「チェ 28歳の革命」
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2009-01-21 20:29 : 寄り道カフェ
「チェ 28歳の革命」
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2009-02-10 16:13 : ポコアポコヤ 映画倉庫
『チェ 28歳の革命』
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2009-02-13 23:03 : cinema!cinema! ミーハー映画・DVDレビュー
映画鑑賞感想文『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳 別れの手紙』 その1
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2009-02-26 16:41 : さるおの日刊ヨタばなし★スターメンバー
映画『チェ 28歳の革命』を観て
9-3.チェ 28歳の革命■原題:ChePart1:TheArgentine■製作年・国:2008年、スペイン・フランス・アメリカ■上映時間:132分■字幕:石田泰子■鑑賞日:1月11日、渋東シネタワー(渋谷)■公式HP:ここをクリックしてください□監督・撮影監督:スティ-ヴン...
2009-11-08 22:08 : KINTYRE’SDIARY
チェ 28歳の革命
 『かつて、本気で世界を 変えようとした男がいた─。』  コチラの「チェ 28歳の革命」は、20世紀最大のカリスマ、チェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)の一生を描いた2部作の前編となるバイオグラフィー映画です。本作は、邦題に28歳と入っておりますが、27歳ぐらい
2010-06-11 23:05 : ☆彡映画鑑賞日記☆彡
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こんばんは。
世間では大人気なのに、何故かわたしはガエルくんが苦手で、
これまで機会があったのに、なかなか『モーターサイクル~』に手が出なかったのですが、
運良く来月BSで放送があるので、観てみようと思います。

28歳までのチェを全く知らなかったけれど、
彼が何故今も尚、カリスマであり続けているの、かが
よくわかる気がした作品でした。
あまりに彼を知らなさ過ぎるので、当初観るのを迷ったけれど、
思い切って観に出掛けて正解でした。
きっと、『39歳』も観ようと思います。
2009-01-15 18:11 : 悠雅 URL : 編集
悠雅さま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます~。
『モーター~』、すんごくいい映画ですので是非是非ご覧になって下さいませ~。
ガエルくん、とってもはまり役です♪
音楽もいいんですよ~、確かBBMと同じグスタボさんだったような。。。

ゲバラって、顔は超有名ですけど、じゃあ何した人?って言われたら、ちゃんと答えられる人は少ないですよね。
私もほとんど知識はないのですが、こういう映画作ってくれてありがとう~って思います。
『39歳』も楽しみですね!
ではでは、またお伺いします~。
2009-01-15 19:54 : 真紅 URL : 編集
新年明けたというのにいまだぐずぐずし『チェ・・』観れていません。いっそパスしようかなと思いましたが真紅さんレビューを読みまた行きたい気持ちが湧いて来ました。
私は去年NHK教育「知るを楽しむ」でゲバラの生涯を多少なりとも知りました。『モーターサイクル・・』もいい映画でしたよね。しかしいつも思いますが今回主役をやったベチニオさんより遥かにカッコイイ、ゲバラのルックス。本当にイイ男。絵になる男。写真を見ていて惚れ惚れする程ですよね。それはフィデル・カストロにも云えますが。普通でない偉大な何かを成し遂げた人の貌〔カオ〕というのは、やはり違うのだな~と思ってしまいます。
近々、観に行きたいと思います!(明日?^^;)
2009-01-15 20:21 : フラン URL : 編集
こんにちは♪
歴史をふりかえると、こういうカリスマ的存在の人がすぅーっと現れるんですよね~。
彼と行動を共にした人を羨ましがることはしませんが(だって私はゲリラなんてムリ・・・)、お医者の彼に治療を受けてみたかったかも、なんてね(笑)
50年経った今も人々が彼に魅了される理由がわかる気がします。
2009-01-15 21:54 : ミチ URL : 編集
真紅さんこんばんは★

そうなのですよねー!
わたし触れなかったけどデル・トロがとても28歳には見えない!!
ほんとその通りですよ~!

最後もひっぱっていて終わったとおもいきや続く、、、
わたしは2本まとめて観たのでかなり疲れちゃいましたよ、、、二時間超え二本連続、真面目な作品だからキツかったですぅ。。。
2009-01-16 00:33 : mig URL : 編集
真紅さん、こんにちは!

ベニが大好きな私としては、この映画はたまりませんでしたよ~!
「モーターサイクル」は未見なのですが、ガエル君のチェとどちらがよかったですか^^?

チェについては、私も詳しくは知らずに、どうしていまだに人気があるのか
わからなかったのですが、この映画でその生きざまを知って納得でした。
ドラマチックではなく、淡々と描かれることによって、
伝説ではなく、実在の人物としてのチェの存在をよりリアル感じられました。
こんな人がいたんだと改めて驚きです。

私は2本連続で見たのですが、後編はさらにチェを息苦しいほど身近に感じられ、
ひきこまれます~!また真紅さんのレビューを楽しみにしてますね!
2009-01-16 09:16 : Minita URL : 編集
フランさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですね~、今年は寒いし、なかなか劇場まで足を運ぶのが億劫になりますよね。
でも、この映画は『モーターサイクル~』の続編的な意味合いがありますので、もしあの作品がお好きであれば是非!観ることをオススメしますよ。
ゲバラに関しては、ソダーバーグが「映画史上初めて、実物が俳優よりもハンサム」と語られたそうですよ。
絵になる、本当にそうですね~。
あんなにカッコよくなかったら、これほどの人気はなかったかも。。
是非ご覧下さいね! ではでは~。
2009-01-16 15:38 : 真紅 URL : 編集
ミチさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます♪
ああ~、私も絶対ゲリラは無理です(笑)。
でも、あんなお医者さまだったら主治医になって欲しいですね!
ゲバラがいかに清廉潔白な人物だったか、よく描かれていたと思いました。
第二部も楽しみですね♪ ではでは、またお話に伺います~。
2009-01-16 15:41 : 真紅 URL : 編集
migさま、こんにちは~。コメントとTBをありがとうございます☆
あのカストロ宅のシーン、もうちょっとメイクとかで何とかならなかったのでしょうかね?
笑いそうになってしまいました。。あれで28歳って・・・。
二本連続の試写、ってカンヌ映画祭状態だったのですね。
でも続けて観られて羨ましいですわ~、生トロ様も拝んでらっしゃるし~。
後編観たら、またお伺いしますね♪
ではでは~。
2009-01-16 15:45 : 真紅 URL : 編集
Minitaさま、こんにちは~。コメントとTBをありがとうございます。
「ベニ」って言うんですね。初めて聞いたような。。
私はもっぱら「デル・トロ」ですが、たまに「紅塩」とか「トロ様」とか。。
ガエルくんとどちらがよかったか・・・。うーーーーーん。。
まだ後編を観ていないので、判断は保留で。。
しかし、『モーターサイクル~』はすっごくいい映画ですので是非ご覧になって下さい!
『チェ』の前史的映画ですので、どうしてゲバラが「チェ」と呼ばれるようになったかも描かれています。
もちろん、彼の思想的出発点も。
音楽もいいし、本当に優れたロード・ムービーです!←しつこい?
2本連続でご覧になったのですね~。いいな~。
監督が本当に描きたかったのは後半のエピソードらしいので、絶対に観ますね。
ではでは、後ほどお伺いします~。
2009-01-16 15:50 : 真紅 URL : 編集
・・行って参りました!今朝一番、9時代上映で^^;~観て、よかったです!!
ソダーバーグ監督はそんな予感はあったのですが、硬軟の描き分けのバランスがとてもいいのではないか。だから引き込まれる。私は昔から割と戦争映画は観て来た方だとは思うのですが、その辺“硬”の部分の描写も手を抜かず臨場感があったし、構成(現在と過去を交錯させ映像を変える)の中に、恋人登場で甘いものも漂わせたり、何より一人一人の役者達=人間そのものを丁寧に表現し“軟”の部分を旨く組み入れている。・・ゲリラ戦を何故行うのか、それは突きつめれば個人の“愛”に帰結するのである、等々、ゲバラの著作からであろうナレーションによる珠玉の言葉の数々も非常に心に響くものでした。
色々とまだ言い尽くせない感がありますが、パンフの監督の言葉によると、本当に描きたかったのは後編だとか。益々期待が膨らみます。待ち遠しいです。早く『チェ39歳・・』を観たいですが、それまでに今いちど“突き進む28歳のチェ”を体験しに、劇場へ行きたいものだと思いました。^^
2009-01-16 17:06 : フラン URL : 編集
フランさま、再びのコメントありがとうございます。
ご覧になったのですね。堪能されたようでよかったです。
戦争シーンの臨場感は凄いものがありましたね。
モノクロの64年パートの描き方はじめ、全体的にドキュメンタリータッチだったと思います。
「革命は愛だ」とか、「ゲリラ戦は完璧な狂気だ」とか、気になるセリフもたくさんでした。
元々後半のボリビアパートが描きたくて映画製作が始まったと聞きました。
後編、楽しみですね!
ところでフランさんは、ブログはされていないのですか?
映画にとても詳しいですし、たくさんご覧になっておられるので。。
開設されたらどうかな?と思ってしまいました。
ではでは、後編でもまたお話しましょう~。
2009-01-16 18:12 : 真紅 URL : 編集
度々、すいません。ブログですか・・悩ましいところではあります。私の場合環境が許さない事情があります。そして皆さんのように整然と運営できる自信もありませんし。こうして気に入った作品だけにコメントさせて貰う形が今の自分のスタンスにあっているのですが、余りに力が入り長コメントになりご迷惑をかけている部分もありますねきっと。。そのあたり、ブロガーの皆様がたはどのように感じていらっしゃるのか、時々気にはなっています。。。^^;
2009-01-17 10:19 : フラン URL : 編集
フランさま、コメントレスありがとうございます~。
せっかくいろいろ観てらっしゃるのに、コメントいただくだけでちょっと勿体ないな~、と勝手に思ってしまったのです。
運営は整然ではないですよ、適当です(笑)。
でも、確かに時間は取られますね。。
自分の言葉を発信したいか、誰かとコメントのやり取りをしたいかの違いだと思いますので、フランさんのやり易いカタチを取られたらよいのではないでしょうか。
何れにしても、最低限の配慮をしていれば問題ないと思いますよ。
ではでは、またです~。
2009-01-17 13:46 : 真紅 URL : 編集
真紅さん こんばんは☆
お邪魔するのがとっても遅くなってすみません。

ソダーバーグ監督独特のエンタメ性を排除したドキュメンタリー的な仕上がりになってましたね。
私も途中に休憩を入れてこのまま最後まで観続けたかったです。
どんどんデル・トロが素敵に見えてきて!!!

しかし映画ってやっぱり良いですね♪
よく知らなかった偉大な人物をちゃんと学ばせてくれました。
2009-01-17 20:57 : なぎさ URL : 編集
こんにちは♪
今年初の映画館での鑑賞作となりました。
早々にこんな好い作品にめぐりあえて幸せ♪と思うほど、好かったです。
私もチェ・ゲバラって?な程度で、観てもわかるかと心配しましたが、
不思議と染込んでくるようにわかって、引き込まれました。
演じるデル・トロさんも素敵でしたね♪
『39歳』までにはもう少し歴史的背景とか勉強して待ちたいと思います。
2009-01-18 09:38 : ひらで~ URL : 編集
なぎささま、こんにちは~。コメント&TBをありがとうございます☆
いえいえ、お忙しいのにご訪問、感謝です♪

ソダーバーグ監督って、娯楽作と社会派作品をバランスよく撮っていますよね。
モノクロとカラーの按配がよかったと思いました。
デル・トロいいですよね~。好みではないのですが、チェックしたい俳優さんです。
私も、映画には教えられることばかりですわ・・。
後編も楽しみですね♪
ではでは、またお伺いします~。
2009-01-18 11:27 : 真紅 URL : 編集
ひらで~さま、こんにちは♪ コメントありがとうございます。
私も、この作品が今年の一本目でした。「当たり」ですよね~。
もし未見でしたら『モーターサイクル・ダイアリーズ』是非ご覧になって下さいね!
あと、私は読みかけで挫折したのですが、妻アレイダの回想録も出版されていますよ。
後編のほうが監督もデル・トロも描きたかった物語らしいので、期待してしまいますね~。
楽しみです~♪
ではでは、後ほどお伺いします~。
2009-01-18 11:30 : 真紅 URL : 編集
真紅さんは感動した?
ゲバラって風貌はカッコいい奴だけど、なんかカッコよく描きすぎ!って感じで、もっと生身のゲバラに肉薄しろ!って思って、私はブーだったわ。カストロによって英雄に仕立て上げられたとこってかなりあると思うし、革命終了後は、体よく放逐されたって思う。まぁキューバは今もって社会主義体制でアメリカとは敵対関係にあって、キューバを語るのは微妙だと思うけど、そこに切り込んで欲しかったわ。
なぜ、今 ゲバラなんだ!って視点もね。ゲバラを描こうとしたソダーバーグは、そこまで考えてないのかな?
また、また愚痴ってしまってゴメン!
2009-01-21 09:50 : シュエット URL : 編集
シュエットさま、こちらにもコメントありがとうございます。
はい、感動しました。。。感動というか、「早く続きを見せてくれ~」と思ったかな(笑)。
フィデルはとっても頭がいい人でしょうから、ゲバラの内面もさることながら容貌で「コイツは使える!」と思ったのかもしれませんね。
その「革命終了後」がどうなっているのか、後半のお楽しみだと思いませんか?
元々二部作でなく一本の映画ですから、後編を観ていないと評価は留保、というところはあると思います。
しかし、革命を成し遂げた政権が今も現役、って結構凄いことですね。
ソダーバーグは、デル・トロの傀儡だったりして。。(まさか)。
ではでは、私もまたお伺いしますね~。
2009-01-21 12:48 : 真紅 URL : 編集
真紅さん~こんにちは!
手紙~の方もアップされていらっしゃって、2つともごらんになったんですね♪

私は今更ですが、前編の方だけ見て来ました。
んが~~~。いまひとつでした・・・。
どうもドキュメンタリーチックな映画は自分の好みでは無いので・・・

ゲバラを演じたデル・トロさんは凄かったので、このキャストで、別脚本のゲバラ映画が見たいな~。
2009-02-10 16:24 : latifa URL : 編集
latifaさま、こんにちは~。コメントとTBをありがとうございます。
そうか~、今一つだったのね? 好みが分かれる作品かもしれないですね。
でも、デル・トロさんはかっこいいよね~。
「コマンダンテ」に痺れるわ~(笑)。
私も、もっといろんなタイプのゲバラ映画作ってほしいなと思いました。
アレイダとの恋だけに焦点を絞った恋愛映画とか、フフフ。
ではでは、後ほどお伺いします~。
2009-02-10 18:05 : 真紅 URL : 編集
これははっきり言って、ダメですね。とにかく、説明不足もいいところ。人物掘り下げも無く、戦闘シーンの描写は下手にもほどがあります。アクションシーンの巧い人はいなかったのか?と唖然w
そして最大の欠点は「抑揚」が無いこと。ずっと淡々としていて、それが狙いなのか何なのか知りませんが、惹き付けられるものが無い。
革命を成し遂げようとするゲリラ隊に対する感情移入も出来ないし、映画的興奮なんて皆無に近い。
それに、デルトロ=チェのカリスマ性も感じられず、面白くもない歴史の教科書を読んでいるかんじでした。
作品がそこまで評価されなかったのも分かります。
続編、観る気せずw
ソダーバーグってやっぱり緩慢ですよねぇ。演出、ストーリー。「エリン・ブロコビッチ」は好きなんですが^^
まあ僕的にはかなり微妙でした。今年観た映画の中で最低レベルです。こんな緩慢な4時間をカンヌはよく耐えられたなぁと逆に感心ですw
2009-06-06 17:05 : マキシ URL : 編集
マキシさん、コメントありがとうございます。
厳しいですね。
この映画、よくなかったとおっしゃる方もいらっしゃいますが、私はデル・トロのゲバラが見られただけでもよかったです。
確かに、4時間連続で見せられたらキツかったかもしれませんが。。
淡々としたドキュメンタリータッチですが、私は観るに耐えない、というふうには感じませんでした。
好みですから、人それぞれ感想はあっていいと思いますが。
2009-06-07 22:55 : 真紅 URL : 編集
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