fc2ブログ
映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

よくできてると思う、それでも~『クラッシュ』

 第78回のアカデミー賞で大方の予想を覆し、作品賞を受賞した本作。授賞式で
ジャック・ニコルソンが眉を上げて「クラッシュ」と発表したときのことは記憶に
新しい。どよめく場内、我を忘れたように大喜びする関係者、硬い表情で拍手する
ジェイクとヒース、バックステージで待機していたアン・リー。私自身も、とても
とても残念で、悔しかった。オスカーをさらった本作がどんな映画なのか絶対に確認
したかったのだけれど、劇場での鑑賞は叶わず、DVDでやっと観ることができた。
おまけの「新作ビデオ情報」で、BBMのトレイラーが観られてちょっと得した気分。

 クリスマスを前にしたある二日間の、LAを舞台にした群像劇。テーマは「人種差別」。
監督・脚本はオスカー受賞作『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家ポール・ハギス
キャストもすごく豪華。ドン・チードル、サンドラ・ブロック、マット・ディロン、
ライアン・フィリップ、テレンス・ハワード、などなど、などなど。この大勢のキャ
ストのエピソードが全てどこかで繋がり、オープニングからラストまで破綻も矛盾も
なくストーリーが流れていく様は、「お見事」としか言いようのない完璧な出来栄え
だ。キャストの演技も皆冴えていると思う、ドン・チードルは黒人刑事の孤独と悲し
みを体現して風格を感じさせるし、本作の演技でアカデミー助演男優賞にノミネート
されたマット・ディロンも、人種差別主義者の白人刑事のいやらしさと苛立ちを押さ
え気味に巧く演じていると思う。中学時代、彼のファンクラブに入っていた身として
は、マットもおっちゃんになったな・・・と哀しくなったりもするが、それでも彼の
長いキャリアが認められたのかと感慨深いものがある。テレンス・ハワードもかっこ
いいしサンドラ・ブロックも悪くないけれど、今回一番印象に残り、見直したのが
ライアン・フィリップ。彼はGG賞授賞式でのホアキン・フェニックスに対する「賭け
金払え!」パフォーマンスがちょっと感じ悪くて「リース・ウィザースプーンの安い旦那
というイメージしかなかった(すみません)。その彼が若い、正義感溢れる白人刑事
(この役はヒースにも話がきていたらしい)を演じて、主演か?と思わせるほどの
存在感。他の出演作品も観てみたくなった。

 物語は、白人、黒人、アジア系、イスラム系、ヒスパニックなどなど様々な人種
の坩堝
であるLAで、人々がいかに差別し、差別され、触れ合い、傷つけ合い、わか
り合ってゆくのか。それを淡々と描いてゆく。人を見たら泥棒と思え、という諺では
ないが、黒人を見たら犯罪者と思い、イスラム系を見たらテロリストを疑い、アジア
系がヒスパニックを見下す描写には暗澹たる気持ちになる。それでも「妖精の透明
ガウン
」のエピソードには泣かされたし、バスに乗ったギャングスターには救いも
感じられる。人間は一つの側面だけで生きているのではなく、表と裏、善と悪の部分
を持つ多面的な存在であること。それを否定も肯定もせず、欠点だらけでも、希望
より苦悩が大きくても、それでも人はぶつかり合いながら生きていくしかないこと
もよくわかる。よくできた作品だと本当に思う、でも、これが作品賞で本当によか
ったのか
?という思いは観る前と全く変わらない。BBMのように心を揺さぶられ
る、何日も何ヶ月も、そして多分何年も胸を離れない"something"もあるとは思え
なかった。ラスト近く、二組の崩壊しかかった夫婦が告げあう"I love you"が安易
過ぎると感じたせいかもしれない。

 もちろん、アニー・プルーが言うところの"Trash"だとも思わないが、やはり
オスカーはBBMの元に輝くべきだったのではないかな・・と、あくまで私見
遠慮がちに言ってみる、小さな声で。

(『クラッシュ』監督:ポール・ハギス/主演:ドン・チードル、
           ライアン・フィリップ、マット・ディロン/2005・USA)
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2006-07-20 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 22 : トラックバック : 5
Pagetop
温かく心を溶かすクリスマスの奇跡~『ラブ・アクチュアリー』 «  ホーム  » 何を食べ、どう生きるか~『食品の裏側:みんな大好きな食品添加物』
trackback

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
クラッシュ
 アカデミー作品賞を獲った映画を公開時に見るなんてこと、今までにあっただろうか?
2006-07-20 05:45 : やっぱりゲイ術が好き?
『クラッシュ』 dvd 発売は7月28日
Crashテーマである人種差別が今や白人vs.黒人という単純な図式でなく、日本人、韓国人、中国人などアジア系の人たち、イラン、イラクなど中東方面から来た人たち、「メキシカン」という言葉でくくられがちな南アメリカ方面か
2006-07-20 23:41 : 姫のお楽しみ袋 
クラッシュ
 『人はぶつかりあう。人は人を傷つける。怒り、哀しみ、憎しみ、孤独。それでも、人は、人を愛していく。』  2/11に公開されて現在も全国で順次公開されていっているコチラの映画。もうすぐ発表のアカデミー賞でも主要6部門にノミネートされている話題作ですね。  
2008-03-01 19:43 : ☆彡映画鑑賞日記☆彡
クラッシュ
人はぶつかりあう。人は人を傷つける。怒り、哀しみ、憎しみ、孤独。それでも、人は、人を愛していく。
2009-05-29 00:34 : Addict allcinema 映画レビュー
「クラッシュ」(2004)
クリント・イーストウッド監督作品「ミリオンダラー・ベイビー」で脚本を執筆したポール・ハギスが同じく脚本や初監督を務めたサスペンス風のヒューマンドラマ「クラッシュ」(2004年、米、112分)。この映画はクリスマスを間近に控えた米国ロサンゼルスを舞台に、...
2009-12-21 23:16 : シネマ・ワンダーランド
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

真紅さん、おはようございます。
「クラッシュ」ご覧になったのですね。私は4ヶ月前に見ました。辻褄あわせが上手い話だったことしか覚えていません。
感想をTBさせていただきましたので、よろしくお願いします。URLもその記事です。

ある方が数ヶ月すれば忘れる映画、みたいな発言をしてましたが、私もそうですね、理由は真紅さんがラストに書かれたように、安易すぎるI love youのせいかもしれません。
2006-07-20 05:52 : びあんこ URL : 編集
真紅さま、おはようございます。
そうそう、ライアン・フィリップすごくよかったですよね!!はじめ見たときは、ドン・チードルとテレンス・ハワードに目がいったのですけど、見終わってから(なんていい俳優なんだ!ライアン・フィリップ!)と思い直したんでした。あの中で一番自分の役柄を心得ていましたよね。今、思い出すのは彼の演技ばかりです。作品は・・・ある一点でどうしても好きになれず、やはり絶賛はできないのが本音です。。(小声)
2006-07-20 08:01 : 武田 URL : 編集
びあんこさん、武田さん、コメントありがとうございます。まとめてレスさせて下さいね。

☆びあんこさん
TBもありがとうございました。私も、すごくよくできた映画だとは思うのですが、ずっと心に残る作品ではないと思います。
「オスカーにしては小粒」というような意見も散見しますが、小粒でも心に残る映画はありますよね。
やっぱり、陳腐な言い方になりますが「愛」の描き方がBBMとは違うからかな・・と思ってみたりします。
人種差別の問題は、アメリカでは日本とは比べ物にならないほど複雑で、人々の心の奥の奥に食い込んでいる問題だと思いますし、観た者の感じ方も違うのはわかっているつもりなのですが。
やっぱりBBMが作品賞獲れなかったのは残念です。
では、これから貴宅にも伺いますね。ありがとうございました。

☆武田さん
そうなんですよ、キャスト皆巧かったと思うのですがライアン・フィリップが一番よかったと私も思います。同じ意見の方がいて嬉しいです。
彼の人物造形と、彼を巡る物語はよくできていましたね。共感すると言うのはおこがましい気がするのですが。
いい俳優さんなんですね~。リースちゃん見る目あるわ、と評価一変(笑)
この作品、絶賛する方が多いようなので、大きい声で批判はできない感じですね。まぁいろんな見方があるということでしょうか。
またいらして下さいね。ありがとうございました。
2006-07-20 08:25 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、レスありがとうございます。
拙宅へのコメント、TBも感謝です。
「クラッシュ」の後で89年の「ドゥ・ザ・ライトシング」を見ましたが、素晴らしかったです。URLはそちらの感想です。当時はこの傑作が作品賞の候補にすら挙がらない時代だったんですね。
色々考えさせられた今年のアカデミー賞でございました。
2006-07-20 11:35 : びあんこ URL : 編集
真紅さん、こんにちは。
『クラッシュ』、オスカー授賞式の前々日くらいに観ました。いい話だなあと思ったのは確かなのですが(わたしもマントや空砲だった!というくだりはは大好きでしたし、最後に流れる曲とかいまだに覚えてる)、その一方で、余白がなさすぎなんじゃないのかなあとも思ってしまいます。全部映像や言葉で表されてしまっていて、それ以上のものを想像する必要がないというような。偉そうですけど・・・。だからこの映画には魔力を全く感じないのです、わたしは。
うーん、やっぱりオスカーはBBMに行くべきでしたよね。アカデミー賞は自分で自分を貶めてしまったようなものだと思います。やーい、ざまみろー。はっ、言いすぎたかしら?(←小心者)
それではこの辺で失礼いたします。あ、そうだ。あのマントのお父さんは『ワールドトレードセンター』で、M.ジレンホールの旦那さん役になってるみたいですね~。
2006-07-20 11:58 : かいろ URL : 編集
びあんこさん、かいろさん、コメントありがとうございます。またまたまとめレスにて失礼いたします。

☆びあんこさん
『ドゥ・ザ・ライトシング』ご紹介ありがとうございます。『マルコムX』は観たのですがこちらは未見だと思います。
後ほどお伺いして読ませていただきますね。
またいらして下さい、ありがとうございました。

☆かいろさん
これ、映画館で観たのですね。ホント、セリフが多いと思いました。
「アカデミーは自分で自分を貶めた」、私も同じように感じました。4月1日にアカデミー賞授賞式の鑑賞記をエントリしてありますが、かいろさんと全く同じことを書いていますよ。
蟹座同士、気が合うということで(笑)誕生日はもう過ぎました。メッセージありがとうございました、とってもうれしかったです。
あの鍵屋のお父さんは初めて観る俳優さんでしたが、マギーの旦那さん役、って出世しましたね(笑)
また覗いてみて下さいね。ありがとうございました。
2006-07-20 20:44 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、
お元気ですか?私はこの映画はううーんって感じです。TBさせていただきますので、そちらからも是非。
2006-07-20 21:36 : チュチュ姫 URL : 編集
チュチュ姫さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
実は何度かTBトライしたのですが届かず、コメントもダメでどうすりゃいいのよ状態だったのですが、今もう一度送信したところ届いたようです。
コメントは相変わらずダメでしたが、とりあえずTB届いてよかった~。。チュチュ姫さんからはまだ届いていないようです。よろしくお願いします。
私は元気なのですが、日本は今全国的に雨が凄くて、被害が出てます。ご実家のほうは大丈夫だと思いますが・・。梅雨が長くて困ります。
さて。この映画、よくできすぎていて、そこが逆にこの映画からリアリティを奪うことになっているのでしょうかね。
絶賛される方が多くて私は驚いています。アメリカでも似たような感じなのでしょうか。
チュチュ姫さんの映画評、いつも楽しみにしています。日曜大工のペイントもプロ並み!素敵なお部屋ですね。
また覗いてみて下さい、こちらからもTBさせていただきますので。コメントもいつの日かできるといいのですが。
ではでは、ありがとうございました。
2006-07-20 23:25 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、
早速のお返事、ありがとうございます。
真紅さんのとこだけでなく、最近どこのブログにTBしても、表示されないことが多いです。ふむ。
日本は雨の被害が・・・とのことですが、里帰りしたら実家がながされていたなんてことにならないように気をつけます。

映画についてですが、こちらでも賛否両論ですね。自分としてはかなり頭良いな~と思う米人がこの映画絶賛していました。デトロイトに住んでいてこの映画うそくさいと思わないなんて、と思いましたけど、それこそ人それぞれですからね。
2006-07-20 23:40 : チュチュ姫 URL : 編集
チュチュ姫さん、再びのコメント&TBありがとうございます。
TBって届かないこと多いですよね。ネットの世界はよくわかりませぬ・・。
私の場合、BBM贔屓ですからこの映画を観る目はかなりバイアスがかかっているかもしれません。
デトロイトは自動車工業が盛んで、反日感情も比較的強い街だと中学のときに習った気がします。
チュチュ姫さんはマイノリティの立場で日々、アメリカで生活されているわけで、当然いろんなことを体験・見聞されていると思います。
人それぞれ、自分の意見はハッキリ言える国であって欲しいですね、日本もアメリカも。
ではまたいらして下さい。ありがとうございました。
2006-07-20 23:58 : 真紅 URL : 編集
真紅さん
私はこの映画、劇場で見たんですが入替制のその劇場ではチケットが売切で次回に回る人がずいぶんいたようです。オスカー効果でしょうか。でもこれ、受賞した本人達も受賞したことにびっくりしてたような気がしませんでした?(笑)

私もマントの話好きでしたよー。でもこの映画が記憶に残るかっていうと、前後して見た同じくドン・チードルの『ホテル・ルワンダ』や『ミュンヘン』なんかに較べるとパワー不足で(笑)押し流されちゃった感じです。もちろんテーマも違いますし、較べられないのはわかってるんですけど。でも格別好きな映画とはいえなくても、少なくともこの2作は印象に残ってるんですよ。『クラッシュ』は、好きなエピソードもあるけど強烈な印象は無いという感じでした。

そうそう、批判しにくい映画ってありますよね。でもこの『クラッシュ』は思いがけず注目されたことで批判もされる映画になったんじゃないかなあと。本当は、アカデミー賞受賞!というよりは、賞レースとは無縁に、でも「ちょっといいエピソードがあって良いよね」くらいに(良い意味で)言われるのがちょうどいい映画だったんじゃないかなあ、なんて思ってしまうのです。
2006-07-21 01:40 : ぽち URL : 編集
ぽちさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
やはり、オスカー効果は大きいですよね。もしBBMが作品賞を受賞していたら、もっと多くの人が観られたのにな・・と思わずにはいられません。
私はあまり映画館に行けないので、『ホテル・ルワンダ』『ミュンヘン』『グッドナイト・アンド・グッドラック』など未見なんですよ。
だから比較はまだできないのですが、やはり『クラッシュ』は小粒、という印象は否めないのではないかと思います。
それにしてもまだ悔しいです、BBMが作品賞逃したこと。「賞なんてしょせん賞に過ぎないだろう?」byヒース、そうなんだけどね・・。
またお話しましょう。ありがとうございました。
2006-07-21 02:04 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、そうですよね、おっしゃる通りです~。オスカーを受賞していたら、より多くの映画館で上映され、より多くの人が見る機会を得たかもしれないですよね。
スピルバーグが『ミュンヘン』公開時に雑誌のインタビューで言ってました。
「『ジョーズ』に感謝している。あの映画のヒットのおかげで失敗しても自分以外の誰からも責められずに済む」。つまりヒットのおかげで自分の作りたいものを作れる発言権を得、製作会社に横やりを入れられずに映画作りができる、というようなことを。
受賞すること、認められることの喜びはもちろんなのですが、それがもたらす効果は観客にも監督にも大きいですもんね。
P.S.  『グッドナイト・グッドラック』は断然DVDでの鑑賞をお勧めしますよ。TVのドキュメンタリーっぽいですし、台詞の多いモノクロ映画なのに白地に白字の字幕で泣きそうでした~
2006-07-21 21:19 : ぽち URL : 編集
ぽちさん、再びコメントありがとうございます。
アン・リーも今回の大成功で注目され、今後もますますたくさんの良質な映画を撮ってくれると信じています。
とりあえず、次回作はトニー・レオン主演とのことで私のボルテージは上がる一方です(笑)
トニーは、アン・リー作品は初めてなんですよ~、もう、超期待です♪
『グッドナイト~』は母に進められたのですが見逃しました。DVDいつ頃リリースかな?楽しみにしてます。
では、またいらして下さいね。ありがとうございました。
2006-07-21 23:06 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんにちは。
「クラッシュ」はそれなりに感動もしたし、面白いとは思いましたが、それだけでしたね。
というのも、観終わった後の感想が「よく出来た映画だったね」なんですよ。映画自体にではなく、映画の「出来」には感心するんですが、ぶっちゃけそれだけ、というか。
やっぱり好みなどの個人的な事を抜いても「ブロークバック・マウンテン」が作品賞を受賞すべきだと思います。きっぱり。
なんというか「BBM」って今まで観たことない映画なんですよ。
シンプルストーリーの恋愛劇を丁寧に描いた、奇をてらったところなど何も無い映画なのですが、「初めて」な感じ。なんだか凄いなぁと。
オスカーの作品賞たるもの「なんだか解んないけど、すげー映画だ!」と感じる作品に受賞して欲しいのです。
逆に「クラッシュ」より優れた群像劇なんてごまんとあると思う。
個人的に好きな「マグノリア」はパワーと愛情の量がずっと上だし、アルトマン監督の「ショート・カッツ」など「クラッシュ」とは格が違う。あれが獲れなかったのに何故これが?と疑問符だらけな私です。
2006-07-22 12:52 : ライチ茶 URL : 編集
ライチ茶さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうそう、『クラッシュ』について思うとき、絶対『マグノリア』と『ショート・カッツ』は頭に浮かびますよね!
私はどちらの作品も「好き!」というわけではないのですが、『クラッシュ』がこの2作品より優れているか?と問われても"YES"とは言えない気がします。
3作品とも、ラストで天変地異?というか異常気象?というか、何かが起こりますが、カエル、地震、雪、と並べても雪はちょっと見劣りする感じですね(笑)
よくできた映画だというのは私も重々、わかるのですが。。BBMとは違いますよね、何が?と言われてもうまく説明はできませんが。
そしてもう一つの、忘れちゃいけない群像劇の名作を観ましたので、感想を近々アップしたいと思います。
また是非いらして下さいね。ありがとうございました。
2006-07-22 19:34 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、おはようございます。

『クラッシュ』は観てなくて申し訳ないのですが、

>オスカーはBBMの元に輝くべきだったのではないかな

と、私も思っているので、賛同させていただきたく参りました。真紅さん、小さな声じゃなくて大声で言いましょうよ!あ、そんなことしちゃいけないんでしょうか。でも、同じ思いの人いっぱいいっぱいいますよね。はっきり言ってくださってすごく嬉しかったです。ありがとうございました。
って、これだけなんです。ごめんなさーい!
2006-07-23 09:15 : 沙斗魔 URL : 編集
沙斗魔さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
『クラッシュ』、よくできた作品だと思いますが、正直「これがオスカー?」という気持ちになりました。
小心者ゆえ大声で言う勇気はないのですが、アニー・プルーが思いっ切り大声で言ってくれてますので少しは気分も晴れたかな。
でも、BBMを酷評する人は多いようですがこの作品をこき下ろしてる人は少ない気がします。
まぁアカデミー協会も小心者の集まりなのでしょうね・・ってこんな事言っていいのでしょうか(笑)
極東の片隅の私たちと、同じ思いの人が世界中にたくさんいると信じたいですね。
またいつでもいらして下さいね。ありがとうございました。
2006-07-23 09:24 : 真紅 URL : 編集
「ラブ・アクチュアリー」の記事を読んでいたら
こちらのエントリーのタイトルが目に入りまして
>よくできてると思う、それでも
って私の「クラッシュ」の感想にとても近い気がして
飛んできてしまいました。
TBに失敗しましたのでとりあえずコメントだけで失礼します。
よろしかったら拙ブログエントリーもお読みくださいませ。
2006-07-24 20:36 : mambotaxi URL : 編集
mambotaxiさん、こちらにもコメントありがとうございます。
『クラッシュ』もご覧になったのですね。それは是非伺わせていただきます。
この映画、絶賛する向きが多いですよね。よくできてるとは思うのですが、そこまで褒めるか?という意見もあり・・・。
まぁ、人それぞれなのですが。。
ではこれから飛んでみますね、ありがとうございました。
2006-07-24 22:34 : 真紅 URL : 編集
こんにちは 私も見ました
人間の裏と表を上手にエピソードを使って描いていたなと思います。
ライアンフィリップもさることながら、マットディロンもよかったですね。
「ブロークバックマウンテン」は本を読みました。映画の出来もよかったようですね。いつか見たいと思います。
2009-12-22 12:38 : megumbsysy URL : 編集
megumbsysyさん、初めまして。コメントありがとうございます。
私、大昔にマット・ディロンのファンクラブに入っていました(照)。
子役(アイドル?)から大人の俳優さんとして飛躍されて、嬉しい限りです。
BBMは本当に素晴らしい作品です。原作とは微妙にニュアンスが違いますよ。
是非ご覧になって下さいね♪
2009-12-22 21:57 : 真紅 URL : 編集
Pagetop
« next  ホーム  prev »

What's New?

真紅

Author:真紅
 Cor Cordium 
★劇場鑑賞した映画の感想はインスタにアップしています@ruby_red66

Archives

Search this site

Thank You!