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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

生の尊厳~『おくりびと』

おくりびと

 チェリストの大悟(本木雅弘)は所属楽団が解散してしまい、妻(広末涼子)を連れ
て故郷の山形へ帰る。「旅のお手伝い」という広告と、高給に惹かれて就職した大悟
だったが、そこは納棺専門の会社だった・・・。

 モントリオール映画祭グランプリ受賞作。実は妻役の女優さんがあまり好きでは
ない
ので、観ようかどうか躊躇していました。しかし、観てよかった~。実にいい
映画です
モックン(いい意味で)若い! アイドル時代からほとんど変わっていな
いその容姿
に驚き、うれしくなりました。

 「旨いんだなぁ、困ったことに」

おくりびと2

 近しい人を見送った経験があるならば、誰しもどこか共感できるところのある作品
だと思います。「誰でもいつか死ぬんだよ、僕も、君も」。でも人は「死」恐れ、死に
接することを「汚らわしいこと」と考えてしまう。大悟の妻や幼馴染の言葉の端々に、
そのことを感じさせられます。私自身にも死に対して「怖い」という気持ちがない、と
言えばウソになるでしょう。

 記憶にある、初めて見た「遺体」母方の祖父でした。湯灌を親族で行ったのです
が、で拭かれる祖父の遺体を見て、高校生だった私は物凄い衝撃を受けたんです。
その衝撃の理由が、この映画を観て初めてわかった気がした。

「ご遺体の尊厳を守るために」という言葉がとても耳に残り心にスッと入って来まし
た。自分は亡骸となっても、たとえ身内であっても、を見られたくはないです。あの
時私が衝撃を受けたのは、故人の尊厳が守られていない、と感じたからなのかも
しれません。できれば私も、尊厳を持っておくられたい

   おくりびと3

 納棺師という職業を知らしめたことももちろんですが、生と死、生きること、食べる
こと、死ぬことは繋がっている
、というテーマが巧く描かれていたと思います。
死は生の一部であり、そして食の一部でもあると。私たちは無数の「死」の上に生か
され、そしてまた死んでいく
のだと。でも、死は決して終わりではない生命の連鎖
とは、死をいただいて生を得る、その繰り返しなのだと。。

 主演のモックンはもちろんですが、脇役の役者さんたちが皆、いい味出している
んです! 社長の山崎努さんの巧さは別格「想定内」なのですが、「門番」を演じ
笹野高史さん、いや~、よかった!! そして大好きだったのが、ワケあり事務員
余貴美子さん♪ もう、ユサユサで(笑)。いい女優さんだな~、と思います。
そして不安だった妻の役は・・・。宮沢りえちゃんで観たかった。←CMか!

 欠落感を抱えて育った青年の成長物語としても、よくできた映画でした。音楽
久石譲さんだったのですね、チェロの音色が素晴らしかった!

 「いってらっしゃい、また逢おうでぇ」

 (『おくりびと』 監督:滝田洋二郎/2008・日本/
    主演:本木雅弘、広末涼子、山崎努、余貴美子、笹野高史
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2009-05-19 00:27 : not simple.
おくりびと
2008 日本 2008年9月公開 評価:★★★★☆ 監督:滝田洋二郎 脚本:小
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おくりびと
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おくりびと-(映画:2009年)-
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おくりびと
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そうですねぇ~。
相変わらず本木さんは顔立ちが美しいですよね。
でも、すっかり落ち着きが出てきてて、
それに伴いこうゆうテーマの映画に自ら企画を持ち込み
並々ならぬ努力のもと映画の完成度に貢献されて
スゴイですよね~♪
妻役、宮沢りえさんでも良かったかなぁ~( ´艸`)
2008-09-23 23:33 : miyu URL : 編集
miyuさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
モックン、本当に美形ですよね~。整ってるわ~。。
彼がこの企画を持ち込んだ、って素晴らしいですね♪
納棺やチェロもすっごい訓練したでしょうし、美形で努力家・・・。最強ですね。
妻役だけがちょっと・・・と感じた私でした。
ではでは、またお伺いしますね~。
2008-09-24 08:22 : 真紅 URL : 編集
こんにちは。
わたしは、生命が宿っていたはずの身体から、
魂が抜けた亡骸への恐れ(畏れ、ではなく)が強くて、
飼っていた金魚の死体なども触ることができない困った人間でして、
(「食材」として売られている魚などは触れるんですが)
もし、自分の親をも恐いと感じたらどうしよう…と
そのこと自体に恐れがあったりします。

普段、、あまり考えない分野のことを考え、
全く知らなかったことを知る機会にもなったこの作品、
最近、またTVスポットも流れているのをみて、
映画館に足を運ぶ方が増えそうな気がします。

どうか、今回は、うまくTBが届いていてくれますように。
2008-09-24 13:09 : 悠雅 URL : 編集
真紅さん TBありがとう。
ずっと華の奥がつ~んとしながら見てました。
チェロの音色がこれほど胸に響くとは!
もっといかにも……的な映像かと思いきや、抑えた演出で、「葬る」ということの本来の意味を教えてくれた映画。これは共通の言語として海外にも伝わったでしょうね。
2008-09-24 14:01 : シュエット URL : 編集
真紅さぁ~ん こんにちはぁ~♪
あんまり素敵な映画なので今日2回目の鑑賞してきました。
今ちょうどフリーパスの期間でもあるんですが。
明日に記事UPしますね!

私もね、妻役を宮沢りえでと一瞬考えたですよ(笑)
あのCMの夫婦役が合ってたし♪
当初は本木さんに合わせて30代後半の女優さんを予定してたんですってぇ。
今ノッてる深津絵里なんかも見てみたかったなぁ。

もぉねぇやっぱりこの作品は一切無駄が無いし、隅々まで活かされてる感じがして秀作ですね!!!
セリフの一つ一つも素晴らしかったし♪
これはDVD買いだなと思ってますよ☆
2008-09-24 15:42 : なぎさ URL : 編集
白子がおいしそうでした
真紅さん、こんばんは。
TBありがとうございました。
>生と死、生きること、食べること、死ぬことは繋がっている・・・
本当にそのとおりですね!
吉行和子さんの首元にお気に入りだったスカーフを
巻いてあげる大悟についホロリ。
余さんのつぶやく「人生最後の買い物は他人まかせなのよね」も印象的でした。
2008-09-24 22:47 : sabunori URL : 編集
悠雅さま、こんにちは。コメントありがとうございます。。
TBは・・・またしても・・・届いてないと思われ・・・。残念です(泣)。

う~ん、その感覚、なんとなく私もわかります。
やっぱり、「死」が怖いから亡骸も怖いと感じるのでしょうか。
親や身内が死ぬのはひたすら恐怖ですが、きっとそのときは悲しみでいっぱいになりそうです。
長患いしたり、大往生だったりしたら、きっと「お疲れ様」という気持ちにもなれるかもしれません。
その日は必ず来るけれど、なるべくゆっくり、お願いしたいですね。

本当に、大ヒットして欲しい作品ですね。
多くの方に観ていただきたいです!
ではでは、またお伺いします~。
2008-09-24 23:18 : 真紅 URL : 編集
シュエットさま、こんにちは。こちらこそコメントとTBをありがとうございます。
私も、もう涙と鼻水で大変なことになっていました、顔が・・。
音楽、よかったですよね~。大悟が夜中に一人で弾いていたのがお父さんのお気に入りの曲だとわかって、涙でした。
共通の言語、本当にその通りですね。いい映画でした。
またお伺いしますね、ではでは。。
2008-09-24 23:22 : 真紅 URL : 編集
なぎささま~~、こんにちはぁ~~~。コメントとTBをありがとうございます♪
おお、再見されたのですね! いいですね~、フリーパス。
すっごい得した気分じゃないですか?

そうそう、モックンとりえちゃん、いい感じですよね~。
超・美形カップル♪ 庄内弁も似合いそう~。
ああ、深津絵里!忘れてましたその人を~。
あと、西田尚美さんとかね。麻生久美子さんとか、どうですかね。
(ヒロ○エさんよりはいいような気が・・・)

ホント、秀作だと思いますね~。
もう、DVD、バンバン買っちゃって下さい!!
ではでは、またです~。
2008-09-24 23:27 : 真紅 URL : 編集
sabunoriさま、こんにちは。こちらこそコメントとTBをありがとうございます~。
そうそう、あのスカーフ! 石文といい、伏線バリバリなんですけど泣けました。
吉行さんの「大ちゃんは一人で抱えてしまう子なの、わかってあげてね」にも、号泣でした。
棺桶にもランクがあるんですよね。。祖母の葬儀の後、母とそんな話をした記憶があります。
私は、人任せにならないように遺言を書いておこう・・・、と思いました。
ではでは、またお伺いします~。
2008-09-24 23:31 : 真紅 URL : 編集
こんにちは~♪
主演女優さんってもしかして同性にあまり好かれないタイプなのかしら?
私もどうも苦手なんですよね。
ちょっとミーハーっぽくて、大きい夢を持つチェロ奏者と結婚した「かなり若い妻」というのなら、まあアリかな~とも思いましたが・・・。

ずっとモックンは好きな俳優なので、この映画に対する期待がとても大きかったです。
そんな時、海外映画祭でグランプリなんて取ってくれて、こんな日本的な文化を描いた作品が海外で評価されるなんて驚くと同時に本当に嬉しかった。
死者への尊厳という意味では普遍的なものがあるのでしょうね。

真紅さんの経験ですが、やはり遺体となってからも裸は誰にも見られたくないわ。
納棺師さんのお仕事に感心したのはその点の配慮があったからというのもありますよね。
2008-09-25 09:27 : ミチ URL : 編集
ミチさま、こんにちは~。コメントとTBをありがとうございます。
そうなんですよね。。彼女が「好き」という女性に会ったことがありません(爆)。
もうちょっと、女優として「色」のついてない方をキャスティングしていただきたかったです。

モックン、私はそんなに注目はしていなかったんです。
私生活のほうが気になっていたくらいで(笑)。
お子さん、特に下のお嬢さんが滅茶苦茶かわいいんですよ~!
彼のDNAを確実に受け継いでいるようです。

受賞のニュースは驚きと同時にうれしかったですね~。
生き死にというのは、人類共通ですものね。
人生の終わりを尊厳をもって送られたいというのは、きっと万人の願いだと思います。
ではでは、またお伺いします!
2008-09-25 17:27 : 真紅 URL : 編集
おはようございます。
素晴らしい作品ですね。
俳優としてのもっくんを観たのは実は初めてだったりするんですが
凄いですね・・・このひと。
チェロも,納棺も手つきが決まりすぎ。
「和」の奥ゆかしさを表現できる方ですね~
表情によっては,栗米さんにも見えてしまったのは
私だけでしょうか・・・
妻役は私も宮沢りえちゃんでお願いしたいな。
2008-09-28 09:21 : なな URL : 編集
真紅さま

主演女優の甘ったるい喋り方がどうも…の私でしたが
今回の作品には上手くハマっている方だと思いました
作品の方は色々な角度から色々なテーマを感じ取る事の出来る
多面体の作品だったと思うのですが
一つ一つが丁寧な仕上がりになっている作品だと思いました
TB 出来ませんので又後日改めてTB させて下さいね
2008-09-28 23:29 : Maria URL : 編集
ななさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
素晴らしい作品、同感です。
モックン、ホントにいい役者さんですね~。
やっぱり「元アイドル」って先入観があるのですが、もうすっかり「看板」ですよね。
「和」といえば伊右衛門ですよね。あのCM好きです~。
りえちゃんと夫婦役お似合いだし。
栗平さんね、う~ん、モックンの方が男前かも? フフフ。
ではでは、後ほどお伺いしますね~。
2008-09-29 14:26 : 真紅 URL : 編集
Mariaさま、こんにちは。コメントありがとうございます。TBもお手数おかけします。
そうですね、、ヒロ○エさん、作品を損なっているということはなかったのですが、私はあまり好きではないです。
できたら、他の女優さんで観たかったというのが本音です。
庄内の自然やお国言葉がよかったですね。ただの「日本のどこか」にしなかったところが、この作品に奥行きを与えていると思います。
後ほど伺わせていただきますね、ではでは。。
2008-09-29 14:48 : 真紅 URL : 編集
美しかったです
こんばんは。

納棺師という存在を知らなかったので、
あの美しい作法に感動すら覚えてしまいました。
本木雅弘さんは久しぶりにスクリーンで観ましたが、
チェロ奏者の時より納棺師の姿の方が色っぽくて、
さすがだな~と感じましたね。
何気に山崎努さんの納棺師姿が神がかり的に見えて
妙に圧倒されてしまいました。

命の尊さ、美しさを再確認できる作品でもありました。
2008-10-08 19:24 : ななんぼ URL : 編集
ななんぼさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
私も、納棺師という職業を初めて知りました。
モックン自身の企画だそうで、彼の熱意が実ってよかったと思います。
山崎さんは、本当に存在自体が凄い俳優さんですね。
演技と言うより、もうそこにいるだけで何かが違う!
緒方拳さんは亡くなってしまわれましたが、山崎さんにはこれからも頑張っていただきたいですね。
日本映画に欠かせない名優だと思います。
ではでは、後ほどお伺いします。
2008-10-09 09:22 : 真紅 URL : 編集
真紅さん~こんにちは\(^_^)/
体調はその後いかがですか・・・?お仕事ともう一つのヘルプの方も、順調でしょうか?^^

これ、レンタル開始日の10時に行って借りてきました。
そして、今見終わったところ。
真紅さんのレビューを見て、高校生の時に体験した事についての部分に、反応してしまいました。
これから私も感想を書こうと思ってるんですが、私ってば、まだ8才くらいのときに、祖母の納棺作業を、最前列、すぐ前で見ていまして・・・・。
ものすごいショックでした・・・。
そういう事があったので、映画館にまで見に行くパワーが涌いて来ず・・・レンタルで鑑賞になりました。
なかなか良かったです。もっくんは、素晴らしかったし、合ってましたね~。で、私もあの女優さんが元々すごく苦手なので、そこだけは、ちょっと・・・。
また後で、TBさせていただきます~(^○^)
真紅さん、ファイト!!!
2009-03-19 11:54 : latifa URL : 編集
latifaさま、こんにちは~。コメントとTBをありがとうございます。
仕事は大変・・・、もう一つのほうは3月末と言われていたのですが、一か月ほど猶予をもらいました。
それでも無理っぽいですけど。。。なんとか頑張ります!

この映画、まだ劇場でやってるのにもうDVDが出たのですね~。
やっぱり、まだ子どもの頃に体験する人の死って、強烈なインパクトがありますよね。
私も、最初は劇場まで行く気はなかったんですよ。
でも評判がいいのでね。。やっぱり思い出しましたけれども。

あの女優さん、日本では苦手な方が多いと思うのですが、海外ではそういう予備知識(?)、先入観はないですもんね。
彼女の演技、海外の方々はどう観られたのでしょうね。。
でも、アカデミー賞授賞式ではとっても綺麗だったと思いました。
後ほど伺いますね、励ましありがとう!!
2009-03-19 14:17 : 真紅 URL : 編集
真紅さん

 おはようございます。TB&コメントありがとうございました。コメントをお返しするのが遅くなって申し訳ありません。

<不安だった妻の役は・・・。宮沢りえちゃんで観たかった>
 なるほど。そうだったら満点をつけていたかもしれないですね。二人でお茶を飲むシーンがあったりして。

 納棺師という職業を世に知らしめたこと、職を失った男性が自分の新しい職に誇りを持つようになってゆく過程(それはある意味で、職を失い、食を発見するプロセスでもあります)、その過程でさまざまな人とのつながりを見つけてゆくこと、これが良く描かれていましたね。

 そして何と言っても、役者がみないい味を出している。これがまた見所、味わいどころですね。旨いんだなあこれが、困ったことに。
2009-06-07 11:26 : ゴブリン URL : 編集
ゴブリンさん、こんにちは。こちらこそコメントとTBをありがとうございます。
コメントレスなどはお気遣いなく。
モックンが美しいですから、りえちゃんくらいなら安心して観られた気がします。
年齢も合いますし。。
あと、ゴブリンさんが余さんのことを「もさい格好」とおっしゃっていて、やっぱり女性と男性では視点が違うんだなぁと思いました。
私は(女性から見るとですが)本作の余さん、十分素敵に見えたんですよね。。
役者が皆よかった(妻役以外)、というのは本当にそう思います。
オスカーおめでとうと素直に祝福したいですね。
2009-06-07 22:59 : 真紅 URL : 編集
私も観ました、おくりびと。
別にTVで放映した時でいいや~くらいに思っていたのだけど、鑑賞券を頂いたので観に出かけたのでした。
・・・・本当にいい映画でした。「死」をテーマにしているのに、最近流行の余命いくばくも無い系の話とは全然違っていて、でも返って身近に感じられ、心が暖かくなり、「死」への恐怖感も薄れたような気がします。
自分自身が40代になり、命には限りがりことを
少々受け入れがたく思っていたけど、
ちょっと救われた、感じがするな・・・。

このテーマソングのピアノソロ楽譜を手に入れ、
弾いては映画のことを思い出し、ジーンとしたりしています。

2009-06-16 14:40 : くっち URL : 編集
くっちさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
コメントいただくの久しぶりですねー。
私もテレビでいいかな?と思ってましたが、あまりにも評判がいいので。。
鑑賞券をいただいたなんて、ラッキー☆ですね。
私は、命に限りがあることよりも、自分が「老い」に向かっていることが受け入れ難いです。
死ぬのはね、誰でも死ぬから仕方ないと思えるのですが、老いはイヤだ。
かと言ってアンチエイジング~に励むわけでもないんですが・・・。
どうして白髪になったり、シワシワになったり、ヨボヨボになったりするんだろう?
それが、なんか辛いわー。今はね。
久石譲さんの音楽、やっぱりいいですね。ツボがわかっていらっしゃる。
今度ウチに来て弾いて下さい♪
2009-06-16 18:24 : 真紅 URL : 編集
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