大丈夫だよ。~『崖の上のポニョ』#2

Ponyo on the cliff by the sea
夏休みも終わった日曜日、『ポニョ』再見。いろいろ観たい映画は他にもたっく
さんあるのですが、諸般の事情というものがありまして・・・。でも、また観に行
けるんだー、とウキウキだったのも本音。封切りから一ヶ月半、シネコンでの
2スクリーン上映はさすがに終わっているけれど、まだ一番大きなスクリーン
での上映。しかも7割は入っています。子どもがもちろん多いのだけれど、私の
隣はお年を召したご夫婦でした。素敵ー。
初見では気になったこと、宗介がポニョを水道水に浸けるだとか、リサが宗介
を置き去りにするとか、そんなことは何故か、全く気にならなかった。今回一番
感動したのは、ポニョがフジモトの部屋に侵入して「海の魔法」を解き放つ場面。
初見では、一体どうしてあんなこと(大津波)が起こったのか今ひとつわからない
まま観ていました(トキさんは「人面魚が陸に上がると津波がくるよ」と予言してい
たけど)。しかしフジモトのセリフをよく聴いてみると、あれはカンブリア紀、デボン
紀の海の生き物たちが再生したということなのですね。金色の光とともに海の
生命が爆発し、ポニョの妹たちが巨大魚になるところは圧巻。海は爆発だ!?

ところで宗介の母、リサって25歳っていう設定なんですよ。ちょっとびっくり。
20歳で宗介を生んだのかー。しかしそれにしては山口智子の声が落ち着き
過ぎてませんかね。
ポニョは人間になり、魔法を失います。でも、トキさんたちの足は治ったまま。
だから水没した街も、きっと元通りになっていますよ。心配御無用。
上映後、スクリーンを後にする大勢の子どもたちの中から「ポーニョ、ポーニョ
ポニョさかなの子♪」の大合唱が自然に湧き起こりました。ビックリして、同時
になんだか涙が出てしまった・・・。子どもって、ホントにかわいい。監督に見せ
てあげたいと思った風景でした。
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真紅さま こんにちは。
私もこの日曜日にやっと「ポニョ」を見てきました。
この映画、『ニーベルングの指輪』をストーリーの下地にしているとか。話の展開を小難しく考えてしまうと「ん?」と思う部分もあったのですが、でもさすがに「すべて手書きのフルアニメーション」は美しかったですね。「ポニョ」本編が始まる前に、今年冬公開されるディズニーのCGアニメ「ティンカーベル」の予告編を見たのですが、「ポニョ」とは、絵のあたたかさ優しさが比較にならない〝ダメダメさ(笑)〟でした。
だんだん眠くなってきた少女ポニョが魚に戻ってしまう途中の、ちょっとカッパみたいな表情のときがとてもキモ可愛いくて、私は好きです。
ベネチア映画祭では無冠でしたが、もともとこの映画祭は「新作・新人監督の発掘」が目的だったようで、すでに世界の巨匠となっている宮崎監督が受賞の対象外だったのは仕方ないですね。それでも主催者側が無理を承知で「ポニョ」の上映を依頼してきたのだとか。海外の映画人もきっとポニョを見たくてしょうがなかったのでしょうね。
それにしましても、あのテーマ音楽が頭から離れず、困ってます!
私もこの日曜日にやっと「ポニョ」を見てきました。
この映画、『ニーベルングの指輪』をストーリーの下地にしているとか。話の展開を小難しく考えてしまうと「ん?」と思う部分もあったのですが、でもさすがに「すべて手書きのフルアニメーション」は美しかったですね。「ポニョ」本編が始まる前に、今年冬公開されるディズニーのCGアニメ「ティンカーベル」の予告編を見たのですが、「ポニョ」とは、絵のあたたかさ優しさが比較にならない〝ダメダメさ(笑)〟でした。
だんだん眠くなってきた少女ポニョが魚に戻ってしまう途中の、ちょっとカッパみたいな表情のときがとてもキモ可愛いくて、私は好きです。
ベネチア映画祭では無冠でしたが、もともとこの映画祭は「新作・新人監督の発掘」が目的だったようで、すでに世界の巨匠となっている宮崎監督が受賞の対象外だったのは仕方ないですね。それでも主催者側が無理を承知で「ポニョ」の上映を依頼してきたのだとか。海外の映画人もきっとポニョを見たくてしょうがなかったのでしょうね。
それにしましても、あのテーマ音楽が頭から離れず、困ってます!
2008-09-10 11:34 :
メグ URL :
編集
メグさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
おお!ご覧になったのですね♪ 東京でも大入りでしたでしょうか。
『ニーベルングの指輪』という物語は知らないのですが・・・。
私は現代版『人魚姫』なのかな? と思っていました。
先日宮崎監督の本も読んだんだけどなー(汗)。
カッパみたいな顔、半魚人ですね。鳥みたい、とも思いますし、ちゃんと進化の過程を考慮してアニメ化しているのでしょうね。
私もベネツィアは大恩ある映画祭ですが(笑)、今回はコンペと言っても「客寄せ」だったんじゃないかなと思います。
でも、ジブリアニメがイタリアでも支持されていることを証明してくれましたし、それはそれでよかったんじゃないでしょうか。
あの主題歌は「洗脳ソング」ですね、危険です(笑)。
ではでは、またです~。
おお!ご覧になったのですね♪ 東京でも大入りでしたでしょうか。
『ニーベルングの指輪』という物語は知らないのですが・・・。
私は現代版『人魚姫』なのかな? と思っていました。
先日宮崎監督の本も読んだんだけどなー(汗)。
カッパみたいな顔、半魚人ですね。鳥みたい、とも思いますし、ちゃんと進化の過程を考慮してアニメ化しているのでしょうね。
私もベネツィアは大恩ある映画祭ですが(笑)、今回はコンペと言っても「客寄せ」だったんじゃないかなと思います。
でも、ジブリアニメがイタリアでも支持されていることを証明してくれましたし、それはそれでよかったんじゃないでしょうか。
あの主題歌は「洗脳ソング」ですね、危険です(笑)。
ではでは、またです~。