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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

He is there.~『アイム・ノット・ゼア』

アイム・ノット・ゼア


 I'M NOT THERE


 音楽界の生ける伝説、ボブ・ディランの半生を、6人の俳優によるアンサンブル
独創的かつ多面的に、時間も空間も飛び越えて自由に描いたユニークな映画
「ボブ・ディランを同時に6人の俳優が演じる」という破天荒なアイデアだけでも、
既にこの映画に惹きつけられるし、演じる俳優たちの豪華さ!がまた凄い。
ボブ・ディランを演じるは、クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、リチャード
・ギア、マーカス・カール・フランクリン、ベン・ウィショー
、そして亡きヒース・レジ
ャー
。中でもケイト・ブランシェットの演技は絶賛され、ヴェネチア映画祭、ゴール
デングローブ賞で最優秀女優賞を受賞
アカデミー賞にもノミネートされた。
ジェンダーを軽々と超越する彼女の演技は、オスカーを受賞しても誰も文句は
言わなかったに違いない
監督・原案トッド・ヘインズ。今までの監督作品は
未見なので、是非観てみたいと思った。

アイム・ノット・ゼア2

 覚え書きを兼ねて、6つのパートの概略を。

・クリスチャン・ベイル:ジャック/ジョン牧師
 プロテスト・フォークを唄う革命家。後にキリスト教に傾倒し、ペンテコステ
 派の牧師
となる。ノー・ディレクション・ホーム風の擬似ドキュメンタリー
 形式で撮られ、ここにもジェームズ・ボールドウィンが登場。同志であり恋人
 でもあったジョーン・バエズがモデルであるアーティストにジュリアン・ムー
 ア
が扮する。

・ケイト・ブランシェット:ジュード
 フォークと決別したことで、ファンから批判されるロックスター。彼と関わる
 ニューヨークのモデル、ココ役にミシェル・ウィリアムズ。ケイトのカメレオン
 ぶりが圧巻
。ビートルズが「サヨナラ」と言っていたように聞こえたけど??

・マーカス・カール・フランクリン:ウディ・ガスリー
 ギターを抱え、自らの音楽を探して放浪する、幼き吟遊詩人。黒人の少年が
 演じて強い印象を残すパート。

・ベン・ウィショー:アルチュール・ランボー
 アルチュール・ランボーを名乗る詩人「聖書の予言」のように、詩的な言葉で
 観るものを翻弄する。

・ヒース・レジャー:ロビー
 新進映画俳優。フランス人の妻モリー(シャルロット・ゲンズブール)との出逢い
 から結婚、離婚に至る日々
に、背景として在るヴェトナム戦争

・リチャード・ギア:ビリー・ザ・キッド
 田舎町で隠遁生活を送るアウトロー「古き良きアメリカ」精神を象徴する彼
 の キャラクターが、ちょっとわかりにくかったのが残念。このパートが長く感じ
 られ、全体の流れから浮いている印象も受けた。しかし、ラストで冒頭のウディ
 に繋がるシーン
感動モノ。

 映画は時系列もエピソードもバラバラにして、事実をほんの少しずらしながら、
カラー、モノクロと自在に進んでゆく。手を伸ばしても届かない、掴まえようと
しても逃げてゆく、正体を見せない主人公。そして最後に「本物」ボブ・ディラン
の姿
が少しだけ映し出され、エンドロールでは『ライク・ア・ローリングストーン』
『ノッキン・オン・ヘヴンズドア』
が流れる。

アイム・ノット・ゼア3

 この映画のコンセプト自体にも惹かれたけれど、やっぱり私にとっては「ヒース
の出演作」
という部分が大きかった。だから観る前は少し、ちゃんと作品と向き
合えるのかな、自分?っていう不安もあった。

 ヒースの声が聞こえてきた時、ああ・・・。やっぱりが出たけど、ウェットな気分
は幸い、長くは続かなかった。と言うか、「こんな場面で泣くな!」と自分に喝を入
れたのかも。でも物凄く魅力的なミシェルも登場するし、かわいい娘を得ても崩壊
してしまう夫婦
なんて、ヒースはどんな気分で完成したこの映画を観たんだろう?
なんてことを考えもした。

 ロビーのパートは苦悩するディランを描いている。しかし監督はシャルロットの
ファンなのか
、と思ってしまったくらい、ロビーよりも妻中心に描かれていたよう
な気がして不満だった。ヴェトナム戦争への怒りと、夫への絶望感。このパートは
「ディラン」視点でなく、妻の目線二人の関係と時代が描かれている。
(シャルロットじゃなくてヒースを映して!っていう潜在意識がそう思わせたのか?)

 型に嵌められるのを極端に嫌った「生ける伝説」を、型破りのキャスティングと
構成
で描いてみせた『アイム・ノット・ゼア』。そこには確かに「ボブ・ディラン」
いないかもしれない。しかし、夭折してしまったヒースはそこにいる。

 He IS there...

 (『アイム・ノット・ゼア』監督・脚本兼:トッド・ヘインズ/2007・米、独/
   主演:クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、ヒース・レジャー、
       リチャード・ギア、マーカス・カール・フランクリン、ベン・ウィショー
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2009-08-10 21:31 : 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ
『アイム・ノット・ゼア』を観たぞ~!
『アイム・ノット・ゼア』を観ました『エデンより彼方に』などの鬼才トッド・ヘインズが、構想から7年をかけて挑んだボブ・ディランの伝記映画です>>『アイム・ノット・ゼア』関連原題: I'MNOTTHEREジャンル: ドラマ/音楽/伝記上映時間: 136分製作国: 2007年・...
2009-12-06 22:34 : おきらく楽天 映画生活
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こんばんは。
はじめまして~~コメント&TBありがとうございました。
悠雅さまやシュエットさん、それからviva jijiさんのところでお名前は拝見しておりました。
ヒースが亡くなった時、 悠雅さまのところからこちらにきたことがありました。
「あ~~真紅さんもヒースが好きだったんだ・・・」と思った記憶がございます。

ワタシもこの映画は「ディランを知るため」というよりは、ベイルとヒースを観るために観ました。
映画はなかなかワタシにはついてゆけず・・・よくわからんなーと思っておりましたら「ディランはよーわからんやつなのだ」とみなさまおっしゃるので「映画がわからないというよりはディランがわからなかったのだな」と思うことにしました(笑)。

ヒースの姿を観た時は涙がでなかったものの、自分が悲しい心にフタをして自分を騙していたのだなと実感しました。
彼がこのままの姿で、年を重ねることもシワを増やすこともないのだと思うと本当にいたたまれなかったです。
「ザ・ダーク・ナイト」の予告もよく観るようになりましたよねえ・・・。
あれを観ると彼は本当にすごい俳優だったんだーと今更ながら思います。

長くなってしまいましたが、これからもよろしくお願いいたします。
2008-05-12 22:05 : dim URL : 編集
真紅さん、こんばんわ
 見られたんですね、この映画6人の中でヒースはかなり出演場面が多くて嬉しかったです。ただシャルロットの印象が強かったのは真紅さんの仰るように彼女中心に描かれてたんですね、(「恋愛睡眠のすすめ」では魅力的に見えなかったけど、本作では魅力的でした)そしてミッシェルも驚きのスタイルで小悪魔的な魅力でした(「BBM」と真逆で凄い!な~と感心)そして言わずもがなケイトの素晴らしさとヒース以外は女性が印象深かったです。マーカスくんも凄かったけど・・・、
 僕はヒースの姿を見ていくうち、ヒースがいなくなった悔しさがよぎりましたね、あの声、姿(まだ20代であの存在感は他にいないですよ~!)「ダークナイト」のトレイラー見てもその悔しさは変わりません、ジョーカー役でヒースは声を変えてますね(コミカルな声に?)ジョーカー人形もアメリカでは行列が出来たという嬉しいニュースも・・・
 映画の内容は僕はよう、わからん、お手上げでしたが、雰囲気でモトがとれました。真紅さんの記事で少し理解もできましたし。見てよかった・・・もう1度くらいは見たい映画でした、音楽が終始流れてたのも良かったですね。
2008-05-12 22:59 : イニスJr URL : 編集
真紅さん、こんばんは。
ヒースの出演はわたしもちょっとうるっときました。
「ヒースはそこにいる」という真紅さんの文章にまたちょっと来るものがありました…。
ミシェルもこの映画に出ていると知って、彼との絡みはあるのかと期待しましたが、それはなかったですね。でもブロークバックとは全く違う彼女の姿に驚き、そしてまたこれもうれしかったです。
映画全体としては、ディランを知らないわたしにとってはほぼ意味が判らなかったのですが…。真紅さんのようにちょっとでも予習しておくべきでした~。
2008-05-13 01:04 : リュカ URL : 編集
真紅さん、TBとメッセージありがとう。
お返事が遅くなってごめんなさいね。ここんとこ濃厚で重い映画を立て続けに観たせいで、やや虚脱状態で…(笑)
かなりヒース寄りで観ていたみたいね。彼のシーンが一番長かったんではないかしら。予告編では少なかったから、クリスチャンとかケイトがメインかなって思っていたんだけどね。
しかしヘインズ監督の映像演出には今更ながら感服です。今までの音楽映画とは完全に一線を画してブラボーでした。いろいろ言われているけど感覚的にとっても楽しめる映像。何度も観たい映像だわ。
妻の視点…ヴェトナム戦争への怒り
確かに怒りもあっただろうけれど、あの時代が二人を結びつけ、きっとベトナム戦争に対する怒り、彼らだけではなく世界の若者が怒った、あの時代と共に二人の関係が始まり、怒りの共有が二人にあったけど、ベトナム戦争が終結した今、互いを結びつけるものを見失った…ディランの怒りはそこから離れていた。そういう時代感覚もヘインズは捉えていると思うわ。
そういう意味でヘインズの時代に切り込む感覚って「ベルベット・ゴールドマイン」以上に、本作で感じたわ。
2008-05-13 09:40 : シュエット URL : 編集
真紅さん、こんにちは。
真紅さんはいつも俳優や監督の前作や関連作品で予習をされているのがえらいです♪
ヒースの存在感は素晴らしかったですね~。
ディランはそこにいないけど存命していて、そこに見えるけれどもはや存在しないヒースの姿には複雑な感慨がありました。
2008-05-13 11:59 : かえる URL : 編集
dimさま、こんにちは~。ご訪問ありがとうございます! コメントをこちらこそありがとうございました。
そうなんです、たくさん素敵なお姉さま方のお宅へお邪魔させていただいてます。
dimさまにはご挨拶が遅れてしまいました。
ヒースはBBM以来の新参者ファンだったのですが、こんなことになるとは思いもせず・・・。
本当に残念でしたね。

私は直前にドキュメンタリーを観ていたので、エピソードはなんとなく把握できたのですが、とても独創的な映画でしたよね。
ディランがわからないやつ、って言うのはその通りですね、わからせたくないやつ、と言うほうがいいかもしれませんが。

『ダークナイト』の予告、まだ一度も劇場でもネットでも観てないんです。
『インディ・ジョーンズ』あたりになると、もうバンバン流れるかもしれませんね・・・。
まさか遺作を観ることになるとは・・・。本当に、もったいない才能です。

こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ではでは~。
2008-05-13 17:17 : 真紅 URL : 編集
イニスJrさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうそう、シャルロットがいっぱい映ってましたよね~。もっとヒースを映してよ、と。
ミシェルはあのBBMでのダサダサ、モッサリから180度の変身!でしたね。
細身で小柄で、すんごく魅力的でした。いろんな役ができる女優さんなんだな~と思いました。
出演作が目白押しなのも頷けます。
ヒースとは本当にいいカップルだったのにね・・・。
私も、女優陣は皆すごくよかったと思いました。

ジョーカーの声、ヒースは一ヶ月もホテルにこもって作り上げたんだとか。
役者魂がこもった演技ですよね。もう絶対、観たいですよねー。
トレイラーはまだ観てないのですが、劇場で観られたら感動してしまいそう・・・。

音楽はもちろん、とっても独創的で自由な映画だと思いました。
観てよかったですね。私も、また観たいな~。。
ではでは!
2008-05-13 17:24 : 真紅 URL : 編集
リュカさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
ヒースはスクリーンの中にいるのに、もういないという・・・。
なかなか現実感がないですよね。いまだに、ウソみたいって思います。
ミシェルと共演場面はなかったですが、二人一緒の最後の出演作品ですね。
本当に、いいカップルだったのにな、と思います。
ミシェル、ホントにかわいかったですよね! シエナよりいいんじゃないか、と・・・。
『ノー・ディレクション・ホーム』はとっても良質なドキュメンタリーですので、興味があれば観てみて下さい。
でも、3時間半ありますので、風邪で出かけられないときとかにでも(爆)。
ではでは、またお伺いしますね~。
2008-05-13 17:30 : 真紅 URL : 編集
シュエットさま、こんにちは~。コメントとTBをありがとうございます。
虚脱状態、大丈夫ですか~? もう、そういうときはトコトン重いものを観るか、映画以外で発散ですね!

そうなんです、やっぱりヒースの出演作、というのが大きかったので・・・。
(と言うかディランを知らないので、汗)
監督は、かなりシャルロットが演じたモリーに感情移入したようですね。
だからヒースのパートが長くなったのかな? と思います。
もの凄いユニークな映画ですよね。発想が違うというか。

ベトナムの終焉が、二人の関係の終焉だというのはすごい皮肉ですね。
怒りが二人を結びつけ、その怒りが収まると愛も消えるなんて・・・。
うーん、深いです。あの時代、そんな関係が少なからずあったのでしょうか。
ではでは、またお伺いします~。
2008-05-13 17:38 : 真紅 URL : 編集
かえるさま、こんにちは!コメントとTBをありがとうございます。
いや~、あまりにもいろんな知識がないので、観ておきたいなって思うんですよ。
今回、風邪で時間があったし(笑)。
『エデンより彼方に』で復習もしなきゃ~と思ってます!
そうですね、生きながら伝説になった人物を、今はもういない俳優が演じている・・・。
返す返すも残念です。無念。
ではでは、またお伺いしますね!
2008-05-13 17:42 : 真紅 URL : 編集
真紅さま~こんばんは!
実は、この真紅さまのレビューは拝見しちゃっていたのですよ^^
でも、私の感想が、あんなんだし・・・しかも、キャンディの感想と一緒にちょこっとしか書いてなかったので、TBひかえてしまっていたのです(^O^)

ビートルズのサヨナラは、私もそう聞こえました!
あと、ヒースレジャーさんよりも、シャルロットの方が・・ってのは、私も感じましたw
もうちょっとディランのことを勉強してから見た方が良かったなぁ・・・と思いました。
2008-05-14 20:44 : latifa URL : 編集
予備知識のない人が見てどう思うか?これで彼に興味を持ってくれてCD買うまでに至るか? 色々ブログ巡りしてみましたがほとんど撃沈状態でしたす。(みんな正直だ、トホホ...)
でも私だって知らなきゃダメだったでしょうな(てか、見ないだろうと)。
普通の伝記映画と違って、6人も入れ替わり立ち替りするし、時間軸もバラバラ。そもそもボブディラン自体本名じゃないんだけどね。
Rギアさんのビリーは分かり難かったですか。ディランさんはその昔「ビリーザキッド」って映画に出演してるのです(音楽も担当)。
但しビリーじゃなくて、彼に憧れちゃう若者役。ビリーはナレーションの人が演じてました。そして彼に敵対(でも実は旧友)するのがパットギャレット。故ジェームズコバーンさんがカッコいいです。挿入歌として「天国への扉」が使われています。
細かい部分はとても書けないけど、所々ニヤリとさせられたり、危うく声上げて笑いそうになったり、でもヒースさんのロビーに悲しくなったりの2時間15分でした。
2008-05-14 20:52 : garagie URL : 編集
latifaさま~、こんにちは! こちらにもコメントいただき、スミマセン!
この映画ご覧になっていたのですね。
「サヨナラ」やっぱりそう聞こえました? よかった~。自分の「空耳アワー」だったらどうしようと思ってました!
あと、シャルロットがやたら映ってましたよねー。彼女って年齢不詳な魅力がありますよね。
なんか、悔しい・・・(←バカ、笑)。フランス訛りの英語って、魅力的なのかな、って。
もしよければ『ノー・ディレクション・ホーム』ご覧になって下さい!
とっても良質なドキュメンタリーですよ~。オススメです。
ではでは、またお伺いしますね~。
2008-05-14 23:40 : 真紅 URL : 編集
garagieさま、こんにちは。コメントありがとうございます、恐縮です。
私はドキュメンタリーを観ていたのでまだましだったのですが、やっぱり、いろんな予備知識がないとダメなんでしょうか。。トホホです。
『ビリー・ザ・キッド』も知らないです・・。ディランって、ヒースが演じたパートみたいに、俳優もしていたのですね。
私は自由でユニークな映画だな、と楽しめたのですが、この映画批判的な意見も多いのですね。
そういえば、私が観た劇場、ガッラカラでした。自分含め、4人で観ました。
しかも、ギアさんパートで一人退場(泣)。
ヒースの演技は涙モノでしたね。悲しくなるのはまだ仕方ないですね・・・。
ではでは、またいろいろ教えて下さい!
2008-05-14 23:50 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんばんはー♪
うんうん、ほんとにHe is thereでしたね。
しかも彼が演じたのが映画スターというのが何とも・・・。
↑の6人の写真。。。ケイトがいちばんご本人に似てるっぽく見えるのが驚きです。
トッド・ヘインズは『ベルベット・ゴールドマイン』
も結構好きです。あれはデヴィッド・ボウイを
モデルにしたような作品でした。
セミ・ドキュメンタリー風なのは同じだけど、
こちらはもっと抽象的で詩的でしたねー。
全然分かってないような気もしますが(笑)
すごく自由な空気を感じる作品でもありましたー。
2008-05-16 23:39 : sally URL : 編集
sallyさま、こんにちは~。コメント&TBをありがとうございます。
ヒースも、演じていたときはまさかこんなことになるとは夢にも思ってなかったでしょうね。
本当に残念です。。。でも、彼の演技が観られてよかったです。
『ベルベット・ゴールドマイン』観たいな~。
実は昨日『エデンより彼方に』を観たのですが、ビックリしました。
トッド・ヘインズって寡作だけど、いろんな映画を撮る人なんですね。。
『ベルベット~』も是非観てみたいと思います!
ではでは、またお伺いしますね~。
2008-05-17 13:21 : 真紅 URL : 編集
こちらにもお邪魔を...
ボブ・ディランてやっぱりスゴイ!人なんだなぁって改めて知りました。詩人ですよね?
正に6人のディランでした。
トッド・ヘインズの「ベルベット・ゴールドマイン」はきんきらきんの衣装に身を包んだロッカーたちが、観ていて面白いです。
機会があればご覧下さいまし。
「エデンより彼方へ」はちょっと癖ありの一作です。
この監督ジュリアン・ムーアが好きですね。
この作品ではカヴァー曲ばかりですが、ボブ・ディランが歌っているディランのCD欲しくなりました。
2008-05-19 00:49 : margot2005 URL : 編集
margot2005さま、こちらにもコメントとTBをありがとうございます。
『エデンより彼方へ』観ました~。そうそう、ジュリアン・ムーアお気に入りなんだな~と思いました。
『ベルベット~』にも出てるのかな? これも観たいですね~。
ディランって唯一無二の存在なんですよね、それでいてつかみどころがないという・・・。
私も、カヴァーのほうが聴きなれている感じです。
いろんなアーティストがカヴァーするっていうのも、実力の表れですよね~。
本当にユニークな映画でした。
またお伺いしますね、ではでは~。
2008-05-19 14:46 : 真紅 URL : 編集
やっと観ました!なかなかクリエィティヴでよかったです。
2008-05-25 11:29 : chuchu URL : 編集
chuchuさま、こんにちは!コメントとTBありがとうございます~。
おお、気に入られましたね? 後ほどお伺いします~。
2008-05-25 13:46 : 真紅 URL : 編集
真紅さん

大変ご無沙汰してますーいろいろ忙しくてほんと
すいません!
そうかーこの映画ヒースのパートはシャルロット中心に・・そう考えたことなかったですけど、
確かにそうかもです。もちろん時代の寵児なんで女性関係は派手だったと思うんですけど、
映画では意外とシャルロットに集約していた感じはありましたよね。
「いる」人の映画は「いなくなってしまった」人が
演じているのを観るのはとても複雑な気持ちでした。
2008-06-17 20:45 : kazupon URL : 編集
kazuponさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
お忙しい中ご訪問、感謝です。
監督は、絶対シャルロットのファンだと思います(笑)。
なんだか、あのパートだけディランが脇な印象を受けたんですよね。
ヒースがいなくなるなんて想像もしていなかっただけに、思うところ大でありました・・・。
返す返すも残念ですね。『ダークナイト』観たらもっとそう思うのでしょうが。。
ではでは、またです~。
2008-06-18 08:53 : 真紅 URL : 編集
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