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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

正義は死なず~『フィクサー』

フィクサー


 MICHAEL CLAYTON


 真っ暗なスクリーンに白く、小さく浮かび上がるタイトルロール。聞こえてくる
のはトム・ウィルキンソンの声。"Michael. Dear Michael."
異様なテンションの、闇からの呼び声のような長い、長いモノローグが始まる。

 NY最大の弁護士事務所トラブル処理専門の「掃除屋」を請け負うマイケル・
クレイトン(ジョージ・クルーニー)
「フィクサー」という邦題から、重大事件の裏で
暗躍し、顧客を救うスーパーマンのような主人公をイメージしていたのだが、その
予想は軽く裏切られる。法廷弁護士を目指して検事から弁護士に転身するも、
裏稼業に埋没し、副業のつもりのレストラン経営も破綻借金まみれの一文無し
心の安らぎは離れて暮らす一人息子だけ。そんな「負け組」寸前、いやだからこそ
人間味溢れる主人公マイケルを、ハリウッド随一の「勝ち組」ジョージ・クルーニー
陰影深い表情で演じている。

 2007年度のアカデミー賞において、作品、主演男優、助演男優、助演女優、
監督、脚本、作曲の7部門で候補
となり、ティルダ・スウィントンが助演女優賞を
獲得
。英国アカデミー賞とダブル受賞した。監督・脚本は本作が初メガホンであ
トニー・ギルロイ。彼が長年温めてきた企画であるというだけに、ほとんど瑕の
ない見事な完成度の作品。熟練の技さえ感じさせる。しかし、考え抜かれた緻密
な脚本・演出
であるが故に、観客にも前のめりな集中力を要する、気楽な娯楽
作品とは一線を画す作品となっている。

フィクサー2

 巨大農薬企業による汚染と訴訟という軸になるストーリーは『エリン・ブロコビッチ』
を彷彿させるが、本作が描こうとするのは巨悪VS.被害者というわかり易い図式で
はない。被害者の視点は最小限に留まり、巨悪が作り出すの中で、それぞれの
を求めてもがく三人の弁護士の生き様が、人間の弱さ、不完全さを浮かび上が
らせながら描かれて行く。

 この映画に深みを与えているのは、登場人物たちの立体的なキャラクター設定と、
彼らに文字通り命を吹き込んだ俳優たちの演技だろう。本作の悪役、企業弁護士
カレン(ティルダ・スウィントン)は、邪魔者を冷徹に「始末」しながら、腋汗をかき
スピーチのリハーサルを繰り返す。上り詰めたら最後、梯子を外されたような重圧
人間が悪に飲み込まれる恐ろしさがじんわりと伝わってくる。良心の呵責から精神
のバランスを崩壊
させるエリート弁護士アーサーも、トム・ウィルキンソンが演じた
からこそ、狂気と正義感と生命力を兼ね備えたキャラクターになり得たと思う。
そしてジョージ・クルーニーを加えた主役三人のトライアングルに引けを取らない、
弁護士事務所経営者マーティを演じるシドニー・ポラックの存在感。彼は製作も兼
ね、クルーニーとともにこの作品の影の立役者と言えるだろう。製作総指揮には、
故アンソニー・ミンゲラも名を連ねている。

フィクサー3

 アルコール依存だったり、ギャンブル中毒だったり、ひき逃げをもみ消そうとした
り、人間は皆、不完全だ。志を持って選んだ職業でも、自らが夢見、描いた未来
予想図とは程遠い
。それでも、息子に人生を諦めるなと諭すマイケルの真摯な表情
が心に残る。
 ラスト、「破壊の神」が自らに許した、50ドル分の感傷安堵、不安、希望、諦観、
そして少しの後悔
。NYという街、アメリカという国の混沌が消し去ろうとしても、
正義はきっと死なない

 "Give me fifty dollars worth. Just drive."

『フィクサー』監督・脚本:トニー・ギルロイ/2007・USA/
 主演:ジョージ・クルーニー、トム・ウィルキンソン、ティルダ・スウィントン
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真紅さん、いつもありがとう。
古今とこ精力的に映画みてる!GWは家族最優先?今の間に見ておかないと!(笑)
この映画ティルダ良かった!私それだけでも十分(な~んてね)、トム・ウィルキンソン、ポラックそれぞれ味のある演技は堪能しました。だから余計にクルーニー兄貴がね、兄貴でいい奴なんだけど…。
こんな風に企業利益最優先の社会のシステムに組み込まれたらそこが世界になってしまうんだよね。そこから外れたら世界がなくなるって思ってしまう。でもそうではないんだよね。
人間どっかで踏ん張らんといけない時ってあるし、何を持って踏ん張るか?どっちむいて踏ん張るか?それが問題だ!企業に例えてるけど、この世の中で考えても同じ。流れるままに生きるか、己の良心に問いかけて生きるか?
人としての生き方を問っているって見方もできるよね。だから演技派揃えてるんだからオーソドックスにじっくりとした人間ドラマに仕上げても?って思ったの。、
2008-04-25 14:35 : シュエット URL : 編集
こんばんわ。昨日観てまいりました^^。
坊やの台詞に泣けました。あの本のページの伏線。・・いきなりの冒頭での車爆破シーン、何故、馬が?それも三頭。クレイトンが馬に助けられたその意味が、全て少年が車中で語る“ファンタジーの筋立て”のなかで語られているのではと思いました(涙)
正に悪を倒し進んでいく勇者の一人に選ばれた者=クレイトンの物語。少年の台詞は全部を覚えていませんが、“皆、ある場所を目指していくんだ、その訳はお互いに語りはしないのだけど、、、でも何故だかあるものに向って進んで行くんだ”・・人間、やはり真実を目指してすすむべきだ、というテーマと私はくみ取りました。
役者陣みな素晴らしかったと思いますが私は、トム・ウィルキンソン、良かったです~◎^^。あの沢山抱えていたパン,美味しそうだったなあ。人柄を象徴する旨い小道具立て。そして彼が心奪われた少女が流す涙は、とても美しかったです。。
2008-04-25 20:52 : フラン URL : 編集
観てきました!!

一分一秒、どこも見逃したくない!!と画面を見ておりました!!
しっかりと練りこまれた作品はとても見応えがあって、久しぶりの劇場鑑賞に大満足で帰宅しました!

どの役者もピタリとはまっていて、さすがの演技で溜息がでました♪
2008-04-25 22:09 : D URL : 編集
真紅さん☆

こんばんは~♪
この映画ではなくってJB記事にコメント嬉しかったですよ~v-238
あ、アンソニーミンゲラが製作に関わっていたんでしたっけ、、、この映画だったのかな
ラストにアンソニーミンゲラに捧ぐとあったのはそのせいだったのですね~。
名優揃えたキャスティングで渋い映画でしたね☆
今後も改めて宜しくですv-207
2008-04-25 23:37 : mig URL : 編集
シュエットさま、こんにちは~。こちらこそコメントとTBをありがとうございます。
そうなんです、春休みとGWの間に観ておこうと・・・。
でも、本当は明日からの関西方面公開作にすっごく惹かれているんですけどもー。
いつ観られるんだろう? 早く観たいです~。
兄貴は、私は大好きなんで・・・♪ カッコよかったじゃないですかー(ラストだけ?)。

世界は限りなく広がっているはずなんですけれども、年を重ねるとなかなかそうは見えないんですよね。
で、結果大事なものを無くしてしまう・・・。
踏ん張る勇気、踏み出す勇気、どちらも大切ですね。
カレンはそれができず、アーサーは足元をすくわれ、マイケルは生き延びた。
でも、彼の老後への不安とか、リアルでしたね・・・。
トニー・ギルロイは初メガホンということで、とっても気合が入っていたんだと思います。
だから、練りすぎ、技巧を凝らしすぎの感はありますね。でも見事だったと思いますよ。
ではでは、またお伺いします~。
2008-04-25 23:39 : 真紅 URL : 編集
フランさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうなんですよね。マイケルも息子の話を聞き流しているようで、実はちゃ~~んと聞いていたんですね。
あのファンタジー小説はとても大切なキーだと思います。
私も息子のセリフは全て憶えてはいないのですが、正しいこと、善きことを目指せ、というメッセージには違いないと思います。

トム・ウィルキンソンの演技は圧巻でしたね~。鬼気迫る名演でした!
あのたくさんのパンに、私はアーサーの生命力を感じました。
「食って生きるぞ!くたばらねぇぞ!裁判するぞ!」みたいな。。
確かにおいしそうでしたね。焼き立てだよ~って。
役者の演技もA+の映画だったと思います!
ではでは、またです~。
2008-04-25 23:47 : 真紅 URL : 編集
Dさま~、こんにちは~~~。コメントとTBをありがとうございます!
ご覧になりましたか~。そうそう、これはかなりの集中力を要する映画でしたね♪
それだけ練られた作品だったということだと思います。
私も大満足でしたよ! 俳優さん、皆よかったですよね~。
再見したいくらいです。後ほどお伺いしますね♪ ではでは~。
2008-04-25 23:50 : 真紅 URL : 編集
migさま、いらっしゃいませ~。コメントとTBをありがとうございます!
TB、いただいてるんですけど反映されない状態で、ごめんなさい★
これは「アンソニー・ミンゲラに捧ぐ」ってのはなかったような・・・。
きっと何か別の映画ですね、何だろう気になる~。
こちらこそ、いつも読ませていただいてます♪
今後ともよろしくお願いします、ではでは~。
2008-04-25 23:56 : 真紅 URL : 編集
こんばんは。
信じて邁進してきたはずの道を、
このまま行こうとする者、壊そうとする者、去ろうとする者、
三者三様の描き方で、テーマを浮かび上がらせる作り方、
実力ある俳優たちの演技、
どれも見応え充分の作品でしたね。

邦題と予告のミスリードに負けず、
トム・ウィルキンソンとティルダ・スウィントンに期待して観に行って、大正解でした。
2008-04-26 00:34 : 悠雅 URL : 編集
真紅さん、こんにちは。

素晴らしい作品でしたね~。
G・クルーニーは大好きですけど、
最近はシリアスな作品で活躍してくれてますます渋さに磨きがかかっていますね!!
うれしい限りです(照)

>人間は皆、不完全だ。
あぁ、そうだな、ってすごく思いました。
夢や理想は自由で「将来はああなりたい、あれをしよう」と思っていても
実際にそれをしても、その状況は思い描いていたものとは程遠かったりする。
一体、どうやって思っていたように軌道修正しようかと思うけれども
そう簡単には物事は動かないんですよね・・・
人間ドラマとしてもとても濃厚なものだったと思います。
2008-04-26 07:04 : swallow tail URL : 編集
悠雅さま、こんにちは。コメント&TBをありがとうございます。
とっても見応えある作品だったと思います。
邦題と予告のミスリード・・・、本当にその通りですね~。
もっとジョージが八面六臂の大活躍をする映画かと思ったのに!
最近、予告で騙される(?)ことが多い気がします。
でも脇役も皆熱演で、いい映画観たな~と思える作品でしたね。
ではでは、またお伺いします~。
2008-04-26 17:11 : 真紅 URL : 編集
こんにちは
あの子供に諭すシーンは良かったですね~。
不完全な大人たちが、ある者は道を踏み外して転げ落ち、ある者は復讐と正義を達成し、ある者は精神バランスを崩してはじめて正しいことに目覚める。そのうちの一人が息子の未来を信じている。希望のあるラストと共に好きなシーンです。
役者さんは誰もが良かったですね。ジョージ・クルーニー、ニヤけた二枚目というのが最近のイメージだったのですが、ここでは全く違った顔が見られました。
2008-04-26 17:14 : リュカ URL : 編集
swallow tailさま、こんにちは!コメントとTBをありがとうございます。
はい、素晴らしい作品でしたです~。
ジョージ・クルーニーは志あるスターですね。
カッコイイし、兄貴キャラだし、あとは女性の趣味だけですね(爆)。

人生半ばを過ぎた男の哀愁が漂いまくっていましたね~。
マイケルはあまり裕福な出身でもなく、ギャンブルにハマッていたりするところがリアルでした。
身内も、冴えない感じだし・・・。バツイチだし。
カレンもアーサーも、成功しているかに見えて、その足場は脆かったりするんですよね。
キャラクター設定が考えられてるな~と思いました。
役者も、脚本以上の演技をしていたと思います。
いい映画でしたね!ではでは、これからお伺いします~。
2008-04-26 17:18 : 真紅 URL : 編集
リュカさま、こんにちは~。コメントとTBをありがとうございます!
私も、あの息子に語るシーンがとっても印象に残っています。
なんだかジーーーーーンとしてしまった。。
自分も、子どもにあんな風に言える大人でありたいと思いました。
あとはラストですね。あの50ドル分のドライブには痺れたですよ~。
スターであることを巧く利用しつつ、自分の志を実現させていくジョージ、大好きです!
ず~っと独身でいて欲しいなぁ(爆)。
ではでは、またお伺いしますね~。
2008-04-26 17:35 : 真紅 URL : 編集
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