その男、イニス;私たちが失うもの~ブロークバック・マウンテン#13
 ジェイクが2006 MTV Movie Awardsbest performance & best kiss賞
を受賞
した模様。彼は"This is a real honor,"と語ったらしい。
MTV Movie Awardsはファン投票に基づいた賞なので、今やジェイクは人気・実力ともに
トップ俳優の一人として認知されたと言っていいのだろうか。
best performanceは男優・女優の区別なく一人だけ選ばれる(Comedic performance
枠は別にあるが)。オスカー受賞したリース・ウィザースプーンを退けての受賞!
ジェイク、本当におめでとう
動画ではグレーのシャツに相変わらずの「もじゃらんこ」状態で、ラフな感じのジェイクだった。
(かなり画面がボケボケで、細かい表情などは確認できず)

 イニスという人について、私も自分なりに考えてみた。初見からジャックに感情移入
し、ジャック=ジェイクが大好きな私であるが、やっぱりイニスも嫌いになれない。
(ヒースはもちろん大好き)いや、むしろ、私にとっては好き/嫌い、許す/許さない、
悪い/悪くないといった「評価」を超越したところにイニスはいるような気がする。

 イニスとジャックの辿った時間を考えるとき、いつも浮かぶのはイニスが初めて打
ち解けて、ジャックに自分の生い立ちを語るシーン。ロデオの話になり、ジャックが
ふざけてすっ転び、イニスは言う。「親父は正しかった
このセリフがジャックの末路を暗示しているようでもあり、イニスは自分の発したこ
の言葉に縛られ続けたようでもある。幼いイニスに同性愛=死という恐怖を植え付け、
彼を抑圧し続けた父。父が死んでも、大人になってもイニスはその呪縛から解き放た
れることなく、自己矛盾の無限ループが終ることはなかった、ジャックを喪うまで。

 そして何度も書いているようだが、あの時代、中西部ワイオミングという土地柄で、
結婚して家庭を持ち、家族と暮らすという以外の選択肢が果たして現実的であったの
かどうか。勇気を持って、ジャックとの愛を信じて行動すれば出来たはず、という
意見ももちろんあるだろう。確かにイニスは現状維持しかできない、怖がりで神経質
「ヘタレ」野郎かもしれない。それでも私はイニスを責められない。彼がカッコイイ
から?そうじゃない。彼はジャックが愛した人だから?それもある。本当の理由は、
自分の中にもイニスはいるから。自分自身にも、イニス的な部分を感じているから

 これも以前に書いたことだが、私は自分の母にさえBBMにアディクトしていると
言うのを躊躇するくらいのヘタレだ。私だってヒースが言い切ったように「自分なら
ジャックと一緒に行くよ
!」と言いたいと思う。でも実際は、そうはできないだろう。
恋愛期間中のことを考えても、ついつい相手に甘えてしまうところはよくわかる。
ラリーンが言うように「不公平」だと頭ではわかってはいても、相手が来てくれるの
なら甘えてしまおう、という自分勝手さ。本当に好きな、大切な相手だとわかってい
ながら離れてしまい、気が付いたらお互いに子持ちの家庭人になっていた、というの
もよくある話かもしれない。そこで家庭を捨てられるのか?私だったらやっぱりノー、
だろう。そして一生悔やみ続けるのかもしれない、手にすることができなかった愛を。

時々無性にお前に会いたくて堪らなくなる」と、泣きそうな声で言うジャックを観る
のは確かに辛すぎる。しかし最後の逢瀬の後、ダイナーで独りアップルパイをぐじゃ
ぐじゃと食べるイニスの侘しさはどうだ。彼もまたジャックへの愛と、ジャックを愛
してしまった自分への憎悪に引き裂かれ続けている。「身から出た錆」と言われても
仕方がないかもしれない。ズタボロになっても、「もうこれ以上耐えられない」と泣き
つつも、それでも「11月に会おう」とハガキを出さずにいられないイニス。彼には、
結局ジャックが人生のすべてだったのだろう

 若さとともにイニスが失ったもの、それは私たちが失っていくものとイコールである。
純粋さ、夢、たったひとつの愛。それらを時に懐かしく、時に苦々しく思い出すよう
に、この物語はいつまでも胸に残るのだろう張り裂けそうな痛みを伴いながら・・
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[2006/06/05 16:49] | ブロークバック・マウンテン | トラックバック(1) | コメント(23) |
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コメント
真紅さん、こんにちは。

ジェイクのMTV受賞はおめでたいですね♪ あのキスシーンが堂々とネットで見られて嬉しいような怖いような。

さて。イニスです。私もイニスを内在させているので、どうにかジャックとの件を前向きに考えられなかったのか、と思いつつ無理だろうな、と。
イニスを許せるかどうかは自分を許せるかどうか、とイコールな面もありそうです。

親父は正しかった、もそうですが、ジャックの「実は牧場主任と妻と。亭主かラリーンのどちらかに撃ち殺されそうだ」に、イニスは「自業自得ってもんだ」と言ってますよね。ジャックの最期を思うと複雑です。
[2006/06/05 18:05] URL | びあんこ #w4Ib0zSU [ 編集 ]
真紅さん、こんばんは。
TB遅らせていただきましたが、届いておりますでしょうか?
なんだかイニスのことを考え続けてまだつらいわたしです。結局たどり着くのは ‘じゃあ彼らはどうしたらよかったんだろう?’ という、何度考えても答えのでない問い。ここに来て病はますます重くなってきたようです・・・。
[2006/06/05 20:46] URL | かいろ #- [ 編集 ]
びあんこさん、かいろさんこんにちは。まとめてレスさせて下さいね。

☆びあんこさん
コメントありがとうございます。ジャックの最期を思うと、どうしてもそれを「誰かのせい」、とりわけイニスのせいにしてしまいがちだと思うのです。
でもやっぱり一番憎むべきはhate crimeだし、私たちひとりひとりの心にもある差別意識だと思ったんです。
アン・リーの言う「観る側が試される映画」ほんとにそうですね・・・。
またお話しましょう。びあんこさん宅にも伺います。ありがとうございました。

☆かいろさん
コメント&TBありがとうございます!こちらからできなくてごめんなさいね、テツ&トモになった心境です(何でだろ~何でだろ~♪)
考えても考えても、答えは出ないですね。・・すればよかったのに。・・できたかもしれないのに。・・すべきだったのに。
高山病ってどうしたらいいんでしょうね?下山するしかないのかなぁ。
もうちょっと、降りられそうにない私です。
また遊びに来て下さいね。こちらも覗かせていただきます。ありがとうございました。
[2006/06/05 21:13] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
真紅さん、こんばんは~
こちらの記事を読ませていただいて改めてイニスのことを考えてしまいました。「ジャックが人生のすべてだったのだろう」の部分でジーンと胸にきました(涙)イニスってひどい男ですが、とても悲しい人…そこが愛おしくもあったり。
ス、スミマセン、またとんちんかんなことを書いたかもしれません;
ステキな記事楽しみにしております~
[2006/06/05 23:35] URL | kabio #- [ 編集 ]
kabioさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
kabioさん宅に伺おうと思っていたところでした。タイトル『その男、イニス』kabioさんにリクエストしておきながら自分で使っちまいました(汗)
ごめんなさいね~、よければかっちょいいイニスのとき使って下さい。共同企画ということで←また勝手なことを・・・
ついジャック贔屓になってしまう私ですが、ジャックに感情移入して観るからイニスのことも愛おしいのです。
kabioさんも、またいつかイニスへの気持ちを語って下さいね←と、またリクエストしている
すみません、kabioさんのイラストほんとに大好きなんで。
また遊びに来て下さいね。ありがとうございました~。
[2006/06/06 00:40] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
真紅さん、こんばんは。
その男、イニス…何度映画を観ても、いろいろ考えたり思ったりしても(高山病がどんどん悪化)この人のことを評価できません。もう何もかもが違いすぎて、イニスの立場に立って考えてみようと思っても上手く出来ないです。
ただ最後の逢瀬での「お前のせいで俺は負け犬だ」と言って泣き崩れるのを観て、この人はどうやっても自分からジャックと離れられないのだな、という事は解りました。イニスにとってのジャックの存在の重さ(いろんな意味で)が伝わってくるシーンでした。
でもやっぱり、解らない・判らない男、イニスです。
ちなみに私は「ジャックと一緒に行くよ!」というより「イニスを強奪していくさ!」かもしれません。今のところ、そんなことしたことありませんが。なにせ、『悪い男』を観て感動してるような人間なので…あれの主人公に感情移入するのはどうかと自分でも思うのですが。
[2006/06/06 01:06] URL | ライチ茶 #- [ 編集 ]
ライチ茶さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
『悪い男』、私も無茶苦茶ハマリました。あのラストシーン。。ええええええ~!!って感じで。
感動してるんだけど、「ちょっと待って、これって凄い問題作なんじゃない?」と思う自分もいましたね。
『魚と寝る女』だけはまだ観る勇気が出ませんが、キム・ギドクは今後も観続けたい監督の一人です。
イニスがどういう男であれ、BBMの一つのテーマは『若さとイノセンスの喪失』であると思うんですね。
そこに私はすごく共感するんです。
またお話しましょう。ありがとうございました。
[2006/06/06 09:22] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
こんばんわ。
自分でもイニスの悪口?を書いていながらやっぱりイニスって憎めない人で、でも何でもう少しなんとかできないの?って気持ちもあって・・・・かなりぐるぐるしていた数日でした。
でも、真紅さんが「評価を超越したところにいる」と書いてくださってちょっとすっきりしたような気がしています。
ありがとうございました。
[2006/06/07 00:57] URL | しじみ #- [ 編集 ]
しじみさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そのぐるぐる、すごくわかりますよ。私も胸が痛くて、エントリせずにいられませんでした。
ジャックの最期を考えると、ついイニスを責めたくなってしまうのも仕方ないのかもしれません。
いろんな意見や感じ方があって当然なのだと思います。
すっきりしていただけましたか、よかったです。もやもやしますよね~、ホント罪作りな男です、イニスって。
また遊びに来て下さい。ありがとうございました。
[2006/06/07 01:47] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
真紅さん
こんにちは。どこにコメントしたらいいのか、随分迷いましたが…
わたしは昨年、自分でも信じられないハマり方をした映画があって、
このまま行くと、あの二の舞(結局1年間ずっと翻弄されっ放しだったから^^; )
だと、BBMについて、もっと深く細かく言及するのを、敢えて避けていました。せめてもの意思表示が、カテゴリの独立、これは、他の作品と一緒にならないのよというつもりで…
自分でも何度も語らずにはいられなかった経験が、今回はみなさんの記事を読ませていただき、
控えめに語るだけで何とか普通の生活に留まらせました。。

初見の時の衝撃は、今語り合える全ての要素をそのまましっかりと受け止めたせいだったような気がしています。
言葉にできない、だけど、居ても立ってもいられない…気がつくとイニスの背中を思い浮かべ、ジャックの雄弁な瞳に胸が詰り…
それはきっと今も今後も続いていくのでしょう。
何だか長くなっただけで取りとめのないコメントで申し訳ないです。
実を言うと、未だに解説も何もできないくらい、考えただけで胸がいっぱいになるだけなのです。
[2006/06/14 12:54] URL | 悠雅 #eoZXlpkA [ 編集 ]
悠雅さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
BBMについて何記事も書いている自分が言うのもナンですが、悠雅さんのおっしゃる「考えただけで胸がいっぱいになる」、よくわかります。

映画を観て「何かを深く感じるんだけど、言葉ではうまく言い表せない」と感じるのは、すごく自然なことだと思います。
その気持ちを「うまく言い表せることができる人」が、本当に感じていることを正確に言い表せているのか、というと、そうでもないと思います。
私もいろいろ書いてはいますが、ただとりあえず適当な、あり合わせの言葉を使って、うまく言い表せたような気持ちになっているだけかもしれません。

大事なのはむしろ、その言葉にならない「何か」をずっと抱え続けられる心の強さと、魂の深さを持つことではないでしょうか?

なんだかイニスについて書いているような気持ちです。”Jack,I swear...”の後に続いたであろう言葉。
その言葉をイニスは「うまく」言い表すことができなかった。でもその言葉にならなかった思いを抱えて生きるための「強さ」と「深さ」を、ラストシーンの彼は獲得したのだと思います。
本当に、素晴らしい映画でした。悠雅さんやコメントをいただく皆さんとその思いを共有できて、とてもうれしく思っています。
ではまた遊びにいらして下さい。ありがとうございました。
[2006/06/14 14:54] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
こちらも更に遅いコメントで失礼いたします。

>自分の中にもイニスはいる

私は自分の中にこそイニスがいて自分こそイニス的人間ではないかと思うのでよけい批判したくなってしまうのかもしれません。そして

>若さとともにイニスが失ったもの、それは私た ちが失っていくもの

若さそのものを失いつつある身にとって、この喪失の物語はあまりに辛いものがあって一向に消化できないのです。安全安寧を優先させたために一番大事にしなければならないものを失ってしまったのは他ならぬ自分自身だと気づかされてしまうようで。
などと殊勝らしいことを言ってはみましたが、人間は感情の動物です。私にとってはやはりイニスはジャックを泣かす酷い奴、下山準備だってあの調子ではジャックが一人で黙々と荷作りしたのでは?まったくね~!なのに、何しても結局なんだかんだで許されちゃうようになるってどゆこと?誰がなんと言おうと私は許せないし、こうなったらジャックは私が守るしかないじゃん!なのでございました。あああ、すみません。真紅さんのお宅でまでこんなこと言うつもりはなかったはずなのに、全然反省できてないというか懲りてないですね。何というか、もっと真摯なコメント書くつもりだったんですが何故か・・・。申し訳ありません!
お許しいただけるなら、また次回、機会がございましたらおじゃまさせていただきたく、多分遅れたコメントになってしまうことは確実なのですが、それでも構わないとおっしゃっていただけるようでしたら、何卒よろしくお願いいたします。
[2006/06/17 17:21] URL | 沙斗魔 #- [ 編集 ]
沙斗魔さん、三記事にコメントありがとうございます。感謝です。
さて。今日改めて思ったのは、沙斗魔さんは全くイニス(&ヒース・レジャー)に魅力を感じてないのだなぁ・・ということです。
私は、拙記事(イニスがかっこいいから?そうじゃない、の部分)に反するようですが、やっぱり彼の魅力にヤラれてる部分が大きいのかな、と思いました。
やっぱりカッコイイですよ、ヒースって!何回も書きましたが、冒頭、トラックから降りてくるシーンからもう、釘付けでした。
ジャック(&ジェイク)派であることは絶対なのですが・・。
記事の古い、新しいにかかわらず、コメントいただけるならどこでも何でもOKですよ!ありがたいです。
自分も他のブロガーさんのところで、一年くらい前のエントリに平気でTBしたりコメントしたりしてますから(笑)
たくさんのコメント、改めてありがとうございました。どうかいつでもいらして下さい、お待ちしております。
ではでは。
[2006/06/17 19:14] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
真紅さん、こんばんは!
もうすぐイニスの絵が完成する予定です!遅くなって申しわけありません!ただ渋いかどうか…; 多分がっかりさせてしまうと思います~ごめんなさい!
それでこちらの記事とリンクさせていただいてコラボしたいのですが、よろしいでしょうか?近日中にアップするのでどうぞよろしくお願いいたします。
[2006/06/18 22:58] URL | kabio #- [ 編集 ]
kabioさん、こんにちは。ご連絡ありがとうございます!
リンク、もちろんOKですよ~、こちらからお願いしたいくらいです!
W杯の最中だし、お忙しいのにごめんなさいね。
私もまたBBM関係のエントリアップしますので、当分キャンプ生活は続きますよ~。
(もうすぐ『カサノヴァ』、これも期待に胸膨らんでおりますが)
渋いイニス、楽しみにしておりますので♪ 初コラボだわ~、わくわく♪
ではでは。ありがとうございました。
[2006/06/19 00:45] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
こんばんわ!『カリスマ映画論』管理人の睦月です。コメントありがとうございました!

BBMについてここまでたくさんのエントリーと
深い考察力に、大変感銘を受けました。
私なぞには到底行き着けない、とても素晴らしい
視点と考え方と思います。
私もこの物語の中で一番移入したのはジャック
です。記事にも書きましたが・・・どちらかというと
ジャックの方が女性的であるが故だと
思いました。

東京でもとうとう閉山を迎えてしまいましたが
それでもこの作品が多くの人に愛され、多くの
人の心に染み付いたことは確か・・・。
これからもずっとあの山と彼らは、私の心に
行き続けていくんだと思います。

ではこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
[2006/06/19 02:37] URL | 睦月 #- [ 編集 ]
睦月さん、初めまして!拙ブログにお越しいただき、コメント&TBありがとうございます!
BBMについて何度も記事に書いてきました。ここまで書けたのもBBMという映画の持つ力と、コメントやTBをいただき、思いを共有できた皆さんのおかげだと感謝しています。
睦月さんの映画愛も凄いの一言です。『カサノヴァ』もうご覧になったのですね。いいな~。。こちらでは今週末からです。関連のエントリ読むのを必死で堪えてます。
ジョニー・デップは私も大好きで、出演作は大抵チェックしてますが、なんと、あの『パイレーツ・オブ・カリビアン』は未見なんです。。
来月、ジョニーが来日するまでには観なければ・・。と思いつつ。
またBBM関連の記事もアップしますので、また覗いてみて下さいね。こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
ではでは。ありがとうございました。
[2006/06/19 09:13] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
真紅さん、初めましてお邪魔します。
こんなに遅くこの欄にお邪魔してすみません。
あまりにも真紅さんのイニス考が私の中にストンと入ってきたもので…。イニスは私の中にも居るからという部分。私もなんです。
私はずっとイニスの側になっていたのです。なので、イニスが下山準備でスネていた時も、不器用なイニスはきっと自分がこんなにお前と別れるのが辛いのに、どうしてお前は平気で居られるんだジャック!・・・という感じなのかなと…。それからはイニスの暴力は全て自分への嫌悪とジャックへの愛情に他ならないと…。なんだかうまく書けませんがイニスが愛おしくて、昨日「カサノバ」を観て元気がでたにもかかわらず、カサノバにまたイニスの陰を見て、またもやもやしています。すみません。支離滅裂なコメントで・・・。
これほど後を引くと初見は思いもしませんでした。またお邪魔します。
これからも、よろしくお願いいたします。
[2006/06/25 23:37] URL | aki #RS4k0RpE [ 編集 ]
akiさん、初めましてこんにちは!拙ブログへようこそいらっしゃいませ。コメントありがとうございます。
遅くに、、などとおっしゃらず、いつでも、どの記事へのコメントも大歓迎ですよ!コメントいただくと本当にうれしいです。
イニスに感情移入されたのですね。私はジャックの側から観ていましたが、イニスを責めることはできないです。
あの体育座り、akiさんがおっしゃる通りですよね。イニスって気持ちがどうしても内にこもるタイプで、素直に感情が表せないんですよね・・。
終生愛の言葉をかけてもらえなかったジャックも可哀想ですが、イニスも辛かったと思います。そしてそれが時々見せる凶暴さになって現れる。悲しいです。
暴力は絶対に肯定はできないですが。
『カサノヴァ』もうご覧になったのですね!私も早く観たいです。皆さん「ヒースかっこいい!」とおっしゃるので、楽しみです♪
では、また是非いらして下さい!ありがとうございました。
[2006/06/26 02:48] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
私はイニスって酷い男って思えない。理由は等価の苦痛を支払っているから・・・。ジャックという魂の半身を(身も心も)得たのと引き換えに彼は
まず父親の刷り込んだトラウマに苦しみ、家庭の不和に傷つく。愉悦と等価の苦痛。ジャック派の方達からいえば(ジャックへの愛に)早く気が付いて決断していれば・・・という謗りは受けても仕方ないと思う。だけどジャックが20年苦しんだのとちょうど同じ苦しみをイニスも受け続けたのも真実ではないだろうか。ジャック家の弔問であの血染めのシャツを見て慟哭するイニス。そして愛に気が付いた彼がこれから過ごす日々を想像すると彼が“酷い男”であったとしてもその償いは生涯続く気がする。
[2007/02/25 22:44] URL | misae #VcAkk2zo [ 編集 ]
misaeさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
おっしゃること、凄くわかりますよ。
丁度この記事を書いた頃、他のブログさんで「イニスバッシング」みたいな状態だったんです。
いや、そう私が感じたと言ったほうがいいかもしれません。
とにかくその頃イニスのことを考えるといたたまれず、胸が痛くて書いた記事です。
ラストでイニスは誓っていますもんね。ジャックに何を誓ったのかは観るものの想像に委ねられていますが、終生ジャックを忘れないという誓いであることは確かだと私も思います。
誰に感情移入するかで映画から受ける印象も変わってくると思いますが、私もジャックと同じかそれ以上に、イニスも苦しかったと思います。
こんなお返事でよろしいでしょうか。
[2007/02/25 23:32] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
真紅さん、こんにちは。
昨日は「イノセント・ラブ」のコメントにレスありがとうございます。
本日は、また拙ブログでこちらの記事を紹介、一部引用させていただきましたご報告です。またもや事後承諾で申し訳ありません。
今になってようやくイニスの本質が見えてきたように思います、たいへん参考になりました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
[2007/02/27 10:33] URL | びあんこ #w4Ib0zSU [ 編集 ]
びあんこさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
記事の引用、どんどん使っていただいて結構なんですが、こんな古い記事でよろしいのでしょうか(照)。
ありがとうございます。
私もアカデミー賞が終わり、昨年のことを思い出していました。一年たったのですね~。
今後ともよろしくお願いいたします。ではでは。
[2007/02/27 14:34] URL | 真紅 #V5.g6cOI [ 編集 ]
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イニス
今回は、‘好きなんだけどどうしても批判的に見てしまう’ イニスについて。好きな
[2006/06/05 20:42] カイロの紫のバラライカ
真紅のthinkingdays


いつまでも青臭い映画好きでいたい。愛おしい映画と、忘れがたき本たち。ときどきカフェとか。 記事は基本的にネタバレあり。 どうぞご贔屓に♪

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