fc2ブログ
映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

冷たい血~『ピアニスト』

20070920085223.jpg



 LA PIANISTE


 ピアノ一筋に生きてきた中年の音楽教師が、若く美しい青年との出会いにより、
封印してきた自身の性的欲望を解放しようと試みる。歪んだ親子関係、性の妄想
と現実の乖離、愛に傷つく者の苦痛
残酷なまでに描き切った意欲作。監督・脚本
隠された記憶ミヒャエル・ハネケ。2001年のカンヌ国際映画祭において、
審査員特別グランプリ、主演女優賞(イザベル・ユペール)、男優賞(ブノワ・マジメル)
三冠に輝いている。

 ミヒャエル・ハネケの映画はこれでまだ2作しか観ていないが、なんとも言え
ない独特の後味を残す作品を撮る監督だと思う。普通の(と言う表現が適切かどうか
わからないけれど)映画なら、観終わった後にそれなりの満足感だったり、素晴ら
しい作品なら温かい気持ちに満たされたりするものだけれど、ハネケの映画を観
た後は何か落ち着かない気持ちになり、戸惑いを憶える。何とも言えない「嫌な感じ」
それでいて観終わった後、取り憑かれたように作品について考えてしまう。

 親が子を厳格過ぎる支配下に置いてピアノを強制し、子が精神を病むという話
スコット・ヒックス×ジェフリー・ラッシュ『シャイン』でも描かれていた。どちら
実話を元にしているところが興味深く、おぞましくもある。芸術を極めようとす
れば並大抵の努力や犠牲ではとても立ち行かないことは理解できるが、親が我が子
「自己実現」の手段にしている様は見ていて辛いものがある。しかし『シャイン』
主人公デイヴィッド・ヘルフゴット愛によって再生し、深い感動と余韻を残す作品
だったのに対し、本作の主人公エリカ(イザベル・ユペール)愛によって更に傷つき、
救われることはない
。彼女に惹かれたワルター(ブノワ・マジメル)は言う、「愛に傷
ついても死ぬことはないよ」
本当にそうだろうか? 肉体的には死せずとも、精神的
には死なないと言い切れるだろうか?


20070920085318.jpg

 エリカを演じたイザベル・ユペールの存在感が凄い。顔中に散る雀斑を隠そうとも
せず、能面のように無表情な中に秘めた激情が、爆発寸前でかろうじてバランスを
取っている
様が見事に表現されている。「見ないで」「私が決める」サディスティック
言い放ったかと思えば「愛してる」「何でもするわ」とワルターにすがるエリカ。
「私に感情はない、あっても知性が勝る」と言いながらも、子どもじみた嫉妬から生徒を
傷つけ、ナイフで復讐を遂げる代わりに自らを刺すことしかできない彼女は哀れです
らある。分厚い手紙に書いた行為を、彼女は本当に望んでいたのだろうか? 実体験
を伴わない妄想に支配
されていただけではないか。もしくは母への復讐、共依存関係
からの逃避願望
だったのかもしれない。それでも私は彼女を「異常」だと切り捨てること
はしたくない。「シューベルトは醜かったのよ、あなたにはわからないわね」誰かが彼女
「あなたは美しいし、素晴らしいんだ」と言ってあげられればよかったのに。ワルター
の「僕には二人がボルトとナットにしか思えない」という言葉は真実でも、彼は迷走する
エリカを受け入れる器ではなかった。それは彼の若さ故か、それとも彼自身の人格
帰するのか。

 二人が初めて触れ合ったトイレの白い壁や床のように、冷たく、作り手の体温が感
じられない作品
である。流される血さえ、温度を持たない液体のようだ。

『ピアニスト』監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ/主演:イザベル・ユペール、
      ブノワ・マジメル
/2001・独、仏、ポーランド、オーストリア)
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 考えさせられた映画
ジャンル : 映画

2007-09-20 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 17 : トラックバック : 7
Pagetop
最後の夏の日~『スタンド・バイ・ミー』 «  ホーム  » 復讐の痛ましさ~『あなたの呼吸が止まるまで』
trackback

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
「ピアニスト」
LA PIANISTE 2001年/ フランス・オーストリア/132分/R-15 先日、「石の微笑」でブノワ・マジメルをチェックで彼の過去の出演作を見直しているが、再見作品には、カンヌ映画祭で主演男優賞を受賞した「ピアニスト」は外せないだろう。おっと、彼目当ての映画感想ではないの
2007-09-20 21:28 : 寄り道カフェ
ピアニスト
 コチラの「ピアニスト」は、2001年カンヌ映画祭でグランプリ(審査員特別賞)、主演女優賞(イザベル・ユペール)、主演男優賞(ブノワ・マジメル)の3冠に輝いたラブ・サスペンスです。ついにミヒャエル・ハネケ監督作品デビューを果たしてしまいました。 厳格な母の...
2007-09-20 23:23 : ☆彡映画鑑賞日記☆彡
『ピアニスト』
ピアニスト / アミューズソフトエンタテインメントスコア選択: ★★★イザベル・ユベール主演、カンヌ映画祭グランプリ、主演女優賞、主演男優賞受賞作品。ピアノ教授のエリカ(イザベル・ユベール)は、幼い頃から厳格な母に厳しく育てられ、遊ぶことも許されない人生を送
2007-09-21 18:35 : Sweet* Days**
ピアニスト
ピアニストイザベル・ユペール ブノワ・マジメル アニー・ジラルド ミヒャエル・ハネケアミューズソフトエンタテインメント 2002-10-11 by G-Tools主人公エリカ。40代、処女。ピアニスト。厳格で密接な関係の母有。一人でポルノビデオ屋で鑑賞。そんな彼....
2007-09-28 20:01 : 菫色映画
★「ピアニスト」、なんで異常?★
「ピアニスト」(01) 仏・オーストリア LA PIANISTE  監督:ミヒャエル・ハネケ 原作:エルフリーデ・イェリネク 脚本:ミヒャエル・ハネケ 撮影:クリスチャン・ベルジェ 出演: イザベル・ユペール ブノワ・マジメル アニー・ジラルド 他、 例の如く、ネタ....
2007-10-29 22:46 : ★☆カゴメのシネマ洞☆★ “Kagome's Cinema-Cave”
「ピアニスト」なんか・・すごいですね・・
カンヌで受賞し話題作だったものの「戦場のピアニスト」とタイトルが似ていて(^^ゞそのころ、見たいと思いつつ忘れてしまっていた作品。なか...
2009-08-09 17:01 : ポコアポコヤ 映画倉庫
ピアニスト
ピアニスト LA PIANISTE 監督 ミヒャエル・ハネケ 出演 イザベル・ユペール ブノワ・マジメル     アニー・ジラルド アンナ・シガレ...
2010-01-07 16:39 : Blossom
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

 真紅さん、こんにちわ
 これは何年か前にDVDで見まして、やはり
あれは何だったんだろうとか、後味が悪いような、ちょっと不思議な、でも魅力的な映画でした、女性の不可解さや恐ろしさが垣間見えた気がします、なんかフランス映画だな~って感じでした(笑)音楽はあまりなかったような?それでいて映像や、人物の存在感が凄すぎる映画だったような記憶です。
2007-09-20 10:33 : イニスJr URL : 編集
お邪魔します~
この作品が初ブノワ・マジメルでした。
なんだか衝撃的な内容でしたよね。
トイレでの一件とかラストとか・・
いや・・全部か・・・・笑
そうそう・・ハネケ作品って嫌な感じが
残りますよね。
つぎ、ファニーゲーム、いきますか?
もう凄いですよ・泣きそうですよ・・
リメイク版はマイケル・ピットなんですよね
(好き・・)不快感をもつのがわかっているうえでの鑑賞はつらいですね・・・笑
2007-09-20 13:06 : みみこ URL : 編集
イニスJrさま、こちらにもコメントありがとうございます。
そうなんですよ~。この映画、これは一体何?って感じですよね!
音楽はクラシックのピアノ曲が流れていましたね。
私の感想では、とてもこの映画の本質を捉えていない気もするのですが、率直に思ったことを書いてみました。
ホント、一筋縄ではいかない映画ですよ、手強いというか・・。
でも、こんな作品も観てみたいですね、たまには。
ではでは、また遊びにいらして下さいね~。
2007-09-20 16:46 : 真紅 URL : 編集
みみこさま、こんにちは~。コメントありがとうございます。
ブノワ・マジメルね~~~~~~~。。
私、ビノシュの子どもの父親って誰かずっと知らなかったんですけど、彼なのですね!
もう~~~~、許せないわビノシュ!(笑)
ホント、衝撃的な映画でした。
そうそう、『ファニーゲーム』ハネケ監督自身がリメイクされたそうで、それまで楽しみにとっこうかな~。
いや~~、でも怖いもの観たさで観てしまうかも?!
ピットくん、期待大ですね~。
ではでは、私もまたお伺いしますね~。
2007-09-20 16:46 : 真紅 URL : 編集
拙宅へお寄りくださりありがとうございます。
本作記事に関連して「隠された記憶」を持参しました。
真紅さんの「隠された~」レヴュー、拝読させていただきましたが、
うふふ、かなり、イヤイヤ・モードがこちらに飛んできましたね。^^
いや、それが真っ当ですわよ。♪

私は幼少の頃から「人生って何だ!生きるって何だ!」ってブチかまして周りに顰蹙をかっていたヒネクレチック乙女でしたから(笑)、こういう類の映画表現もガシゴシ歯こぼれおこしながら観るのも嫌いじゃないのですわん。

「ピアニスト」は一風変わった恋愛映画ですが「隠された~」からみたらわかりやすいでしょう?

いかにも爽やかな青年マジメル君、「君ならほかにもたっくさんお相手ができるでしょ?」っとみんなが思うのに、わけわからん病んだオナゴになんだか魅かれる・・・ここがまさに映画的で、一筋縄でいかないドラマの始まりで、ハネケッケの「映画の罠」の面白さ、なんですぅ。(^^)
2007-09-20 17:35 : viva jiji URL : 編集
私も随分前にみましたが・・
これはなんともいえない作品ですね
観終わった後、かなり放心状態だったのを覚えています(汗

ギドク作品に似た、どこか入り込んではいけないような心の領域に踏み込んだような作品

いや・・こちらはもう少し繊細かな・・
観てしまった・・という感じの作品。う~ん、なんにしてもすごく独特な魅力(?)のある作品ですよね
2007-09-20 21:31 : D URL : 編集
真紅さん、TB&コメントありがとうございました。こちらからもTBさせていただきますね。「隠された記憶」見られたんですね。これね、もう一度見るといいですよ。一度みて免疫ついているから、2回目はバンバン見えてくると思う。会話の端々からも男のプチブルインテリゲンチャーの卑小さ、自己顕示などハネケは記憶だけでなく、映像にいっぱいいろんなものを隠している。これは謎解きっぽくて面白かった作品。記憶の連鎖、民族差別を彼らの子供の世代で断ち切っているラストに思わずニヤリでした。なにせ「ピアニスト」を見てますからね。これは楽に見れました。(笑)あっ、ビノシュはね「ショコラ」でも充分中年体型。なんでデップが好きになるんだ!って思った。で、「ピアニスト」ですね。私もまだまだ読みきれていないし、書ききれていない。ワルターに対する裏表のエリカの感情とかね。ハネケっていろんな隠し絵を映像に盛り込んでいる。見るほどに面白いですよ。こうしてみると「ファニーゲーム」は案外ストレートかも知れない。「善き人のためのソナタ」の方が出られてる。おまけに、ピアニストのブノワ・マジメル良かったと思いません?
2007-09-20 21:46 : シュエット URL : 編集
(続き)
私ブログで記事UPしてるけど、ビノシュとマジメルが恋愛するきっかけになった「年下の人」見られました?未見なら見てください。コスチュームもラクロワがデザインしているからとっても素敵。「年下の人」のアドレスよかったら読んでみて。
http://yorimichim.exblog.jp/6119669/
2007-09-20 21:51 : シュエット URL : 編集
viva jijiさま、こんにちは。コメントありがとうございます!
そうなんです、『隠された記憶』は初ハネケだったのですが、もう、イヤ~な感じが堪りませんでした。。。
いかようにも解釈できるラストといい。。なんという作家なんだと思いました。

シュエットさま宅でのコメントも読ませていただきました。
ハネケって、「解釈は観たものに委ねる」って発言しているでしょう?
だからこちらが感じたままでいいのだとも思うのですが、試されているようで戸惑いを憶えるのかもしれないですね。

ワルターがエリカに惹かれたことについては、私は全く違和感なかったんですよ。
この女性はイザベル・ユペールなんだ、という先入観があったからかもしれませんが(笑)
ホント、一筋縄ではいかないですね・・。まだまだ修行が必要なようです。
また、いろいろと教えて下さいませ!ではでは。
2007-09-21 09:37 : 真紅 URL : 編集
Dさま、こんにちは~。コメントありがとうございます。
まさに、なんとも言えない感情をもたらす作品ですね。
好きとはとても言えないですが、考えさせられる作品だと思います。
ギドクは、監督自身の怒りや痛みが炸裂している感があるのですが、ハネケ本人はあくまで無表情な印象を受けるんですよね。
そこが「イヤな感じ」の正体のような気もします。
しかし、こういう作品も観ておきたいと思いますよね!
ではでは、またお伺いしますね~。
2007-09-21 09:44 : 真紅 URL : 編集
シュエットさま、こんにちは。コメント&TBをありがとうございます。
この作品に関しては、シュエットさまがviva jijiさまとのコメントも含めて語り尽くされていらっしゃる感もあったのですが、私なりに感じたままをUPしてみました。
『隠された記憶』、そうですか、いろんなものが隠されているのですね。。
でも、ちょっと再見するのは気が進まない作品ですよね(笑)
『ショコラ』のビノシュは肌がとっても白くて綺麗だったのが印象的だったんです。
あの作品でもお母さん役でしたから丸みを帯びてはいたと思いますが、まだ許せました。
『ファニーゲーム』は、英語リメイク版を是非観たいと思っています。
でも、ミューエさんが出ていらっしゃるなら観てみたいかも・・。
ブノワ・マジメルくんは素敵だとは思ったのですが、惚れるまでには至らなかったですね。
それよりビノシュの彼だったとは驚きです・・・。
『年下の人』は未見ですので、感想読ませていただきますね。URLありがとうございました!
ではでは、またお伺いします~。
2007-09-21 09:53 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんばんは。
この作品に真紅さんがつけられた「冷たい血」ってコピー、いいですね!あの二人がはじめて触れ合ったトイレの冷たさに言及されていたところに、なるほどなあ~と思って。
それから『シャイン』でもたしかに同じく親と子の確執が描かれていましたね。本当にどうしてこうデイヴィッドとエリカはこうも違ってしまったのか。
彼女を受け止め切れなかった若い恋人の描き方も突き放していて凄かったです。
とにかく、真紅さんのレビュー一字一句、この作品を的確に捉えていると思いました。こういう評がわたしも書けるようになるといいのに…。
それでは~♪ハネケ作品、また観ることがあったらどうだったか教えてくださいね。
2007-09-28 19:59 : リュカ URL : 編集
リュカさま、こんにちは。コメント&TBをありがとうございます。
この映画、オススメいただきありがとうございました♪
なかなか凄いものを観てしまった・・という感じでした。。
『シャイン』のデイヴィッドは、青年期に親元を離れてロンドンに留学しますよね。
結果的には精神に異常を来たして母国に戻るわけですが、親から離れられたのが大きかったかもしれません。
出会いがあっても、エリカは親の呪縛から逃れられなかったわけですし・・・。
まだまだ私はこの作品について読みきれてないと思います。
でも再見するかどうかはわかりませんが(汗)
また面白そうな映画あれば教えて下さいね♪
ではでは、またお伺いします~。
2007-09-28 21:52 : 真紅 URL : 編集
TB、感謝です♪
真紅さん、お久しぶりです。
すっかりご無沙汰で相済みませぬ♪♪♪

>ハネケの映画を観た後は何か落ち着かない気持ちになり、戸惑いを憶える。何とも言えない「嫌な感じ」。

居心地の良い居間から着替えも許されず、
厳寒の外に連れ出されちゃった気分です(泣)。

>親が我が子を「自己実現」の手段にしている様は見ていて辛いものがある。

これねぇ。
“自分の為に”生んじゃった親か、
“望んでないのに孕んで”生んじゃった親か、
まぁ、どっちかである公算が高いですなぁぁ(憤慨)。

>精神的には死なないと言い切れるだろうか?

もっとも完璧な死に至る場合が多し、
と言えますね(自死なんか特に)。
誰にも愛されてない状態で死ぬなんて・・・。

自分の実体感を見失ってる時に自傷行為が起き易い。
彼女にとってはセックスもまた自傷行為でした。
生を創り出す行為が、自身を傷付ける行為にもなってる。
不毛であり、惨く悲しい話でありますね。
2007-10-29 23:01 : カゴメ URL : 編集
カゴメさま、こんにちは~。ホンット、お久しぶりですね。お元気ですか。
コメント&TBをありがとうございます。
「さ、寒い・・」って感じですね。体温が感じられなくて、指先からだんだん冷えてきて壊死しそうになる映画ですね(苦)。

この母子関係はもの凄く歪んでいましたね。。
母はエリカが「女」であることを認めようとしてなかったです。
いつまでも自分の支配下に置いておこうとしていて、エリカもそこから逃れられなかった。
悲劇です。

カミソリで自傷していたエリカですが、ラストの彼女のほうが数段痛ましいですね。
あの後、彼女がどこに向かったのか明らかにされていませんが、教授としての生活は最早続けられないのではないでしょうか?
ハネケって本当に人が悪いですね。自作を観終わって、絶対笑ってる気がしますもん。
あ~ヤダヤダ(と言いつつ『ファニー・ゲーム』観たいな・・と思ってますけども)。

ではでは、また遊びに行きますね~。
2007-10-30 08:56 : 真紅 URL : 編集
真紅さん~こんにちは!
今、まさに見終わったばかりなんだけれど、すごい映画でしたわ・・・。
内容全然知らずに、でも前から見たかったから見たんだけれど、そうか・・・こういう内容だったのね・・・。
ハネケ監督映画はコレが初めてなんだけれど、独特な作風なのか・・・上でみなさんとの会話も、凄く楽しませてもらっちゃった。

あの男の子が、ビノシュと、へーへーへー!!そうなんだー。男の子の方がずいぶん年下じゃないのかな?

そういえば「シャイン」もピアニストで、厳格な親の元育った子でしたね~。真紅さんのレビュー読んで初めて気がついた・・・。

それにしても、カミソリで、、風呂場で自傷行為ってどんなことやってたと思います?(真剣に・・・・)想像がつかなくて、呆然です・・。 
感想もし書いたら、TBさせてね♪
2009-08-05 14:27 : latifa URL : 編集
latifaさん、こんにちは~。コメントありがとう~。
そうよ、これ、すごい映画でしょう・・・。
ハネケ監督は、後味の悪~い、感じの悪~い、イヤ~な映画を撮る天才だと思います。
なんかね、「キミたちにこの(素晴らしい)私の世界が理解できるかな?フフフ・・・」とか思ってそうよね。
今年のカンヌで新作がパルムドール獲ったので、また調子に乗ってそうですね(爆)。
なんでも、審査委員長がイザベル・ユペールだったらしいよ。。
あの男の子(と言っていいのか?)は、『ピエロの赤い鼻』にも捕虜の一人で出てたね。
ビノシュは、もてそうよね。。上にも下にも。

で、あの自傷行為だけども・・・。私も、よくわかりません。
思わず「ギャーーーーー!!」なシーンだったよね。
ホンマ、怖い映画やったわ~。
2009-08-06 21:49 : 真紅 URL : 編集
Pagetop
« next  ホーム  prev »

What's New?

真紅

Author:真紅
 Cor Cordium 
★劇場鑑賞した映画の感想はインスタにアップしています@ruby_red66

Archives

Search this site

Thank You!