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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

一世一代~『クィーン』

20070514081200.jpg

 THE QUEEN


 1997年8月31日。あの夏の最後の日、ダイアナ元英国皇太子妃がパリで客死した。
チャールズ皇太子との離婚後も、英国国民の絶大な人気を誇っていたプリンセスの
死。エリザベス女王は哀悼の意を公にせず、国民の反感を買うこととなる。国民と
王室の融和を図ろうとする就任したばかりの若き首相トニー・ブレアと、君主とし
ての尊厳と王室の秩序と伝統を守ろうとするエリザベス女王の孤独と葛藤を描く、
実話に基づくフィクション。主演のヘレン・ミレンはデイムの称号を持つ英国の
大女優。アカデミー賞をはじめ2006年度の主演女優賞を総なめにした、一世一代
の名演
を観せてくれた。

 あの事故から10年、長期に渡り政権を維持したブレア首相も退陣表明し、時の
流れを感じる。地元での公開から2週間たっての鑑賞となったが、劇場は年配の
女性を中心に8割方埋まっていた。

★以下、内容に触れています★

 正装し、腰掛ける女王のタイトルバック。女王が顔をずらし、観客と目が合っ
たとき、「THE QUEEN」のロゴが出る。このオープニング時点では「ヘレン・
ミレンが女王を演じる」という意識があったけれど、次第に女王は女王そのもの
にしか見えなくなる。

20070514081308.jpg

 狩りにしか興味のない夫、浮世離れした高齢の母、頼りない息子、まだ幼い
二人の孫。後ろ足で泥をかけて去って行った息子の妻。王室という家族の中で
妻であり、娘であり、母であり、かつ英国君主であるという人生
。神と国民に
人生を捧げた、選択肢のない暮らし。女王には、友と言える誰かはいるのだろ
うか・・などと考えてしまった。彼女の孤独はあまりに深い。だからこそ、一人
RV車を駆り、大鹿と出会う場面が胸に沁みる。

 ブレア首相とその周囲の人物も、うまく描かれていたと思う。反君主制の立場
をとるブレア夫人(アッキー似)、ブレアのブレーンである報道官(非常に印象的)
彼には「女王がブレーキに細工を?」というセリフを言わせ、ダイアナ妃の死因に
まつわる根強い「王室陰謀説」をさり気なく挿入しているところがニクイ。ニュース
映像と再現映像の切り替えも絶妙で、その境目がわからなくなるほどリアルに
撮られている。葬儀の映像にはスピルバーグやトム&ニコール元夫妻も登場し、
時代を感じさせる。

 バッキンガム宮殿前の献花に添えられたカードを読み、胸を痛める女王。そ
れでも群衆のほうへ振り向いたときにはロイヤル・スマイルを見せる、どこま
でも孤高な女王。革新派の旗手であったはずのブレアが彼女の人柄に触れ、そ
の苦悩を理解したように、この見事な映画は私たちに考えさせる。

 立場や環境や国が違っても、人として生きるということはどういうことなの
か。決して逃げず、引き受け、愛し、立ち去ること。変わり続ける時代の中で、
王室という象徴を守り続けるために必要な覚悟と犠牲について。ヘレン・ミレン
が体現した女王としての威厳とそのオーラが、そのままこの優れた作品の
なっている。

『クィーン』監督:スティーヴン・フリアーズ/脚本:ピーター・モーガン/
       主演:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン/2006・UK、仏、伊)
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2007-05-14 : 映画 : コメント : 20 : トラックバック : 15
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『クィーン』
CAST:ヘレン・ミレン、マイケル・シーン 他アカデミー最優秀主演女優賞、ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞 他受賞STORY:1997年、8月。ダイアナ元妃がパリで交通事故により死亡し、イギリス国民はみな悲しみに暮れていた。王室の対応へ国民の視線が注がれる中、エ
2007-05-14 20:39 : Sweet* Days
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2007-05-14 22:12 : That's the Way Life Goes
クィーン
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クィーン
21世紀の英国女王、エリザベス2世。
2007-05-15 09:36 : 悠雅的生活
クィーン
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2007-05-15 10:14 : It's a Wonderful Life
映画 【クィーン】
映画館にて「クィーン」1997年8月31日に交通事故で他界したダイアナ元妃をめぐって、揺れ動く英国王室の内実を描いたドラマ。ダイアナ元妃が交通事故で亡くなったというニュースが世界を駆け巡ったのは10年前の夏休み最後の日。ダイアナ元妃は世界的アイドルであり、その一
2007-05-16 13:20 : ミチの雑記帳
『クィーン』
上質で気品あふれるブリティッシュ・スタイル。1997年8月、パリでダイアナが交通事故死し、その時、英国王室は・・・。おほほほほほ、女王様とお呼び~イギリスでは女王様ごっこは成り立つ?キャベツちゃんとお呼び~公開されて1ヶ月経過したというのにレディースデーのシ
2007-05-19 01:30 : かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
映画「クィーン queen」全部事実の様な錯覚を・・・
存命中なのに、こんな映画が出来ちゃうことが、まず、びっくり。日本なら、絶対有り得ないもんな。
2007-07-02 14:38 : ポコアポコヤ 映画倉庫
「クィーン」 ペルソナを演じ続ける孤独
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2007-08-04 06:03 : はらやんの映画徒然草
クィーン
 『1997年8月31日、ダイアナ元妃の突然の死。 その時、王室に何が起こったのか。 世界中が泣いたその日、 たった一人涙を見せなかった人がいた』 コチラの「クィーン」は、ダイアナ元皇太子妃の事故直後の7日間のイギリス王室とブレア政権を描いた4/14公開になった....
2007-10-01 23:29 : ☆彡映画鑑賞日記☆彡
王女とパリ
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クィーン
2006年 英・仏・伊 2007年4月公開 評価:★★★★☆ 監督:スティーヴ
2007-11-07 01:29 : 銀の森のゴブリン
クィーン 
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2007-12-23 20:41 : ケントのたそがれ劇場
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1997年8月31日、ダイアナ元妃の突然の死。その時、王室に何が起こったのか。世界中が泣いたその日、たった一人涙を見せなかった人がいた
2010-01-26 15:13 : Addict allcinema おすすめ映画レビュー
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非公開コメント

こんばんはです。
ヘレン・ミレン、本当にお見事でしたね~。
この作品は映画としての質も高い上に
キャスティングのリアルさも素晴らしいですね。
しかし、あれは英国首相夫人でなく、日本の首相夫人?
と思う程、似てましたよね、アッキーに。
私も思っていたので
真紅さんも書いていて、ニンマリ。

2007-05-14 22:19 : mambotaxi URL : 編集
真紅さん、こんばんは!
TB&コメントありがとうございました♪

ヘレン・ミレンの演技が素晴らしかったですね。
今まで『エリザベス女王』としか考えていなかった女性を、一人の孤独な人間として、尚且つ気品と威厳を持って演じていたと思います。
この映画で、英国でも、女王に対する見方が少し変わるのではないでしょうか。
決して押しつけがましくないのですが、女王に対する敬意が溢れていたと思います。
少し気になったのは、ダイアナに対するセリフの数々でしたが・・・あまり拘らない方がいいのでしょうね。


2007-05-14 22:26 : 由香 URL : 編集
mambotaxiさま、こんにちは。コメント&TBありがとうございます。
主演女優賞総なめも納得の演技でした。彼女以外のキャストもよかったですね!
私もアッキーを思い出しましたよ~。ブレア夫人は4児の母でかつキャリアウーマンですから、セレブ妻の印象が強いアッキーさんとはかなり違うキャラのはずなのですが。
英国ではあまり人気のないファーストレディなのかな、と思いました。
ではでは、またお伺いしますね~。
2007-05-15 09:32 : 真紅 URL : 編集
由香さま、こんにちは。コメント&TBありがとうございます。
女王という立場でも一人の人間として生きていく上で、苦悩や孤独があると描いたこの映画。
由香さまのおっしゃる通り、女王への敬意が感じられましたね。
女王目線ですから、ダイアナ妃に対してはやはり否定的な感じを受けましたね。
しかし王室の男性陣は魅力ないな~と思ってしまいました(笑)
ではでは、またお伺いします~。
2007-05-15 09:33 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんにちは。
最近、バタバタしてばっかりで(いつもですが)
またお邪魔が遅くなってごめんなさい。

いつも、本当に素晴らしい演技を見せてくれるヘレン・ミレンですが、
やはり今回も、この人の実力をこれでもか、というほど堪能した作品でした。
期待して待っていた甲斐があったというものです。
アカデミー賞の授賞式の凛とした威厳は、
エリザベス女王を(TVドラマでは1世も)演じるに相応しい女性だと、今更ながら思います。

それにしても、存命中の、地位のある方々にあれほどはっきり言わせるなんて、
日本では考えられないことですよね。
では何故、同じような島国で、同じく、古くから皇室がある日本では誰もが「考えられない」と言い、
英国ではこれができることの、英国と日本の決定的な違いは何なのだろうと考えてします。
2007-05-15 09:48 : 悠雅 URL : 編集
悠雅さま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
いえいえ~、お忙しいのにいつもありがとうございます!
ヘレン・ミレンの映画は意識して観たことがないので、これからぼちぼち観ていきたいと思います。楽しみが増えました♪
ドラマのほうも、来月BSで放映されるのですよね?HDDの空きを作っておかなければ・・。
ヘレン・ミレンって、皺があってもとても魅力的ですよね。私もあんな風に年を重ねたいな~と思います。

そうですね・・、確かに日本では考えられないですよね。
英国と日本って国民性は似ているのでしょうか?
戦前日本で皇室は「神」だったわけで、60年以上たってもその空気の名残があるせいかな・・などと思ってみたりします。
今後、日本も変わってゆくのでしょうか?
ではでは、またお伺いします!
2007-05-15 10:10 : 真紅 URL : 編集
女王
真紅さん、
あの鹿の場面は自分も印象に残ってて、
女王の孤独はあまりに深い。というのは
直接的ではないですが、確かに伝わってきました。
王室反対派だったはずのブレアが彼女の
一番の理解者だったかもってのは確かに
実際はどうなのかわからないですけど、
映画的にはとても上手い作り方だと
思いました。「マリーアントワネット」とは
対照的な
大人の映画だったと思います。
2007-05-15 10:13 : kazupon URL : 編集
kazuponさま、こんにちは。コメント&TBをありがとうございます!
おお、『マリー・アントワネット』すっかり忘れておりました(笑)
確かにマリーは国民のことは一ミリも考えてなかったですね、ホント、エリザベス女王とは対照的です。
女王が自分で車をガンガン運転してるっていうのはすごく驚きだったんですけど、ひとりでドライヴする時間っていうのは女王にとってすごく大切な時間だったのだな・・と感じました。
家族(王室)の中にいても孤独だったと思うんですよね、だから一人の時間こそが短くても唯一寛げる時間だったのではないかな・・と思いました。
本当に、よくできた映画でした!
ではでは、またお伺いしますね。
2007-05-15 11:25 : 真紅 URL : 編集
こんにちは♪
ご訪問が遅れてスミマセン。
ヘレン・ミレンのオスカー演技が素晴らしく、現役女王や首相(先日退陣しましたが・汗)をここまで描いた作品に満足しました。
50年もあの地位に居続けるだけでも尊敬ものですよ~。
素顔は普通のおばあちゃまでしたが、公の場では凛としていらっしゃいましたね。
献花を眺めるシーン、そして自分への小さな花束をもらうシーンはとても印象に残っています。
この映画ではブレアの奥さんだけが悪印象をのこしましたね(汗)確かにアッキー似でした~。
2007-05-16 13:24 : ミチ URL : 編集
ミチさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
いえいえ、遅れてなんかないですよ、お越しいただきありがとうございます!
50年って凄いですよね、今ではもう60年?! 女王も80歳を越えられましたね。
私もあのバッキンガム宮殿前のシーンが一番印象的でした。もう、女王にしか見えなかった・・。
ブレア夫人もですけど、王室の男性陣も私にはめちゃくちゃ悪印象でしたよ~。
ご本人たちが観たら激怒モノではないでしょうか?
真相はわかりませんけど、女王が気の毒になりました。
ではでは、またお伺いしますね~。
2007-05-16 14:30 : 真紅 URL : 編集
真紅さん こんにちは!
王室というものの秘められた部分を、少しでも垣間見れたような気がしました。
女王の孤独が、ヘレン・ミレンのマジックにかかったかのごとく、本物そっくりに見えてしまいましたね。
2007-05-16 15:30 : なぎさ URL : 編集
なぎささま、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうですよね~、一般ピープルである私たちには想像もできない世界・・。
映画にありがとうと言いたいくらいです。
女王にもご覧になっていただきたいですね。それから我が国の皇族の方々も、ご覧になったらどういう感想を持たれるのか、知りたいです。
ではでは、またお伺いします~。
2007-05-17 09:47 : 真紅 URL : 編集
上質
真紅さん、こんばんは。
4月封切りの作品が盛りだくさんで、人気作のコレは後回しにしていてやっと観ました。
見ごたえのある面白い作品でした。
ブレア夫人ってホントにああいう感じなんでしょうかね?
一番笑わせていただいたかも。
おうちで彼女が王室に批判的なコメントをした際、ブレア首相が真剣に議論するかなんて言った場面、その姿勢に感動してしまったり。
(日本の働くオトーサンなら頭ごなしで妻を黙らせると思われるので。)
とすっかり首相と女王に好感を持ちつつも、結局は国民とマスコミのあり方について思いを馳せることとなった味わい深い作品でしたー。
2007-05-19 01:42 : かえる URL : 編集
かえるさま、こんにちは。コメント&TBありがとうございます。
この映画、シネコンにはかかってないのですが人気ですよね~。
私が観た劇場でもお客さんいっぱいでした。
ブレア夫人って、英国であまり好かれてなかったのかな・・っていう印象でしたね。
夫人も弁護士か何かのキャリアだと思うので、口は達者よ!って感じでした。
私も、世論ってマスコミが誘導してる部分が大きいよな~と思いました。そこは万国共通ですよね。
とっても上質な作品だと思いました!
ではでは、後ほどお伺いしますね~。
2007-05-19 09:23 : 真紅 URL : 編集
こんにちは~真紅さま~
ヘレン・ミレンの演技は凄かったですね(というか、演技どころか、なりきってましたよね)
それと、ブレア妻が、アッキー似、というのは、確かに!笑ってしまいました。
予想以上に、結構楽しめた映画でした。

PS あの「長いお別れ」が、村上春樹さんの翻訳で、「ロンググッドバイ」として出ているんですねー! 長い・・は、ずいぶん前に読んだので、だいぶ忘れちゃったのですが、ロング・・も読んでみたいです☆ 一緒にまとめて書いてすいませんです。
2007-07-02 14:44 : latifa URL : 編集
latifaさま、こんにちは~。コメント&TBありがとうございます。
そうそう、もう完璧に成り切っておりましたね!宮殿前の献花を見るシーンが印象的でした。
エリザベス女王はご覧になったのでしょうかね?

『長いお別れ』お読みになってらっしゃるのですね♪ 
私は初チャンドラーだったのですが、完璧にノックアウトされました~!カッコイイ~。。
是非是非読んでみて下さいませ。オススメですよ♪
ではでは、またお伺いします~。
2007-07-02 17:28 : 真紅 URL : 編集
今晩は。このところ少しご無沙汰していました。
もうあれから10年たつのですね。ブライトンのホテルのTVで葬儀を見ていたのですが、沿道に集まった群衆が黙々とダイアナの棺を乗せた車を見送り、車の上に花を投げかけている姿が印象的でした。
当時国民から散々非難されていた王室を内側から描いた映画。スキャンダルやゴシップで売るのではなく、女王の苦悩を前面に出して描いた結果優れたドラマになったと思います。あの人は本当にこんなだったのかという人物描写も多々ありますが、事実にあまりとらわれることなく、シェイクスピアの史劇を始め、これまでも多数作られてきた歴史劇のひとつとして観ればいいのだと思いました。
2007-11-10 19:21 : ゴブリン URL : 編集
ゴブリンさま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
いつもお伺いしているのですが、私もコメントやTBは差し上げておりませんで失礼しております。
当時はロンドンにいらっしゃったのですね。日本にいてもダイアナ妃の事故死は本当に衝撃でした。
もちろん日本だけでなく、世界に衝撃が走りましたね。
陰謀説が未だに絶えませんが、真相を明らかにするというスタンスでなく、おっしゃる通り女王の苦悩を描いて秀逸なドラマでした。
人物描写はもちろんデフォルメされているとは思いますが、王室や首相の暮らしぶりは興味深かったですね。
ではでは、またお伺いします!
2007-11-11 11:17 : 真紅 URL : 編集
真紅さんこんばんは、鹿とダイアナを重ねていると、皆さん書いてますよね。なんとなく残酷な感じがしますし、なにかタブーに迫っているようでドキッとしますね。
半世紀以上も君主を続けている人は珍しいし、それを維持するのも大変なものでしょうね。歴史の重みさえ感じます。長生きして欲しいものです。
2007-12-23 20:42 : ケント URL : 編集
ケントさま、こんにちは!コメント&TBをありがとうございます。
鹿のシーンはとても意味深ですね。様々に解釈できる場面だと思います。
女王の人柄はもちろん、王室のプライベートな暮らしぶりが垣間見られて、とても興味深い映画でした。
女王の次がちょっと不安なので(笑)、是非長生きしていただきたいですね!
ではでは、後ほどお伺いします!
2007-12-25 14:45 : 真紅 URL : 編集
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