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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66

『スピリッツ・オブ・ジ・エア』

     スピリッツオブジエア

約30年前に公開されて以来ソフト化されず、伝説となっていた(らしい)作品のデジタルリマスター版リバイバル上映
全く知らない映画だったけれど妙に気になり、バレンタインデーの夜初日鑑賞
ちなみにシアター内は6人、全員がお一人様で5列目以前に座っていました
5列目に私ともう一人、あとの4人は最前列から一列に一人ずつ
同志たちよ!(笑)

観終わって、なんとも言えない感情が押し寄せてきて、パンフレットを買わずにはいられなかった
この映画を何らかの形で、この手に留めておきたいと思った

映画を観ればその都度さまざまに思いを巡らせるけれど、こんな風に感じることは滅多にない
この感情は何なのだろう?
「感動」 と呼ぶべきものなのだろうか
「何も言えねぇ」 が正しいような気がする

作品世界が特異すぎる
空を飛ぶことに憧れる車椅子に乗った兄
ハートの女王(ヘレナ・ボナム=カーター)のような妹
逃亡者の男
おびただしい十字架と 「INRI(ユダヤ人の王、ナザレのイエス)」 の文字
鳴り続ける不穏な音楽
終末後の世界のような荒涼とした赤い砂漠と、そこに広がる青すぎる青空
マルボロ・カントリー
姿を見せない追手の影

宮崎駿の世界観と似たものを感じた、と言ったら変かな?
(この映画を観た数ヶ月後に初めて劇場鑑賞した 『風の谷のナウシカ』 で、この作品と同じシーンを観た気がした)
彼がこの映画を観たら、きっと悔し泣きしながら怒るんじゃないかな
「その(飛行体の)設計図はおかしいじゃないか!」 とか言って

主人公の最後の選択に、何とも言えない感情が湧き上がる
それは犠牲なのか? それとも恐れだったのか
「空を飛ぶ」 ただ一つの彼の夢
人生をかけた希望と憧れ
彼はそれを手放せなかったのだ

面白いのかと問われれば、「面白く」はない、と答えるだろう
しかし映画館で映画を観ることに何かしら意義があるとすれば、こういう映画を観ることでしか得られない感情がある、ということに尽きるのではないか
言葉にできない、説明できない感情
ただ湧き上がる感情
この映画を観ずに、何を観るというの?

そしてタイトルが好きすぎる

Spirits of the Air, Gremlins of the Clouds

忘れられない映画体験になりそう

(2020年2月18日、Instagramへの投稿より)

( 『スピリッツ・オブ・ジ・エア』 原題:Spirits of the Air, Gremlins of the Clouds/監督・製作・脚本:アレックス・プロヤス/1987・豪)
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2020-12-28 : 映画 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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