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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅   ★劇場鑑賞した映画はインスタにアップしています@ruby_red66

『ここは退屈迎えに来て』

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山内マリコのデビュー作であるこの連作短編集がとにかく大好きで、まだ読書年間ベストなんて書いていた2013年のベスト1にしたくらい。

「映画化して欲しい、いやなんなら私が監督したい!」 と口走っていたほど思い入れの深い作品。
そしてやはり、映画化されたのだけど好きすぎて観に行く勇気がなく。。(駄作だったらどうしよう許せない)
先日WOWOWで放映されたものを録画視聴。やっと観た。

幹線道路脇にゲーセンとイオンとラブホ。
そんな田舎町に暮らす若者たちの群像劇。
廣木隆一監督作品。

・・・泣きました。

私の絵コンテ(笑)とはもちろん全然違う映画だったけれど、青春のきらめきと終わりの残酷さの対比が、長回しとクローズアップを多用した美しい映像で描かれていて。
何とも言えずエモを掻き立てられる。
田舎が舞台なんだけどくすんだ閉塞感はなく。
それは大きく開かれた空と通り過ぎる風の清々しさと時にまばゆく時に淡い日の光が、登場人物たちに下を向かせないからだと思う。

「ずっと高校生のままでいたい」
「好きな人の中に存在し続けたい」
なれないものにしかなりたいものはない
それゆえに何者にもなれない普通の若者たち
免許と車がないと自由になれない田舎の若者たち
青春の輝きは失せ、憧れの街(東京)に出ても 「超楽しい」 と口にした瞬間ウソになる現実

音楽がフジファブリックだなんて、、、もう聞いてないよ〜(涙)
『茜色の夕日』 なんてズルいよ〜(涙涙)
「志村正彦に捧ぐ」 ってクレジットしてくれてもよかったのに(涙涙涙)

そして驚いた、この映画なんと 『愛がなんだ』(今泉力哉監督・2019) のアンサーになっているじゃない!
公開はこの映画の方が先だけど、、テルコぉ〜、よかったなぁ(涙)(いや違う)。

「つまんない男よ」

その 「つまんない」 オトコ成田凌、もう日本映画界のエースだね。
キャストもみんなよかったなぁ、まぁ田舎の子にしてはみんな垢抜け過ぎてるけど。
長い長いクローズアップに耐える橋本愛の横顔が尊い。

忘れることはできないな
そんなことを思っていたんだ


 ( 『ここは退屈迎えに来て』 監督:廣木隆一/原作:山内マリコ/音楽:フジファブリック/
                    主演:橋本愛、成田凌、渡辺大知、村上淳/2018)
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テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

2020-04-12 : BD/DVD/WOWOW/AmazonPrime/Netflix : コメント : 0 : トラックバック : 0
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