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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅   ★劇場鑑賞した映画はインスタにアップしています@ruby_red66

Love is blind (或いはデクノボーと呼ばれて)

 しばらく休眠していたブログを書き始めると、改めて 「ブログっていいな~」 と思う。好きなことを好きなように、いくらでも書ける。特に今は昔と比べて人が少ないので、変な(ヘイトな)コメントやTBが来ることもなく、気楽でよい。

 そしてこれは前々からなのだけど、ネットで記事を探していると(所謂ネットサーフィンというやつ。死語?)、時々 「凄い...」 と思うブログとエンカすることがある。知識の量、文章の巧みさ、目の付けどころ、貼り付けてある画像、全てが 「何者?」 レベル。私は 「センスがいい」 という言葉を使うことに常々慎重でありたいと思ってはいるのだが、まさに 「センスの塊」 みたいなブログ。そして今日また、そんなブログを見つけてしまった。

 そこには当然(偶然?)、君の名前で僕を呼んで の感想もそれは見事な文章で綴られており、「御意!」 なのだけれどただ一点、アーミー・ハマーがデクノボーでこの映画の質を落としている、と書かれてあった(涙)。ティモシー・シャラメの素晴らしい表現力と比べて、アーミーは感性も演技力もない、と。ガーーーーン。

 そうなのかもしれない。確かに、オリヴァーがパールマン邸に到着した直後、あくびをしながら階段を上がる姿は大根役者のそれであった(と私でさえ思う)。北イタリアの風景と空気に、アーミーは最後まで馴染まない異端の 「アメリカーノ」 であったとも思う。しかし、しかし。。私はそんな彼が愛おしい。ルカ・グァダニーノのラブコールに応え、迷いながらもオファーを受けてくれたアーミーにありがとうと言いたい。ティミーと仲良くなって、SNSでいちゃこらしているアーミーが大好きだ。誰が何と言おうと、オリヴァーはアーミー・ハマーが演じてよかったのだ。恋は盲目、なのである。
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テーマ : 好きな俳優
ジャンル : 映画

2018-06-13 : CALL ME BY YOUR NAME : コメント : 4 :
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恍惚のオリヴァー
こんにちは。大変遅ればせながらこの映画を見た者です。
すっかりはまって様々なブログを拝見しておりましたところ、
こちらにたどり着きました。

 私も最初 アーミーの演技を見た時に、ちょっと感情表現が希薄なのでは…(基本エリオ目線のカメラワークなので、真夜中シーン以前は、オリヴァーの表情があまり映らないのですが)と思いました。
 
 他の映画で見るアーミーは、ちょっとした表情で細やかな
感情表現をするのが上手い人ですし、映画についての
インタビュー映像等を見ているとティモシーを映画の時より
「何だか雄弁な熱い視線」で見つめていたり、
情感たっぷりに熱いハグをし合っています。

 そんな彼を見ていると、アーミーは、
イタリアの桃源郷のような場所で恍惚としつつ戸惑っている
オリヴァーを実は上手く演じているのではないかと思うのです。

 楽園の様な外国の地で、天使の様な美少年と出会ったクローゼットゲイ(でしょうね)の青年…。
そこで一目で恋に落ちた美少年に、天真爛漫に言い寄られる
(現実的には、お世話になる教授の別荘で、教授の息子。)
…という気が狂いそうな状況で、流石のモテ男も硬直している状態、
「進退窮まって、物凄く自分を抑圧しているオリヴァー」や
「自分を解放してしまったものの、夢と現実の狭間で戸惑う青年」をアーミーは上手く演じているのではないかと思います。

 恋は人を盲目にし、デクノボーにさせるもんですよ。
 
個人的には アーミーの、あのただならぬフェロモンあってこそ
成立しうる恋物語だと思います。
私もオリヴァー役は彼以外に考えられません。


2019-10-25 14:31 : くりまろもん URL : 編集
夢現のエリオ
くりまろもんさん、初めまして。コメントありがとうございます。
私のブログへようこそ! 

ブログはすっかり「オワコン」と呼ばれて久しいですが、意外と細々と続けていらっしゃる方も多いですよね。
コメントのやり取りやTBなどはすっかり影を潜めておりますが。。
私も基本、IGとTwitterなのですが(ツイートはしません、ROM専(死語)です)、基本ハマり体質なのでツボに来ると狂ったように書きまくってしまうんですよね(笑)。
この映画にも随分はまり込みました。。記事を読むと熱い思いが甦ります(笑)。

↑のオリヴァーを「デクノボー」と書かれていたブログは読まれましたか?
その方だけでなく、アーミーを「ミスキャスト」「オリヴァー役には歳を取り過ぎている」という意見は当時随分読みました。
でも、何度も観るうちにオリヴァーはアーミー以外考えられない、と思えてきますよね。
そうか、、、アーミーはああいう「演技」をしていたのですね。。なるほど。
デクノボーに見せかけて、実は繊細な演技をしている、と。。。

考えてみれば、この作品の前も後も、アーミーへのオファーは途切れることがないですし、演技ができない俳優であるはずがないのですよね。
好みの問題でもありますが、ティモシーとアーミーのケミストリーは最高だったと思います。

続編、楽しみですね。日本でももう店頭に並んでいるという情報もあるので、早速探しに行こうと思っています。
読むかどうかはまた別の話ですが。翻訳を待つかも(笑)。

よろしければまた遊びにいらしてください。ありがとうございました。

真紅拝
2019-10-25 17:11 : 真紅 URL : 編集
オリヴァーの残像
今更 この映画を鑑賞した者に、お返事を下さいましてありがとうございます。

「アーミーがデクノボー記載」されたブログをついに拝見しました。

 我々は映画の様な創作物において”はっきり目に見える様に表現される事”に
慣れ過ぎているのではないのかなあと思いました。

私がこの映画に”はまった”のは、画面に映っていないモノまで、色々と感じる取る事が出来るたり、余白を想像で埋める事が出来る
という面白さがあったからなのですが。

ティモシーの演技は常に画面の中心にあり、エリオの感情
ダダ漏れ加減を、彼は非常に上手く制御して演じています。
 
しかし、もし表現力たっぷりにアーミーがエリオへの気持ちを演じたら、
見てる方は分かりやすいですが、長回しの多いこの映画では、
クドくなり、グァダニーノ監督の美意識を反映した作品では
なくなってしまいそうです。

エリオとじゃれあったり、プールに転げ落ちたりしてチラチラと
気持ちを漏らしつつも、オリヴァーは前半 気持を押さえています。

自分で抑制を解くまで、オリヴァーの表情は遠く、サングラスで隠
されており、基本、エリオ目線のカメラは「僕の事をどう思ってい
るのかわからないオリヴァー」を映しています。

お互いを開示しあった 真夜中のシーンからは一転オリヴァーの
アップが増えて…
翌朝 物憂げに頬杖をついているオリヴァーの眼差しがふっと優しくなり
(正面に座るエリオの両親に気づかれない程度に)
映る前にエリオが朝の食卓に登場したのが分かる…
という様な繊細なやりとりが開始されます。

エリオにも急にオリヴァーの本当の気持ちが見え始めた…という事
を表現しているのだと思います。

 グァダニーノ監督の人選力は素晴らしいです。
 その制御された演技から、俳優2人の育ちの良さの様なものまで
滲み出ていて、それがエリオとオリヴァーをより魅力的なキャラに
仕立てていると思います。

そして、オリヴァーとは、長身 美少年のティモシーと並んでも「ムービースターみたい」に見える男であり、
ブルーシャツを着て車から降りてくるだけで、少年を魅了する事が出来る男でなければ。

ブログの方がおっしゃる「演技力」だけでは、
「この男はエリオ少年が恋焦がれるオリヴァーである」という説得
力を持たすことは難しいのではと思います。

この映画を見るたびにラストシーン、エリオと共に
「眩しいイタリアの庭や、薄闇のバルコニーの陰に、
振り返ってエリオを見るオリヴァーの残像」を追憶します…
その優しい幻影がアーミーであって良かったとあらためて
胸をなでおろしました。

まあ、私の個人的好みと言われたらそれまでで。
ちょっとムキになって語ってすみません。

因みに続編はネットでは賛否ある様ですが、
取りあえず注文しました。

2019-11-15 18:15 : くりまろもん URL : 編集
エリオの追憶
くりまろもんさん、再びのコメントありがとうございます。
件のブログ読まれましたか。
↑の記事にも書きましたが、物凄く知性とセンスを感じさせる方ですよね。
評価は十人十色なので自分がこう思うのだからそれでいいのだ、と思いつつ、このように素晴らしい書き手の方の意見と自分のそれに相違があると「やっぱりそうなのかな、、」などと思ってしまう気弱な私なのです。
(基本小心者なので)

おっしゃる通り、ルカ監督も美意識の塊のような方ですよね。
彼のお眼鏡に適った主役の二人ですもの。。ふふふ

続編は走って買いに行ったのですが、全く読んでいません。
読み始めた方によると「とにかく読み難い」そうです。
映画の原作もそうでしたが、センテンスが長いですよね。。
「この単語、いったいどこに係るの?」的な。
しかしエリオの誕生日が11月16日という記述があるらしく(ネタバレすみません)、先日TLがエリオへのHBDコメで沸いていました(笑)。
まぁじっくり読みます。そのうちに(笑)。

今はLittle Womenのトレイラーと小出しにされるスチールを観て涙を流しています。
待ちきれません。。
2019-11-19 19:27 : 真紅 URL : 編集
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