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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅   ★劇場鑑賞した映画はインスタにアップしています@ruby_red66

『マイ・マザー』

マイ・マザー




 J'AI TUE MA MERE

 I KILLED MY MOTHER



 16歳の高校生ユベール(グザヴィエ・ドラン)は、母(アンヌ・ドルヴァル)と二人暮らし。多感な彼は母の挙動のいちいちに苛立ちを覚え反発し、勝気な母もまたユベールにキツく当たるのだった。

  「母親は息子の友だちにはなれない」。 ジャン・コクトー

 X・ドランのドキュメンタリー 『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』 と、カンヌでグランプリを受賞した 『たかが世界の終わり』 をWOWOWで観た。そういえば、彼のデビュー作をまだ観ていなかったことに気づく。会員証の期限が2013年のままのTSUTAYAへ。旧作レンタルって今、100円なんですね。思わずWOWOWを解約してしまった(笑)。

 この映画、原題は 「僕は母を殺した」。自分、よく今まで観なかったなぁ、観てなくてよかった、今観てよかったと心底思った。子育て現在進行形の自分が観るには、辛過ぎる作品だった。

 『タイタニック』 への愛はドキュメンタリーでX・ドラン自らが語っているし、ほぼ彼自身が投影された作品なのだろう。十代でこれほどの作品を作り上げたX・ドラン。正に 「規格外の天才」。後の Mommy/マミー といい、家族、特に母親との関係は彼にとって切実かつ最重要なテーマなのだろう。セクシャリティを含め自分自身をさらけ出し、決して逃げない彼を尊敬する。

 「僕は息子に向いてない」 「母親に向いてない母親もいるわ」。ユベールの母が 「15年間、毎日5時半に起きて必死で働いてきたわ!」 と絶叫する場面がある。そのことを 「当たり前」 だと感じるか、犠牲を払ったと感じるかの違いなのだと思う。「僕が今日、死んだらどうする?」 「私も明日死ぬわ」。それは疑いようもない本心なのだけれど、どうして母と息子の愛はいつも、互い違いにボタンを掛け違えるのだろう?

マイ・マザー2

 ( 『マイ・マザー』 監督・製作・脚本・主演:グザヴィエ・ドラン/2009・カナダ)
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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

2018-05-28 : DVD/WOWOW : コメント : 2 : トラックバック : 0
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レンタル感想もUPされていてうれしいわ
こちらにも。
WOWOWで↑2本放映されていたのですね
未見だからみたかったけど、入っていないから・・笑、そのうちレンタルだわ
<子育て現在進行形の自分が観るには、辛過ぎる作品だった>
わかります。私も、男の子の親の方が
より一層きついかな…って思いました。
若くての作品なのがやっぱりすごいですよね。
2018-05-30 22:38 : みみこ URL : 編集
みみこさん、こちらにもありがとうございます。
映画を観たら、感想は必ずインスタにメモしてアップするのですが、、
自宅で観たものでも印象に残ってるものは、気が向いたらこちらに書いていこうかなと思っています。
『スモーク』は今年の1月に観たのですが、その時の印象が強烈で頭から離れなくて。
映画館で観たものも、ずっと前のものでも突然こちらに書くかもしれません。
男の子の子育て、本当に大変でした。。。
結局、いいお母さんになれずに子育て終了した気がする。
でもやり切った感はすごくあるので、いいのかなこれで。
X・ドランくんのお母さんって、どんな人なんだろうね~。
2018-05-31 22:27 : 真紅 URL : 編集
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