闇にさす光~『スポットライト 世紀のスクープ』

SPOTLIGHT
2001年。ウォルター・ロビー(マイケル・キートン)をリーダーとするボストン
・グローブ紙の調査報道特集「スポットライト」チームは、新任の編集局長マ
ーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)から、カソリック神父による少年らへの
性的虐待事件を追うよう命ぜられる。
第88回アカデミー賞において、作品賞と脚本賞を受賞した実話ドラマ。新
聞記者が主人公のこの地味な作品がオスカーを受賞したことは驚きであり、
また素晴らしくもある。トム・マッカーシー監督の、誠実に真実を描こうとする
姿勢、適材適所のアンサンブルキャスト。隠匿されてきた悲劇を地道に調査
し、伝えようとしたこのチームそのもののような佳作。

キャストが物凄くよかった。特にマイケル・キートン。オスカー寸前まで行っ
た 『バードマン』 よりいい演技だったんじゃないかなぁ。有名人の成り切
りじゃなく、こういった市井の人の演技がもうちょっと評価されてもいいので
は、と個人的には思う。ロビーの表情の奥に、ずっと隠されていた 「事実」
が明かされる終幕の、なんとも言えない苦味。ただの成功譚に終わらせな
いところが好感度大。
ユダヤ人の新参者を演じたリーヴ・シュレイバーも、今まで観てきた作品
の中では一番印象的だったかも。彼はどうしても 「ナオミ・ワッツの旦那」
っていうイメージがあるのだが、本作では観たことのない貌をしていた。虐
待を暴く記事が掲載された日曜の朝、オフィスに向かうロビーとマイク(マ
ーク・ラファロ)の先に、既に出勤している局長が遠景で映し出されている
場面は感動モノ。紅一点のレイチェル・マクアダムスと、チーム内で恋愛要
素が正真正銘ゼロ、なのもイイ!

カソリック教会全体を 「システム」 と呼ぶ記者たち。小説 『ノルウェイの森』
で永沢の言ったシステムという言葉の意味が、この映画を観てやっと腑に落ち
た気がした。
それが正しいことなのかわからないまま、闇の中を歩いていると突然光がさす。
仕事っていいな、と改めて思う。ジャーナリズムという仕事が大好きな新聞記者
たち。働きマン万歳! 私もがんばろう、と思うのだった。
( 『スポットライト 世紀のスクープ』 監督・共同脚本:トム・マッカーシー/
主演:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス/2015・米、加)
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trackback
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2016-05-11 13:28 :
映画好きパパの鑑賞日記
2001年の夏、ボストン・グローブ紙の新編集局長マーティ・バロンは、あるカトリック教会神父による性的虐待事件の詳細を報道する方針を打ち出す。 その担当を命じられたのは、極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たちだった。 デスクのウォルター“ロビー”ロビンソンをリーダーとするチームは、一丸となって教会の罪を暴いてゆく…。 実話から生まれた社会派ドラマ。
2016-05-11 15:26 :
象のロケット
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大江戸時夫の東京温度
【SPOTLIGHT】 2016/04/15公開 アメリカ 128分監督:トム・マッカーシー出演:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、ビリー・クラダップ、スタンリー・トゥ...
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★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★
カトリック教会が長年隠蔽してきた児童虐待スキャンダルを暴き出し、ピュリツァー賞に輝いた調査報道チームを巡る感動の実話を基に、巨大な権力に立ち向かっていった新聞記者たちのジャーナリズム魂と不屈の執念を描いた実録サスペンス。出演はマーク・ラファロ、マイケル...
2016-05-11 17:20 :
パピとママ映画のblog
『スポットライト 世紀のスクープ』を渋谷Humaxで見ました。
(1)本年のアカデミー賞の作品賞と脚本賞を受賞した作品というので、映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭では、「事実に基づく物語」(based on actual events)との字幕が出て、まずは1976年の...
2016-05-11 17:56 :
映画的・絵画的・音楽的
本当の主演はリーヴ・シュレイバー
公式サイト。トム・マッカーシー監督。マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラ ...
2016-05-11 18:24 :
佐藤秀の徒然幻視録
第88回アカデミー賞で作品賞を受賞した映画。アメリカの新聞「The Boston Globe」の記者たちがカトリック教会の醜聞を暴いたという実話を基に描かれた社会派ドラマです。
2016-05-11 19:17 :
水曜日のシネマ日記
評価:★★★★【4点】(11)
ゾンビ神父は全体の6パーセント。さてその分母とは。
2016-05-11 20:39 :
映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜
2002年、ウォルター(マイケル・キートン)やマイク(マーク・ラファロ)たちのチームは、「The Boston Globe」で連載コーナーを担当していた。ある日、彼らはこれまでうやむやにされてきた、神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する。カトリック教徒が...
2016-05-11 21:13 :
♪HAVE A NICE DAY♪
スポットライト 世紀のスクープ(2015 アメリカ)
原題 SPOTLIGHT
監督 トム・マッカーシー
脚本 ジョシュ・シンガー トム・マッカーシー
撮影 マサノブ・タカヤナギ
編集 トム・マカードル
音楽 ハワード・ショア
出演 マーク・ラファロ マイケル・キートン レイチェル・マクアダムス
リーヴ・シュレイバー ジョン・スラッ...
2016-05-11 21:19 :
映画のメモ帳+α
カトリック教会の神父達による少年少女への性的虐待と言う一大スキャンダルを暴いた、ボストン・グローブ紙の記者たちの活躍を描いた作品。第88回アカデミー賞では作品賞、脚本賞を受賞した。
そうかぁ。この作品でそのシーンを見るまで、この話が9.11を挟んでの出来事だ...
2016-05-11 22:40 :
勝手に映画評
決して派手ではないが観ごたえ十分な社会派ドラマ。ボストン・グローブ紙の特集記事欄「スポットライト」を担当するロビー(マイケル・キートン)始め4人のメンバーの仕事に対する取り組み方を見るだけでも鑑賞してよかったと思えた作品。いきなりスクープは生まれない。その記事が日の目を見るまでに必要なのは地道なリサーチ、確実な裏付け。それらの底辺に必ず存在するのは情報を得る相手との信頼関係だ。じっくり時間を...
2016-05-11 23:07 :
龍眼日記 Longan Diary
【出演】
マーク・ラファロ
マイケル・キートン
レイチェル・マクアダムス
リーヴ・シュレイバー
【ストーリー】
2002年、ウォルターやマイクたちのチームは、「The Boston Globe」で連載コーナー「Spotlight」を担当していた。ある日、彼らはこれまでうやむやに...
2016-05-12 00:16 :
西京極 紫の館
アカデミー賞 作品賞&脚本賞 W受賞!「スポットライト 世紀のスクープ」(ロングライド)。キリスト教社会の“絶対的タブー”に、果敢に挑んだ地方新聞社の実話を映画化。華は無いけど、真面目な作品です。
2001年、夏。アメリカ東部の地元新聞社“ボストン・グローブ”の新任編集局長として、マイアミからマーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)が赴任。最初の編集会議で目玉になる記事の材料を...
2016-05-12 00:26 :
シネマ親父の“日々是妄言”
この事実を記事にしなかった場合、誰が責任を取るのか。
何と地味なオスカー作品だろうか。しかし何と渋くて格好いいオスカー作品だろうか。そして何と無駄なシーンのないオスカ ...
2016-05-12 00:46 :
こねたみっくす
まず冒頭、当ブログでのアカデミー賞候補検討時の発言を撤回したい。
<去年の激戦とは全く違う次元の戦い…
<2年連続の獲得でいいのか?!のイニャリトゥ。
<ところが戦いを挑む他作群に迫力がほとんどない?
<期待した「スポットライト」に...
2016-05-12 05:03 :
日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
今年のアカデミー賞作品賞と脚本賞を獲った『スポットライト 世紀のスクープ』を観てきました。
★★★★★
実際に有ったと言うよりも、ずっとみんなが見て見ぬフリをしてきた事だから、今も内在していそうな予感のする、カトリック教会内の性的虐待スキャンダルを描いた、映...
2016-05-12 21:12 :
そーれりぽーと
スポットライトが照らし出したものは。
カソリック聖職者による、子どもたちの性的虐待事件を暴いた、ボストン・グローブ紙の“スポットライト”取材チームを描く群像劇。
情報量は膨大ながら、いかにも新聞社の話らしく、実に端正にまとまっていて観やすい。
今年のアカデミー賞は脚本賞が本作、脚色賞が「マネー・ショート 華麗なる大逆転」と共に実話ベースの作品となった。
どちらもジャーナリズム色の...
2016-05-12 22:42 :
ノラネコの呑んで観るシネマ
その数に驚いた [E:shock] 公式サイト http://www.spotlight-scoop.com 事実を基にした映画 監督: トム・マッカーシー 「扉をたたく人」 「 靴職人と魔法のミシ
2016-05-13 22:37 :
風に吹かれて
そのままでは知りようがなかった事実を人々に知らせることができるとき、報道の意味は大きい。
2016-05-14 10:29 :
或る日の出来事
今年のアカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した作品。ボストンの地元紙「ボストン・グローブ」が、神父による性的虐待とカソリック教会が組織を挙げてこの事実を隠蔽してきたことを告発した実話を描く。
大手全国紙「タイムズ」に買収された「ボストン・グローブ」に新...
2016-05-15 01:03 :
まてぃの徒然映画+雑記
第88回アカデミー賞で作品賞&脚本賞をW受賞した社会派作品。2002年に米国の新聞ボストン・グローブ紙の調査報道編集部”スポットライト”チームが、カトリック教会の神父らが子供たちに性的虐待を繰り返して
2016-05-16 09:06 :
たいむのひとりごと
映画「スポットライト 世紀のスクープ」を鑑賞しました。
2016-05-17 05:56 :
FREE TIME
映画「スポットライト 世紀のスクープ」★★★★
マーク・ラファロ、マイケル・キートン、
レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、
スタンリー・トゥッチ 出演
トム・マッカーシー 監督、
128分、2016年4月15日公開
2015,アメリカ,ロングライド
(原題/原作:SPOTLIGHT)
2016-05-18 11:00 :
soramove
『スポットライト 世紀のスクープ』---SPOTLIGHT---2015年( )監督: トム・マッカーシー出演: マーク・ラファロ 、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー 、ジョン・スラッテリー、ブライアン・ダーシー・ジェームズ
カトリック教...
2016-05-19 21:48 :
こんな映画見ました〜
「Spotlight」 2015 USA/カナダ
“ピュリツァー賞に輝いた調査報道チームを巡る感動の実話”をベースに描いた社会派群像ドラマ。
マイク・レゼンデスに「夫以外の選択肢/2004」「ゾディアック/2006」「帰らない日々/2007」「ブラインドネス/2008」「キッズ・オールライト/2010」「はじまりのうた/2013」のマーク・ラファロ。
ウォルター・“ロビー”・ロ...
2016-05-20 23:19 :
ヨーロッパ映画を観よう!
5日のことですが、映画「スポットライト 世紀のスクープ」を鑑賞しました。
アメリカの新聞「The Boston Globe」 2002年 新たな編集長の指示の元 スポットライトチームは
彼らがこれまでうやむやにされてきた 神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する...
2016-05-27 22:31 :
笑う社会人の生活
ボストン・グローブ新聞の取材チームがカトリック教会に根ざした事件に挑んだ実話を映画化したドラマです。 アメリカで公開されてからずっと話題になっていたので気になっていました。 記者たちの仕事へ向かう姿勢の真剣さと共に、新聞というメディアの力の大きさを 改めて感じさせられるような作品でした。
2016-05-27 23:22 :
とりあえず、コメントです
観終わって、内容を的確に表現をしたタイトルにしているなと思いました。 もちろんタ
2016-05-29 06:43 :
はらやんの映画徒然草
人が人を殺す事は、ある。しかし、組織が人を殺す、それを暴いたのがこの作品である。実際に刃物や銃器で殺される訳ではない。だが、被害者達は一度精神的に殺されている。そして被害者達が後に自殺をしてしまうケースも多い。世紀のスキャンダル。聖職者が教会の地位を利用して、信徒の子供達に性的虐待を行う。それも一件や二件ではない。…マサチューセッツ州ボストンの新聞、グローブ紙は、「スポットライト」という長期...
2016-05-31 16:37 :
ここなつ映画レビュー
2001年、夏。
ボストンの地元新聞“ボストン・グローブ”の新任編集局長としてマイアミからやって来たマーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)は、目玉になる記事の材料を物色し、神父による子どもへの性的虐待事件に着目すると、これを追跡調査する方針を打ち出す。
リーダーのウォルター“ロビー”ロビンソン(マイケル・キートン)を中心に、特集記事欄《スポットライト》を担当する4人の記者(マーク・...
2016-06-01 14:10 :
心のままに映画の風景
本作は、アメリカ人の(欧米人の)心の中に深く根付いているカトリック教会と、それが長年にわたって犯してきた犯罪をテーマに、そこに鋭く切り込んで行こうとする地方新聞の記者たちの勇気ある取材活動を、セミ・ドキュメンタリー風に描いた社会派ドラマの傑作だ。 いわ…
2016-06-08 11:20 :
六日の菖蒲
☆☆☆★(7点/10点満点中)
2015年アメリカ=カナダ合作映画 監督トム・マッカーシー
ネタバレあり
2017-03-06 10:15 :
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
コメントの投稿
真紅さん、こんにちは!
お見舞いの言葉、ありがとうございます。
福岡ではおかげさまで、通常の生活を送っていますが、熊本や大分の被害は甚大で、、早い復興を願う日々です。
この映画、先月の地震後、暗闇の中に長時間入るのが怖くて、観に行くのを1週間ずらしました。
映画を普通に見られる環境と心持ちがありがたいものだと改めて感じました。
「スポットライト」緊張感がずーっと途切れず、地味だけどインパクト強かったです。
そう、恋愛など余計な伏線がないのも良かったですね。久しぶりに大人の映画を観た思いでした。
キャスト陣も渋くて素敵でした。マイケル・キートンって演技うまいですよね。
一見くどいけど、こういう普通の役がとても良いかんじです。
私、彼とジェフ・ブリッジスは演技うまい2大おじさん俳優と思っております^O^
お見舞いの言葉、ありがとうございます。
福岡ではおかげさまで、通常の生活を送っていますが、熊本や大分の被害は甚大で、、早い復興を願う日々です。
この映画、先月の地震後、暗闇の中に長時間入るのが怖くて、観に行くのを1週間ずらしました。
映画を普通に見られる環境と心持ちがありがたいものだと改めて感じました。
「スポットライト」緊張感がずーっと途切れず、地味だけどインパクト強かったです。
そう、恋愛など余計な伏線がないのも良かったですね。久しぶりに大人の映画を観た思いでした。
キャスト陣も渋くて素敵でした。マイケル・キートンって演技うまいですよね。
一見くどいけど、こういう普通の役がとても良いかんじです。
私、彼とジェフ・ブリッジスは演技うまい2大おじさん俳優と思っております^O^
2016-05-11 17:28 :
ゆーこ URL :
編集
地道に仕事を勧める姿にワクワクしました。
真紅さん、こんにちは。
これ、ものすごく好きな作品でした。
彼らが真摯に仕事に向き合う姿を見ていて、改めて仕事(それが自分が好きなことであれば更に)に没頭できるって素晴らしい!という思いが湧き上がりましたー。
ホント、働きマン最高!ですね。
チームの1人が「眠れないから夜小説を書いている」と言っていた言葉が印象的でした。
文章書くのはお手の物なヒトは小説も書いちゃうのね~」なんて。
そうか~~彼、ナオミ・ワッツのダンナさんなのねー。
これ、ものすごく好きな作品でした。
彼らが真摯に仕事に向き合う姿を見ていて、改めて仕事(それが自分が好きなことであれば更に)に没頭できるって素晴らしい!という思いが湧き上がりましたー。
ホント、働きマン最高!ですね。
チームの1人が「眠れないから夜小説を書いている」と言っていた言葉が印象的でした。
文章書くのはお手の物なヒトは小説も書いちゃうのね~」なんて。
そうか~~彼、ナオミ・ワッツのダンナさんなのねー。
ゆーこさん、こんにちは。こちらこそコメントありがとうございます。
ニュースで熊本城の状態見ました。復旧には10年以上かかると言っていました・・・。
避難生活されてる方も多いですし、本当に胸が痛みます。
私もGWは映画三昧だったのですが、映画館で映画観られるなんて幸せなんだな~ってつくづく思いました。
で、この映画ですがとっても誠実な映画、という印象でした。
マイケル・キートンほんと素晴らしい役者さんですよね。。
一時期低迷していたけれど、復活うれしいです。
レイチェル・マクアダムスも新聞記者らしいスタイルで、彼女の可愛らしさを封印してて好感でした。
ジェフ・ブリッジスはちょっとヴィジュアルが苦手なんですが(笑)、いい俳優さんですよね!
オスカー作品賞も納得の作品でした。
ニュースで熊本城の状態見ました。復旧には10年以上かかると言っていました・・・。
避難生活されてる方も多いですし、本当に胸が痛みます。
私もGWは映画三昧だったのですが、映画館で映画観られるなんて幸せなんだな~ってつくづく思いました。
で、この映画ですがとっても誠実な映画、という印象でした。
マイケル・キートンほんと素晴らしい役者さんですよね。。
一時期低迷していたけれど、復活うれしいです。
レイチェル・マクアダムスも新聞記者らしいスタイルで、彼女の可愛らしさを封印してて好感でした。
ジェフ・ブリッジスはちょっとヴィジュアルが苦手なんですが(笑)、いい俳優さんですよね!
オスカー作品賞も納得の作品でした。
sabunoriさん、こんにちは~。コメント&TBありがとうございます。
リーヴ・シュレイバーとナオミ・ワッツは、正式に結婚してるかはわからないんですが、確か男のお子さんがふたりいるはずです。
ナオミ・ワッツお目が高い! と改めて思いました(笑)。
そうそう! この映画、神父たちの罪についての衝撃よりも、個人的に新聞記者たちの働く姿が印象的でした。
そういえば、私も高校時代はジャーナリストになりたかったんでした。
なれなかったけど、今は今で、自分の仕事頑張ろうって思いました。
私も、あの小説書いてる発言はちょっとビックリでしたわ。
「いつ寝るんや・・・」って(笑)。
リーヴ・シュレイバーとナオミ・ワッツは、正式に結婚してるかはわからないんですが、確か男のお子さんがふたりいるはずです。
ナオミ・ワッツお目が高い! と改めて思いました(笑)。
そうそう! この映画、神父たちの罪についての衝撃よりも、個人的に新聞記者たちの働く姿が印象的でした。
そういえば、私も高校時代はジャーナリストになりたかったんでした。
なれなかったけど、今は今で、自分の仕事頑張ろうって思いました。
私も、あの小説書いてる発言はちょっとビックリでしたわ。
「いつ寝るんや・・・」って(笑)。
真紅さん、こんにちは。TBをいただいた「六日の菖蒲」のayameと言います。ありがとうございました。
ブログ拝読いたしました。紅一点のレイチェル・マクアダムスの恋愛関係がなかったとのご指摘、なるほどと思いました。私はここへ来るまで気が付きませんでしたが、それほどに物語自体がスリリングに進行していたということですね。
世界的なカトリック・スキャンダルにまで発展していった事件を追求するきっかけとなったのは、新任の編集長のジャーナリストとしての鋭い直感でした。そして、それを個別のスキャンダルとしてではなく、組織犯罪として取り組んだチーム全体の団結力でした。
日本のマスコミも、“マスゾエ・スキャンダル”に終わらせることなく、政治資金の闇にまで切り込んでいけるかどうか、おそらく世界中が注目していると思います。
オリンピックを控えてみっともないことはできないという一部世論もありますが、私は、ここはブラジルの世論が大統領を弾劾するまでに追い込んでいった民主主義の力に、見習うべきだと思っています。
本作では、他のメンバーに比べて特段、出番が多いわけではありませんが、リーヴ・シュレイバーの静かな存在感が素晴らしいと思いました。
ブログ拝読いたしました。紅一点のレイチェル・マクアダムスの恋愛関係がなかったとのご指摘、なるほどと思いました。私はここへ来るまで気が付きませんでしたが、それほどに物語自体がスリリングに進行していたということですね。
世界的なカトリック・スキャンダルにまで発展していった事件を追求するきっかけとなったのは、新任の編集長のジャーナリストとしての鋭い直感でした。そして、それを個別のスキャンダルとしてではなく、組織犯罪として取り組んだチーム全体の団結力でした。
日本のマスコミも、“マスゾエ・スキャンダル”に終わらせることなく、政治資金の闇にまで切り込んでいけるかどうか、おそらく世界中が注目していると思います。
オリンピックを控えてみっともないことはできないという一部世論もありますが、私は、ここはブラジルの世論が大統領を弾劾するまでに追い込んでいった民主主義の力に、見習うべきだと思っています。
本作では、他のメンバーに比べて特段、出番が多いわけではありませんが、リーヴ・シュレイバーの静かな存在感が素晴らしいと思いました。
ayameさん、こんにちは。こちらこそコメント&TBありがとうございます。
レイチェル・マクアダムズは大好きな女優さんです。
彼女は恋愛映画で主演することが多かったと思うのですが、本作では硬派なジャーナリストを演じていました。
アカデミー賞にもノミネートされ、よかったと思います。
私も、リーヴ・シュレイバーを改めていい役者だなーと思いました。
この映画で、編集局長であるマーティ・バロンは異彩を放っていましたね。
最後までいい人だったのですが、もしかして悪い奴なのでは?と思わせる謎めいた雰囲気があったと思います。
日本の政治の事はよくわかりませんが、全てのジャーナリストに観ていただきたい作品ですね。
レイチェル・マクアダムズは大好きな女優さんです。
彼女は恋愛映画で主演することが多かったと思うのですが、本作では硬派なジャーナリストを演じていました。
アカデミー賞にもノミネートされ、よかったと思います。
私も、リーヴ・シュレイバーを改めていい役者だなーと思いました。
この映画で、編集局長であるマーティ・バロンは異彩を放っていましたね。
最後までいい人だったのですが、もしかして悪い奴なのでは?と思わせる謎めいた雰囲気があったと思います。
日本の政治の事はよくわかりませんが、全てのジャーナリストに観ていただきたい作品ですね。