小説だけにできること~マイケル・カニンガム/インタビュー
NHKBSの『週刊ブックレビュー』に、マイケル・カニンガムが出演した。
ほとんど観たことがない番組なのであるが、しっかり録画。「すっごく素敵な紳士」
だという評判であるし、昨年秋の講演に行けなかったので、興味津々で観る。

Michael Cunningham
/この世の果ての家
/めぐりあう時間たち
/星々の生まれるところ
背が高くて、俳優さんみたい。。
柔らかい物腰でインタビューに答える。NY在住、初来日だそうだ。
最新作『星々の生まれるところ』は、小説の持つ娯楽性とシリアスさの融合を目指
した。
今、この時代の生きている感覚を伝えること、ある時、ある場所、ある時代の
人々の心の内側を描けるのは小説だけである。
問題のある政府が治める国に住んでいる作家として、政治的でない小説は書け
なくなってしまったと感じている。9・11後、第二の悲劇を招いたアメリカ政府の
対応への怒りがある。
書くということに対する興味は尽きることがない。尽きることの無い好奇心を
持つことも、才能の一つだと考えるようになった。
若い頃に読んだ本は人生の糧となる、とも語っていた。私はもう若くはないけれ
ど、これからも彼の本は私の人生の糧となり続けるだろう。次回作が待ち遠しい。
★レビューはこちら⇒ この世の果ての家
⇒ 星々の生まれるところ
⇒ イノセント・ラブ

ほとんど観たことがない番組なのであるが、しっかり録画。「すっごく素敵な紳士」
だという評判であるし、昨年秋の講演に行けなかったので、興味津々で観る。

Michael Cunningham
/この世の果ての家
/めぐりあう時間たち
/星々の生まれるところ
背が高くて、俳優さんみたい。。
柔らかい物腰でインタビューに答える。NY在住、初来日だそうだ。
最新作『星々の生まれるところ』は、小説の持つ娯楽性とシリアスさの融合を目指
した。
今、この時代の生きている感覚を伝えること、ある時、ある場所、ある時代の
人々の心の内側を描けるのは小説だけである。
問題のある政府が治める国に住んでいる作家として、政治的でない小説は書け
なくなってしまったと感じている。9・11後、第二の悲劇を招いたアメリカ政府の
対応への怒りがある。
書くということに対する興味は尽きることがない。尽きることの無い好奇心を
持つことも、才能の一つだと考えるようになった。
若い頃に読んだ本は人生の糧となる、とも語っていた。私はもう若くはないけれ
ど、これからも彼の本は私の人生の糧となり続けるだろう。次回作が待ち遠しい。
★レビューはこちら⇒ この世の果ての家
⇒ 星々の生まれるところ
⇒ イノセント・ラブ

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先日記事にしたNHKの番組「週刊ブックレビュー」の特集でマイケル・カニンガム氏を見た。 想像した以上にハンサムで驚く。 しかも親しみやすい雰囲気で且つ明晰な話し方。うーん、みんなファンになるのもあたりまえですな。 私としてはなんとなくサッカー元日本代表の中田英
2007-02-13 18:05 :
藍空放浪記