fc2ブログ
映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

憂鬱な夜に咲く花~『ブルージャスミン』

ブルージャスミン









 BLUE JASMINE


 ニューヨークからサンフランシスコへやってきたジャスミン(ケイト・ブラン
シェット)
は、夫が逮捕されたため、セレブから無一文に転落していた。
の繋がらない妹
で、シングルマザーのジンジャー(サリー・ホーキンス)
元へ身を寄せ、心機一転を図るジャスミンだったが、華やかな生活が常に
フラッシュバックし・・・。

 「こわれゆく女」 を熱演し、ケイト・ブランシェットが2013年の主演女優賞
をまさに 「総なめ」
 した、話題作にして必見の傑作名実ともに自らこそ
が最高峰に立つべき女優であることを証明してみせたケイト
には、ひれ伏
すしかない。恐ろしくて目を背けたいのに、逸らすこともできないほど釘付け
にされ、ずっと観ていたいとさえ思わされるその演技。これはオスカー像、
3個分くらいの価値
があるんじゃないだろうか。そして、ケイトってジーナ・ロ
ーランズ
にちょっと似てるかも、、、と思った。

ブルージャスミン2

 ウディ・アレンの映画基本 「コント」 であると思っている。本作にも、笑い
どころと思われるシーンもあり、実際、シアターでゲラゲラ笑っている人もいた。
しかし、私はほとんど笑えなかった。セレブでもないし、デパスも飲んでいない
私だけれど、ジャスミンの姿が他人事とは思えなかったのだ。
 目の前の現実よりも、見栄や体面に囚われて身勝手な行動をとり、自立でき
ない困ったちゃん。自分のことを棚に上げたまま(←ここ重要!)他人に対し
てはどこまでも冷徹で非情になれる、ウディ・アレンの才気煥発
。このお爺ちゃ
んはあなどれない。

 胡散臭い男を演じさせたら右に出る者なし、のピーター・サーズガードが、
意外や 「リアル」 だったのには肩すかしをくらった気分。マックジョブに甘ん
じながらも、逞しく生き抜こうとするジンジャーはジャスミンの対比として描かれ
ているようで、彼女を 「幸せ」 な女だと感じることはない。サリー・ホーキンス
の醸し出す庶民感は、その黒髪と相まり、確かにケイトとは一線を画す。彼女
たちが、血の繋がらない姉妹、という設定が効いている。

ブルージャスミン3

 ハル(アレック・ボールドウィン)FBIに引き渡したのは誰だったのか。自業
自得
、という言葉が浮かぶと同時に、ジャスミンへの同情も粉々に砕け散る。
彼女はあのまま、ホームレスへと真っ逆さまに堕ちてゆくのか。ミア・ファロー
って今、何してるんだろう・・・


 ( 『ブルージャスミン』 監督・脚本:ウディ・アレン/2013・USA/
       主演:ケイト・ブランシェット、サリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : ★おすすめ映画★
ジャンル : 映画

2014-06-13 : 映画 : コメント : 17 : トラックバック : 39
Pagetop
世界の中心は母である~『ぼくたちの家族』 «  ホーム  » 山は生きている~『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』
trackback

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブルージャスミン
モテ過ぎて自立できなかった女性の悲劇 公式サイト。原題:Blue Jasmine。ウディ・アレン監督。ケイト・ブランシェット、アレック・ボールドウィン、ルイス・C・K、ボビー・カナヴェイ ...
2014-06-12 21:18 : 佐藤秀の徒然幻視録
『ブルージャスミン』
ニューヨークのセレブリティ界でもてはやされていたジャスミン(ケイト・ブランシェット)だが、実業家のハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活が破綻し、家庭も資産も失う。質素なアパートに住むシングルマザーの妹ジャンジャー(サリー・ホーキンス)のもとに身...
2014-06-12 21:41 : beatitude
ブルージャスミン
ブルージャスミン@一ツ橋ホール
2014-06-12 21:42 : あーうぃ だにぇっと
『ブルージャスミン』 (2013)
ウディ・アレンが届ける、苦〜いシニカル・コメディ! 喜劇なのか、悲劇なのか、苦笑をまじえつつ複雑な後味の残る匠の逸品であった。 本作は、ルーティン・ワークな映画製作を己に課し、職人的に独自のアート路線を快走するウディ・アレンの監督第44作。最近はアメ...
2014-06-12 21:51 : 相木悟の映画評
ブルージャスミン/ケイト・ブランシェット
主演のケイト・ブランシェットが見事オスカーを獲得したウディ・アレン監督の最新作です。サンフランシスコを舞台に一人の女性転落人生を描くシリアスなドラマだそうで、今作はロ ...
2014-06-12 21:53 : カノンな日々
「ブルージャスミン」☆しあわせの見つけ方
ケイト・ブランシェットがアカデミー賞主演女優賞を獲得した作品。 他の作品の女優たちも、かなりいい演技だったからケイトが突出して素晴らしかったとは思えないけど、自然体でありながらも、人生に翻弄されて戸惑う心を表現した彼女の演技はやっぱり見事だった☆
2014-06-12 22:03 : ノルウェー暮らし・イン・原宿
ブルージャスミン
『ブルージャスミン』---BLUE JASMINE---2013年(アメリカ)監督:ウディ・アレン 出演:ケイト・ブランシェット 、 アレック・ボールドウィン、 ボビー・カナヴェイル 、ピーター・サースガード、 サリー・ホーキンス ウディ・アレン監督が初顔合わせとなる...
2014-06-12 22:23 : こんな映画見ました〜
『ブルージャスミン』
□作品オフィシャルサイト 「ブルージャスミン」□監督・脚本 ウッディ・アレン□キャスト ケイト・ブランシェット、サリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン、       ピーター・サースガードド、ルイス・C・K ■鑑賞日 5月11日(日)■劇場 10...
2014-06-12 22:58 : 京の昼寝〜♪
「ブルージャスミン」:ケイトのワキ汗
映画『ブルージャスミン』はウディ・アレン久々のクオリティーの高さ。最近のヨーロッ
2014-06-12 23:05 : 大江戸時夫の東京温度
ウディ・アレン監督、ケイト・ブランシェット主演『ブルージャスミン(Blue Jasmine)』
『ブルージャスミン』(Blue Jasmine)ウディ・アレン監督ケイト・ブランシェットが本作でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)の主演女優賞を受賞した(他、各種映画賞多数)物語・ジャス
2014-06-12 23:46 : 映画雑記・COLOR of CINEMA
「ブルージャスミン」
「Blue Jasmine」 2012 USA ジャスミンに「ロビン・フッド/2010」のケイト・ブランシェット。 ハルに「私の中のあなた/2009」「恋するベーカリー/2009」「ローマでアモーレ/2012」のアレック・ボールドウィン。 ジンジャーに「ウディ・アレンの夢と犯罪/2007」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」「ジェーン・エア/2011」のサリー...
2014-06-12 23:49 : ヨーロッパ映画を観よう!
ブルージャスミン
『8月の家族たち』のメリル・ストリープの熱演を上回って、本年度アカデミー賞主演女優賞をケイト・ブランシェットが受賞した『ブルージャスミン』を観てきました。 ★★★★ これは、ケイト・ブランシェットに軍配が上がったのに納得。 何もかも失ったストレスで頭おかしく...
2014-06-13 00:34 : そーれりぽーと
ブルージャスミン
 ウディ・アレンが久々にアメリカを舞台にした作品で、コメディではあるのだけど、人間の愚かしさにスポットをあてており、シニカルな色合いが強い。オスカー受賞のケイト・ブランシェットは手堅いけど、「8月の家族たち」のメリル・ストリープにはかなわなかったと個人…
2014-06-13 04:30 : 映画好きパパの鑑賞日記
ブルージャスミン
 『ブルージャスミン』を吉祥寺バウスシアターで見ました(これで同館は見納めになるかもしれません)。 (1)およそ1年ぶりのウディ・アレン監督作品であり、主演のケイト・ブランシェットがアカデミー賞主演女優賞を受賞したということで映画館に行ってきました。  本...
2014-06-13 07:13 : 映画的・絵画的・音楽的
ブルージャスミン
★ネタバレ注意★  ウディ・アレン監督作品。  今年のアカデミー賞では、ケイト・ブランシェットが主演女優賞を獲得しました。  美しいジャスミン(ケイト・ブランシェット)は、コロンビア大学に在学中、リッチなハル(アレック・ボールドウィン)に見初められ、卒業を待たず結婚、そのままセレブな専業主婦となる。NYで贅沢三昧な暮らしを送るジャスミンはまさに水を得た魚。夫の浮気癖だけが気...
2014-06-13 07:37 : キノ2
「ブルージャスミン」
ウッディ・アレン監督の最新作、「ブルージャスミン」(Blue Jasmine)を
2014-06-13 07:42 : セレンディピティ ダイアリー
ブルージャスミン ★★★★★
ウディ・アレン監督がケイト・ブランシェットをヒロインに迎え、サンフランシスコを舞台に転落人生の中でもがき、精神を病んでいく姿を描くドラマ。ニューヨークでセレブ生活を送っていたものの夫も財産も失ったヒロインが妹を頼りにサンフランシスコに引っ越し、再生しよ...
2014-06-13 11:48 : パピとママ映画のblog
ブルージャスミン
大好きなケイトブランシェットがアカデミー賞主演女優賞他、たくさんの主演女優賞を受賞した作品なので、ご祝儀鑑賞です。まぁウディアレン監督だしぃ、だいたい内容というか作品の雰囲気もオチらしいオチがないであろうことも折り込み済みで見に行きました。ジャスミン(...
2014-06-13 15:27 : シネマ日記
『ブルージャスミン』
虚飾とは哀れなり。 何とも滑稽でビターなブラックコメディだこと。さすがウディ・アレン監督といいましょうか、第86回アカデミー賞主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット演 ...
2014-06-13 16:46 : こねたみっくす
ショートレビュー「ブルージャスミン・・・・・評価額1650円」
ジャスミンは夜、密かに咲く。 ここしばらくのヨーロッパ観光地巡りに飽きたのか、久々に母国へ戻ってきたウッディ・アレンの、ビターでアイロニカルなヒューマンドラマ。 今回アレン翁の俎上にあげられるのは、21世紀に入ってから加熱する一方のアメリカのセレブカルチャーだ。 主人公のジャスミンは、ニューヨークでの金満セレブ生活から転落、一文無しとなってサンフランシスコに住む妹ジンジャーのアパー...
2014-06-13 18:29 : ノラネコの呑んで観るシネマ
【 ブルージャスミン 】虚飾の花
ブルージャスミン~ BLUE JASMINE ~     監督: ウディ・アレン    出演: ケイト・ブランシェット、サリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン、ピーター・サースガード、ルイス・C・K、ボビー・カナヴェイル、アンドリュー・ダイス・クレイ、マイケル・スタ…
2014-06-13 19:51 : 映画@見取り八段
ブルージャスミン
原題 BLUE JASMINE 製作年度 2013年 上映時間 98分 脚本:監督 ウディ・アレン 出演 ケイト・ブランシェット/アレック・ボールドウィン/ルイス・C・K/ボビー・カナヴェイル/アンドリュー・ダイス・クレイ/ピーター・サースガード ニューヨークでのセレブ生活が崩壊し...
2014-06-13 22:36 : to Heart
『ブルージャスミン』
(原題:Blue Jusmine) ----アカデミー賞も終ったようだけど、 いつもと、ニャんだか違ったような…。 「おそらくそのひとつは、 毎年、前日発表されるラジー賞にあるんじゃないかな。 M・ナイト・シャマラン監督、ジェイデン・スミスとウィル・スミス出演の『アフター・...
2014-06-13 23:34 : ラムの大通り
映画:ブルー・ジャズミン Blue Jasmine 落ちぶれた元 NYセレブ主婦を演じるケイト・ブランシェット。
公開が近くになってからアップしようと思っていたのだけど、公開が5月(観て半年以上も先!)と知り、お先に。 今回の主演はケイト・ブランシェット。 彼女の演技が注目されており、いよいよ主演女優賞でオスカー獲得か?と騒がれている。 (The Aviatorでキャサリン...
2014-06-14 01:19 : 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
ブルージャスミン
近年のウディ・アレン作品では一番のお気に入り。面白かった!大学在学中にニューヨークの資産家ハル(アレック・ボールドウィン)と結婚し贅沢三昧な生活を送っていたジャスミン(ケイト・ブランシェット)が一転全てを失いサンフランシスコで暮らす妹のジンジャー(サリー・ホーキンス)のもとに転がり込む…。ラストシーンのジャスミンの姿を見ながら「これからどうするのよ、ジャスミン!」と思わず彼女の明日を心配して...
2014-06-15 00:57 : 龍眼日記 Longan Diary
ブルージャスミン/BLUE JASMINE
ケイト・ブランシェットがアカデミー賞で主演女優賞受賞の ウディ・アレン作品 基本的にアレン爺出てない方が好きとは以前も書いたかもだけど今回も監督&脚本のみ。 ニューヨークで、裕福な実業家の夫ハルとリッチな生活を送っていたエレガントな女...
2014-06-15 22:50 : 我想一個人映画美的女人blog
「ブルージャスミン」みた。
第86回アカデミー賞でケイトが主演女優賞を受賞したこともあって公開を楽しみにしていた作品。もっとコメディ色が強いのかなと思っていたけれど、さすがオスカー受賞というべきか、ケイト演じるジャスミンの滑稽さ
2014-06-16 09:15 : たいむのひとりごと
ブルージャスミン
ニューヨークでセレブ生活を送っていたジャスミン(ケイト・ブランシェット)は、夫ハル(アレック・ボールドウィン)のビジネスが崩壊し、サンフランシスコに暮らす妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)のアパートに身を寄せる。 再出発を図ろうとするものの、質素な暮らしや周りに馴染めず、虚栄心が捨てられない。 神経をすり減らす日々が続いたある日、お金持ちの外交官、ドワイト(ピーター・サースガード...
2014-06-20 16:12 : 心のままに映画の風景
ブルージャスミン(2013)**BLUE JASMINE
 虚栄という名の花 Movix京都にて鑑賞。久しぶりに映画館へ・・・。どうしても観たかったこの作品。ケイト・ブランシェット、さすがでした。落ちぶれたセレブがとてもお似合い。落ちぶれても過去の栄光を引きずるところなんてナイス演技で、思わず笑ってしまいまし...
2014-06-22 22:59 : 銅版画制作の日々
「ブルージャスミン」
虚構の城郭が消え失せてもなお。 コメディではないW.アレンはひさしぶり。彼自身が出てこないこともあって、会話の洪水は鳴りを潜めているが、その代わりにC.ブランシェットの表情がすごい。 もちろん脚本や演出がこなれているのも事実だが、この救いがたい転落女性を...
2014-06-28 09:00 : Con Gas, Sin Hielo
ブルー・ジャスミン Blue Jasmine
いよいよ明日10日から公開です。 ここ数日、テレビで予告CMが流れています。 でも…なんだか違和感が。 「わたし、これでオスカーをとりました」というキャッチコピーにかぶるケイトの形相がすごい! どちらかというとコメディーかな?っとおもえるようなイメージです。 連...
2014-06-28 22:47 : 映画の話でコーヒーブレイク
ブルージャスミン
ブルージャスミン '13:米 ◆原題:BLUE JASMINE ◆監督:ウディ・アレン「ローマでアモーレ」「恋のロンドン狂騒曲」 ◆主演:ケイト・ブランシェット、アレック・ボールドウィン、ルイス C.K.、ボビー・カナヴェイル、アンドリュー・ダイス・クレイ、サリー・ホーキンス...
2014-07-05 21:02 : C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜
ブルージャスミン
2014年5月10日(土) 19:20~ 109シネマズ川崎5 料金:1100円(109シネマズの日) パンフレット:未確認 映画史上に残る嫌な女。 『ブルージャスミン』公式サイト 「タロットカード殺人事件」以来のウディ・アレンだ。 ケイト・ブランシェットが、「エリザベス ゴールデンエイジ」での、嫉妬に狂ってのぶっ壊れぷり以上に壊れる。 ここまで性格が悪く、勘違いしている女は、世...
2014-07-06 22:57 : ダイターンクラッシュ!!
映画『ブルー・ジャスミン』を観て〜アカデミー賞受賞作品
14-43.ブルー・ジャスミン■原題:Blue Jasmine■製作年、国:2013年、アメリカ■上映時間:98分■料金:1,800円■観賞日:5月17日、新宿ピカデリー(新宿) □監督・脚本:ウディ・アレン◆ケイト・ブランシェット◆アレック・ボールドウィン◆ボビー・カナヴェイ...
2014-07-21 13:02 : kintyre's Diary 新館
ブルージャスミン
ストーリー:ジャスミン(ケイト・ブランシェット)は夫ハル(アレック・ボールドウィン)と ニューヨークでぜいたくな生活を送っていたが、全てを失い、サンフランシスコに暮らす妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)のアパートに身を寄せる。過去の セレブ生活にとらわ...
2014-07-23 17:50 : Said q winning
ジャスミンの運命
映画「ブルージャスミン」を鑑賞しました。 資産家ハルと結婚しセレブリティとして裕福な生活を送っていたジャスミンはハルとの生活が破綻し地位も資産も全て失ってしまう。 妹のもとに身を寄せるが過去のセレブ生活にとらわれ神経をすり減らすが、それでも再び華やかな...
2014-11-11 20:03 : 笑う社会人の生活
ブルージャスミン
【概略】 かつてN.Y.セレブリティ界の花と謳われながら、今では結婚生活も資産もすべて失ったジャスミンが、虚言と現実逃避を繰り返し、次第に精神のバランスを崩していく。 ドラマ 「ジャスミンという名前に変えたの ジャネットなんて平凡だもの」 かつてセレブ界の華と謳われたジャスミンは、現在は無一文ながら纏うのはシャネルなどのブランド品ばかり。過去の栄光に浸り、ひたすらに堕ちて...
2014-11-18 13:06 : いやいやえん
映画評「ブルージャスミン」
☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督ウッディー・アレン ネタバレあり
2015-02-17 09:51 : プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
ブルー・ジャスミン
ウディアレンの作品って「知的」とか「サレオツ」とか冠がつくっつうかさ観る人が語りたがるものが多いんだけど それゆえにいやそれだからこそ 「なによ~~~~」って鼻白む部分も多くあって ま、わたくしが「英語が不得意」とか知的ではないとかなにより「ニューヨーカー…
2015-02-23 11:36 : 映画に耽溺
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

真紅さん☆
先日、上野公園の炊き出しのボランティアに行ってきました。
褐色に日焼けした方々の中にも、まだぴしと小奇麗なシャツをお召しで、「ありがとうございました」と深々と頭を下げる礼儀正しい、『最近まで』ちゃんとしていたであろう人が何人かいたのが印象的でした。
275人の中に、女性はなんとたった2人。なぜ女性はホームレスにならずに済むのかしら?と思うと、ジャスミンもきっと上手くやれるのかもしれないですね。
2014-06-12 22:26 : ノルウェーまだ~む URL : 編集
真紅さんへ。
おはようございます。
これ、待ちに待って、首がキリンになっていたのに見逃しています(涙)
僕のケイトガ出ているのに……チョッとショック。
見ていなくてもメッセージ入れていい?(笑)
実はウディーが大の苦手です。ミア・ファーローとくっ付いた頃から見なくなりました。
映画青年だった昔は好きだったのですよ……。
「インテリア」「ハンナ〜」なんて粋な監督だと思っていました。
基本的に貧相な小男はスクリーンで見たくないのかな(笑)
女優の趣味は最高にいいですよね。しかも僕と趣味が冠る(笑)
ケイトは初ノミネートの「エリザベス」でアカデミーを獲るべきでした。
これは真紅さんと全く同じなのですが、
僕、ウィンスレットのケイトは好きではないのです。
だから最新作も見ていません。予告を見て可成り惹かれたのですけど……。
メリルの後、これからは2人のケイトの持代だと思っています。
女優を見るべき映画っていいですよねぇ。
どうでしょう、ロードショーは行けないとして、
名画座で追いかけてみますね。DVDはイヤなので。
それにしても「欲望という名の電車」を彷彿とさせるストーリー。
ケイトの舞台版の「欲望〜」も見てみたかったです。
ジーナ・ローランズ……細いジーナね!(爆)
2014-06-13 07:12 : ブノワ。 URL : 編集
真紅さんへ。
追伸。ミア・ファーローは最新作の「オーメン」で、
車に跳ね飛ばされたハズです。
「やった!」と思ったのは僕だけ?(爆)
2014-06-13 07:14 : ブノワ。 URL : 編集
ノルウェ~まだ~むさん、こんばんは! コメント&TBありがとうございます。
ボランティアされてるのですね。頭が下がります。私は自分の生活で精一杯で・・・。
他のブロガーさんの感想を伺って、結構「ジャスミンはこれからもうまくやるんじゃないか」って意見の方、多かったんですよ。
自分って、ほんっとにペシミストだな、とつくづく思いました。
あ~、もっと楽観的に生きたら、人生違ったんだろうなぁ。。
でも、今の自分の人生、結構気に入ってますけどね^^
2014-06-13 19:37 : 真紅 URL : 編集
ブノワ。さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
もちろん、未見でもコメント大歓迎でございますよ~^^
でも、関東のほうではもう上映終わってしまったのですか?
関西でも、そんなに公開劇場は多くなかったのですが、まだ細々上映しています。
是非ご覧になって下さいね~、ケイトのファッションもすごくステキですから!

ウディ・アレン、苦手というお気持ちとってもよくわかります(笑)。
ミア・ファローも同じくですが、『カイロの紫のバラ』だけは別。
あれは私の「心の映画」なんです。「私の映画」ですね。
だから、ウディ・アレンがどんな人間であろうと、私は彼と彼の映画を否定できないのです。

で、この映画ですが、ジャスミンはミア・ファローのことでは?とも思いました。
彼女への強烈な嫌みと言うか、、、恐ろしい^^;
二人のケイトの時代、、いいですね!
私は断然ブランシェット派ですが、ブノワ。さんもそのようでうれしいです。
ジーナ・ローランズ、昔は細かったと思いますよ(笑)。
とにかく、ブノワ。さんがこの映画ご覧になられますように! シアターで、ね。
2014-06-13 19:53 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんばんは
K.ブランシエットすごかったですね~。今年のオスカーは女優もやはり文句なく彼女でしたね。
セレブ時代のハイブランドのお洋服を着ているときのきれいさと垢ぬけ感、素敵でした~。
堕ちちゃってから、薬のせいか、いつも顔が汗ばんでいて、髪の毛もちゃんとセットできてなくてほつれがちで、そういうかんじもすごく落差がよくでていました。
しかしラスト近くの汗じみと下着のライン、あの演出ウッディアレンが考えたのか、そうだとしたら女性への視線というか視点、凄すぎます。まったくもって意地悪じいさんです~。
公開最終週(たぶん)のレディスデー、ミニシアターでしたが、映画好きそうな女性で超満員で、嬉しかったです。
福岡は人口比では映画館の数が一番多いそうです。
真紅さんも九州お好きでうれしいです。私もこちらに越してきて3年半ほどです。
ずっと東京に住んでいましたが、東京も映画館は超充実していますが、アクセス面では福岡はコンパクトで楽です。思い立ったらすぐに観にいけます。
女性が主人公のいい映画もっと増えるといいですねー。
2014-06-13 21:49 : ゆーこ URL : 編集
ゆーこさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
映画は監督のものだから、やっぱり全部ウディ・アレンが考えたんだと思いますよ。
先日初監督作を撮った劇団ひとりが「何もかも監督が決めなくちゃいけない」みたいなことを言ってました。
ケイトは長身でスタイルがとてもいいから、エルメスやシャネルがとってもお似合いでしたね♪
そうそう、この映画もっと大々的に公開して欲しかったですよねー。
大阪は上映館が少なくて・・・。
ところでゆーこさん東京にお住まいだったのですね。
関東の方が九州で生活されて、、、食べ物とかだいぶ違うのではないですか?
私は、博多のすんごい都会だけど気取ってない(と感じられる)ところが好きです。
博多弁も大好き。方言が好きなんですよね。
あと、九州は長崎や湯布院も大好きです。
博多生活満喫なさって下さいね♪
女性映画が増えて欲しい、、というのはオスカー受賞スピーチでケイトも言ってましたね。
いい女優さんが活躍できる映画界であって欲しい! と思います。
2014-06-14 16:40 : 真紅 URL : 編集
やはりウディ・アレンはアメリカが似合います
真紅さん、こんばんは。
ジャスミン(という名前もまたステキ)は絶対にホームレスになることはないと思います。
自分へのプライドが絶対にそうさせないはず。
だからこあのエンディングのその後の彼女も観たくて仕方ありませんでした。
ははは、楽観的な私は完全に「これから先も彼女は絶対にうまくやっていき」派ですわー。(笑)

ウディ作品は基本コント・・・確かに!
2014-06-15 00:56 : sabunori URL : 編集
sabunoriさん、こんばんは。コメント&TBありがとうございます。
ジャスミン、、本名はジャネットでしたね。自分で変えたってところが凄い!
私、ジンジャーって名前もいいなと思ってました。生姜だけど^^;
プライド、、、そうですねー。絶対貧乏は受け入れられない感じでしたもんね。
ウディ・アレン、次回作も決まってると思うのですが、舞台はどこになるのでしょうね?
気になるわー。
2014-06-15 20:40 : 真紅 URL : 編集
こんにちは♪
これ良かったですね
アレン爺の相変わらず皮肉の効いたコメでぃだけど
どこまでも哀れな女が描かれてた。
ケイトがほんとハマってましたよね。っていうかキャストみんなハマり。やっぱりアレン作品いいな☆
2014-06-17 10:45 : mig URL : 編集
migさん、おはようございます☆ コメント&TBありがとうございます。
ホント、これ面白かった~。どうしてもっと大々的に公開しないのかな?と思います。
ケイトは哀れなんだけど、どこか滑稽でもあり。。
大熱演でしたよね。
ピーター・サースガードが悪人じゃなかったのも意外性があってよかったですね!
アレン、ほんと嫌いになれない(笑)
2014-06-18 10:10 : 真紅 URL : 編集
しょせん 砂上の楼閣
ジャスミンの築きあげた物は
”砂上の楼閣”だったのはまぎれもない事実ですね。

たぶん あのまま ホームレスにまっさかさまですね。
2014-07-06 23:15 : zebra URL : 編集
zebraさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
おお、ジャスミンホームレス化説の方がもう一人!
人生、見栄はってもいいことないですよねー。
2014-07-07 13:41 : 真紅 URL : 編集
 なんといっても
ケイト・ブランシェットが上手くて・・・
なぜか 笑っちゃった(笑)
痛さmaxの女だけど
ケイト・ブランシェットで 勝ったゆね~

確かに そりゃ確かに「あのろはっ」
セレブっだった
というファッションであり金の亡者だろうけど
 ここまで凄い「しがみつき」の女って
すっっごぉぉぉく 迷惑なだけだよねぇ・・・
実際 ここまで凄くないけど
全身ブランドでせめて
過去の輝くことにしがみついてた人がいたんだけど
周囲から 「侮蔑」の対象だったなぁ
2014-07-23 17:56 : q 痛いけど上手い URL : 編集
qさん、こちらにもありがとうございます。
私も、iphoneが鳴るところとか思わず笑ってしまいましたね。
ウディ・アレンの映画って基本コメディていうか、嫌み映画だと思うんですよね^^;
でも、一歩間違えればジャスミンのようになる人って、実は多いんじゃないかと思います。
過去の自慢ばっかりする人って多くないですか?
私は結構、そういう方々に辟易してるので、自分も気をつけないとな~、と思ってます。
(自慢できること別にないんですけど)
人の振り見て我がふり直せ、じゃないけど・・・。
自戒しないとな、と思います。
「痛いおばさん」なりたくないよね~。
2014-07-24 07:49 : 真紅 URL : 編集
謹んで観て参りました!(笑)
真紅さんへ。
おはようございます。
謹んで観て参りました、執念で(笑)名画座鑑賞です。
東京にはまだ信頼出来る名画座が4つほど残っています……。
もう1本は「8月の家族たち」……3回目の鑑賞(笑)
さて、そのまんま「欲望という名の電車」でしたが、
非常に上手に翻案してありましたね。
僕のケイトの凄いことときたら!まぁ、お手の物って言う感じもありますが、
演技もですが、一番嬉しかったのは美しく撮られていたこと。
この方は舞台で「欲望〜」のブランチを演っていますが、
歯医者に迫られて「もう二度とここには参りません!」と逃げ去るシーン、
あれはブランチの声色ですね……その辺の遊びも面白い。
いい作品を選んで大女優の道を邁進して欲しいなぁ……。

ブノワ。
2014-09-15 04:50 : ブノワ。 URL : 編集
ブノワ。さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
名女優たちとの休日、、堪能されたのではないでしょうか。
名画座、いいですね~。
大阪でも、二番館的な劇場があればありがたいのですが。
兎にも角にも、ブノワ。さんが劇場鑑賞できてよかったです。

ケイト美しかったですね~。私も、本当に綺麗に撮れていると思いました。
彼女が舞台でブランチを演じているとは知りませんでした。
でも、女優さんなら誰もが憧れる役なのでしょうね。
そしてその役(の翻案)でオスカーゲット! 女優冥利に尽きる役だったことでしょう。
彼女には、これからも2本、3本とオスカー像を抱いてもらわないといけません。
いい作品、いい監督、いい共演者との出逢いが、我らがケイトにもたらされますように!

よき休日をお過ごしくださいね^^
2014-09-15 08:06 : 真紅 URL : 編集
Pagetop
« next  ホーム  prev »

What's New?

真紅

Author:真紅
 Cor Cordium 
★劇場鑑賞した映画の感想はインスタにアップしています@ruby_red66

Archives

Search this site

Thank You!