”Addiction”ハマる”ことについての一考察~『BBM』と『冬ソナ』
BBM初見から約一ヶ月、ようやく二回目を観ることができた。しかも
三回目も行きそうな予感、この「ハマリヨウ」は一体ナンなんだろう?
元来ハマリ易い性質(たち)ではある。二年前、『冬のソナタ』にも見事
にハマった。
『冬ソナ』は社会現象となったと言っても過言ではないので、今更説明は
不要であろう。ご存知ヨン様ことペ・ヨンジュン主演、正統派韓国メロドラ
マである。
NHK地上波放映を観始めたところ、第四話のユジンとミニョンのシーン
「眼鏡外して下さい」でどうにも我慢できなくなり、ネット配信で一気に
二十話まで観てしまった。三日くらいで観たんじゃないだろうか? とにか
く続きが気になって眠れないのである。
それからは立派な(?)ヨン様「家族」となり、雑誌や本、DVDを買いま
くり、韓国語講座に通い、韓国映画を観まくった。着メロや待受けはもちろ
ん冬ソナ。ヨン様主演映画『四月の雪』に至っては、5回も映画館に足を運
んだほどである。
先ほど「立派な」と書いたが、「典型的な」と言い換えるべきかもしれな
い。かなりの女性が同じような道をたどったことで、冬ソナが社会現象足り
えたのだから。
『BBM』にも同じような現象が起こっているかもしれない。何度も映画
館に足を運び、雑誌をチェックし原作本や海外版のDVDやサントラを購入し、
ネットの海をさすらう。『ヨン様』がもはや日本で言葉として認知された
ように、アメリカでは『Brokeback』という単語が辞書に載るだろうと言われ
ているそうである。アディクトした信者たちが、自らを「ヨンフルエンザ」
とか「高山病」「遭難中」「ブロークバック症候群」などと呼ぶのも「ほと
んど病的」なアディクションを自覚していて面白い。
人気のあるところ、光の当たるところは影が濃いのも同様で、ヨン様ファン
=おばさんと揶揄され、BBMはジョークのネタで、キワモノ扱いされてい
るのも間違いない。
もちろん、連続ドラマであり公共放送で全国津々浦々観られた冬ソナと、
メジャー映画でさえもない(上映館の少ない、というか上映されない県もあ
るほど)BBMとでは視聴者の数が桁違いであることは否めないし、同列に
語ることはできないと考えるほうが多勢であろう。日本でBBMが社会現象
化するとも思えない。
それでも敢えて問いたい、この2作品が持つ中毒性とは何だろう?
美しい映像と音楽。主演二人の魅力。脚本を演出の素晴らしさ。どれもイエ
スであるが、やはり「普遍的なラブストーリー」であることが最大の理由な
のかもしれない。しかし、古今東西ラブストーリーは数あれど、この2作品
のいつまでも余韻を残す、胸を離れない切なさは一体何なのだろう?
答えを見つけに、もう一度映画館へ行ってみようか。
三回目も行きそうな予感、この「ハマリヨウ」は一体ナンなんだろう?
元来ハマリ易い性質(たち)ではある。二年前、『冬のソナタ』にも見事
にハマった。
『冬ソナ』は社会現象となったと言っても過言ではないので、今更説明は
不要であろう。ご存知ヨン様ことペ・ヨンジュン主演、正統派韓国メロドラ
マである。
NHK地上波放映を観始めたところ、第四話のユジンとミニョンのシーン
「眼鏡外して下さい」でどうにも我慢できなくなり、ネット配信で一気に
二十話まで観てしまった。三日くらいで観たんじゃないだろうか? とにか
く続きが気になって眠れないのである。
それからは立派な(?)ヨン様「家族」となり、雑誌や本、DVDを買いま
くり、韓国語講座に通い、韓国映画を観まくった。着メロや待受けはもちろ
ん冬ソナ。ヨン様主演映画『四月の雪』に至っては、5回も映画館に足を運
んだほどである。
先ほど「立派な」と書いたが、「典型的な」と言い換えるべきかもしれな
い。かなりの女性が同じような道をたどったことで、冬ソナが社会現象足り
えたのだから。
『BBM』にも同じような現象が起こっているかもしれない。何度も映画
館に足を運び、雑誌をチェックし原作本や海外版のDVDやサントラを購入し、
ネットの海をさすらう。『ヨン様』がもはや日本で言葉として認知された
ように、アメリカでは『Brokeback』という単語が辞書に載るだろうと言われ
ているそうである。アディクトした信者たちが、自らを「ヨンフルエンザ」
とか「高山病」「遭難中」「ブロークバック症候群」などと呼ぶのも「ほと
んど病的」なアディクションを自覚していて面白い。
人気のあるところ、光の当たるところは影が濃いのも同様で、ヨン様ファン
=おばさんと揶揄され、BBMはジョークのネタで、キワモノ扱いされてい
るのも間違いない。
もちろん、連続ドラマであり公共放送で全国津々浦々観られた冬ソナと、
メジャー映画でさえもない(上映館の少ない、というか上映されない県もあ
るほど)BBMとでは視聴者の数が桁違いであることは否めないし、同列に
語ることはできないと考えるほうが多勢であろう。日本でBBMが社会現象
化するとも思えない。
それでも敢えて問いたい、この2作品が持つ中毒性とは何だろう?
美しい映像と音楽。主演二人の魅力。脚本を演出の素晴らしさ。どれもイエ
スであるが、やはり「普遍的なラブストーリー」であることが最大の理由な
のかもしれない。しかし、古今東西ラブストーリーは数あれど、この2作品
のいつまでも余韻を残す、胸を離れない切なさは一体何なのだろう?
答えを見つけに、もう一度映画館へ行ってみようか。
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