戦争が生んだ苦悩~『父親たちの星条旗』

太平洋戦争の激戦地だった「硫黄島」を、日米双方の視点から描いた2部作の第一作。
硫黄島、擂鉢山の山頂に兵士たちが星条旗を掲げる一枚の写真。長引く戦争に疲弊し
ていたアメリカ国民の戦意を高揚したこの写真の裏側にある、英雄として祭り上げら
れ、戦時国債キャンペーンに利用される兵士たちの苦悩を描く物語。原作は、主人公
ドクの息子であるジェイムズ・ブラッドリーが著した『硫黄島の星条旗』(文春文庫)。
製作はスティーブン・スピルバーグ、脚本はポール・ハギスとウィリアム・ブロイレスJr.。
クリント・イーストウッドは製作・監督・音楽を手がけている。
ジョー・ローゼンタールの撮影した『硫黄島での国旗掲揚』は、ロバート・キャパの
『崩れ落ちる兵士』、沢田教一の『自由への逃避』などと並ぶ、世界で最も有名な戦争
報道写真の一つだ。ジェイク・ジレンホールの『遠い空の向こうに』にも、ジェイク演
じる主人公ホーマーとその仲間が自分たちのロケット製造地に旗を立てる、この写真
の構図とそっくりな場面がある。アメリカでは知らぬ者のないだろう有名な写真だ。

その写真に写り込んでしまったばかりに、自ら望んだわけではない「英雄」という立場
に投げ込まれてしまった若者たち。衛生兵であったドク(ライアン・フィリップ)は、
戸惑いつつ淡々と「英雄」としての任務をこなしながらも、死者の呼び声を聞き、戦地
で見失ってしまった戦友イギー(ジェイミー=ビリー・エリオット=ベル)を探し続け
る。伝令係であったレイニー(ジェシー・ブラッドフォード)は嬉々として全米を廻る
が、戦争が終われば過去の人であり、一介のブルーワーカーとしてその人生を閉じる。
ネイティブ・アメリカンであるアイラ(アダム・ビーチ)は、人々の表面的な賛辞の裏
に在り続ける「インディアン」への差別に傷つき、アルコールに溺れて行き倒れる。
戦地の記憶がフラッシュバックする、時間軸をバラバラにした手法が彼らの苦悩を
鮮明に浮かび上がらせていく。
原題は『FLAGS OF OUR FATHERS』。写真の中で翻る星条旗は一枚なのに、
FLAGSと複数形になっている理由も明らかになる。偶然の重なりで生まれた写真、
そこに在る風景は真実であるけれども、写真から生まれるものは必ずしも真実とは限ら
ない。それは戦争における「英雄」であり、「勝利」だ。
どんなに悲惨な場面を描こうと、クリント・イーストウッドの作品からは品の良さが
感じられるのはどうしてだろう? 音楽も手がけるこの巨匠の映画への情熱は、果てる
ことがないかのようだ。戦場には決して英雄はいない、ただ戦友がいるのみだという
メッセージ。ドクが生涯心に留めた、海で戯れる戦友たちの無邪気な姿を切り取った
ラストシーンが悲しく、そこだけ美しい。
主演のライアン・フィリップは、抑えた演出に抑えた演技で応え、ドクの苦悩と悲し
みを十分に表現していたと思う。部下思いの「最高の海兵隊員」マイク軍曹を演じたバリー
・ペッパーも印象的。「もうイヤだ」という一瞬の感傷が生死を分ける戦争の惨い現実。
地味ながら決して目を背けるべきでない、語り継ぐべき真実を描いた秀作。2部作の
もう一方『硫黄島からの手紙』も是非観たいと思う。
(『父親たちの星条旗』監督:クリント・イーストウッド/主演:ライアン・フィリップ、
ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ/2006・USA)
- 関連記事
-
- ヒール履かなきゃ女じゃない!~『プラダを着た悪魔』 (2006/12/13)
- 戦争が生んだ苦悩~『父親たちの星条旗』 (2006/12/12)
- 慟哭~『麦の穂をゆらす風』 (2006/12/07)
スポンサーサイト
trackback
最近「911」を扱った映画が2本公開されましたけど、何故あんなテロを起こすに至ったかを描く視点の映画も観ないと何となく事実を公平に判断出来ない気がしていました。ところがこの「父親たちの星条旗」はアメリカ側の視点、「硫黄島からの手紙」は日本...
2006-12-13 08:50 :
It's a Wonderful Life
戦争を語るのは、戦争を知らない者たちだ
2006-12-13 09:38 :
悠雅的生活
『FLAGS OF OUR FATHERS』2006年アメリカ今日は、本当はアイルランドの歴史に浸るつもりだったんですけど、時間がどうしても合わず、こちらを鑑賞しました。ちょっと冷静な気持ちでは見られませんでしたが。戦争でもっとも重要なのは宣伝活動だ、てなことを言ったのはゲッベ
2006-12-14 00:50 :
終日暖気
“対テロ”をすべての大義名分に、なんの罪もないイラクの人々の命まで奪い続けるばかりか、イラクで命を落とすアメリカ兵の人数が、10月だけで100人を超え、今年、最悪の水準になったと世界中に報じられているにもかかわらず、今度の中間選挙に向けていまだに対テロ戦争は
2006-12-14 21:57 :
瓶詰めの映画地獄 ~俄仕込みの南無阿弥陀佛~
最近「911」を扱った映画が2本公開されましたけど、何故あんなテロを起こすに至ったかを描く視点の映画も観ないと何となく事実を公平に判断出来ない気がしていました。ところがこの「父親たちの星条旗」はアメリカ側の視点、「硫黄島からの手紙」は日本...
2007-01-05 12:46 :
It's a Wonderful Life
私は、この「父親達の星条旗」を小説で、前に読んでいたのですが、その小説で一番強い印象を受けた部分というのが、作者であるブラッドレーさんの父、ライアンフィリップ演じる主役のドクは、故郷に帰った後、20数年間の間、
2007-05-27 07:57 :
ポコアポコヤ 映画倉庫
日記:2007年6月某日 映画「父親達の星条旗」を見る. 2006年.監督:クリント・イーストウッド. ライアン・フィリップ,ジェシー・ブラッドフォード,アダム・ビーチ,バリー・ペッパー. 太平洋戦争
2007-06-18 23:30 :
なんか飲みたい
Flags of Our Fathers『硫黄島からの手紙』とバック・トゥ・バックで観てしまったが、『硫黄島・・・』が、期待以上に素晴らしかったのに対して、こちら『父親たちの星条旗』は、結構平均的なアメリカの戦争映画といった印象
2007-08-11 20:23 :
姫のお楽しみ袋
『アメリカから見た硫黄島 戦争を終わらせた一枚の写真。その真実。』
コチラの「父親たちの星条旗」は、硫黄島の戦いをアメリカ側の視点で描いたクリント・イーストウッド監督作品なんですが、10/28公開になったので、観てきちゃいましたぁ~♪
確か教科書にも
2007-12-21 21:28 :
☆彡映画鑑賞日記☆彡
『父親たちの星条旗』アメリカ、ウィスコンシン州で葬儀社を営むひとりの老人。今、彼には最期の時が迫っていた。彼の名は、ジョン・“ドク”・ブラッドリー。彼は1945年、太平洋戦争の激戦地として名高い硫黄島に、海軍の衛生兵として出兵していた。しかも、その時撮られ...
2008-09-05 08:45 :
*モナミ*
戦争を終わらせた一枚の写真。その真実。
【関連記事】 「硫黄島からの手紙」
2009-08-06 13:52 :
Addict allcinema 映画レビュー
コメントの投稿
真紅さん
ラストの海辺のシーンは本当に美しかったですね。ああいうごく普通の若者たちが、本人の意思とは無関係に無意味に命を落としていく、または奪っていく事の悲しさが伝わってくる作品でした。 そのテーマは「硫黄島」も同じで、
2作を通じて結局どちら側も状況はちがえど、
末端の兵士や家族の人生はどれもかけがえのないものだってのが浮き上がってきていると
思いました。
本作も「硫黄島」もとても素晴らしい映画なので
ぜひご覧になってください!
ラストの海辺のシーンは本当に美しかったですね。ああいうごく普通の若者たちが、本人の意思とは無関係に無意味に命を落としていく、または奪っていく事の悲しさが伝わってくる作品でした。 そのテーマは「硫黄島」も同じで、
2作を通じて結局どちら側も状況はちがえど、
末端の兵士や家族の人生はどれもかけがえのないものだってのが浮き上がってきていると
思いました。
本作も「硫黄島」もとても素晴らしい映画なので
ぜひご覧になってください!
kazuponさま、こんにちは。コメントとTB、ありがとうございます。
同じように悲惨で不条理な戦争を描いていても、なんだか深く考えさせられるような映画でした。
どんなに轟音や銃声が響いても、静かな印象なんですよね。
これってやっぱりイーストウッドの「腕」なのかな、と思ったり・・。
『硫黄島』も是非観たいと思っています。観たらまたお話に伺いますね。よろしくお願いします。
ではでは、ありがとうございました。
同じように悲惨で不条理な戦争を描いていても、なんだか深く考えさせられるような映画でした。
どんなに轟音や銃声が響いても、静かな印象なんですよね。
これってやっぱりイーストウッドの「腕」なのかな、と思ったり・・。
『硫黄島』も是非観たいと思っています。観たらまたお話に伺いますね。よろしくお願いします。
ではでは、ありがとうございました。
真紅さん、こんにちは。
ここ数日、バタバタするばっかりの毎日で、
お邪魔するのが遅くなってごめんなさい。
まず、こちらをご覧になったんですね。
イーストウッド監督作品をあまり観ていなかったので、
どういう視点で作品を造る人かという信頼もないまま、
「アメリカ人が描く日本」を当初はかなり眉唾で観始めたのですが、
見えない敵として扱うだけで、思わせぶりなまでに日本を描写せず、
『硫黄島からの手紙』を是非観なくては!と思わせられました。
内容は、予想していたものよりずっとシビアで、
アメリカ人が過ぎるくらいに冷静にこういう作品を作れることに、
ただただ感服し、敬意を表するものでした。
もう、これ以上、大事な男たちを戦場へ送りたくない。
この作品で強く思ったことは、
『硫黄島~』ではさらに強くなり、戦争に対する悲しみより怒りが沸いてきました。
ここ数日、バタバタするばっかりの毎日で、
お邪魔するのが遅くなってごめんなさい。
まず、こちらをご覧になったんですね。
イーストウッド監督作品をあまり観ていなかったので、
どういう視点で作品を造る人かという信頼もないまま、
「アメリカ人が描く日本」を当初はかなり眉唾で観始めたのですが、
見えない敵として扱うだけで、思わせぶりなまでに日本を描写せず、
『硫黄島からの手紙』を是非観なくては!と思わせられました。
内容は、予想していたものよりずっとシビアで、
アメリカ人が過ぎるくらいに冷静にこういう作品を作れることに、
ただただ感服し、敬意を表するものでした。
もう、これ以上、大事な男たちを戦場へ送りたくない。
この作品で強く思ったことは、
『硫黄島~』ではさらに強くなり、戦争に対する悲しみより怒りが沸いてきました。
悠雅さま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
お忙しいのですから、返信が遅くなったとか気になさらないで下さいね!
来ていただけるだけでうれしいです。ありがとうございます。
さて。この作品、日本側の描写は皆無でしたね。双方からの視点で二部作にするというのは凄いアイデア、慧眼だと思います。
イーストウッドって、たしか昔、アメリカのどこかで市長さんでしたよね。
才能があって頭がいい人だから政治にも興味があったのだと思いますが、映画の世界に戻ってきてくれて本当によかったな~、と思います。
『硫黄島』ますます観なければなりません!観たらまたお伺いしますね。
ではでは、ありがとうございました。
お忙しいのですから、返信が遅くなったとか気になさらないで下さいね!
来ていただけるだけでうれしいです。ありがとうございます。
さて。この作品、日本側の描写は皆無でしたね。双方からの視点で二部作にするというのは凄いアイデア、慧眼だと思います。
イーストウッドって、たしか昔、アメリカのどこかで市長さんでしたよね。
才能があって頭がいい人だから政治にも興味があったのだと思いますが、映画の世界に戻ってきてくれて本当によかったな~、と思います。
『硫黄島』ますます観なければなりません!観たらまたお伺いしますね。
ではでは、ありがとうございました。
真紅さま、こんばんは~♪
コメントをいただき、ありがとうございました。
TB飛びました~(嬉)
でも、私の、ちょっと私情に走りすぎなのでどうかとも・・。
「硫黄島」のほうも、絶対に見たいのでなんとか時間をとろうと画策中です。
イーストウッドは、ほんと骨太の作品を撮りまくっていますね。おかげで勉強になってしまいます。
コメントをいただき、ありがとうございました。
TB飛びました~(嬉)
でも、私の、ちょっと私情に走りすぎなのでどうかとも・・。
「硫黄島」のほうも、絶対に見たいのでなんとか時間をとろうと画策中です。
イーストウッドは、ほんと骨太の作品を撮りまくっていますね。おかげで勉強になってしまいます。
武田さま、こんにちは。TBとコメント、ありがとうございます。
TB、どうも武田さまのほうから成功したエントリのみ可能のようですね・・?
よくわかりませんが、今後もトライしてみますね。
感想、私情に走ってもいいですよ!
映画に限らず、自分自身に引き受けて感情が動くというのは真の意味でその作品を味わったということだと思いますから。
『硫黄島』観たらまたお話しましょうね!ではでは、ありがとうございました。
TB、どうも武田さまのほうから成功したエントリのみ可能のようですね・・?
よくわかりませんが、今後もトライしてみますね。
感想、私情に走ってもいいですよ!
映画に限らず、自分自身に引き受けて感情が動くというのは真の意味でその作品を味わったということだと思いますから。
『硫黄島』観たらまたお話しましょうね!ではでは、ありがとうございました。
真紅さん、こんばんは。
イーストウッドの映画には、
本当に品がありますよね。
まぁ女性遍歴はかなり華麗なようですが(笑)。
そんな人間味がまた俺は好きだったりします。
本作も、
メッセージの押し付けのないとこが、
普遍性につながっているんだと思います。
イーストウッドの映画には、
本当に品がありますよね。
まぁ女性遍歴はかなり華麗なようですが(笑)。
そんな人間味がまた俺は好きだったりします。
本作も、
メッセージの押し付けのないとこが、
普遍性につながっているんだと思います。
栗本さま、こんにちは。コメントとTBをありがとうございます。
クリント・イーストウッドは何回もテイクを重ねることを好まないそうですね。
彼のシンプルさや、しつこ過ぎない撮り方、信念がフィルムに焼きついて、品よく見えるのかな・・と思ったりしました。
女性遍歴・・、まぁ、かっこいい方ですから(笑)
ではまた遊びに来て下さいね。ありがとうございました。
クリント・イーストウッドは何回もテイクを重ねることを好まないそうですね。
彼のシンプルさや、しつこ過ぎない撮り方、信念がフィルムに焼きついて、品よく見えるのかな・・と思ったりしました。
女性遍歴・・、まぁ、かっこいい方ですから(笑)
ではまた遊びに来て下さいね。ありがとうございました。
真紅さま~こんにちは!
うん、うん!品が良いっていう表現が、とても当たります♪
>戦場には英雄はいない・・・・戦友が・・・
のセリフ、私もガツーンと来ました。
見応えのある映画でした。
PS 暮らしの手帖の沢木さんの映画の評論のところ、終わっちゃっていたんですね。
暮らしの・・・は、図書館にあるので、見たりしてるのです。沢木さんの評論は、ズバズバ本音で書いているので読んでいて楽しかったです。
一度、山の郵便配達(私のお気に入りの映画なのです)のことを、ちょっと批判してる部分があったんです。この登場人物なら、絶対こうするはずがないのに・・・と書いていて、とってもとっても気になったので、確かアドレスがあったので、質問してみましたが、スル~されました(爆)
ま、お忙しいでしょうし、お返事頂けるとは、思っていませんでしたが^^
うん、うん!品が良いっていう表現が、とても当たります♪
>戦場には英雄はいない・・・・戦友が・・・
のセリフ、私もガツーンと来ました。
見応えのある映画でした。
PS 暮らしの手帖の沢木さんの映画の評論のところ、終わっちゃっていたんですね。
暮らしの・・・は、図書館にあるので、見たりしてるのです。沢木さんの評論は、ズバズバ本音で書いているので読んでいて楽しかったです。
一度、山の郵便配達(私のお気に入りの映画なのです)のことを、ちょっと批判してる部分があったんです。この登場人物なら、絶対こうするはずがないのに・・・と書いていて、とってもとっても気になったので、確かアドレスがあったので、質問してみましたが、スル~されました(爆)
ま、お忙しいでしょうし、お返事頂けるとは、思っていませんでしたが^^
latifaさま、こんにちは。コメント&TBをありがとうございます。
イーストウッドって本当にいい映画撮りますよね。俳優さんからも凄く尊敬されているし、志の高い方なのだと思います。
最初、この映画の企画を知ったときは、日本を批判する内容なのかな・・と不安だったんです。
でも、そんなことは全く杞憂で、日米双方を公平に描こうと二部作にしたんですよね~、素晴らしいです、感謝ですね。
そうなんです、今発売中の『暮らしの手帖』には、もう沢木さんの映画評は載っていないんですよ。
『山の郵便配達』をちょっとだけ批判している文章、本に載ってましたよ!
私もどの部分を指しているのかわかりませんでした。いい映画だけど、そこだけダメ、みたいな書き方でしたよね。
あの映画は私も印象的で、レンタルビデオ店にも置いています。感想は書いてないんですけどね。
お返事いただけなかったのですね~、残念!
昔沢木さんの講演に行ったことがあるのですが、お話はそんなに得意な感じではありませんでした。
文章は、とてもいいですよね。私も大好きです。
ではでは、またお伺いします~。
イーストウッドって本当にいい映画撮りますよね。俳優さんからも凄く尊敬されているし、志の高い方なのだと思います。
最初、この映画の企画を知ったときは、日本を批判する内容なのかな・・と不安だったんです。
でも、そんなことは全く杞憂で、日米双方を公平に描こうと二部作にしたんですよね~、素晴らしいです、感謝ですね。
そうなんです、今発売中の『暮らしの手帖』には、もう沢木さんの映画評は載っていないんですよ。
『山の郵便配達』をちょっとだけ批判している文章、本に載ってましたよ!
私もどの部分を指しているのかわかりませんでした。いい映画だけど、そこだけダメ、みたいな書き方でしたよね。
あの映画は私も印象的で、レンタルビデオ店にも置いています。感想は書いてないんですけどね。
お返事いただけなかったのですね~、残念!
昔沢木さんの講演に行ったことがあるのですが、お話はそんなに得意な感じではありませんでした。
文章は、とてもいいですよね。私も大好きです。
ではでは、またお伺いします~。
真紅様,TB有り難うございました.
僕が一兵士として戦争に行ったら,というのが戦争映画を見るときの僕の視点の一つです.戦場では一方で人間の丸裸の勇気が試されますが,一方で人間が人間を見る視点がどうなのかもあからさまになります.
この2部作ではその点がいずれも鮮明に描かれていたように思えます.
僕が一兵士として戦争に行ったら,というのが戦争映画を見るときの僕の視点の一つです.戦場では一方で人間の丸裸の勇気が試されますが,一方で人間が人間を見る視点がどうなのかもあからさまになります.
この2部作ではその点がいずれも鮮明に描かれていたように思えます.
ほんやら堂さま、こんにちは。こちらこそTBとコメントをいただきありがとうございました。
私はいつも「愛するものを戦場に見送った」ものの視点で観ているような気がします。
人間が人間を見る視点、それは敵を自分と同じ人間として見られるか、ということなのでしょうか。
戦争映画は尽きないですね、それは地球上で戦争が尽きないからだとしたら悲しいことです。
ではでは、またお話しましょう。
私はいつも「愛するものを戦場に見送った」ものの視点で観ているような気がします。
人間が人間を見る視点、それは敵を自分と同じ人間として見られるか、ということなのでしょうか。
戦争映画は尽きないですね、それは地球上で戦争が尽きないからだとしたら悲しいことです。
ではでは、またお話しましょう。
TBサンクスです!私は『硫黄島』を先に観ちゃったせいか、こっちはすごーくベタに感じられてしまいました。アメリカ人のノスタルジーを満足させてくれそうな・・・。
2007-08-11 20:21 :
ちゅちゅ URL :
編集
ちゅちゅさま、こんにちは。コメント&TBありがとうございます。
アメリカ人を身近に感じているちゅちゅさまだから、ちょっと類型的に感じられたのかな?
映画としては優れた作品だと思うのですけどね、本国では全然評価されなかったみたいだけど・・・。
ではでは、またです~。
アメリカ人を身近に感じているちゅちゅさまだから、ちょっと類型的に感じられたのかな?
映画としては優れた作品だと思うのですけどね、本国では全然評価されなかったみたいだけど・・・。
ではでは、またです~。