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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

母と息子~『少年は残酷な弓を射る』

少年は残酷な








 WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN


 "Why?"


 世界各国を旅し、自由奔放に生きてきたエヴァ(ティルダ・スウィントン)は、
キャリアの途中で望まない妊娠をし、結婚する。妊婦であることにも、出産
違和感を抱えたままのエヴァから生まれた息子ケヴィン(エズラ・ミラー)は、
幼い頃から母親にだけ異常な敵意を剥き出しにし、エヴァを苦しめる。そして、
ケヴィンがあと数日で16歳になろうとしていたある夜、事件は起きた。

 いやはや、凄い映画を観てしまった・・・。こんなに怖い映画を観たのは、一
体いつ以来だろう? 英国の女性監督リン・ラムジーによる、ある母子の関係
を巡るサスペンス震える思いでスクリーンを凝視していた二時間、私の眉間
には、深い縦皺が刻まれていた。

 子どもが「持って生まれたもの」 と、育った環境によって後天的に獲得する
気質
と。どちらがより強く作用して、子どもは成長するのか。遺伝子を受け継
ぎ、「分身」 であるはずの「母親」 に対する、身震いしてしまうほどの悪意
敵意はどこから生まれるのか。本当に、「子は親の鏡」 なのか。子が犯した
は、すべて「育て方が悪い」 「躾がなっていない」 親のせいなのか。

 終わらない問いかけが、私を揺さぶる。モンスターを産んでしまった母の、
と呼ぶには痛々しすぎる、煉獄の苦しみ。いつまでも胸が疼く

 この映画を「絵空事」 だと感じ、「他人事」 だと言い切れるあなたは、とて
運がいい人だ。では、エヴァやケヴィンの姿を紙一重で自分に重ねられる
は、運が悪いのだろうか?

 「誰に似たんだか」

少年は残酷な2

 不安定なカメラワーク憔悴しきったエヴァに不釣り合いな、能天気なカント
リー・ミュージック
が一層、恐怖を煽る(音楽はジョン・グリーンウッド)。

 なぜ?

  なぜ生まれてきたの? なぜ私が憎いの? なぜ私を殺さなかったの?

  なぜ彼らを、殺さなければならなかったの? なぜ? なぜ? なぜ?



  I used to think I knew. Now I'm not so sure.

少年は残酷な3

 後ろ指をさされ、罵倒されながら、なぜエヴァは街を去らないのか疑問に感じ
ていた。他所の土地で、息子の帰りを待つという選択肢も、彼女にはあったは
ず。引っ越しも夜逃げもせず、悪態や暴力を甘んじて受け、家と車に浴びせか
けられた赤いペンキを黙々とはがし続けるエヴァ。修行僧のような彼女の行為
を観ているうちに、やっと私は気づく。そうか、彼女は自分を罰しているのだ・・・

 初めての子育てに、戸惑う気持ちはよくわかる。しかし、エヴァはもう少し早
く、何らかの手を打つべきだった。ケヴィンの中の「悪魔」暴走を始める前に
しかし、エヴァや、エヴァ以外の人間に、一体何ができただろう? 鋭敏でずる
賢く残酷な、恐ろしいまでに自己完結しているケヴィンという少年
に。

 刑務所での面会の後、放心するエヴァ。を流す隣席の母親の手を握った
とき、彼女の中で何かが吹っ切れたように思う。 「ひとりじゃない」

 あの頃と同じようにケヴィンの部屋を整え、Tシャツにアイロンをあてるエヴァ。
Tシャツには日本語の小さな文字。 「幸福」

 静謐で、美しく、脆く、かつ根源的な恐怖を描いた完璧な映画だと思う。直截
的で説明調
で、ネタバレ全開な邦題がつけられていることだけが、残念

 ( 『少年は残酷な弓を射る』 監督・製作総指揮・共同脚本:リン・ラムジー
            主演:ティルダ・スウィントン、エズラ・ミラー/2011・UK、USA)
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2012-08-04 : 映画 : コメント : 4 : トラックバック : 29
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2012-08-05 09:56 : 我想一個人映画美的女人blog
映画「少年は残酷な弓を射る」 感想と採点 ※ネタバレあります
映画『少年は残酷な弓を射る』(公式)を6/30の初日にTOHOシネマズ シャンテにて劇場鑑賞。 採点は、★★★☆☆(5点満点で3点)。100点満点なら50点にします。なお、原作本『We Need To Talk About K...
2012-08-05 10:11 : ディレクターの目線blog@FC2
少年は残酷な弓を射る
Data 原題 WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN 監督 リン・ラムジー 原作 ライオネル・シュライバー 出演 ティルダ・スウィントン  ジョン・C・ライリー  エズラ・ミラー 公開 2012年 6月
2012-08-05 11:44 : 映画 K'z films 2
少年は残酷な弓を射る
SHE NEED“ED” TO TALK WITH KEVIN 【Story】 作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)は、妊娠を機にそのキャリアを投げ打たざるを得なくなる。それ故に生まれてきた息子ケヴィン(エズラ・ミラー)と...
2012-08-05 12:07 : Memoirs_of_dai
少年は残酷な弓を射る
2012年7月5日(木) 19:30~ TOHOシネマズシャンテ1 料金:0円(フリーパスポート) 『少年は残酷な弓を射る』公式サイト フリーパスポート2本目。 宅間守のような生まれながらの悪人としか思えない子供の話。 怖い子供というと「オーメン」とか「エスター」とか?...
2012-08-05 18:19 : ダイターンクラッシュ!!
「少年は残酷な弓を射る」
「We Need to Talk About Kevin」2011 UK/USA エヴァに「フィクサー/2007」「倫敦(ロンドン)から来た男/2007」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「バーン・アフター・リーディング/2008」「リミッツ・オブ・コントロール/2009」「ミラノ、 愛に生き...
2012-08-05 19:54 : ヨーロッパ映画を観よう!
◆『少年は残酷な弓を射る』◆ ※ネタバレ有
2011年:イギリス映画、リン・ラムジー監督&脚本&製作総指揮、ライオネル・シュライバー原作、スティーヴン・ソダーバーグ製作総指揮、ティルダ・スウィントン製作総指揮&主演、ジョン・C・ライリー、エズラ・ミラー出演。
2012-08-05 23:09 : ~青いそよ風が吹く街角~
少年は残酷な弓を射る
作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)は、妊娠を機にそのキャリアを投げ打たざるを得なくなる。 戸惑いの中で生まれてきた息子ケヴィンは、幼い時からエヴァに心を開こうとはしなかった。 賢く美しい...
2012-08-05 23:59 : 心のままに映画の風景
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2012-08-06 22:44 : ノルウェー暮らし・イン・原宿
『少年は残酷な弓を射る』
自由奔放に生きてきた作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)はキャリアの途中で、夫フランクリン(ジョン・C・ライリー)との間に子供を授かった。ケヴィンと名付けられたその息子は、なぜか幼い頃から、母親であるエヴァにだけ反抗を繰り返し、心を開こうとしない。やがて...
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少年は残酷な弓を射る
WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN2011年 イギリス 監督:リン・ラムジー 原作:ライオネル・シュライヴァー 出演:ティルダ・スウィントン    ジョン・C・ライリー    エズラ・ミラー by ...
2012-08-09 16:16 : 菫色映画
母親と子とは・・・
6日のこと、映画「少年は残酷な弓を射る」を鑑賞しました。 自由を謳歌する 旅行記作家 エヴァ しかし 妊娠を機にキャリアを投げ出さなければならなくなる 息子 ケヴィンが生まれたが まったくなつかず 成長したケヴィンはある事件を起こし・・・ いや~ 何と言ったら...
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「少年は残酷な弓を射る」
ねじれた太い絆。 風になびくカーテン。断続的に聞こえる機械音。 一転するとトマト祭り。紅く潰れたトマトにまみれる主人公。祭りなのに何故かとても居心地が悪い。 目が覚めた主人公の周りは、日常の平静を装うも至るところに異常さのかけらが点在。紅のペンキが乱...
2012-08-12 06:31 : Con Gas, Sin Hielo
少年は残酷な弓を射る   評価★★★
英国の女性作家ライオネル・シュライバーのベストセラーを「モーヴァン」のリン・ラムジー監督が映画化。母親に異常なまでの悪意と執着心を持つ息子と、彼に戸惑う母との関係を描く。出演は「ナルニア国物語 第3章:アスラン王と魔法の島」のティルダ・スウィントン、「...
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『少年は残酷な弓を射る』について話し合わねばならない
 世界でも、自国の歴史の上でも、もっとも平和な時代を迎えた日本。  けれども、残念ながら凶悪犯罪はゼロにはならない。そしてどんな犯罪者にも親はいる。  もしも我が子が凶
2012-11-24 02:18 : 映画のブログ
少年は残酷な弓を射る
WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN/11年/英/112分/ミステリー・サスペンス・ドラマ/PG12/劇場公開(2012/06/30) −監督− リン・ラムジー −製作総指揮− リン・ラムジー −原作− ライオネ
2012-12-09 22:23 : 銀幕大帝α
少年は残酷な弓を射る
タイトルの「残酷な弓を射る」という表現がいいですね(でも直接的表現だとは思わなかった)。母親への異常な悪意と執着心を持つ息子と、彼に戸惑う母親の関係を綴ったサスペンス作...
2012-12-30 09:59 : いやいやえん
少年は残酷な弓を射る
【WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN】 2012/06/30公開 イギリス PG12 112分監督:リン・ラムジー出演:ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、エズラ・ミラー 母さん、僕が怖い? [Story]自由...
2013-01-23 12:00 : 新・映画鑑賞★日記・・・
少年は残酷な弓を射る
母さん、僕が怖い? 製作年度 2011年 原題 WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN 製作国・地域 イギリス 上映時間 112分 脚本 リン・ラムジー 、ローリー・スチュワート・キニア 監督 リン・ラムジー 出
2013-02-06 22:29 : to Heart
【少年は残酷な弓を射る】究極の「かまってちゃん」
少年は残酷な弓を射る~ WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN ~     監督: リン・ラムジー    出演: ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、エズラ・ミラー 公開: 2012年6月30日 2013
2013-02-14 14:39 : 映画@見取り八段
「少年は残酷な弓を射る」感想
面白かったです。4つ★半
2013-03-18 13:42 : ポコアポコヤ 映画倉庫
映画評「少年は残酷な弓を射る」
☆☆☆★(7点/10点満点中) 2011年イギリス映画 監督リン・ラムジー ネタバレあり
2013-06-28 18:10 : プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
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真紅さん、こちらへの訪問が遅れてしまって申し訳ありません。

「なぜなの?」ってこの言葉はずっと母親と観客の頭の中をぐるぐる回りますね。
なのに、少年期を過ぎたケヴィンにはそれがなぜなのか自分でも判らなくなっている。ここが凄く恐ろしかったです。母親はそんな彼とともに生きることを決意するんですよね。
一生こたえの見つからない「なぜ」を抱えたまま。
真紅さんの仰る通り、煉獄に身を投じるような母親の姿と決意に心底震えました。

凄い内容の映画ですが、完成度は高いと思います。だからこそ、わたしもあの邦題は失敗ではなかったかと……。
内容を全然知らない時はキャッチーな感じで興味をひかれたんですけれどね。
でも今年のベスト入りすると思います。
2012-08-09 16:15 : リュカ URL : 編集
リュカさん、こんばんは。こちらこそお忙しいのにごめんなさいね~、コメント&TBありがとうございます。

そうなんです、、エヴァはどんなことがあっても母親を止めないんですよね。
まぁ、それって当り前のことなんだけど、結構大変なことだと私は思います。

ほんと、ケヴィンみたいな子って対処の仕様がないと思うんですよね。。溜息
自分が生んだ子であることは間違いなくても、子は子で一人の人格だし、でもそれは親の鏡だって言われてしまう。。
この映画の感想書かれてる方にも、「子は無垢な天使だ」とか「自分が産んだ子がかわいくないなんて・・・ヒドイ」っていう意見が散見されましたよ。。(つまり「親が悪い」ってことですね)
私は子どもと気が合わないと感じることが多く、てか「どーしてそーいう発想になるワケ?!」って感じなんですが、だからエヴァが気の毒で堪らんかったですよ。。

私も絶対ベストに入れますよ~、映画好きの方に観てもらって、語り合いたいと思った作品でしたわ。
2012-08-11 00:11 : 真紅 URL : 編集
真紅さん、こんにちは!
ううう・・・(T_T) 受験が、、まだ終わってないlatifa家です・・・。今週末までにはハッキリしそう・・・。

ところで、この映画!
凄かったですね・・・。
そうかあ・・・
真紅さんの記事を読んで解ったわ。彼女は自分を罰していたのね・・・。
なんだか、彼女が気の毒でならなかった・・・。
それほど酷い子育てしてきたわけでも無かった様に思ったし・・・・。

タイトルは上でリュカさんと真紅さんが話していらっしゃるけれど、ネタバレし過ぎだよねー。
2013-03-18 13:42 : latifa URL : 編集
latifaさん、こんにちは! コメント&TBありがとうございます。
受験・・・、そうなのね(T_T) 
中学受験って短期決戦なんだけど、大学受験って長丁場だよね~。
ホント、体力・気力が大事だね、むしろ学力より大事かも?
桜が咲きますように・・・祈ってるからね!

で、この映画だけど私は昨年のベスト1にしてしまったよ。。
あまりにも身につまされて。。
>なんだか、彼女が気の毒でならなかった・・・。
>それほど酷い子育てしてきたわけでも無かった様に思ったし・・・・。

そうよね・・?? そうだよね!!
この映画の感想、結構「母親の育て方が悪い」って意見が多いような気がしたよ。
でも、このお母さん全然普通よね? もっと酷い母親なんてゴマンといると思うなー。
ほんと、子どもが何やっても母親のせいって。。。やってられんわ。
「生まれつき」の性質、気質が大きいと思うんだけどね、、
胃が痛くなるような映画でしたね。
2013-03-19 18:00 : 真紅 URL : 編集
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