ウチダ的映画論~『うほほいシネクラブ/街場の映画論』

「映画は、映画について語られることを欲望しているジャンルである」
内田樹先生の映画評論集が出ました。新書ですがボリュームたっぷり。これ
は読むしかないでしょう!
電車の中で読み始めたら、第一章の扉に釘付け。一駅分くらい眺めてました。

「そう、ウィリー(・ウォンカ) はジェイソン(『13日の金曜日』) だったんです!」
ここで爆笑。つかみはオッケー!
そして第二章。これ(『冬のソナタ』)、 映画ちゃうし(爆)。

私は内田先生のブログを愛読しているので既読の文章もたくさんあったの
ですが、再読でもとっても面白く読めました。流麗、っていうのとは少し違うけ
れど、文体に独特のリズムがあって引き込まれます。内田先生って、つくづく
博識で天才でミーハーだな、ってうれしくなる。
「僕もジョン・ウォーターズと小津安二郎になら死ぬまでついていける」
私も内田樹になら、死ぬまでついていけますよ。レオのことを「ディカプリオ
様」 と表記して下さる先生が大好きです。
( 『うほほいシネクラブ/街場の映画論』 内田樹・著/2011・文藝春秋)
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真紅さん、コメントありがとうございました。
私がこの本の第一章の扉をあけたとき、”これは真紅さんにお勧めしなければ”、と思いました。
内田先生のブログはまったく知りませんでしたから、映画でいえば予告編も観ていない”予備知識なし”で本を読んだので、その分感激しました。
「内田樹に、はずれなし」!
私がこの本の第一章の扉をあけたとき、”これは真紅さんにお勧めしなければ”、と思いました。
内田先生のブログはまったく知りませんでしたから、映画でいえば予告編も観ていない”予備知識なし”で本を読んだので、その分感激しました。
「内田樹に、はずれなし」!
筆致刻久さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
この本、オススメいただき感謝です。
私も、第一章の扉を開けた時「内田先生・・・ありがとう!」と心で叫びました(笑)。
実はこの本の中に記録されている内田先生の講演に一度伺ったことがあります。
お話も、文章同様とてもお上手で引き込まれました。
続編を期待してしまいますね♪
この本、オススメいただき感謝です。
私も、第一章の扉を開けた時「内田先生・・・ありがとう!」と心で叫びました(笑)。
実はこの本の中に記録されている内田先生の講演に一度伺ったことがあります。
お話も、文章同様とてもお上手で引き込まれました。
続編を期待してしまいますね♪