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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅   ★劇場鑑賞した映画はインスタにアップしています@ruby_red66

見られていたんだ/察してよ~『ニキの屈辱』

ニキの屈辱

 加賀美和臣は、写真家志望の24歳。ひとつ年下の人気写真家、村岡ニキのア
シスタントに採用される。

 デビュー作人のセックスを笑うな 以来の、山崎ナオコーラ久々の恋愛小説
第145回の芥川賞候補作でもあった。写真家が主人公の小説らしく(?)、カバー
写真
は今を時めく川島小鳥さん。

 これ、西加奈子さんがエライこと褒めてたんですけど、『人セク』には及ばない
と感じました。女性として、女の子として見られたくない、ただ「写真家」として
だけ見られたい
というニキ。「写真家」を「作家」に読み換えると、これは著者が
男友だちを作ろうで繰り返し述べていたことと同じ。つまり、ニキの人物造形
には、山崎ナオコーラ自身がまんま反映されている。

 自分が女だという意識がないのは本人だけで、周りは女だとしか見ていない
そのギャップを後に知り、屈辱だと感じるニキ。アシスタントの和臣に対しては
「察してよ」と常に居丈高だったニキが、自分のこととなると何も察することがで
きなかった、というのは何とも皮肉な結末。恋愛も、仕事も、常に謙虚でいない
と酷い目に遭いますよ。油断大敵、下剋上

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 しかし、9月11日付朝日新聞読書欄「著者に会いたい」 は酷かったですよ。。
この作品が取り上げてあり、私はちょうど読みかけだったので、山崎ナオコーラ
の写真に「おお!」 と思わず飛びついて読んだのですが・・・。超ネタバレもいい
とこ(怒)。個人のブログじゃないねんから。プロなら、ネタバレなしで記事書いて
くれ


 ( 『ニキの屈辱』 山崎ナオコーラ・著/2011・河出書房新社)
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ジャンル : 小説・文学

2011-09-18 : 読書 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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