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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66 ★Stay Blue

君に伝えたい言葉


「感性は思考なしにはありえないのに、考えないことが感じることだと思っている人がたくさんいる」 
(多和田葉子)

「自分が変わらない限り世界は変わらないし、世界が変わらなくても自分は変われる。核が必要だと言う人がいっぱいいる中で、『自分には必要ない』と力強く生きていってほしい」 
(アーサー・ビナード)

「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない」 
(マタイ福音書 7:13-14 )

「君はたくさん本を持っているだろうが、国を追われるときや強制収容所へ入れられるときは何も持っていけない。何も見ずに引用できる詩の一節、歌える旋律、それらだけが君を生き延びさせる」 
(檜山哲彦)

すべてを経験せよ
美も恐怖も
生き続けよ
絶望が最後ではない

(R.M.リルケ)

卒業おめでとう!

伝えたい言葉
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2024-03-28 : 徒然 : コメント : 2 :
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『アメリカン・フィクション』

アメリカン・フィクション








 American Fiction


大学教授で売れない小説家のモンク(ジェフリー・ライト)は学生への用語使用がコンプライアンス違反とされ休職処分が下される
母の介護で金策に悩んだ末、彼は軽蔑していた 「ブラック・エンタメ小説」 を偽名で出版、それが思わぬ大ベストセラーとなり映画化の話まで進行する事態となってしまい。。。

コード・ジェファーソン監督の長編デビュー作
トロント映画祭観客賞受賞を皮切りにアカデミー賞でも5部門(作品、主演男優、助演男優、脚色、作曲)ノミネート
めちゃくちゃ面白かった(何回か声出して笑った)ので脚色賞は固いと思いますがいかがでしょうか?
アメリカ映画の秀作だと思う
残念ながら劇場公開はなくAmazonPrimeVideoにて配信

ハーバード卒で自分以外の家族は医師という富裕層に生まれた主人公モンク
自分は黒人、だけどブラックエンタメとは無縁の世界に生きてるんだ! という心の叫びも虚しく、世間は 「アフリカ系」 として彼を扱う
本当は純文学が書きたいのに、世間に迎合してパルプ・フィクションを書いたつもりが妙に文才があるものだから 「生々しくてスゴイ!!」 と大バズリ、、、という本筋はもちろん面白いのですが、私が共感したのはモンクの家族関係

成人するといつの間にか兄弟は疎遠になり、親との関係もそれぞれに思うところがある
再会したらみな 「大人の事情」 で生きづらさを抱え、頼りにしていた妹は突然亡くなってしまう、、、(涙)
残ったのは犬猿の仲(というか向こうが勝手にモンクを毛嫌いしている感じ)の世を拗ねた弟クリフと認知症の母
(注:字幕ではクリフが 「兄」 となっていましたがどう見ても弟でしょう)
徘徊する母を探して走り回る姿は身につまされます(モンクは母のことを「マザー」って呼ぶんだよね)
世界のどこにいても、どんな家庭に生まれ天分に恵まれていてもいなくても家族の問題はついて回るのだな、、、と

もちろん悪いことばかりではございません
最終的にモンクに寄り添ってくれるのはクリフだし、メイドのロレインを 「家族」 だというモンクに心が温かくなった

ラストのメタ展開には一瞬 「???」 となりながらも、どこまでも 「ブラック」 なジョークを貫くコード・ジェファーソンの手腕はお見事! というしかない

「お父さんの不倫を知っていたの?」 「あの人は天才だった、お前もそうよクリフ」 
この会話も秀逸でしたね、面白くてほろ苦い

そして引っかかったのは白人のプロデューサーに邪険に扱われるアジア系アシスタントの存在
アメリカ国内のアジア系ってもしかしたら一番見下されている存在なのかも、、とちょっと悲しくなった
「ドールテスト」 の写真も初めて見ましたがいろいろ考えさせられる

出版エージェント氏のジョニーウォーカーの例えは上手かった! (でもこの色の区別にも実は深い意味があったりして。。)
ジョニーウォーカーの青ってあるのですね、知らなかった
呑んでみたい! (下戸なんですけど笑)

( 『アメリカン・フィクション』 原題:American Fiction/
                     監督・脚本:コード・ジェファーソン/主演:ジェフリー・ライト/2023・US)

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2024-03-05 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 10 : トラックバック : 1
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