and I'll call you by mine.

初日に観てきました。
これは何? 夢なの? それとも奇跡?
尊い。ティモシー・シャラメがただひたすらに。アカデミー賞授賞式に、彼の似顔絵シャツ着てきたジェームズ・アイヴォリー翁の気持ちがわかるよ、痛いほどわかるアタシには。 (授賞式当日は爆笑してたけど、、、ちなみにアーミー・ハマーも大好きです)
セリフがすごくいいので、これはオスカー納得ですね。
リピート確定です。観られるだけ観て、感想書きたいな。
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2018-04-28 :
CALL ME BY YOUR NAME :
コメント : 6 :
『ハーフネルソン』

HALF NELSON
NYの荒廃した地域の中学校で歴史を教え、バスケ部のコーチを務めるダン(ライアン・ゴズリング)。サビ猫と暮らす彼は生徒に慕われるよき教師ではあったが、コカイン中毒という知られざる裏の顔があった。
今を時めくライアン・ゴズリングが初めてアカデミー賞にノミネートされ、日本公開を待っていた本作。忘れかけていた頃、昨年ようやく(ラララ効果?)一部劇場で限定公開され、めでたくリリース。そして先日、WOWOWで初放映されての鑑賞。
これ2006年の作品ですよ! 12年、干支が一巡している(笑)。しかし、待った甲斐がある作品だった。そして、日本で一般公開されなかったことにも納得できる作品でもあった。
この映画の根底には、(人種)差別と貧困の連鎖への怒りと悲しみがある。ダンの秘密を共有し、共犯者のように奇妙な友情をはぐくむ生徒ドレイの瞳に宿る諦観。シングルマザーの母、刑務所にいる兄、その友人であるドラッグディーラー。どことなく 『ムーンライト』 に似ているなと思いながら観ていたら、同じシーンがある! そういえば、無口なドレイはシャロンに少し、似ている。
その心の弱さから、クリーンになれないダン。一体何が、彼をそうさせたのか?
「俺はベトナムに行った」 と言うダンの父。彼は息子の勤務先を 「動物園」 と呼ぶような差別主義者だ。幼い頃から、酔った父に何度も何度も、繰り返しその言葉を聞かされて育ったのであろうダン。母からの留守電を聞き、いきなり片づけと筋トレを始める彼はリアルでかわいい。僅かなセリフから、登場人物たちの背景を想像せずにはいられない。脚本の勝利。
「子どもたちだけが、俺を正気でいさせてくれる」 そう語るダンにとって、ドレイの存在は救いに成り得るのか。ラストシーン、二人の微妙な距離感がいい。少だけ希望を感じさせてくれる。
個人的には、ダンの元カノの名前がレイチェルだったこと、ファルコンになる前のアンソニー・マッキー(美しい!)がツボだった。ちなみに 「ハーフネルソン」 とは 「羽交い締め」 という意味のレスリング用語なのだそう。絶妙ですね。

( 『ハーフネルソン』 監督・共同脚本:ライアン・フレック/主演・ライアン・ゴズリング
/2006・USA )
テーマ : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
ジャンル : 映画
あと3日 -Mystery of Love-
2018-04-24 :
CALL ME BY YOUR NAME :
コメント : 0 :
私のおじさん
息子の入学式の朝(合格しました)、電車の中で見たニュース速報に思わず 「え!」 と声をあげてしまった。
高畑勲氏が亡くなったという。享年82。宮崎駿が私の 「お父さん」 だとしたら、高畑勲は私の 「おじさん」 的な存在だったのだと思う。
私の子ども時代は 「カルピス世界名作劇場」 とともにあった。最近、小学三年生になった姪っ子が 『アルプスの少女ハイジ』 にはまり、一緒にDVD全巻を再見したという弟が言った。
「アルプスの少女ハイジが、どうして世界中で愛され続けているのかわかった。ここには人生で必要なこと全てが描かれている。そしてこれは子どもよりもむしろ、大人が観るべきアニメなんじゃないか」 と。
日曜日の夜、姉や弟と一緒に観たハイジを思い出す。暖炉の前でとろけるチーズや、フランクフルトでハイジが隠した白いパン。厳しいおばさんの代名詞となったロッテンマイヤーさん、糸を紡ぐペーターのおばあさん、ヨーゼフ! 全てが懐かしく、愛おしい。それらを生み出したのが高畑勲だったのだ。おじさん。私たちのおじさん!
ありがとう、たくさんの素晴らしい作品を。遺してくれてありがとう。これからも、繰り返し繰り返し観ていきます。
忘れません。
R.I.P
✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿
少しずつブログも復活したいと思ってはいるのですが、もう少しリハビリが必要です。
リンクやブログデザインも見直したいなぁ。まぁ、ぼちぼちと。

今、物凄い勢いで世界が変わりつつあるのを感じます。世界というか、時代というか、価値観というか。
私も、流されないようにしっかり生きていかねば。この世界の片隅で。
ではまた、近いうちに。
高畑勲氏が亡くなったという。享年82。宮崎駿が私の 「お父さん」 だとしたら、高畑勲は私の 「おじさん」 的な存在だったのだと思う。
私の子ども時代は 「カルピス世界名作劇場」 とともにあった。最近、小学三年生になった姪っ子が 『アルプスの少女ハイジ』 にはまり、一緒にDVD全巻を再見したという弟が言った。
「アルプスの少女ハイジが、どうして世界中で愛され続けているのかわかった。ここには人生で必要なこと全てが描かれている。そしてこれは子どもよりもむしろ、大人が観るべきアニメなんじゃないか」 と。
日曜日の夜、姉や弟と一緒に観たハイジを思い出す。暖炉の前でとろけるチーズや、フランクフルトでハイジが隠した白いパン。厳しいおばさんの代名詞となったロッテンマイヤーさん、糸を紡ぐペーターのおばあさん、ヨーゼフ! 全てが懐かしく、愛おしい。それらを生み出したのが高畑勲だったのだ。おじさん。私たちのおじさん!
ありがとう、たくさんの素晴らしい作品を。遺してくれてありがとう。これからも、繰り返し繰り返し観ていきます。
忘れません。
R.I.P
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少しずつブログも復活したいと思ってはいるのですが、もう少しリハビリが必要です。
リンクやブログデザインも見直したいなぁ。まぁ、ぼちぼちと。

今、物凄い勢いで世界が変わりつつあるのを感じます。世界というか、時代というか、価値観というか。
私も、流されないようにしっかり生きていかねば。この世界の片隅で。
ではまた、近いうちに。