『星空』

STARRY STARRY NIGHT
両親の不仲に悩む少女シンメイ謝欣美(シュー・チャオ徐嬌)は、どこか影のある転校生チョウ・ユージエ周宇傑(リン・フイミン林暉閔)に惹かれる。
版権が行方不明になっていたとかで、大阪アジアン映画祭での上映以来なんと5年ぶりに劇場公開された本作。観ている間の感情の振り幅は、さほど大きくはない。しかし駅までの帰り道、じんわりと涙が溢れる。
『銀河鉄道の夜』 を彷彿させるファンタジックな作品世界は、絵本が原作と知り納得。そして主人公があの 『ミラクル7号』 の子役だったとは! 光陰矢のごとし。
グイ・ルンメイの登場に思わず目を見張る。ラストシーン、彼女の泣き顔の先には 「ずっと探していた」 その人がいたと信じたい。
外れなしの台湾産青春映画。この作品はそれよりも少しだけ幼い、思春期の少年少女を描いた佳作。大好きな台湾映画がまた一つ増えてうれしい。しかし今年はクーリンチェに、タレンタイムに本作と、「アジアの逸品」 再発見の年ですね。

( 『星空』 監督・脚本:トム・リン林書宇/2011・台湾、中国、香港/
主演:シュー・チャオ徐嬌、リン・フイミン林暉閔、グイ・ルンメイ桂綸鎂)
スポンサーサイト
テーマ : ☆.。.:*・゚中国・香港・台湾映画゚・*:.。.☆
ジャンル : 映画
『八月のクリスマス』
記憶の中の写真のように
愛もいつかは 思い出に変わるものだと思っていました
でも、君への想いだけは思い出ではありません
愛を胸に秘めて 旅立たせてくれた君に
「ありがとう」 の言葉を贈ります
■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□
『八月のクリスマス』 は、私が初めて観た韓国映画であり、韓国映画を好きになるきっかけをくれた映画であり、一番好きな韓国映画のひとつです。
(一見)淡々としてセリフも少なく、観る人によっては 「退屈」 と感じられる作品かもしれません。
しかし、私にとってはいつまでも胸に残る、小さな宝石のような作品です。
最近、友人が大切な方を亡くされて、私もとても悲しかったのですが・・・亡くなった方はきっとその友人に、感謝を伝えたかったのではないかと思いました。
『八月のクリスマス』 の主人公、ジョンウォンのように。
もうすぐ今年も終わりですね。

( 『八月のクリスマス』
監督・共同脚本:ホ・ジノ/主演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ/1998・韓国)
愛もいつかは 思い出に変わるものだと思っていました
でも、君への想いだけは思い出ではありません
愛を胸に秘めて 旅立たせてくれた君に
「ありがとう」 の言葉を贈ります
■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□
『八月のクリスマス』 は、私が初めて観た韓国映画であり、韓国映画を好きになるきっかけをくれた映画であり、一番好きな韓国映画のひとつです。
(一見)淡々としてセリフも少なく、観る人によっては 「退屈」 と感じられる作品かもしれません。
しかし、私にとってはいつまでも胸に残る、小さな宝石のような作品です。
最近、友人が大切な方を亡くされて、私もとても悲しかったのですが・・・亡くなった方はきっとその友人に、感謝を伝えたかったのではないかと思いました。
『八月のクリスマス』 の主人公、ジョンウォンのように。
もうすぐ今年も終わりですね。

( 『八月のクリスマス』
監督・共同脚本:ホ・ジノ/主演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ/1998・韓国)
期待と不安 “Lady Bird” “River’s Edge”

アメリカの映画批評サイトRottentomatoesで100%Freshの新記録を打ち立てたという、各方面大絶賛、向かうところ敵なし状態の本作。主演は昨年のマイベスト作の一本 『ブルックリン』 のシアーシャ・ローナンだし、もちろん期待大! なのだけれど若干の不安要素もあり。
監督のグレタ・ガーウィグ主演・脚本作 『フランシス・ハ』 が私は全然ダメだったんだよね。。本作も彼女の半自伝的作品だそうで、ちょっと心配。でも絶対観ます!

こちらも話題の作品。原作は岡崎京子の代表作。もちろん私も読んでいる。遂に映画化か、、、と感慨深い。オザケンが主題歌を書き下ろしたとかで、またまた期待値が上がりそうだけど。。不安要素は監督だな、私の場合。『ナラタージュ』 も観なかったし。
まぁ様子見だけど、二階堂ふみがどこまで本気出してるか、にかかってるね。原作へのリスペクトは当然としても、中途半端な表現はだけは止めてほしい。期待しています。