ハロー、世界。~『ルーム』
ルーム




 ROOM


 ボクは今日、5歳になった。天国から天窓を通って、この部屋で毎日毎日泣
いていたママのところにやってきた日から、5年が経ったんだ。もうボクは大き
いから、何でも知っているし、何でもできるんだ・・・。

 17歳で誘拐され、納屋に監禁されているジョイ(ブリー・ラーソン)は、一人
ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)を産み、狭い 「部屋」 の中で育ててい
た。5歳になった息子に 「世界」 を見せようとジョイは脱出を画策し、ジャッ
クに全てを託す。

 ブリー・ラーソン主演女優賞を総なめにしたドラマ。少し驚いたのだが、こ
れはアメリカを舞台にしながらアメリカ映画ではない。アカデミー賞を受賞しな
ければ、多分DVDスルーかミニシアター公開になったと思われるインディペン
ド作品
だ。監督は、2014年マイベスト作の一本 FRANK -フランク- の
レニー・アブラハムソン。子役のジェイコブ・トレンブレイが素晴らしい!

ルーム2

 親は子どもを産み育て、子どもを助けているけれど、実は親こそが子どもに
育てられ、助けられ、救われている
のだと思う。6才のボクが、大人になるま
で。
 の感想にも書いたけれど、私自身、子どもがいたから今まで生きてこら
れた
のだと思っている。「無償の愛」 っていうのは、子どもが親に、無意識に
与えているもの
なのだ。そこには、エゴも見栄も、打算も駆け引きもない。自ら
髪を切り、ママにパワーを与えたジャックのように。

 私たちが知る以上に、この世界中で多くの人が拉致・監禁され、助けを求め
ている
ような気がする。つい最近、日本でも驚くような事件があったばかりだ
けれど。一日も早く、その誰かが助け出されることを願う。そしてこの映画でも
描かれているように、大切なのは 「その後」 なのだ。

ルーム3

 被害者が責められたり、好奇の目に晒されることがないように。信頼できる
誰かが、被害者の傍にいますように。適切で誠実な治療が受けられますよう
に。この 「世界」 を信じて、生きていくことができますように。そしていつの日
か、「幸せ」 を感じられますように。


 ( 『ルーム』 監督:レニー・アブラハムソン
     主演:ブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブレイ/2015・アイルランド、カナダ)
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【2016/04/28 20:21】 | 映画 | トラックバック(34) | コメント(6)
りりィ(・シュシュ)の子どもたち~『リップヴァンウィンクルの花嫁』
リップヴァンウィンクルの花嫁

 岩手県花巻市出身皆川七海(黒木華)は、東京で派遣教員をしながらコン
ビニでもバイトをしている内気な女性。地元出身の作家・宮沢賢治が好きな彼
女のHNは ”クラムボン”SNSで知り合った鉄也(地曵豪)結婚することに
なったものの、親戚が少ない七海は、これもSNSで知り合った ”ランバラル” 
こと、何でも屋安室行舛(綾野剛)代理出席を依頼するのだったが・・・。

 岩井俊二監督の新作。彼の映画を劇場鑑賞するのは初めて。なんと180分
の長尺であるが、エンドロールが始まった瞬間 「えっ! もう終わり?」 と思
ったほど引き込まれた。誇張ではなく、全く長さを感じないリアルとネットが等
に描かれ、善と悪、嘘と希望と愛が混沌と描かれる様はまるで リリィ・シュ
シュのすべて
 であの教室にいた生徒たちの 「その後」 のよう。岩井ワール
ド全開
力作

 「ランバラルの友だちですから」

リップヴァンウィンクルの花嫁2

 SNSだけが頼りで、「えっ、、と、、、」 「あのう、、、」 「私なんか、、」 と、妙
自己評価の低い七海に、前半はイライラさせられっ放し。しかし、里中真白
(Cocco)
が登場した辺りから、物語は能動的に動き始める。

 田舎の出であること。母の出奔によって両親が離婚したこと。正採用の教師
になれないこと。この世界に引け目を感じながら生きている七海に、安室は
のように近づく。胡散臭さ全開(褒めてます)の綾野剛が、超ハマり役。そし
Coccoの演技も、鳥肌が立つほど素晴らしい

 「この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ」

 紀里谷和明フジテレビのアナウンサーを登場させ、「いかにもフェイク」 を
強調する演出は、いいのか悪いのか。しかしそこが敢えての 「狙い」 なのか
も、と思ったり。個人的には、中島ひろ子(ウェディングドレス店のマヌカン)
澤興人(葬儀屋)
のキャスティングには 「そう来るか!」 と唸ってしまった。

リップヴァンウィンクルの花嫁3

 真白の母(りりィ)と喪服を脱ぎ捨てて慟哭した安室は、憑きものが落ちた
かのように、最後の場面ではまるで天使のよう。物語の最初から最後まで
七海と繋がっていた唯一の存在はオンライン家庭教師先の生徒
であり、彼
女への接し方で、七海の成長を感じる。西洋版 「浦島太郎」 だというリップ
ヴァンウィンクル
真白のHN。七海は真白の花嫁であり、夢現の時間を過
ごした七海がリップヴァンウィンクルのようでもあり、その時間を同伴した観
客たる私たち
もまた、リップヴァンウィンクルなのかもしれない

 クラシック音楽がメインの劇伴は名曲揃い。サウンドトラックが欲しくなっ
た。長尺をものともせず、自らの作家性を貫き通した映画監督・岩井俊二に
拍手


 ( 『リップヴァンウィンクルの花嫁』 監督・脚本:岩井俊二
           主演:黒木華、綾野剛、Cocco、りりィ/2016・日本)

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【2016/04/24 19:17】 | 映画 | トラックバック(12) | コメント(0)
国境の南~『ボーダーライン』
ボーダーライン





 SICARIO


 優秀なFBI捜査官ケイト(エミリー・ブラント)は、メキシコの麻薬組織<カル
テル>撲滅
のためのチームにスカウトされる。国境の南で彼女が見たのは、
銃声の止まない無法地帯と化した街・フアレスだった。

 ドゥニ・ヴィルヌーヴの新作は、血で血を洗う残酷描写に、身の毛もよだつ
サスペンス。冒頭、原題の 「シカリオ」 とは暗殺者のことである、とテロップ
が出る。ラストシーンの後、暗転とともにその言葉が大きく映し出され、本作
タイトルロールが誰であるのかを理解する。

 ★ 以下、ネタバレ ★

ボーダーライン2

 ケイトは本作の目撃者であり、真の主役はアレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)
である。妻子を殺された、謎のコロンビア人。メキシコの麻薬組織を壊滅させる
というのは大義名分であり、妻子の復讐を誓うアレハンドロがジリジリと敵を追
いつめていく様を、観客はケイトとともに目撃する。ケイトの瞳は私たちの眼
あり、怯え、震え、怒りに凍りつく。 

 「君は私の大切な人に似ている」 「怯えると少女のようだな」。アレハンドロは
ケイトの中に喪った妻子の面影を見、無法地帯となった国境から去れと言う。
しかし人一倍正義感が強く、長いものに巻かれることができないケイトは、最後
の最後までアレハンドロにを突き付ける。決して撃つことはできないと知りな
がら・・・。ラストは、切ない別れのシーンに映った。

ボーダーライン3

 想像を絶するアメリカ×メキシコ国境の荒廃と、もしかしたらそれ以上に、人
間性を失っている捜査に戦慄を覚えた。暴力が暴力を呼び、銃と札束が支配
する闇の世界。そこに身を置き、感覚を麻痺させている捜査官マット・グレイヴ
ァー(ジョシュ・ブローリン)
薄笑いに、青臭いままのケイトの抵抗が痛々しく
映る。

 「ここを去り、法秩序の残る小さな町で暮らせ」。サインさせることで、アレハン
ドロはケイトを守ろうとしたのだ、と思う。結局私は、ベニチオ・デル・トロの色気
骨抜きにされたのかもしれない。

 ( 『ボーダーライン』 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ/2015・USA/
       主演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン

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【2016/04/19 08:15】 | 映画 | トラックバック(19) | コメント(4)
人生が二度あれば~『あやしい彼女』
あやしい彼女

 東京の下町に住む73歳のカツ(倍賞美津子)は、身勝手で毒舌な、商店街の
鼻つまみ者。女手ひとつで育てた娘の幸恵(小林聡美)が、有名女性ファッショ
ン誌の編集長であることが自慢の種だ。しかも幸恵は離婚しており、その息子、
孫の翼(北村匠海)はカツが育てたようなもの。ある日幸恵と口論になったカツ
は家を飛び出し、街の小さな写真館の前で足を止める。

 大ヒットし、中国でもリメイクされた韓国映画 『怪しい彼女』 の日本版リメイク
オリジナルは観逃してしまったので、本作を観るかどうか、少し迷いがあった。し
かし評判がいいようだし、何と言っても大好きな水田伸生監督の作品。結果、観
てよかった~。倍賞美津子と 「二人一役」 を演じた多部未華子がとってもイイ! 
彼女はコメディエンヌであると同時に、歌が本当に上手。「いい歌は、人の心を震
わせるんだ」
。私の心も震えました。

あやしい彼女2

 「お前がいたせいで、あたしゃしたいことがな~にもできなかった」。産み育て
てくれた恩はあっても、こんなこと毎日毎日言われたらそりゃうんざりもするだろ
う。しかもゆとり世代の息子は平気で留年して音楽と言うにのめり込み、自分
リストラされて・・・。そんな幸恵を飄々と演じる、小林聡美ってやっぱりいい女
優さんだなぁ。金井克子(!)は伊藤蘭に見えたけど^^;;

 翼を演じた北村匠海が、ちょっといいかも? と思ったら、なんと彼、重力ピエ
 で岡田将生の幼少期を演じた少年だった! 時の経つのは早いなぁ~。彼
今私が一番期待している邦画 『ディストラクション・ベイビーズ』 にも出てい
るみたいで、ますます楽しみ!

あやしい彼女3

 「生まれかわったって、今と寸分たがわぬ人生を生きるよ」。人間って、結局
自分のためだけには生きられないんだと思う。散りばめられた名作 『ローマ
の休日』
 へのオマージュ、昭和歌謡の数々。ラストシーンでおばあちゃんに
戻ったカツを、野村周平になった次郎(志賀廣太郎)ベスパに乗って迎えに
来るのもうれしい。ものすごく陳腐でベタな話かもしれないし、ハリウッドの作品
とは比べようもなく安っぽい映画かもしれない。それでも、私はこの映画が大好
きです


 ( 『あやしい彼女』 監督:水田伸生/2016・日本/
       主演:多部未華子、倍賞美津子、小林聡美、志賀廣太郎、北村匠海、要潤

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【2016/04/18 22:37】 | 映画 | トラックバック(14) | コメント(2)
人が生きるということ~『母よ、』
母よ、







 MIA MADRE



 映画監督マルゲリータ(マルゲリータ)は恋人と別れ、新作の撮影
メリカから来た主演俳優(ジョン・タートゥーロ)
衝突してばかりでうまく進ま
ない。そんな時、入院中の最愛の母が、余命わずかだと知らされる。

 ナンニ・モレッティの新作と言うよりは、タイトルに惹かれてとても楽しみに
していた作品。しかし、ちょっと期待し過ぎたかな、というのが正直な感想。
母の身終い のように、淡々としつつもエモーショナルに訴えかけてくる
作品
を期待していたのだが・・・。「ナンニ・モレッティ、老けたなあ」 という
驚きが、一番印象に残ったかもしれない。しかし、『息子の部屋』 ってもう
15年も前の作品なのですね・・・。無理もない。光陰矢の如し。

母よ2

 教師として教え子に慕われ、壁いっぱいに本を並べた勉強熱心な母。病院
にいても自らの頭が働くか気にかけ、「ここにいたら馬鹿になる」 と嘆く母。
マルゲリータの兄ジョヴァンニ(ナンニ・モレッティ)は母が入院してから休職
し、退職さえ考えている。彼にとって、母が世界の全てだったかのように。

 映画を撮影中のマルゲリータも、一人娘の悩みに付き合い、うまくいかない
撮影にブチ切れ
ながら、頭の中を占めているのは母のこと。

 人間は、いつか死ぬ。誰でも、必ず。しかしその死が訪れるまでは、生きて
いかなければならない。働いて、家族や仲間と付き合い、神経をすり減らしな
がら


 誰かの子どもとして生まれ、親を看取り年老いて死んでゆく。人生って、人
が生きるって何の意味があるのだろう? と思わず考えてしまう。自分が迎え
る最期はどんな感じだろう。その時は誰か傍にいるのかな、どんなことを考え
ながら逝くのだろう?


 映画自体は好みではなかった。しかしたまには、映画を観て自分自身を見
つめ直す
のも、いいかもしれない。

母よ3

 ( 『母よ、』 監督・製作・原案・共同脚本:ナンニ・モレッティ
      主演:マルゲリータ・ブイ、ナンニ・モレッティ/2015・伊、仏、独)

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【2016/04/17 18:31】 | 映画 | トラックバック(2) | コメント(0)
守護天使と炎上少女~『マジカル・ガール』
マジカル・ガール





 MAGICAL GIRL


 失業中の元文学教師ルイス(ルイス・ベルメホ)は、白血病に冒された12歳
の娘アリシア(ルシア・ポリャン)
願いを叶えようとする。それは日本のアニ
 『魔法少女ユキコ』 のコスチュームを着て踊ること・・・。金策のために強盗
を企てたルイスは、額から血を流した女・バルバラ(バルバラ・レニー)と出逢う。

 奇妙な予告編に惹かれて鑑賞。長山洋子の歌声に導かれ、スペインの闇
ゆっくりと降りて来る・・・。完全にノックアウトされてしまった。アルモドバル風味
であり、トルナトーレの 題名のない子守唄 も少し彷彿させる。ヨーロッパだ
けではない、人類共通の心の暗部を描いたサスペンス

マジカル・ガール2

 ファーストシーンのバルバラと、次に彼女が登場したときの時制がわからず、
多少の混乱はある。しかし、バルバラが孤独な世界で生きている 「人妻」 
ということを理解するのに、そう時間はかからない。ひんやりとした質感の映像
と、微妙な 「間」 とにゾクゾクする。

 そして物語はどんどん予測不可能な方向へ転がってゆく。一夜の過ちから
始まる恐喝、トカゲの部屋、合言葉、白い封筒の中の何も書かれていないカ
ード
図書館の誰も読まない本、ジグソーパズル。過去、美し過ぎる少女だっ
たバルバラ
と、厳格な数学教師ダミアン(ホセ・サクリスタン)との間に、一体
何が起こったのか? 「守護天使」 たるダミアンは、出所しても必ずバルバラ
は自分に救いを求める
こと、そして自分は、その求めを決して拒めないこと
知っていた。

マジカル・ガール3

 見るからに薄幸そうな美少女・アリシア細い体躯と、真っ直ぐな瞳が痛い
ほど印象を残す。最初はバルバラの、そしてラストではダミアンの掌から 「消
える魔法」
 も、ブックエンドを成していて忘れ難い。観客たる私たちも、ユキコ
の魔法
にかけられていたのかもしれない。日本のアニメ文化への憧憬を隠そ
うともしない監督の作風、私は大歓迎です。

 ( 『マジカル・ガール』 監督・脚本:カルロス・ベルムト
      主演:バルバラ・レニー、ルイス・ベルメホ/2014・スペイン、フランス)

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【2016/04/12 08:22】 | 映画 | トラックバック(14) | コメント(2)
ふたつの夢~『幸せをつかむ歌』
幸せをつかむ歌




 RICKI AND THE FLASH


 小さなライブハウスで、“リッキー&ザ・フラッシュ”ギター兼ボーカル
して夜毎ステージに立つリッキー(メリル・ストリープ)は、音楽という夢のた
めに離婚し、三人の子どもを捨てた過去を持つ。そんなリッキーの元に、
のジュリー(メイミー・ガマー)
離婚し、実家に引き籠っている、と元夫のピ
ート(ケヴィン・クライン)
から連絡が入る。

 メリル・ストリープ主演作、と聞いて、劇場へ駆け付けるほど彼女が好きな
わけではない。だけど、何故かこの映画は観たいと思った。その第六感(?)
は見事的中! 自分の人生を生きる中で、「子育て」 をどう位置付ければい
いのか
。そのバランスに日々悩んでいる私には、どストライクな作品だった。
少しオールド・ファンションだけど、吹替えなしの音楽も素晴らしい!! リック
・スプリングフィールド
! 60をとうに過ぎた、彼の演技に泣かされるとは・・・。
監督はジョナサン・デミ。そして脚本はディアブロ・コディ! なるほどね~。

幸せをつかむ歌2

 ブッ飛んでいるように見えるリッキーが、共和党支持者(「ブッシュに2回も
投票した!」 「軍は大事よ」)でLGBTに非寛容、というのも妙にリアリティ
がある(そしてその理由もさり気なく描写される)。グレッグ(リック・スプリン
グフィールド)
の求愛をなかなか受け入れられなかったリッキーは、ずっと
家族に負い目を感じていたのだろうか? あんなにも、好き勝手に生きて
いるように見える彼女でさえ?

 ミック・ジャガーを引き合いに出し、女だけが子育てという呪縛に囚われ
ること
をリッキーは嘆く。しかし、それは彼女自身が 「リッキー」 としての
夢=音楽
だけでなく、「リンダ」 としての夢=母として家族を愛し、愛され
ること
、を捨て切れていないということなのだ。「子どもを愛するのは、親の
義務だ!」
 そう。自分の好きな生き方をして、結果子どもに愛想を尽かさ
れ、どんな扱いを受けようと、親は子どもを愛するものなのだ。それでいい
のだ。それだけで。

幸せをつかむ歌3

 ギブソンを売ったってバンド全員分の旅費は無理だろう、とか、突っ込みど
ころ
ももちろんある。邦題も相変わらず酷い。しかし、間違いなく観て元気に
なれる映画
だった。ああ私も、自分の仕事したな~って思える人生にしよう、
と改めて感じたのだった。

 ( 『幸せをつかむ歌』 監督:ジョナサン・デミ/2015・USA/
       主演:メリル・ストリープ、メイミー・ガマー、リック・スプリングフィールド

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【2016/04/08 20:37】 | 映画 | トラックバック(6) | コメント(2)
暗い・・・。~『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
バットマンvsスーパーマン





 BATMAN v SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE


 スーパーマンである素性を隠し、新聞社で働くクラーク・ケント(ヘンリー・
カヴィル)
は、唯一正体を知る同僚のジャーナリスト、ロイス・レイン(エイミ
ー・アダムス)
と愛し合っていた。片やゴッサムシティの大富豪、ブルース・
ウェイン(ベン・アフレック)
も、同じく正義の味方バットマンとしての素顔
隠していた。

 アメリカの二大ヒーロー、バットマンとスーパーマンの登場で楽しみにし
ていた作品。公開直前に 『マン・オブ・スティール』 の続編であること、し
かも観ていないと理解不能、という情報を得、大慌てで鑑賞後、劇場へ。
Twitterで教えて下さった皆さま、ありがとうございました。

バットマンvsスーパーマン2

 『マン・オブ・スティール』 を観て、「街を救うはずが、街を破壊しまくってい
るんじゃないか?」
 と疑問に思ったのだが、ストーリーがそこから始まって
いたことには納得スーパーマン=アメリカそのもの、なのかなとも思ったり。

 しかし監督がザック・スナイダーだから仕方がないのだろうが、この映画と
にかく画面が暗い、暗過ぎる。しかも長い! ラスト近くの闘いとか、あんな
に長々と映す必要があるのだろうか。。飽きた(爆)。

 キャスティング発表直後は非難轟々だったベンアフのブルース・ウェインは、
悪くなかったんじゃないかな? 私は好きですよ。ワンダーウーマンガル・
ガドット
も綺麗だったし。ホリー・ハンター、懐かしい~。アルフレッドがジェレ
ミー・アイアンズ
だとは! ロバート・ダウニーJrに似てると思ったな。
楽しみにしていたレックス・ルーサージェシー・アイゼンバーグは巧いんだ
けれども、この映画の作品世界からは少々、浮いていた。残念。

バットマンvsスーパーマン3

 結果、これは私的にはイマイチな作品だった。しかし、9月公開の 『スー
サイド・スクワッド』
 には期待してもいいのかな? まさかのジョエル・キナ
マン
出てるし♪ うぎゃ~。

 ( 『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』 2016・USA/
      監督:ザック・スナイダー/主演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル

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【2016/04/04 00:00】 | 映画 | トラックバック(25) | コメント(0)
近視/転換~『ロブスター』
ロブスター





 THE LOBSTER


 妻に去られ、独り身となったデヴィッド(コリン・ファレル)は、あるホテル
移送される。そこでは45日以内にカップルになれなければ、事前に希望した
動物に 「転換」 されてしまうのだった。デヴィッドの希望は 「ロブスター」

 超奇妙奇天烈作 籠の中の乙女 の監督の新作で、カンヌ映画祭審査
員賞受賞作
。と聞けば気になって観に行ってしまったわけだが、うーん。いま
いち。てか私はダメでした。びっくりするくらい豪華キャストだし、ユニークだっ
ていうのはわかるのだけれど。この監督の、動物や暴力や血に対するオブ
セッションは受け入れ難い
。しかしカンヌはこういう作風、好きですよね。

ロブスター2

 途中、「何かに似ているな?」 と思い、「ハネケだ」 とわかった瞬間に、前
のめりに観るのを止めてしまった。ハネケは 「こんな青二才ごときと天才の
俺様を、一緒にしないでくれたまえよ・・・。ふふふ」
 とか言いそうだけど(汗)。

 滑舌の悪い男(ジョン・C・ライリー)足の悪い男(ベン・ウィショー)は、どう
なったのかな? しかしベン・ウィショーって年間一体何本の映画に出ている
んだろう? 働き過ぎ感。思秋期 のオリヴィア・コールマンも出ていた。こ
の女優さん、ちょっと不穏な雰囲気あるからハマっていた。入場者プレゼント
に、レア・セドゥのポスター
もらったんだけど、、、どこに貼れと?(笑)

ロブスター3

 スクリーンが暗転したとき、ああ、デヴィッドも盲目になってしまったんだな、
と思った。その後、あっさりとエンドロール。まぁ、それだけですね。

 ( 『ロブスター』 監督・製作・共同脚本:ヨルゴス・ランティモス
         主演:コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥ
                    2015・アイルランド、英、ギリシャ、仏、蘭、米)

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【2016/04/03 21:40】 | 映画 | トラックバック(11) | コメント(0)
真紅のthinkingdays


いつまでも青臭い映画好きでいたい。愛おしい映画と、忘れがたき本たち。ときどきカフェとか。 記事は基本的にネタバレあり。 どうぞご贔屓に♪

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