メリー・ポピンズ/父の娘~『ウォルト・ディズニーの約束』

SAVING MR. BANKS
1961年。児童文学の世界的ベストセラー 『メリー・ポピンズ』 の原作者P.
L.トラヴァース(エマ・トンプソン)は、ロサンゼルスに向かう。ディズニーラン
ドの創業者にしてハリウッドの大物プロデューサーであるウォルト・ディズニー
(トム・ハンクス)から、20年来持ち掛けられている映画化オファーの契約の
ためであったが、彼女は気乗りしないでいた。
その名前は誰でも知っているであろう名作 『メリー・ポピンズ』 製作の裏
側を描いた、実話の映画化。なんだか最近、観る映画ほぼ 「実話」 のよう
な気がするが(笑)、どの作品も素晴らしい。そして本作も、素晴らしい映画
だった。

ファーストネームでなく 「トラヴァース夫人」 と呼ばれることに固執し、
何でもかんでもとりあえず 「NO!」 と言う、反抗期の子どものような頑固
な主人公。「郷に入れば郷に従え」 という美しい諺は、西欧にはないん
ですかね? どうしたらこんなに意固地になれるんだろう、この人には全く
共感できないな、、、と思っていたはずなのに。
彼女が回想する、「父の娘」 だった幼い日々。100%の信頼で、身を預け
られた唯一の人。「ケルトの誇り」 を持ちながら、夢に破れた人。その父を
失望させてしまった、という負い目に、彼女は苛まれ続けていた。「赤いもの
は身につけない」 と言った、彼女のペディキュア。ああ、この人はずっとず
っと、自分を抑え続けて生きてきたんだなぁ、と思う。せめて創造の中だけで
も、父を幸せにしてあげたい・・・。なんだか痛いほどわかる。シャーマン兄弟
が歌う 「タコをあげよう」 に乗って彼女が踊り始めたとき、涙が止まらなく
なった。

エマ・トンプソンのほっそいこと! 何食べたらあんなに細くいられるんだ
ろう、と思っていたら、「グリーンサラダとスープ」 しか召し上がらないそう
で。納得。いつも、何を演じても 「トム・ハンクス」。今回も、トム・ハンクスが
巧くウォルト・ディズニーを演じていました。
ネタバレ気味の原題から離れて、この邦題は巧いですね。ポール・ジアマ
ッティはいい役。ジェイソン・シュワルツマン、ちょっと春日入ってました。
( 『ウォルト・ディズニーの約束』 監督:ジョン・リー・ハンコック/
主演:エマ・トンプソン、トム・ハンクス/2013・米、英、豪)
スポンサーサイト
ある母の記/ 「寛容」 についての物語~『あなたを抱きしめる日まで』

PHILOMENA
アイルランド出身で、英国に娘と暮らす老婦人フィロミナ(ジュディ・デンチ)は、
50年前に未婚のまま、アンソニーという名の男の子を出産していた。修道院
から養子に出されたまま行方知れずの息子を、フィロミナは捜す決心をする。
BBCの元キャスターで求職中のジャーナリスト、マーティン・シックススミス(ス
ティーヴ・クーガン)とともに、フィロミナはアイルランドを経て、アメリカへと向
かう。
オックスフォード出身でインテリ丸出し、無神論者のジャーナリストと、ロマ
ンス小説が好きで敬虔なカソリックの老婦人。水と油の 「バディ」 が、生き
別れになった息子を探す旅に出る。実話に基づく物語。
50年間思い続けた息子への、フィロミナの揺るぎない愛。騙され、欺かれ、
何度裏切られても、彼女が寛容さを失わないのは彼女を貫く 「信仰」 ゆえ
なのか。ジュディ・デンチの情感演技炸裂、そして初めて知った、スティーヴ・
クーガンが才人であることを! 彼は本作の企画を立ち上げ、共同で脚色も
担当している。監督はスティーヴン・フリアーズ。オスカー候補も納得、今年
のベスト作の一本。

名作 『マグダレンの祈り』 でも描かれた、アイルランド・カソリック修道院
の罪。性の歓びを否定し、罰を与えるのが神の望みなのか? そんなカソリ
ック教会に疑念を抱くことなく、誰も恨まず、「赦し」 を与えるフィロミナ。彼女
は神々しく、まるで超人のように見える。怒りをむき出しにし、許せないとつぶ
やくマーティンに共感しながら、どこか後ろめたさも感じる。しかしやはり、信
仰を持たない故か私は 「許せない」 と思ってしまうのだ。
共和党レーガン政権が放置したエイズ禍、『ダラス・バイヤーズクラブ』 でも
描かれたこの問題。80年代が、近過去として語られる時代になったのだなぁ、
としみじみ。

マーティンの繰り出す高偏差値なジョークを、ことごとくスルーするフィロミナ
が可笑しい。しかし彼女は無学でも、息子の性志向を見抜く洞察力と、それを
許容する懐の深さは持ち合わせている。旅のお供はあめちゃん、無料のドリ
ンクサービスを喜び、誰とでもおしゃべりしようとする。善良で打算のかけらも
ない、温かく潔い母。誰よりも息子を愛し、思いやる母。世界中に、こんな母は
たくさんいるのだろうな・・・。
( 『あなたを抱きしめる日まで』 監督:スティーヴン・フリアーズ/
主演:ジュディ・デンチ、スティーヴ・クーガン/2013・英、米、仏)
12年間 奴隷として~『それでも夜は明ける』

12 YEARS A SLAVE
19世紀、南北戦争以前のアメリカ。ヴァイオリニストのソロモン・ノーサッ
プ(キウェテル・イジョフォー)は自由黒人として、愛する家族とともにニュー
ヨークで暮らしていた。ある日ワシントンでの興行に誘われたソロモンは、そ
れが罠とも知らず、騙されて拉致される。南部ジョージア州の奴隷市場に運
ばれた彼は、「プラット」 という名前で売られるのだった。
アカデミー作品賞・助演女優賞・脚色賞の三冠を獲得した、史実に基づくド
ラマ。失われた自由を求めて、どんな過酷な状況下でも決して絶望しなかっ
た男の物語。134分の長尺を忘れて観入ってしまう力作ではあるが、思わず
目を背けてしまう残酷な描写も多い。「自由黒人」 というカテゴリが存在した
ことすら知らなかった自分のような人間のためにも、これは 「語られるべき」
物語であるのだろう。

ソロモンの最初の 「旦那様」 フォード(ベネディクト・カンバーバッチ)は言
う。お前は弁が立つ、それが災いを招くだろうと。人間の陥る不幸の一つは、
自分の身の丈に合った場所で生きることができないことだと、私は思ってい
る。スティーブ・マックィーン監督の前作 『SHAME/シェイム』 に心惹かれ
たのは、キャリー・マリガンのこのセリフに打たれたから。
「私たちは悪い人間じゃない。悪い場所にいただけ」
ソロモンを木に吊るしたティビッツ(ポール・ダノ)も、極悪人を絵に描いた
ようなエップス(マイケル・ファスベンダー)とその妻(サラ・ポールソン)も、
悪い場所にいただけ、なのだろうか? 彼らも 「悪い人間じゃない」 のだ
ろうか? 何故彼らは、執拗なまでに奴隷を鞭打つのか? 南部という土
地がそうさせるのか。スクリーンを見つめながら、私はずっと 「なぜ? 何
故?」 と考え続けていた。ソロモンやパッツィー(ルピタ・ニョンゴ)はもちろ
んだけれど、私にはエップスたち白人も、皆生きるのが辛そうに見えたの
だ。誰一人、幸せそうには見えない。法が彼らを曲げてしまったのか?

悲惨な場面が繰り返される居心地の悪さ以上に、登場人物たちの内面が
感じ取れない、消化不良感が残る作品だった。
( 『それでも夜は明ける』 監督・製作:スティーブ・マックィーン/
主演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー/2013・USA、UK)
欧風食堂 レクレール L'eclaire

からほり(空堀)界隈は旧い町屋が残っている地域で、再生事業でレストランや
カフェになっている建物も多くあります。
こちら 『レクレール』 さんもそのひとつ。

お野菜たっぷりランチ。メインは豆腐ハンバーグ。バケットは御近所のイエナさん!
食後はコーヒーか、フレーバーティが選べます。

こちらは平日限定、フランス風ハヤシライス 「ミロトン」。おいし~い♪ しかも
ワンコインですよ。

てなわけで、お昼からもがんばろ~。ごちそうさまでした♪
2014-04-19 :
パンとか、カフェとか。 :
コメント : 2 :
Let it go/ありのままで~『アナと雪の女王』 【2D・字幕版】

FROZEN
エルサとアナは、小さな王国・アレンデールの王女として生まれた仲の良い
姉妹。しかし、姉エルサは自らが生まれ持つ 「触れるもの全てを凍らせてしま
う」 魔術により、妹アナを傷つけてしまう。エルサはアナと距離を置き、魔術を
封印しようと引きこもる。
アカデミー賞で長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞し、賞レースを席巻
したディズニーアニメ。本国アメリカをはじめ、全世界で大ヒット&大評判とい
うことで、楽しみに待っていた作品。2D・字幕版にて鑑賞。
年に何度か、観終わった瞬間に 「ああ、これ誰かに薦めたい!」 と強く思
う映画に出逢う。いい映画で、万人向けと思われるエンタメ作品。本作はまさ
にそういう作品。絶対、絶対、観て~♪

アニメ映画を吹替え鑑賞することは、実写映画ほどには抵抗はない。しかし、
選択肢があるのならばなるべく字幕版で観たいと思う。エルサ役・松たか子の
歌唱が絶賛されているようで少し迷ったが、やはりあの ♪Let it go, let it
go~、のリフレインはオリジナル音声で聴きたいではないか! 本編が始まっ
た直後、オーロラのシーンで 「これは3Dで観てもよかったかも・・・」 という
思いが頭をよぎる。
そしていよいよ、エルサが歌い出す。一緒に歌いたい衝動を抑えるのに必死。
TVスポットやYoutubeで、何度も何度も耳にした歌だけれど、やはりシアター
で、サラウンドで聴くのは全く違う! まさに 「into the Music」。
それは長い間、自らを抑圧してきたエルサの、魂の叫び。持てあますパワーを
解放し、世界の果てまで響き渡るかのような咆哮。その歌声に陶酔はなく、ク
ールであるからこそ熱い思いがストレートに伝わってくる。心を震わせながら。
アナに恋するオラフ(かわいい!)の自己犠牲や、アナが身を持って示した
姉妹愛には涙が出る。しかし、とにかく、何を置いても、この歌、なのだ。イディ
ナ・メンゼルの歌う 「Let it go」 が聴ける、それだけでも、この映画を観る
価値はある、と私は思う。

鑑賞後、誰かに薦めたいと思うと同時に、カラオケに駆け込んで思いっきり
歌いたい! と思った。それは鑑賞後何時間、何日経っても変わらない。そし
て毎度お馴染み併映短編 『ミッキーのミニー救出大作戦』 も素晴らしかっ
たことを付記しておきたい。クラシックに見せかけて、なんとも斬新な、素敵
な作品だった。

GET A HORSE!
最後におまけ。『アナと雪の女王』 実写版妄想キャスティングを。
アナ : エマ・ストーン (マンガ顔のエマちゃんで決まり♪)
エルサ: ケイト・ブランシェット (今のハリウッドで、名実ともに 「女王」
といえばケイトしかいません!)
ハンス: トム・ヒドルストン (ロキ様~)
クリストフ: ニコラス・ホルト (美形だけど、ちょっと田舎の兄ちゃん風よね、彼)
( 『アナと雪の女王』 監督:クリス・バック、ジェニファー・リー/2013・USA)
正義よ永遠なれ~『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』

KICK-ASS 2
NYに住む普通の高校生・デイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)が、街に
はびこる悪を退治するヒーロー 「キック・アス/KA」 として活動して3年。
ビッグ・ダディ/BDを亡くした 「ヒット・ガール/HG」 ことミンディ(クロエ・
グレース・モレッツ)は、人知れず鍛錬を続けていた。
前作 『キック・アス』 を観逃して、ずっと後悔していた私。本作公開前に、
DVDでしっかり予習。いや~、ヒットガールのインパクト、パねぇ~。。などと
ワクワクしつつ、本作に突撃。面白かった! しかし・・・。残念ながらやはり、
二番煎じ感は否めませんね。

前作で一番の笑いどころは、BD 「ジョン・ウーの長編第一作は?」、HG(間
髪入れず) 「カラテ愚連隊!」。映画オタクの偏愛炸裂ぶりが最高だった。思う
に、アクション映画を愛するのは、体育会系ではなく文科系オタク男子のような?
本作での個人的ツボは、後にアス・キッカーとなるトッドの 「スパイダーマン観
てたら、メイおばさんに興奮した」。爆笑。実は私も、「メイおばさんって綺麗だな
~」 と思いながらスパイダーマン観ていたから(爆)。
冗談はさておき。問題は、十分面白いはずの本作に、何故 「残念感」 が漂
うのか、ということ。一つは、ジム・キャリー演じたスターズ・アンド・ストライプス
大佐が、あまりにも中途半端。面白くもなく、カッコよくもないジム・キャリーなん
て、、ビッグ・ネームの無駄遣いですね。もう一つは、前作を観て熱狂した人の
多くは、「ヒット・ガール最強伝説再び」 を期待したはず。まぁラストはそうなる
のだけれど、もうちょっとHG中心のストーリーでもよかった気がする。

しかしまぁ、アーロン・テイラー=ジョンソンは男前だし、アメコミ=マスク
マンの系譜へのリスペクト(パクリ?)も十分に感じられて、不快感はない。
あまりにも下品で、OMGなシーンも多々あれど、そこは笑って許せる度量
がこの映画の観客には必要なのかも。続編やる気満々、なエンドロール後
のワンシーン。オッケー、付き合いますとも♪
( 『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』 監督:ジェフ・ワドロウ/
主演:アーロン・テイラー=ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ/2013・USA、UK)
ミリオンダラー・ダディ~『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』

Nebraska
モンタナでAV機器販売店を営む、冴えない中年男デイヴィッド(ウィル・フォ
ーテ)は、父ウディ(ブルース・ダーン)とネブラスカを目指してドライヴする。
ウディは100万ドルの懸賞に当選したと思い込み、歩いてでもネブラスカに行
くと言い張るのだ。根負けし、渋々ながら父に寄り添うデイヴィッドだったが・・・。
アレクサンダー・ペインの映画は大好き。大きな事件は起こらないし、スリル
もサスペンスも大恋愛もないけれど、人生における大切なことはちゃんと描か
れている。そしてそれらは大抵、悲哀に満ちているのに、そこはかとないおか
しみも感じさせる。そんな彼の映画の魅力は、彼自身が書く脚本に依るところ
が大きいのでは、と思ってきた。本作は、脚本のクレジットが監督でないことに
驚いたが、アレクサンダー・ペイン節は健在。カンヌ映画祭男優賞受賞、アカ
デミー賞6部門ノミネートも納得の秀作。今年のベスト作の1本。

とにかく、地味な映画である。今回は、ジャック・ニコルソンもジョージ・クル
ーニーもいない。出てくるのは中年か、老人ばかり。しかも舞台は中西部モン
タナ、ワイオミング、サウスダコタを経て、アメリカの田舎の代名詞・ネブラス
カ。そして極めつけは、なんと全編モノクロ映画なのである。どんだけ・・・(笑)。
心優しいデイヴィッドを見つめながら、身につまされるような、我が身を振り
返って考えさせられもする映画だった。無口で呑んだくれの父、子どもには無
関心で、何を考えているのかわからない父。内心うんざりしながらも、デイヴィ
ッドは父と二人きりで過ごすうち、父のことを何も知らない自分に気付く。
子どもは 「親」 である両親しか知らないけれど、親にも 「それまでの」、親
になる前の人生があるのだ。どんな恋愛をして、結婚に至ったのか。どうして
逃げるように酒ばかり飲むのか。何故100万ドルにこだわるのか。「新車が欲
しい。お前たちに残したい」 とウディは言う。お父さん、本当は、故郷=ネブラ
スカに帰りたかったんじゃないの? と私は思う。ラスト、ウディがもしや死んで
しまうのでは、、とちょっとドキドキしてしまったけれど、そこはアレクサンダー・
ペイン。やってくれました!

何もないけれど、全てが在るような、広大なアメリカの風景。まだ健在だけれ
ど、年々老いてゆく実家の両親のことを思いながら、私自身も、いつか子ども
に支えられて旅をすることになるのかな、などと考える。親子って、互いを気遣
っていても、なかなかそれを口に出して言う機会はないもの。旅が、そのきっか
けを与えてくれるんだな。珠玉のロードムービー、と言ってしまおう。
( 『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』 監督:アレクサンダー・ペイン/
主演:ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、ジューン・スキッブ/2013・USA)
花まつりに冥福を祈る
あついひと。
ピンポン食堂

「谷町おいしいものブログ」 になりつつある今日この頃ですが(笑)。
今日のランチは 「ピンポン食堂」 さん。なかなか味わいのある店構え。

店内も、絵本やら雑貨やら古着やら。独特の雰囲気を醸しております。
こだわり野菜たっぷりのヘルシーランチ。これ、何の調味料使ってんやろ・・・。
自分では絶対出されへん味やわ。

おいしかったけど、おいしかったけど・・・。
午後4時過ぎには、お腹がグーグー鳴っていた私(恥)。
ちょっと私にはヘルシー過ぎやったわ(笑)。ごちそうさまでした。
2014-04-03 :
パンとか、カフェとか。 :
コメント : 0 :
高津宮・桜まつり
Paul 本町店

めっちゃ久しぶりに、Paul 本町店さんでランチ。パンがビュッフェ形式に
なってました♪ 店員さんに尋ねると、1年前くらいからそうらしい。ほんまに
御無沙汰しててんな~。。
メイン料理撮り忘れてしまった^^;


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
実は3月中に劇場鑑賞した映画の感想、全くアップできておりません・・・。
感想は観てすぐ書くのですが、書いたことに満足してしまうんですよね。アホか。。
よって現在8本塩漬け状態です。ま、ぼちぼちいきますか^^
新年度も張り切ってまいりましょう~♪ (^O^)/
2014-04-01 :
パンとか、カフェとか。 :
コメント : 3 :