よいお年をお迎えください
今年も弊ブログにお付き合い下さったみなさま、ありがとうございました。
2012年、私にとっては 「痛み」 を伴う変化の一年でした。ずっとバタバタ
と気忙しかったので、来年はもう少し、落ち着いた年にしたいなぁと思っており
ます。
そして先日、弊ブログも7周年を迎えました。丸7年、、、結構、長いですよね。
始めた頃はまだ幼稚園児だった息子が、もう中学生だもの(驚)。 自分の人生
を振り返っても、こんなに長続きしたことって、あまり無いかもしれない。本を読
むこと、映画を観ること、文章を書くこと。本当に好きなことだから続くのだと思
います。
これからも、このブログは末長く続けていきたいと思っておりますので、どう
ぞよろしくお付き合い下さいませね。
みなさまにとって、心穏やかな年末年始でありますように。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
今年のベストは年明けにアップ予定です。ではまた、近いうちに。
真紅拝

今年最後に読み終わった本。
2012年、私にとっては 「痛み」 を伴う変化の一年でした。ずっとバタバタ
と気忙しかったので、来年はもう少し、落ち着いた年にしたいなぁと思っており
ます。
そして先日、弊ブログも7周年を迎えました。丸7年、、、結構、長いですよね。
始めた頃はまだ幼稚園児だった息子が、もう中学生だもの(驚)。 自分の人生
を振り返っても、こんなに長続きしたことって、あまり無いかもしれない。本を読
むこと、映画を観ること、文章を書くこと。本当に好きなことだから続くのだと思
います。
これからも、このブログは末長く続けていきたいと思っておりますので、どう
ぞよろしくお付き合い下さいませね。
みなさまにとって、心穏やかな年末年始でありますように。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
今年のベストは年明けにアップ予定です。ではまた、近いうちに。
真紅拝

今年最後に読み終わった本。
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11月に読んだ本/5冊

寒いですね・・・。
今年も残すところあと4日です。28日まで仕事なので、残り3日で諸々片付け
なくては。。。がんばる
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
『自由さは人を自由にする つれづれノート(22)』 銀色夏生・著 ★★★☆☆
引き続き「つれづれノート」。さくちゃんはうちの子の一学年上なので、タイ
ムラグがちょうどよくて、参考になります。
『自分を選んで生まれてきたよ』 いんやくりお・著 ★☆☆☆☆
うーん、私はこの本に感動できなかった。
『クラウドクラスターを愛する方法』 窪美澄・著 ★★★★☆
赤裸々系作家、窪美澄さんの新作。読み終わった後で、涙がぶわっと溢れてきます。
窪さんの中で、いろんな感情がちゃんと発酵して、物語になってるんだと思う。無理
やり感が全くないもの。才能ある方だと思うので、頑張って書き続けて欲しい。
『ひらいて』 綿矢りさ・著 ★★☆☆☆
うーん、一人の女の子が、こんな風に落ちてくのを読むのは辛かった。
『督促OL修行日記』 榎本まみ・著 ★★★☆☆
電話の仕事って大変ですよね・・・。肉体労働、知的労働に加えて、感情労働って
いうのがあるそうです。顔が見えないと、居丈高になる人ってヤダよね。
でも、期待したほどではなかったかな。
10月に読んだ本/5冊

クリスマスも終わり、そろそろ一年のまとめの時期。なのに、まだ読書記録に
手間どっております^^;
△ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼
『奇貸』 松浦理英子・著 ★★★☆☆
本作品でも、クィアな松浦理英子ワールドが展開されます。併録作も◎。
『AKB白熱論争』 小林よしのり/中森明夫/宇野常寛/濱野智史・著 ★★★★☆
私もAKBは好きですが(見てると元気になるので)、この方々の信者っぷりは潔い
ほど。同時に、中森明夫ってすごい人なんだなあって、改めて思いました。
『沈黙より軽い言葉を発するなかれ』 ★★☆☆☆
柳美里さんの対談集。
『しゅるーんとした花影 つれづれノート(21)』 銀色夏生・著 ★★★☆☆
20年以上読み続けていたつれづれシリーズですが、思うところあって一端離れま
した。しかし、やはり気になるので(特にさくちゃんが)、再開。でももう買っては
読まないよ。
『犬とハモニカ』 江國香織・著 ★★★☆☆
計算し尽くされた文体、選び抜かれた言葉のひとつひとつ。どこをどう切っても、
江国香織の世界。これはもう、「熟練のわざ」ですね。
今年のシュトーレンは・・・
エル・グレコ展
エル・グレコ展@国立国際美術館に行ってきました。

10時前に到着すると、長蛇の列! 好評だとは聞いていたけれど・・・。
しかし意外と入場はスムーズで、ゆっくり鑑賞できましたよ。
エル・グレコって、イタリア語でギリシア人という意味なんだそうです。
じゃあ、カフェ・グレコってギリシアのコーヒー、ってこと? と思った私。
いや~、とても400年前に描かれたものとは思えない美しさ! 素晴ら
しい (稚拙な感想ですが)。 やっぱりライブ(実物)はいいなぁ。
年明けからは東京で開催されるそうです。 大阪はイヴまでですよ~、
是非お運び下さい♪


10時前に到着すると、長蛇の列! 好評だとは聞いていたけれど・・・。
しかし意外と入場はスムーズで、ゆっくり鑑賞できましたよ。
エル・グレコって、イタリア語でギリシア人という意味なんだそうです。
じゃあ、カフェ・グレコってギリシアのコーヒー、ってこと? と思った私。
いや~、とても400年前に描かれたものとは思えない美しさ! 素晴ら
しい (稚拙な感想ですが)。 やっぱりライブ(実物)はいいなぁ。
年明けからは東京で開催されるそうです。 大阪はイヴまでですよ~、
是非お運び下さい♪

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
理論的に可能な奇跡~『砂漠でサーモン・フィッシング』

SALMON FISHING IN THE YEMEN
釣りを愛する水産学者、アルフレッド・ジョーンズ博士(ユアン・マクレガー)
のもとに、ハリエット(エミリー・ブラント)という女性からある依頼が舞い込む。
それは彼女が投資コンサルタントを務める、イエメンの大富豪シャイフ(アム
ール・ワケド)からの 「砂漠で鮭釣りがしたい」 という荒唐無稽なものだった。
一方、この話を知った首相広報官パトリシア(クリスティン・スコット・トーマス)
は、英国と中東諸国の表向きの関係改善のため、「砂漠で鮭釣り」 の実現
を国家プロジェクトとして推進しようとするのだったが・・・。
英国映画の 「小品」 といった趣の映画を、久々に観た気がする。監督が
あのラッセ・ハルストレムだというもんだから、いそいそと観に行き、気分良く
帰宅。脚本も、あのサイモン・ボーフォイだったのですね。

桁違いの大富豪の壮大な計画を無茶ブリされた冴えない学者が、有能で美
しいキャリア・ウーマンと、意外に真摯な依頼主の情熱に触発され、自らの人生
を選択し直す物語。 ユアンは、ちょっと不器用なオタク気質の学者役。若気の
至りで結婚した妻と、愛の冷めた結婚生活を送っているスコットランド人。もう、
彼にピッタリの役どころです。本人か、くらいの(笑)。
そのユアンのパートナーを演じたエミリー・ブラントって、スタイルよくて本当に
美人! 大好きな女優さんの一人。ちょっと鼻にかかった低めの声も、知的に
感じられて素敵。そしてもう一人、貫禄の大女優クリスティン・スコット・トーマス。
こういうコミカル風味な演技も上手だな、と思う。彼女が出ていることで、この映
画の節々がグッと締まった気がする。やっぱり英国女性役がお似合いです。

人生を半分諦めていたような主人公が 「夢」 に共鳴し、一歩を踏み出す道
程がいい。しかも、そこにはちゃんと 「痛み」 を伴う代償も描かれている。もの
凄い感動が、とか、めっちゃ笑える、といった作品ではない。けれど、良質で気
持ちのいい映画を観たな、と思えた一本。
( 『砂漠でサーモン・フィッシング』 監督:ラッセ・ハルストレム/2011・UK/
主演:ユアン・マクレガー、エミリー・ブラント、クリスティン・スコット・トーマス)
9月に読んだ本/8冊
ところで、Tiger。行きましたよ! 先月末に。

平日の夕方に行けば、行列もなく入店できます。店内は混雑しているものの、
会計もスムーズでした。
私が買ったものは・・・。砂時計(3分計)、目覚まし時計、ウォールステッカー、
小物入れ。時計二つはあまりにもかわいかったので。ステッカーは、息子がBB
弾で穴を開けまくってくれた襖の補修に(涙)。てか小学生の頃から何年放置し
てたんですか?! って感じですけど(笑)。小物入れはね~、赤いフクロウさん
で、これがまたかわいいのなんの♪ クリスマスのオーナメントが多かったので、
また季節が変わったら行ってみたいな。
● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○● ○ ● ○ ● ○ ● ○
『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 西原理恵子・著 ★★★★★
文句なしの★5つ! サイバラ先生、最高です。
『仙台ぐらし』 伊坂幸太郎・著 ★☆☆☆☆
う~ん、私はあまり惹かれるところがないエッセイだったなぁ。伊坂さんの小説、
まだ手つかずです。
『心に龍をちりばめて』 白石一文・著 ★★★★☆
この小説、かなりツボでした。相変わらず高学歴で美人な主人公と、その運命の
男、、って内容はベタなんですが。ハマったな~。
『永遠のとなり』 白石一文・著 ★★★☆☆
こちらは男の友情がテーマ。九州弁が、いいんですよね。
『桃栗三年 美女三十年』 林真理子・著 ★★☆☆☆
ここまでくると天晴れですよね。。。^^;
『桐島、部活やめるってよ』 朝井リョウ・著 ★★☆☆☆
映画の原作。女子高生の心理描写の巧みさにうなりました。映画はとにかく見応
えあり、今年の邦画ベスト作の一本。
『人生が用意するもの』 川上未映子・著 ★★★☆☆
川上さんのお子さんが男の子だったことに、すごく驚きました。なんだか勝手に
「女の子のお母さん」 なイメージがあったんですよね。
『きみはいい子』 中脇初枝・著 ★★★☆☆
「たとえ別れても、二度と会わなくても、一緒にいた場所がなくなってしまった
としても、幸せなひとときがあった記憶が、それからの一生を支えてくれる。ど
んなに不幸なことがあったとしても、その記憶が自分を救ってくれる」

平日の夕方に行けば、行列もなく入店できます。店内は混雑しているものの、
会計もスムーズでした。
私が買ったものは・・・。砂時計(3分計)、目覚まし時計、ウォールステッカー、
小物入れ。時計二つはあまりにもかわいかったので。ステッカーは、息子がBB
弾で穴を開けまくってくれた襖の補修に(涙)。てか小学生の頃から何年放置し
てたんですか?! って感じですけど(笑)。小物入れはね~、赤いフクロウさん
で、これがまたかわいいのなんの♪ クリスマスのオーナメントが多かったので、
また季節が変わったら行ってみたいな。
● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○● ○ ● ○ ● ○ ● ○
『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』 西原理恵子・著 ★★★★★
文句なしの★5つ! サイバラ先生、最高です。
『仙台ぐらし』 伊坂幸太郎・著 ★☆☆☆☆
う~ん、私はあまり惹かれるところがないエッセイだったなぁ。伊坂さんの小説、
まだ手つかずです。
『心に龍をちりばめて』 白石一文・著 ★★★★☆
この小説、かなりツボでした。相変わらず高学歴で美人な主人公と、その運命の
男、、って内容はベタなんですが。ハマったな~。
『永遠のとなり』 白石一文・著 ★★★☆☆
こちらは男の友情がテーマ。九州弁が、いいんですよね。
『桃栗三年 美女三十年』 林真理子・著 ★★☆☆☆
ここまでくると天晴れですよね。。。^^;
『桐島、部活やめるってよ』 朝井リョウ・著 ★★☆☆☆
映画の原作。女子高生の心理描写の巧みさにうなりました。映画はとにかく見応
えあり、今年の邦画ベスト作の一本。
『人生が用意するもの』 川上未映子・著 ★★★☆☆
川上さんのお子さんが男の子だったことに、すごく驚きました。なんだか勝手に
「女の子のお母さん」 なイメージがあったんですよね。
『きみはいい子』 中脇初枝・著 ★★★☆☆
「たとえ別れても、二度と会わなくても、一緒にいた場所がなくなってしまった
としても、幸せなひとときがあった記憶が、それからの一生を支えてくれる。ど
んなに不幸なことがあったとしても、その記憶が自分を救ってくれる」
8月に読んだ本/7冊
もうすぐクリスマスですね。

パンの研究所「パンラボ」のブログに、「シュトーレンを買うまでに気持ち悪く
なるほど悩みすぎるタイプの人少なくないのでは…。」 とありました。はい、
それは私です。
無印良品の 「ひとくちシュトーレン」 で昨年は大満足だったんだけど・・・。
その後に買ったケーキ屋さんのものは、ちょっと甘過ぎたなぁ。
タケウチにシュトーレンあるか、今度聞いてみよう。
▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △
『尾木ママの子どもの気持ちが「わかる」すごいコツ』 尾木直樹・著 ★★★☆☆
う~ん、期待したほどではなかったかな。。子育てって十人十色、この世に
ひとりとして同じ人間はいないわけだから。きっと 「答え」 はないのでしょうね。
『50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表』
南雲吉則・著 ★★★☆☆
ごぼう茶は飲んでますよ♪ 特に体調が変わったとは思わないんですが。。
『岡崎京子の仕事集』 岡崎京子・著/増渕俊之・編 ★★★☆☆
『40歳の教科書 親が子どものためにできること』 モーニング編集部・編 ★★☆☆☆
この本、読んだこと自体を忘れてました(汗)。良い意見もたくさんあったと思う
のですが・・・。
『静子の日常』 井上荒野・著 ★★★★★
「最近読んだ中で、一番よかった」 と母が文庫本を送ってくれました。確かに!
井上荒野さん、初でしたが、また何か読んでみたいな。オススメあれば教えて下
さい。
『サラダ好きのライオン 村上ラジオ3』 村上春樹・著 ★★★★★
村上ラジオ、第三弾。一章ごとに 「小噺」 のような短い文章がついていて、
これがまたケッサク! 今までの村上ラジオの中でも、一番好きかも。
『ディア ピョンヤン ~家族は離れたらアカンのや』 梁英姫・著 ★★★★★
映画 『かぞくのくに』 の監督の自叙伝。この本を読んでいた頃、仕事が超キツ
かったのですが、寝る間も惜しんで夢中で読みました。大阪駅前第三ビルの音楽
喫茶 「スパニョラ」 には行ったことがあったので、ちょっと嬉しかった。

パンの研究所「パンラボ」のブログに、「シュトーレンを買うまでに気持ち悪く
なるほど悩みすぎるタイプの人少なくないのでは…。」 とありました。はい、
それは私です。
無印良品の 「ひとくちシュトーレン」 で昨年は大満足だったんだけど・・・。
その後に買ったケーキ屋さんのものは、ちょっと甘過ぎたなぁ。
タケウチにシュトーレンあるか、今度聞いてみよう。
▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼ △
『尾木ママの子どもの気持ちが「わかる」すごいコツ』 尾木直樹・著 ★★★☆☆
う~ん、期待したほどではなかったかな。。子育てって十人十色、この世に
ひとりとして同じ人間はいないわけだから。きっと 「答え」 はないのでしょうね。
『50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表』
南雲吉則・著 ★★★☆☆
ごぼう茶は飲んでますよ♪ 特に体調が変わったとは思わないんですが。。
『岡崎京子の仕事集』 岡崎京子・著/増渕俊之・編 ★★★☆☆
『40歳の教科書 親が子どものためにできること』 モーニング編集部・編 ★★☆☆☆
この本、読んだこと自体を忘れてました(汗)。良い意見もたくさんあったと思う
のですが・・・。
『静子の日常』 井上荒野・著 ★★★★★
「最近読んだ中で、一番よかった」 と母が文庫本を送ってくれました。確かに!
井上荒野さん、初でしたが、また何か読んでみたいな。オススメあれば教えて下
さい。
『サラダ好きのライオン 村上ラジオ3』 村上春樹・著 ★★★★★
村上ラジオ、第三弾。一章ごとに 「小噺」 のような短い文章がついていて、
これがまたケッサク! 今までの村上ラジオの中でも、一番好きかも。
『ディア ピョンヤン ~家族は離れたらアカンのや』 梁英姫・著 ★★★★★
映画 『かぞくのくに』 の監督の自叙伝。この本を読んでいた頃、仕事が超キツ
かったのですが、寝る間も惜しんで夢中で読みました。大阪駅前第三ビルの音楽
喫茶 「スパニョラ」 には行ったことがあったので、ちょっと嬉しかった。
7月に読んだ本/6冊

この画像、「我が家の晩御飯」と言いたいところですが(笑)。こちらでランチ
をいただきました♪ おいし~~い!!
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
『アジア映画の森 新世紀の映画地図』 石坂健治ほか・監修 ★★★★★
すべての映画好きの皆さまにオススメします。力作。
『評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」』 横田増生・著 ★★★★☆
AKB総選挙を観ながら、ナンシーさんだったらこれをどんな切り口で語るんだろ
う、、と思ったものです。
『あなたの子どもを加害者にしないために 思いやりと共感力を育てる17の法則』
中尾英司・著 ★★★☆☆
著者のスタンスは、子は親の鏡、生まれつきのモンスターなどいない、親の育
て方が問題なのだ、というもの。
でもねえ。。『悪の教典』 のハスミンみたいな人間も、いると思うんだよねぇ。
『死をみつめて 中学生までに読んでおきたい哲学⑥』 松田哲夫・編 ★★★☆☆
アンソロジーなので、ちょっと好き嫌いにバラつきがあったかな。
『マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編』 ★★★☆☆
モー様。神。
『ベスト・オブ・映画欠席裁判』 町山智浩/柳下毅一郎・著 ★★★★☆
面白かった。ずーーーっと読んでいたかった。
あなたは正しかった~『007 スカイフォール』

SKYFALL
"007 reporting for duty."
英国諜報局・MI6の機密ファイルが入ったハードディスクが盗まれた。殺し
のライセンスを持つ諜報員ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)らが参加
した奪還作戦は失敗に終わり、ボンドは重傷を負う。上司M(ジュディ・デン
チ)は退職を勧告され、さらにMI6本部が爆破されるというテロ事件が起こる。
50周年を迎えた「007」シリーズ第23作。監督はサム・メンデス。トム・フォ
ードのスーツを身にまとい、眉間に深い皺を刻んだダニエル・ボンドが帰って
きた! 相変わらず渋いです。今回、長年シリーズの 「顔」 でもあったボン
ドの上司、Mに魔の手が迫る。彼女を執拗につけ狙うは、元凄腕MI6エージェ
ントのラウル・シルヴァ(ハビエル・バルデム)。偏執的で、狂気に縁取られた
Mへの怨念が大爆発し、歪んだ愛情に昇華する様は圧巻。舞台はロンドンか
ら上海を経て、ボンドの故郷・スコットランドへ。荒涼たる大自然が、ボンドの
心象風景のよう。美しく気高く、安易に人を寄せ付けない。

ダニエル・ボンドと悪役ハビエルはもちろん、鉄板で安心して観ていられる。
個人的には、ニューフェイスの登場がうれしかった! エージェント・マロリー
こと新しい上司のレイフ・ファインズと、秘密兵器開発担当・Qのベン・ウィショ
ー。英国紳士代表の高貴なレイフと、オタク気質を感じさせる若きベンくんは
まさに、ピッタリのキャスティング。シリーズの今後が楽しみになる。そしてそ
の代わりと言っては何だけれど、ボンドガール(ベレニス・マーロウ、だよね?
ナオミ・ハリスじゃないよね?)の扱いが非常に雑なような・・・。まぁ、今回の
ボンドガールはジュディ・デンチ、ということにしておきましょうか(笑)。ボンド
の腕の中で逝けるなんて、M、あなたは 「すべて」 正しかった。お疲れさま
でした、安らかに・・・。

「GB」のステッカーがしっかり貼ってあるボンドカーも素敵。James Bond
will return. に、拍手したいくらいうれしくなる。これから、Qがどんな新しい
武器を開発してくれるのか、Mはどんな上司になるのか。楽しみがいっぱい
です。
( 『007 スカイフォール』 監督:サム・メンデス/2012・UK、USA/
主演:ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ、ハビエル・バルデム)
6月に読んだ本/6冊

遅ればせながら今年の読書の記録を・・・。ミシュラン方式(五つ星★が満点)
で、評価をつけてみました。しかし、、すでに忘却の彼方の本もあるなあ(汗)。
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □
『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』 /福岡伸一・著 ★★★★☆
これは感想を書いています。福岡先生の文章、大好きです。美しい。。
『マドンナ』 /奥田英朗・著 ★★★★☆
これも面白かった~。トリみどりさ~ん、読んだよ~。
『孤母社会 ~ 母よ、あなたは悪くない!』 /高濱正伸・著 ★☆☆☆☆
今流行りの「花まる先生」だけど、お子さんが10歳以上のお母さんにはオス
スメしません。ウチは「手遅れ」だわ~と落ち込むだけ@自分です。
『どちらとも言えません』 /奥田英朗・著 ★★★☆☆
『なにかいいこと 自分をほどく知恵のことば』 /服部みれい・著 ★★☆☆☆
『大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」 のすすめ』 /中村仁一・著 ★★★★☆
この本もかなり面白かった。死生観が変わる、目から鱗の一冊。
不世出の役者 ~ 追悼・中村勘三郎丈

恐らく日本中の芸能好きが衝撃を受け、涙に暮れたであろう中村勘三郎丈の死。
残念です。。いつかは必ず彼の舞台を観たいと願っていましたから。
私と同じく芸能好きな母は歌舞伎も大好きで、彼の舞台を何度も観ています。
しかもあの、現存する日本最古の芝居小屋 「こんぴら歌舞伎」 で観たことも
あるのですよ! う、うらやまし過ぎる・・・。そんな母に昨日電話すると、こんな
ことを言っていました。
「あんな役者は後にも先にも観たことがない。身体中から役者魂がほとばしって、
所作にもなんとも言えない色気があって。花道から、客席に送るあの目! あれ
を見た瞬間、そこにいた全員が彼に惚れる。これから、もうあんな役者は出ない
んじゃないかねえ。。本当に、もったいない。惜しいねえ・・・」
何百回、何千回 「もったいない、惜しい」 と言っても、言い足りない感じでした。
ずっと以前、女性と浮名を流す彼に呆れている私に、母は一言 「でも、芸は素晴
らしいよ」 と言ったものです。私生活の華やかさも含めて、彼は真の 「千両役者」
だったのでしょうね。。
何よりも、ご本人が一番無念でしょう。謹んでご冥福をお祈りします。
困った人々~『恋のロンドン狂騒曲』

YOU WILL MEET A TALL DARK STRANGER
アンチエイジングに目覚めたアルフィ(アンソニー・ホプキンス)は長年連れ
添った妻ヘレナ(ジェマ・ジョーンズ)と熟年離婚し、若い金髪美女にしてコー
ルガールのシャーメイン(ルーシー・パンチ)と結婚する。彼らの一人娘サリー
(ナオミ・ワッツ)は売れない作家のロイ(ジョシュ・ブローリン)と結婚したもの
の、無収入の夫に愛想を尽かし、職場の上司グレッグ(アントニオ・バンデラ
ス)に恋心を抱いていた。
英国・ロンドンを舞台に、アッパー・ミドルクラスの人々の 「懲りない恋愛
事情」 を、ユーモラスかつシニカルに描く群像劇。あまり期待はしていなか
ったのだけど、凄く面白かった! 豪華キャストで、役者がいいのはいつもの
こと。年の差婚に不倫に浮気、精神世界やスピリチュアルまで、いい大人な
現代人がハマる、危険な罠がてんこ盛り。登場人物はみな、善人ではない
けれども悪人でもない、普通の人々。でも、そういう彼らが一番、一歩間違え
ば 「困った人」 になり易いんですよね。ウディ・アレンの才気みなぎる小品。
オススメ。

面白かったのだけど、ヘレナだけは観ていてイライラしたな~。自戒を込めて
言うのですが、人間、「前世」 だとか 「来世」 だとか言い出したらオシマイで
しょう。一番大切で、かけがえのない 「現世」 から目を逸らしている、ってこと
だと思うから。現世で幸せじゃない人が、来世で幸せになろう、なんてご都合主
義ですよ。今現在の問題を前世のせいにしても、何も改善しないし意味がない。
前世や来世があるなんて当たり前のことなんだから、とにかく今を精一杯生き
なきゃあ。(自分が前世や来世を信じるがあまり、人生失敗した苦い経験があるので)
経済的に親に依存し、子離れ・親離れできない人って、お金があるだけにア
ッパークラスにも多そう。熱烈な恋愛結婚をしても、大抵は惹かれた美点が欠
点に見えてくる。仮に、サリーがグレッグと上手くいっていたとしても、それは
一時的なこと。アルフィにしても、ロイにしても、年は喰っても異性の好みは変
わらないから、彼らはいつまでも若いオネーチャンを追いかけ回す。 「赤いドレ
スの女」 ディア(フリーダ・ピント)は確かに魅力的だけれど、ロイとはくっつく
前から、破綻へのカウントダウンは始まっているようなもの。嗚呼! 人生も、
恋も。 「わかっちゃいるけど 止められない」

( 『恋のロンドン狂騒曲』 監督・脚本:ウディ・アレン/2010・米、西/
主演:アントニオ・バンデラス、ナオミ・ワッツ、ジョシュ・ブローリン、
アンソニー・ホプキンス、フリーダ・ピント、ジェマ・ジョーンズ)