人質救出大作戦~『アルゴ』
アルゴ






 ARGO

 "Argo fuck yourself! "



 1979年革命下のイランで、アメリカ大使館が占拠された。多くの館員たち
人質となる中、6人の男女が秘かに脱出カナダ大使私邸に匿われる。見
つかれば公開処刑を免れない彼らを救出すべく、CIAの人質救出エキスパー
ト、トニー・メンデス(ベン・アフレック)
に協力要請が下る。彼の提案した作戦
は、「偽映画をでっち上げる」 という奇想天外・前代未聞の奇策だった。

 「映画を撮ろう」

 ベン・アフレックの監督作第三弾は、実話を元にしたサスペンス。ハリウッド
を巻き込んで、CIAが「偽映画」 を作る、なんていう嘘みたいな本当の話。て
っきりコメディだと思い込んでいた私はもう、度肝を抜かれた

 ドキュメンタリータッチで描かれる、スリル満点の救出劇。まさに「手に汗握
る」 とはこのこと! これはハリウッドもアカデミー協会も、ベン・アフレックの
監督としての手腕と才能が本物である
と、認めざるを得ないのでは?
RottenTomatoesでも、なんと95%がFresh! の高評価。オスカー作品
賞、候補くらいには挙がって欲しいなぁ。

アルゴ2

 トニーの息子がSF映画好きで、『最後の猿の惑星』 を観ていたことがきっか
けになったこの作戦。あまりにも壮大なホラ話だけれど、嘘は大きければ大き
いほど、騙されてしまうものなのだろうな。ハリウッドの人脈が、CIAに繋がっ
ている
、というのも興味深い話。偽ジャック・ウィルソン、みたいな人物が登場
するのも面白い。

 トニーや人質たちの運命は? 彼らは無事出国できるのか? というサスペ
ンス部分は、本当によくできている! メイドのセリフ大統領選という本国の
「お家の事情」 に翻弄されながら、大使館員たちへの「責任」 を全うしようと
するトニーが
、心底カッコイイのだ。ハラハラドキドキのエピソードが畳みかけ
られ、空港での搭乗用バスがエンストするところなんて、「どこまで焦らすねん
!」
 って叫びたくなったくらい。実際、私の左隣のご婦人は「ああ~っっ」 って
声、出てました。その気持ち、わかる(笑)。

アルゴ3

 イラン革命についての知識が皆無だと、ちょっととっかかりはわかりにくいか
もしれない。しかし、すぐさま引き込まれ、大満足すること請け合い。歴史の影
には、トニーのように命を賭けても職務を全うしようとする「名もなきヒーロー」 
が、たくさんいるのだろうな。秀作でした。これ観たら、ボーン・レガシー が
霞んでしまうよ。

 ( 『アルゴ』 監督・製作:ベン・アフレック/2012・USA/
          主演:ベン・アフレック、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン
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[2012/10/31 20:37] | 映画 | トラックバック(44) | コメント(4) |
また明日も生きるために~『思秋期』
思秋期





 TYRANNOSAUR


 英国労働者階級の街に住むジョセフ(ピーター・ミュラン)は失業中の身なが
ら、酒浸りの中年男。酔う度に破壊衝動を抑え切れず、暴力沙汰を起こしてし
まう。いつものように喧嘩を仕掛け、逃げ込んだチャリティショップで、彼は店番
をしていたハンナ(オリヴィア・コールマン)と出会う。彼女は敬虔なクリスチャ
ンの中流女性
だった。

 妻を亡くし、親友は癌で瀕死の状態。たった一人の家族である愛犬さえも、
八つ当たりした挙句に蹴り殺してしまった。自暴自棄になった孤独な男にもた
らされた、一つの出逢い

 「あなたのために祈りましょうか?」

 人生をあきらめ、神に見放されたと感じていた男と女が、満身創痍でくぐり抜
けた地獄の先に辿り着いた、一筋の道。 「思秋期」 なんていうセンチメンタル
で物憂げな邦題
に釣られて、「大人のラブストーリー」 を期待しながら劇場に
足を運ぶのは、止めておいたほうがいい。この小さな大傑作から受ける衝撃に、
立ち上がれないほどのショックを受けるだろう。同情の涙や、安易な感情移入
を許さない厳しさ
をたたえながら、やさしさに溢れた映画である。今年のベスト
作の一本


 監督・脚本は、俳優出身パディ・コンシダイン。驚くべきことに、なんと
ビュー作
だという。なんたる完成度、、、。一つも無駄のないカット、俳優たちの
繊細な演技、ラストシーンに至る、カメラワークの素晴らしさ! 素晴らしい!


思秋期2

 いやはやしかし、何はともあれピーター・ミュラン、である。

 この人は、もしかしたら世界最高の俳優なのかもしれない。宿業のように、ス
クリーンの色をスコットランドの灰色の空気に変えてしまう。彼が演じたジョセフ
はもう、どうしようもないダメ男だけれど・・・。野良犬のように吠えているのは、
後悔と自責の念でがんじがらめの自分から逃れられないから。彼はどうしても、
酒を呑まずにはいられないのだ。自分への苛立ちから。

 鬼畜な夫ジェームズ(エディ・マーサン)DVから逃れられず、限界まで傷つ
いてしまったハンナの悲しみ。敬虔すぎるクリスチャンである彼女は、自らの足
「神」 という名の枷をはめてしまったように見えた。しかしこの映画を観終わ
って、ハンナを責めようとする人はいないだろう。を償えば、彼女は許されて
もいい人間
であるはず。誰に? もちろん 「神」 に。

思秋期3

 呑んだくれのジョセフを眺めていると、やはり思い出すのはマイ・ネーム・イズ
・ジョー
。 サブタイトルも、似たようなのをつけてる自分。「厳しいけど、やさしい」
っていうのが、好きなんですよ。。

 ( 『思秋期』 監督・脚本:パディ・コンシダイン/2010・UK/
          主演:ピーター・ミュラン、オリヴィア・コールマン、エディ・マーサン

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[2012/10/28 21:23] | 映画 | トラックバック(11) | コメント(6) |
一歩、一歩。~『希望の国』
希望の国

 「原発の町」 と呼ばれる長島県大葉町酪農を営む小野泰彦(夏八木勲)は、
認知症の妻(大谷直子)と、息子の洋一(村上淳)、その妻いずみ(神楽坂恵)
四人家族。日々平穏に、仲睦まじく暮らしていた。ある日、巨大地震が町を襲い、
原発事故が発生。小野家は、避難区域との境界線上に建っていた。

 日本に、園子温あり。鬼才が描く、3・11以降を生きる日本人に突きつけられた
「原発事故に伴う放射能汚染」 問題。人々は否応なくその「問題」にさらされ、
何処で、どう生きるか、考えざるを得なくなった。

 思えば、監督の前作ヒミズ が公開されたのは今年の1月。ラストシーンの
エール「住田がんばれ!」
 には泣かされた。若者に希望を託す、監督の渾身
の思いに泣けたのだ。あの作品も「震災」 後の世界が描かれ、瓦礫の町が映
し出されていたけれど、異例とも思える速さで製作・公開された本作は、背景で
はなくテーマそのものに「原発事故」 が取り込まれている。難敵に、真っ向勝
を挑んだ監督の姿勢勇気には敬意を表したい。しかし、本作が提示したラ
ストシーンの「答え」には、納得できなかった

希望の国2

 この物語には、三組・三世代の夫婦(カップル)が登場する。長年連れ添い、
老いた夫婦(夏八木勲&大谷直子)。子どもを授かったばかりの若夫婦(村上
淳&神楽坂恵)
。そして、これから結婚しようとしている若いカップル(清水優
&梶原ひかり)
。夏八木勲と、大谷直子の演技が素晴らしい。病を得た妻を愛
しみ、代々住み慣れた「土地」に根を張る生き方を貫こうとする彼らの言葉は、
限りなく重い。 「思い出なんてきれいなもんじゃない。しるし、刻印なんだ」。
夏八木勲が、こんなにも重厚な貌だったなんて。。老夫婦の「盆踊り」は、美し
くも哀しい、名シーン
だと思う。津波で消え去った町を彷徨う若いカップルの、
「一歩、一歩」 も心に沁みる。しかし・・・。

 「妊娠・育児と放射能汚染」 という一番デリケートな問題に直面する若夫婦
の描き方に、違和感を覚えてしまった。「親父が大好きだ!」 と絶叫する洋一
のファザコンぶり
にも驚くが、あんなにも放射能を恐れ、重装備していたいずみ
が、ラストシーンでいきなり「愛があれば大丈夫。」 と言い出したのには驚き

 長年連れ添った夫に、「おとうちゃんとなら死ねるよ」 と言い切れる「愛」
素晴らしい。避難所生活という一番困難な時期に、家族を失った彼女にプロポ
ーズ
するという「愛」も最強だ。しかし、しかし、たとえ愛があっても、放射能は
大丈夫じゃないでしょう・・・
。監督が「愛」という耳触りのいい、けれどとても
抽象的で不確かな言葉
でまとめようとしてしまったような気がして、残念に思
う。監督は新婚さんだから、「愛」を信じているのだろうけれど・・・。

 「戦争みたいなもんだ」っていうセリフに、妙に納得してしまう。日常に土足
で踏み込んでくる「放射能」 という名の見えない兵器。逃げまどうのは常に
弱者

希望の国3

 エンドロールでは、驚くほど多くの俳優(や有名人)がカメオ出演していたこと
に驚かされた。堀部圭亮、伊勢谷友介はさすがにわかったけれど、大鶴義丹、
吹越満
は全く気付かなかった。田中哲司は、もしかしてラストの浜辺で娘と砂
遊びしていたお父さんかな?

 ともあれ、園子温が次はどんな球を投げてくるのか。やっぱり期待してしまう。

 ( 『希望の国』 監督・脚本:園子温/2012・日本/
      主演:夏八木勲、大谷直子、村上淳、神楽坂恵、清水優、梶原ひかり

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[2012/10/27 23:59] | 映画 | トラックバック(19) | コメント(4) |
苦界に生まれて~『アシュラ』
アシュラ

 中世、応仁の乱の頃の京都。度重なる飢饉水害に見舞われ、庶民は飢餓
と貧困
に喘いでいた。そんな世に生まれ落ち、親に捨てられた一人の少年がい
た。彼は言葉を知らず、生き延びる為にはどんな手段も厭わなかった。

 「アニメ」 といえばジブリかディズニー/ピクサーか、という志向の私は、全く
ノーマークだった東映アニメーション作品。40年以上前に発表され、「有害図書」
として物議を醸したというジョージ秋山氏の原作漫画も知らなかった。 しかし、
敬愛するブロガー「龍眼日記」のsabunoriさんが絶賛され、平成の天才画家
・中村佑介氏
ブログ「必見」 と書かれている。これは万難を排して観るしか
ない! と劇場に駆け付ける(大阪では単館上映)。

 いやはや、これは凄い! 「生きる=食べる」 という人間の本能、そのため
に他の生き物の「命」 を奪うという人間の根源的な罪、そして、どんなに飢え
ても、人間が人間を食べてはいけないのは何故なのか。原作にどこまで忠実
なのかはわからないが、半端ではない「覚悟」 を持って描かれた作品だと感
じる。瞠目。その分刺激も強いが、生きることや命について、改めて、深く考え
させられる映画
だと思う。

アシュラ2

 「心」 を持てず、ただ本能の赴くままに殺生を重ね、生き延びてきた少年。
彼に「南無阿弥陀仏」 という題目を教え、「アシュラ」 と名付けた法師の存在
感が強烈。彼がアシュラに「何故人間を食べてはいけないのか?」 を身を持っ
て教えるシーンはもう、圧巻の一言に尽きる。人として生まれたならば、理性を、
を持て。そしてのようにではなく、人間として生きろ、と。どんなに飢えても、
最後までアシュラの持ってきた肉を食べることを拒否し、力尽きた若狭「人間
として」 命を全うした
のだ。

 「いただきます」 という言葉がある。それは目の前の食事や、料理を作って
くれた人に対して言う言葉ではなく、「生命」 をいただきます、という意味だと
いう。他の生き物の命を奪って自らが生きるという「罪」 を懺悔し、感謝してか
ら食事を始めるのだと。つまり、人が生きるという行為自体が、日々「罪」 を
重ねること
なのかもしれない。「何故生まれた? こんな苦しい世の中に!」 
というアシュラの叫び。それは悲惨な境涯にある彼だけでなく、「心」 を持つ
全ての人間が感じるべき「痛み」 なのかもしれない。

アシュラ3

 ( 『アシュラ』 監督:さとうけいいち/原作:ジョージ秋山
          声の出演:野沢雅子、北大路欣也、林原めぐみ/2012・日本)

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[2012/10/26 21:54] | 映画 | トラックバック(9) | コメント(2) |
最上のわざ~『ツナグ』
ツナグ

 歩美(松坂桃李)は幼い頃に両親を亡くし、祖母(樹木希林)と二人暮らしの
高校生。彼は死者とこの世を繋ぐ使者「ツナグ」である祖母に弟子入りし、後継
になるべく経験を積んでいた。

 満月の夜、生涯ただ一度だけ死者と会える。その仲介役として生きようとする
青年の、葛藤と成長を描くファンタジー。原作(未読)は、直木賞作家・辻村深月
の同名小説
。観てきました、もちろん、松坂桃李くん観たさに・・・(照)。そして、
泣いた

 シックス・センス的題材であるだけに、軽い気持ちで万人にオススメできる作
品ではない
。しかし私にとっては、「好き」がたくさんある映画だった。脚本も手
掛けた平川雄一朗監督の作品は初見。

 「人は死んだら、何処へ行くのだろう?」 誰もが一度は抱いたことがあるだろ
う、根源的な問い誰にもその答えはわからないからこそ、人はこの命題に取り
つかれる。 「もう一度会いたい人は、誰ですか?」

ツナグ2

 やはり何よりもまず、松坂桃李を讃えたい。演技力ではなく、その素材として
の素晴らしさ--旬の若者だけがまとえるオーラを存分に放っていた--
彼の、
初主演作を寿ぎたい。 ジュンヤワタナベ(コム・デ・ギャルソン)のコートを着た、
とびきっりハンサムで、物静かな高校生不可解な両親の死を憂い、ツナグと
して生きることに迷いながらも、自らの道を選択する歩美。 「ばあちゃんのせい
じゃないよ」
。祖母の震えを止めるためにそう言う彼もまた、両親と同じ 「やさ
しいひと」
 なのだ。

 歩美と祖母、二人で囲む食卓が、本当に美味しそうで和む。この映画、フード
スタイリストは飯島奈美さんなのか? タジン鍋の蒸し野菜、常備菜のきんぴら、
目玉焼きを乗せたトースト、朝のコーヒー
。食事をする彼らは、紛れもなく「生き
ている」
 のだと感じさせてくれる。そして、老いた祖母を労う歩美の、温かいま
なざし
。おばあちゃんになっても、こんな素敵な男の子(孫だけど)と暮らせるな
んてうらやましいこと。私も、樹木希林みたいな、クールで飄々としたおばあちゃ
になりたいな。

ツナグ3

 全てを受け入れた歩美の穏やかな表情がクローズアップされた後、エンドロー
ルとともに金環食が始まる。太陽と、月。それは生と死のように重なり合い、ひと
とき交錯
する。そこに劇中、祖母が口ずさんでいたヘルマン・ホイヴェルスの詩
 「最上のわざ」 を、樹木希林が朗読する声が重なる。

  この世の最上のわざは何?
  楽しい心で年をとり、
  働きたいけれども休み、
  しゃべりたいけれども黙り、
  失望しそうなときに希望し、
  従順に、平静に、おのれの十字架をになう。

  若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、
  人のために働くよりも、
  謙虚に人の世話になり、
  弱って、もはや人のために役だたずとも、
  親切で柔和であること。

  老いの重荷は神の賜物、
  古びた心に、これで最後のみがきをかける。
  まことのふるさとへ行くために。


 JUJUが唄う主題歌は 『ありがとう』 、まさに直球ど真ん中。もう、が止め
られない。2012年に観た、忘れられない映画のひとつになった。

 ( 『ツナグ』 監督・脚本:平川雄一朗/2012・日本/
     主演:松坂桃李、樹木希林、橋本愛、佐藤隆太、遠藤憲一、仲代達矢

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[2012/10/19 08:45] | 映画 | トラックバック(21) | コメント(2) |
もっと 「悪いやつら」 ~『アウトレイジ ビヨンド』
アウトレイジ・ビヨンド

 服役中の大友組元組長・大友(ビートたけし)は、マル暴刑事片岡(小日向
文世)
の企みで仮出所する。片岡は、関西を牛耳る花菱会と、関東の山王会
抗争を仕掛けようと画策していた。出所した大友は、その渦中に巻き込まれ
てゆく。

 北野武監督・主演『アウトレイジ』 続編。前作は観ていないが、面白かっ
た。これだけの豪華キャストを並べ、全員が見事に、楽しそうにアウトロー
演じ切っている。「世界のキタノ」 の面目躍如、と言ったところかな。男たち
は睨み、怒鳴り、裏切り、裏切られ、それぞれの「道理」 を通す。

 実は、北野武の映画を劇場鑑賞したのは初めて。ビートたけしの演技を、
じっくり観たのも初めてかもしれない。

アウトレイジ・ビヨンド2

 世界三大映画祭で評価されているのだから、彼には映画監督としての才能
は間違いなくあるのだろう。「表現者」 としての演技力も確かだと思う。しかし、
残念ながらセリフ回しだけはいただけない。

 私は、演技力=セリフ回し(発語や声色、イントネーションetc.)ではない
思っている。演技が巧くても、セリフが拙い俳優もいると思うのだ。加瀬亮くん
も、演技はとても巧いと思うのだが、彼って結構棒読みではないだろうか?
石原の「小物感」なんて絶品だったんだけど・・・。桐谷健太も、新井浩文と並
ぶとどうしても小物感が(笑)。って、もしかあれも演技だったりして(汗)。

アウトレイジ・ビヨンド3

 一言もセリフのない高橋克典が、花菱会の刺客として撃ちまくり始めるのは
あまりにもリアリティがなくて、ちょっと興醒め。しかし、私が「一番悪い奴」
と思っていた男に、ラストでやっと「天誅」が下ってちょっとスッキリ。ただ一点、
片岡が大友を「先輩」と呼ぶのだけはわからなかったなぁ。

 エンタメに徹しながら、映像も音楽も渋~い本作。オイラの本質を、アート
映画だけ観てわかったふうに語ってんじゃねえよ
、っていう、芸人・たけしか
らの警告
なのかも。

 ( 『アウトレイジ ビヨンド』 監督・脚本・編集:北野武
      主演:ビートたけし、小日向文世、加瀬亮、三浦友和、中野英雄

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

[2012/10/15 20:57] | 映画 | トラックバック(23) | コメント(2) |
ほっと一息
 仕事もちょっと一区切り。 スタンダードブックストア@心斎橋にて、一休み。

甘いものが好き







 フランス産マロンとエスプレッソのティラミス

 with ホットコーヒー


 このブックカフェは、もう細胞レベルでテンション上がる大好きな場所

 「ベストセラーはおいてません。」 の謳い文句通り、品揃えはかなり個性的
と言うか、ディープと言うか。 こちらでしか出会えなかったであろう数々の本
を教えてくれた、私の 「メンター」 でもあります。

 こういう本を手にとって、また深みに嵌るのであった・・・。

本が好き

テーマ:関西の美味しいお店 - ジャンル:グルメ

[2012/10/12 16:46] | パンとか、カフェとか。 | コメント(0) |
運動会日和
運動会日和

 体育の日が 「10月10日」 だったなんて、今ドキの子供たちは知らないんだろう
なぁ。

 「晴れの特異日」 だとも言われているらしい本日は、やっぱり快晴秋空だけど
強い日差し

 子どもが楽しそうにしているのが、一番うれしい。感謝

運動会日和2

テーマ:感謝の気持ち - ジャンル:日記

[2012/10/10 18:35] | 徒然 | コメント(0) |
エイリアンの起源~『プロメテウス』 【2D・字幕版】
プロメテウス





 PROMETHEUS


 2089年。科学者エリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)は、世界各地の古代壁
に共通して描かれる銀河系の画を、「招待状」だと解釈する。2093年、宇
宙船プロメテウス号に搭乗した彼女と他のクルーたちは、遥か彼方の惑星を
目指していた。彼らが「エンジニア」と呼ぶ「創造主」に会うために。

 「映像の魔術師」リドリー・スコットによる「エイリアン」前日譚。公開されてか
ら一ヶ月以上観ていなかったのは、3Dや吹替えが嫌で、時間が合わなかっ
たから。やっと鑑賞できたけれど、想像以上にグロテスクな映画でした。特に
エイリアンの造形が・・・、私は視覚的にダメ。予告編の雰囲気とは、ちょっと
違ったSF映画。しかし映像はさすがに美しい! 堪能いたしました。

プロメテウス4

 この映画、光っていたのは断然デヴィッド役マイケル・ファスベンダーでし
ょう。無機質で無骨な容姿が、ヒューマノイドにはまさにハマり役。しかし、息
をしない人造人間である彼を「アンドロイド」ではなく、わざわざ「ロボット」と呼
んでいたのが非常に気にかかったのですが・・・。人間なのか、それともアン
ドロイドなのかだった、シャーリーズ・セロンドS演技もよかった。

 逆に、主人公ノオミ・ラパスはどうなんだろう・・・。私はこの人のリスベット
観ていないので、どうも魅力がわかりません。ハリウッドの大作映画で光るタ
イプの女優さんではないような気がするのですが・・・。小柄だけど、全身凄い
筋肉質ですね。あの手術のシーン、強烈で、もう・・・。ドン引き

 パトリック・ウィルソンはすぐわかったのですが、ガイ・ピアーズは全然わか
らなかった。灰色の惑星は一体何処でロケをしたのかな、と思っていたけど、
アイスランドなのですね。なるほど~。

プロメテウス2

 「過去三世紀の進化論を否定するのか?」ってセリフがあったと思うのだけど、
この映画は「生命の起源は宇宙の他の惑星からもたらされた」、と言いたいわけ
ですね? これは、さほど突拍子もない説でもないと思うのですが・・・。科学者
だけどクロスを肌身離さないエリザベスだとか、魂や感情を持ってるんじゃない
かと思えてしまうデヴィッドとか。矛盾だとか、解明されない謎って、この世界に
あってもいい、自然なことだと思うんだけどな。全て科学が解明できる、って思う
ことは、逆に傲慢だと思う。続編ができるようですが、、あんまりグロテスクなの
は、勘弁してね。

プロメテウス3

 ( 『プロメテウス』 監督・製作:リドリー・スコット/2012・米、英/
      主演:ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン

テーマ:個人的な映画の感想 - ジャンル:映画

[2012/10/04 20:56] | 映画 | トラックバック(8) | コメント(6) |
No.5 ~『ボーン・レガシー』
ボーン・レガシー





 THE BOURNE LEGACY



 ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)逃亡により、CIAの極秘計画が白日
の下に晒されようとしていた。国家調査研究所のリック・バイヤー(エドワード
・ノートン)
はCIAを守るべく関係者の粛清に乗り出すが、特殊工作員「No.5」
ことアーロン・クロス(ジェレミー・レナー)は、その類稀なる身体能力で逃亡
を続ける。

 大ヒットシリーズ「ボーン」三部作続編。タイトルロールのマット・デイモン
は写真によるカメオ出演のみで、新たな主人公を演じるのはジェレミー・レナ
遅咲きのハリウッドスターである彼が、意外にも大健闘。生化学博士
ルタ
を演じた「才媛」の代名詞ことレイチェル・ワイズとの相性もなかなかのも
の。かつて大ファンだったエドワード・ノートンが久々に拝めたこともうれしい。
抑えた演技だったけれど、頭脳派の悪役はさすが、板に着いている。監督は、
シリーズ全作の脚本を担当してきたトニー・ギルロイが、満を持しての登場。
面白かった! これ、観て損はありませんよ~。

ボーン・レガシー2

 ロンドンのウォータールー駅で、ジャーナリストが射殺される。この場面、
視感
あり? と思ったら、「ボーン」第三作踏襲し、あの作品と並行した出来
として描かれているのだった。なるほどね。

 前半は物語が動かず、冗漫で退屈に感じてしまう。でも、ちょっとだけ我慢
しましょう。アーロンがマルタを救出し、フィリピン・マニラへと国外逃亡を図る
辺りからは怒涛の展開。「ボーン」シリーズは基本、逃走劇なので、主人公が
走り出さないと面白くない。観終わって、これが135分もあったとは感じられな
スピード感。しかし相変わらずCIAの描かれ方は酷い。関係各所から苦情
が来ないんだろうかとか、要らぬ心配をしてしまうほど。今回は、計画に参加
した特殊工作員たちを薬漬けにした挙句、「毒殺」するという極悪非道ぶり。
これも「国家」という大義のためだ、とリックは強弁するのだけれど・・・。

 帰る場所のない孤独なソルジャーを勝手にに仕立て上げ、用済みになれ
ばボロ雑巾のように捨ててしまう。人権蹂躙も甚だしい(怒)。

ボーン・レガシー3

 アーロンの過去は? リック・バイヤーと彼の関係は? マルタの「Please.」
に応じ、二人を乗せたジャンクが向かう先は、何処なのか。これは続編が楽し
です。

 ( 『ボーン・レガシー』 監督・原案・共同脚本:トニー・ギルロイ/2012・USA/
       主演:ジェレミー・レナー、エドワード・ノートン、レイチェル・ワイズ

テーマ:アメリカ映画 - ジャンル:映画

[2012/10/02 07:54] | 映画 | トラックバック(31) | コメント(0) |
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いつまでも青臭い映画好きでいたい。愛おしい映画と、忘れがたき本たち。ときどきカフェとか。 記事は基本的にネタバレあり。 どうぞご贔屓に♪

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