生存者たち~『パッセンジャーズ』
パッセンジャーズ


 PASSENGERS


 セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、飛行機事故で奇跡的に生存した5人
カウンセリングを依頼される。しかし生存者の一人、エリック(パトリック・ウィル
ソン)
はグループ・セラピーを拒否し、クレアに誘いをかける・・・。

 『彼女を見ればわかること』が素晴らしかった、ロドリゴ・ガルシアによるサスペ
ンス
「生存者」たちの謎めいた言動、どこに着地するか予測不可能な展開意外
に面白いB級映画
、という印象。以下、ほぼネタバレですのでこれからご覧になる
決して読まないで下さいませ。

パッセンジャーズ2

 ★ 以下ネタバレします ★

 冒頭飛行機事故現場で立ち尽くすエリックを観た時から、微妙な違和感はあっ
たのです。

 「こんな凄い事故に遭って、生き残って、しかも普通に歩いてるなんてアリ?」

 グループ・セラピーに集まった面々も、ほぼ無傷「何かがおかしい」と感じさせる。
場面は常に曇天・雨天で、全体的にダークグレーな印象。観終わって考えて
みると、『シックス・センス』にどこか似ている。しかしあの映画でブルース・ウィリス
が○○だと最後まで気づかなかった鈍感な私が、この映画で何かに気づくわけが
ありません
(笑)。う~ん、そうだったのか・・・。しかし、クレアまでが○○だったと
は!!

 私はパトリック・ウィルソンが若干苦手なので、エリックがかなり薄気味悪かった
挙動不審情緒不安定なエリックに、クレアが惹かれる気持ちも全くわからなかっ
たし・・・。しかし彼がヒュー・ジャックマンだったら、今頃大騒ぎしているだろう(笑)。
そして誰かと思えばダイアン・ウィースト! お久しぶりでした。

パッセンジャーズ3

 スキャンダルも何のその、今年はオスカーにもノミネートされて乗りノリアン・
ハサウェイ
美しい。ひっつめた髪にタートルネックセーターという、顔と頭が小
さい人でないと絶対に似合わないスタイル
。加えてアンはもあるから、完璧
美しい。エリックとの関係が深まるにつれ、彼女が髪を下ろし、柔らかいウェーブ
がかかっていくのも見どころ。淡々と、過剰に演出を煽らない音楽もいい。

 日々を大切に、心を残すことなく毎日を終えよう、と思わせてくれる作品。その
が来たら、私を迎えに来てくれるのは誰なんだろう。。

 (『パッセンジャーズ』監督:ロドリゴ・ガルシア
      主演:アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン/2008・米、カナダ)
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【2009/03/31 23:18】 | 映画 | トラックバック(20) | コメント(4)
ポチっとな♪~『ヤッターマン』
ヤッターマン



  YATTERMAN


 ヤッターマン1号こと高田ガンちゃん(櫻井翔)と、その彼女でヤッターマン2号
(さんは付けなくていいから)こと愛ちゃん(福田沙紀)は、ドクロストーンを巡って
ドロンボー一味と闘っていた。

 竜の子プロダクション名作アニメ『ヤッターマン』実写映画化。これ物凄く
楽しみにしていたんです!! 初日に観る予定が、ちょっと(かなり?)遅れを取
ってしまった。『タイムボカン』大好きだったんですよ~。
 映画化が公表されたとき、キャスティングを知って唸りました。ボヤッキー=
生瀬勝久
、もう生き写しですから(笑)。深キョンのドロンジョも、どんな感じに
仕上がってるのか興味津々。これがまた予想を裏切らないかわいらしさ、棒読
み加減
(爆)でした。 「やっておしまい!」

ヤッターマン2

 櫻井くんと福田沙紀は、目が大きくて顔つきが似てる印象カップルと言うより
も、仲の良い兄妹みたい。今まで「福田沙紀? ええ~?」と思っていたのだけど、
かわいくて魅力的な女の子ですね、失礼しました。
 生瀬勝久って、日本で一番巧い役者さんの一人なんじゃないかと思うなぁ。彼
と較べてしまうと阿部サダさえも霞む感じ。そして今回、一番おいしかったのは
ケンコバかも? 彼は声がすご~くいいと思っていたのだけれど(『すべらない話』
なんかで聞く限り)、生瀬勝久とコンビを組めたのもあの声のおかげなんじゃない
かと思うほど。その分、ドロンジョ様の声の弱さが際立ってしまった感はあります
が。。とにかく、アニメの実写化としては最善のキャスティングだったんじゃないで
しょうか。個人的には大満足です。

 いや~しかし、ってホントすごいよね。。毎年毎年メンバー主演の映画
ヒット
したり、話題になったり。。勢いが衰えない感じです。

ヤッターマン3

 ヤッターマンやドロンジョのコスチュームももちろんですが、ヤッターワンなど
メカ忠実に再現されていて感動モノ。特に、「ブタもおだてりゃ木に登る~」
が実写で見られるなんて! ドクロベェの声も懐かしかったし、『ドラえもん』
凌いでのナンバーワンヒットも納得の一作。調子に乗って続編なんてのもアリ、
かも?


 (『ヤッターマン』監督:三池崇史/2009・日本/
    主演:櫻井翔、深田恭子、福田沙紀、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ

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【2009/03/31 09:48】 | 映画 | トラックバック(14) | コメント(4)
虹と風のまち~『ホノカアボーイ』
ホノカアボーイ


 HONOKAA BOY


 ハワイ島にある日系移民の町、ホノカア日本人青年レオ(岡田将生)は、料理
上手
でいたずら好きのおばあさんビー(倍賞千恵子)と出逢う。

 『天然コケッコー』『ハルフウェイ』も観逃し、ドラマを観ない私が「動いている岡田
くんを今度こそ観たい!」
そんな不純な動機で出かけた映画館。だからこの作品が、
こんなにも至福な時間を切り取ってあるなんて思いもしなかった。すっごく素敵な映画
・・・。
 映画の文法だとか、役者の演技がどうのこうの、なんてもうどうでもいい海と風と
青空
のんびりした空気おいしいごはん。大学を休学しているレオが働くのは、
れた、古い映画館
。これがパラダイスじゃなくて、何なのだ。

 ハワイ、ハワイと来てみたけれど あなた恋しや 月の虹

ホノカアボーイ2

 せっかくさり気なく描かれているビーさんの思いに過剰に寄り添ってしまうと、
で映画がよく観れないと思った。だから私は、必死レオの一挙手一投足
追おうとしていた。彼の恋、彼の腕、彼の髪、かなり天パーだね(笑)。やけに
紅い唇、にぃーっと笑うみたいな口元。背が高くて、ちょっとヒースに似てる
かも、なんて思ったり。。似てないかな?

 もし、目の前にこんな男の子がいたら(それがかなり鈍感ヤローでも)、私だっ
毎日晩ご飯作ってあげるわ! 高山なおみさんの料理はごくごく普通の家庭
料理
のようでいて、オシャレな「カフェ飯」のようでもあり。
 岡田くんは間違いなく「イマドキ」の若者なのだけど、純粋な子なんじゃないか
な、と思わせる何かを持っている。次は5月、『重力ピエロ』ね、メモメモ。。

ホノカアボーイ3

 そんな風に思いながら観ていたら、やっぱり心はビーさんの近くに居てしまう
のだった。「年をとっても、やっちゃいけないことなんかないんだよ」コイチさん
(喜味こいし)
にレオが言う、「愛に、、壁はない」って言葉も素敵。こんな風に、
傍流のエピソードが心に残る映画っていいなぁ。いくつになっても、男は女の夢
を見て、女は男に恋をする
ペネロペに胸躍らせるコイチさん、レオに亡くなった
夫の面影を見るビーさん。そして、むちむちのボディに鮮やかな色のムームー
がお似合いのエデリ、無茶苦茶やばいよ(笑)。松坂慶子って、こんなに可愛い
だったんだ! 
 時差があったり、食いしん坊だったり、無口だったり。天真爛漫マライア(長
谷川潤)
ももちろん、みんなみんな、愛すべきホノカアの住民たち

 エンドロールキョンキョン姐さんの歌声が聞こえてくる頃には、私の
ほとんど嗚咽になってしまっていた。「ありがとう」じゃなくて、「ごちそうさま」
いつか私も言いたいな、「おかわりしなさい」って。

 (『ホノカアボーイ』監督:真田敦/原作:吉田玲雄『ホノカアボーイ』
     主演:岡田将生、倍賞千恵子、長谷川潤、松坂慶子/2009・日本)

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【2009/03/17 18:35】 | 映画 | トラックバック(19) | コメント(16)
疑惑と確信~『ダウト~あるカトリック学校で~』
ダウト



 DOUBT


 ケネディ大統領暗殺の翌年、1964年のニューヨーク厳格シスター・アロイ
シス(メリル・ストリープ)
校長を務めるカトリック系学校で、ある疑惑が持ち上
がる。それは新任シスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)が受け持つ黒人
生徒
と、フリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)との「不適切な関係」だった。

 主要キャスト4人全員がアカデミー賞の演技部門にノミネートされた、緊迫感
溢れるシリアスドラマ製作:スコット・ルーディン、衣装:アン・ロス、音楽:ハワ
ード・ショア
と、製作陣見事なまでに「オスカー・シフト」。2005年のトニー賞、
ピュリッツァー賞をダブル受賞
した原作戯曲の邦題『ダウト 疑いをめぐる寓話』
だが、私自身は寓話的教訓はさほど読み取れず。しかしキャストのガチンコ演技
合戦
、それぞれの名演技を堪能した。

 「悪を駆逐するためなら、神から遠ざかることもある。その罪は償います」

ダウト2

 しかしメリル・ストリープは凄いの一言! 憎々しげに歪める唇、縁なし眼鏡
越しの冷たい視線。旧態依然
とした規律や価値観を守ることに腐心し、生徒た
ちを恐怖で縛る厳格なシスター・アロイシス。しかし、年老いたシスターを庇い、
生徒から没収した携帯ラジオに夢中になる、人間味のある教師でもある。メリル
の演技を、演じ過ぎ、巧過ぎだと感じられた方もきっといらっしゃるだろう。それ
でもやっぱり彼女の演技は凄い! と言いたい。

 その大女優との演技バトルが絶賛されているフィリップ・シーモア・ホフマン
彼がこういう「胡散臭い」役を演じさせたら天下一品なのは周知の通り。しかし
今回に限っては、タイプキャストなんじゃないか? と感じてしまった。う~ん、
私はちょっと飽きて来たのかもしれない、PSHという役者に(笑)。
 スピード・レーサー弟くんをはじめ、生徒役の子どもたちも皆魅力的
かわいい。

ダウト3

 弱者の悲哀を滲ませるヴィオラ・デイヴィスもよかったけれど、「純粋過ぎる」
ほど純粋なシスター・ジェイムズを演じたエイミー・アダムスがまた素晴らしい!
彼女の醸し出した無垢そのものの雰囲気が、ラストシーン、シスター・アロイシ
スの慟哭
説得力ある名場面に成し得ていると思う。私はラストのメリルの演技
にこそ「打たれた」

 疑惑晴らされることも証明されることもなく、冬のニューヨークの空のよう
灰色のまま、霧散する。裁かれることも追及されることもなく、フリン神父
栄転し、高い身分の神父疑念を抱いたシスター・アロイシスにを残す。
嘘をつき、疑いを持ってしまった自分は、神に仕える資格があるのか? と。

 私自身は宗教を持たない。しかし信じている、宗教は罪人のためのもの
あると。そう、決して「俗物」のためでなく

『ダウト~あるカトリック学校で~』監督・脚本・原作戯曲:ジョン・パトリック
   ・シャンリー
/主演:メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、
              エイミー・アダムス、ヴィオラ・デイヴィス
/2008・USA)

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【2009/03/15 22:46】 | 映画 | トラックバック(24) | コメント(12)
思い出がいっぱい~『つみきのいえ』
つみきのいえ

 ひとりのおじいさんが うみのうえにある かわったいえに すんでいました。

 第81回アカデミー賞において、短編アニメーション賞を日本の作品として初めて
受賞した『つみきのいえ』。そのアニメーション映画を、監督・脚本家絵本用にリメ
イク、描きおろした作品

 ちなみに、『つみきのいえ』オスカーを競ったライバルにはウォーリー併映
されたピクサー『マジシャン・プレスト』がいたのですね。それを知ると、受賞は凄
いこと
だなぁと改めて思います。本当におめでとう

 加藤監督が受賞スピーチ「ありがとう、僕の鉛筆」と語った通り、この作品は鉛筆
で描いたのだろうと思われる柔らかい描線が魅力。水没してゆく町に住み、上へ上
へと積み木を積むように家を建て増ししてゆく一人のおじいさんが、水の底に残して
きた思い出を辿る物語です。

 アニメーションは残念ながらまだ観れてないのですが、水没する町や手描きにこ
だわる監督の姿勢からは、宮崎駿監督の影響もあるのかなぁ、なんて思ったりしま
す。何かの映画に併映、という形ででも、受賞作をスクリーンで観たいと願ってい
ます。

 (『つみきのいえ』加藤久仁生・絵/平田研也・文/白泉社・2008)

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【2009/03/10 00:04】 | 読書 | トラックバック(2) | コメント(8)
虹の彼方に~『オーストラリア』
オーストラリア



 AUSTRALIA


 1939年9月。英国貴族サラ・アシュレイ(ニコール・キッドマン)は、オースト
ラリアの領地
に出向いたまま帰らぬに会うため、彼の地へ向かう。そこで彼女
を待っていたのは、夫が雇った荒くれ男、牛追いのドローヴァー(ヒュー・ジャック
マン)
だった・・・。

 タイトルもズバリ、バズ・ラーマン故国への渾身の情熱を注ぎ込んだ、愛と
冒険の大作映画
。主役もオーストラリアを代表する美男美女、The Sexiest
Man Alive 2008
ことヒュー・ジャックマン
ニコール・キッドマン。この二人の
人間離れした造形美と、豪大陸壮大で神秘的な自然堪能するために作ら
れたような作品。バズ・ラーマンの「愛する故国オーストラリアのいいところをテ
ンコ盛りにして、世界に魅せるんだ!」
っていう意気込みは痛いほど伝わって
くるのですが、いやぁ長いですこの映画(笑)。普段、長尺の作品でも全く苦に
ならない
ワタクシですが、これは長かったわ・・・。でも、観て後悔は全く無い
すよ。むしろ観てよかったと言いたい! ヒュ~ヒュ~、ヒュー様。。

オーストラリア2

 ニコールは40過ぎてあの美貌、素晴らしいですね。細いけどお腹がポッコリ
出ているような気がしたのですが、妊娠中だったのかな? かなり過酷な撮影
だったと思われますが、頑張りましたね☆ 貴婦人然とした衣装も、ジョッキー
の衣装も何でも様になる。女優ですね~。「子どもは苦手、産めないの」
言ったサラが、アボリジニの血を引く少年ナラ(ブランドン・ウォルターズ)と出
逢って母性愛を育んでゆくんですねぇ。。

 そしてヒュー様。あの鍛え上げられた肉体!凄い! 彼って遅咲きだし、物
凄い努力の人なんだろうなと思います。マッチョな男性はあまり好みではない
のですが、ヒュー様はどう見ても素敵だと思います。今、最旬の人のオーラ
キラッキラしてたと思う。ホント、目の保養でした、ありがとう!!

 しかしストーリー的には、「過重積載」の感が否めないですね。を無事港に
追い込んで、めでたし、めでたし、と思いきや・・。西部劇家族劇になるかと
思えば、いつの間にか戦争映画になってた! 悪役(デヴィッド・ウェンハム)
がもう、これでもか、としつこいし(笑)。日本軍の描かれ方を心配していたの
ですが、それは杞憂だったようで安心しました。しかしあの砂漠から、サラたち
はどうやって生還したんだろう? キング・ジョージが雨を降らせたのかな~??

オーストラリア3

 しかし、原住民アボリジニに対する豪政府の政策があれほど酷いものだった
とは・・・。白人との混血児「クリーミィ」と呼び、母親と引き離して隔離するな
んて。その愚策1973年まで続き、政府の公式な謝罪がなされたのはやっと
昨年になってからだそう。

 エンドロールでは、「ドローヴァーのテーマ」が流れます。バズ・ラーマンが
作詞
し、唄うはエルトン・ジョン歌詞を眺めながら、監督のこの作品に対す
思い入れがひしひしと伝わってきました。彼の思いに免じて、まぁ、長かっ
たけどね、許す
(笑)。

 (『オーストラリア』監督・製作・原案・脚本:バズ・ラーマン
   主演:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン/2008、豪、米)

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2009/03/07 05:03】 | 映画 | トラックバック(26) | コメント(4)
空も飛べるはず~『金髪の草原』
金髪の草原




 「金髪の草原に 船が到着しました」


 瀟洒な洋館独り暮らし老人、日暮里歩(伊勢谷友介)は、ある朝目覚めると
記憶二十歳に逆行していた。ヘルパー古代なりす(池脇千鶴)を憧れのマドン
だと思い込んだ彼は、なりすにをする・・・。

 大島弓子ファン公言し、グーグーだって猫であるを映画化した犬童一心が、
10年前に映画化していた作品。なりすの想い人が友人でなく、血のつながらな
い弟(松尾政寿)
であるなど多少の脚色はある。しかしほぼ原作通りの設定、セリ
も原作そのままの引用も多い。巧く映画化しているなと素直に思えます。

 原作は『グーグー』を観た後、即購入した大島弓子セレクションに収録され
た一編。認知症の老人ヘルパーの少女を巡るファンタジックな短編だけれど、
映画にすることでより現実味が増した印象。しかし柔らかで美しいからこそ、
残酷さも際立たせる映像
や、見かけは20歳、実年齢は80歳という老人を演じ
た伊勢谷友介のはまり具合(棒読み具合?)もいい感じ。私は『グーグー』より
100倍くらい、この映画好きです。ずっと気になって、観たいと思っていた
映画なので、完全ノーカット版深夜放映してくれたよみうりテレビさんに感謝、
感謝


金髪の草原2金髪の草原3

 最近は↑こんな感じ伊勢谷友介くん。私が彼を初めて観たのは是枝裕和監督
『ワンダフルライフ』天国に旅立つまでの7日間、「最高の思い出」を選ぶ「死者」
たちの一人でした。結局何も選ぶことができず「踊り場」に残った彼は痛々しくて、と
ても印象的
で・・・。そしてこの映画で、彼は「夢」でなく「現実」を選ぼうとして旅立
演技やセリフ回しは二の次でいいと思ってしまうほど、魅力的な人だなぁと思い
ます。伝説の男・白洲次郎を演じるに抜擢されたのも納得
 
 犬童監督独特の遊び心というか、過剰ファンタジックな場面や登場人物もあ
るけれど、この映画に関しては許してしまえる感じ。舌足らずの池脇千鶴も然り。
「夢」「現実」の間で13歳を生きるクレープ屋さんも、映画から浮くギリギリのと
ころで踏みとどまったかな。

 心臓を止めないためだけに60年間を生きてきた孤独な老人が、自分が一番輝い
ていた頃の記憶を生きる
。封印したを解き放つ姿、それでも「人生は素晴らしい」
と彼が思えたなら、幸せな最期だったのだと思いたいではないですか。私はなりす
の恋
にも、泣いた

 日暮里の暮らす洋館素敵縁側の夏、青空や夕焼けがただただ、美しい

 (『金髪の草原』監督・脚本・編集:犬童一心/1999・日本/
        原作:大島弓子『金髪の草原』/主演:伊勢谷友介、池脇千鶴

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

【2009/03/04 13:37】 | DVD | トラックバック(3) | コメント(4)
Never Let Me Go ~『わたしを離さないで』 映画化
NeverLetMeGo.jpg

 めちゃくちゃうれしいです。初めて読んだとき、「映画化して欲しい!」って
思ったから。原作の感想こちら⇒

 キャストは、主人公キャシー・Hキーラ・ナイトレイトミーアンドリュー
・ガーフィールド
! う~ん、最高♪

キャシー トミー

 キーラは若いけど、演技力は確かだと思います。「綺麗すぎる」ことくらい
かな?(笑) ルース役はキャリー・マリガンという女優さん。お顔を拝見する限
り、何かやってくれそうな気がしませんか?

ルース

 監督は知らない方ですが、脚色アレックス・ガーランドが担当するそうです
からきっと大丈夫でしょう。

 文庫も出ています、未読の方は是非! オススメですよ♪

テーマ:★映画ニュース★ - ジャンル:映画

【2009/03/03 18:21】 | 映画雑談 | トラックバック(0) | コメント(2)
真紅のthinkingdays


いつまでも青臭い映画好きでいたい。愛おしい映画と、忘れがたき本たち。ときどきカフェとか。 記事は基本的にネタバレあり。 どうぞご贔屓に♪

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