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映画が大好きです。いつまでも青臭い映画好きでいたい。 記事は基本的にネタバレありです by 真紅 (言葉を探す人)   ★劇場鑑賞した映画は Instagram にアップしています @ruby_red66

My Policeman(僕の巡査)

MP.jpg

教職を引退したマリオンは夫のトムと暮らす海辺の家に要介護者となった旧友パトリックを迎え入れる

ハリー・スタイルズがクローゼットの警察官を演じるらしいと知り楽しみに待っていた作品
同名ベストセラー小説の映画化です
ほぼ全世界独占配信の AmazonPrimeVideo にて鑑賞
(大々的に劇場公開されると思っていたので配信スルーはちょっと驚き)

1957年に出会った3人の男女
それは同性愛者が刑罰の対象だった時代
愛し合いながらも共に生きることは許されなかったトムとパトリック
トムを真っ直ぐに愛し結ばれたのも束の間、夫の背信を知り衝動のままに取り戻そうとするマリオン
40年の後、三人三様に傷つき、破壊された人生にそれぞれが向き合います

3人の主人公のうち、誰に寄り添って観るかで印象は変わってくるのかもしれません
私は3人それぞれに感情移入しながら観ていました
誰も悪くないし、自分が彼らだったら同じことをしたと思う
マリオンでも、トムでもパトリックでも
彼らは悪い人間じゃない
悪い時代に生まれただけ

40年後のトムを演じたライナス・ローチ、ハリスタに比べちょっと印象が弱いのでは? と思いながら観ていたのですが
ラスト直前のあのシーンのためだったのですね
もう、嗚咽するほど泣いてしまった、、、
そりゃトム=ハリスタじゃないとね
(トムは 「ハンサム」 と言われていましたけど、ハリスタはファニーフェイスだと思う)

彼らの人生を思うと辛くてたまらなくなる
街で幸せそうなゲイカップルを見かけ涙するトム
刑務所を出た後、パトリックはどんな暮らしをしていたのだろう?

しかし冷静に考えると、一番虚しいのはマリオンですよね
憧れの街ヴェニスに旅立った二人に置き去りにされ、新婚間もない身でどれほどの屈辱だったことか!
それでも彼女は自分のしたことを悔やんでいる
独り去る彼女の何とも言えない表情――泣いても笑ってもいない、吹っ切れたようでいて心をどこかに置いてきたような――が印象的でした

ハリスタは初主演作にこの役を選ぶとか、、さすが過ぎる
これからも音楽活動と並行して俳優業もやっていくのかな?
話題作りにもなるしオファーはひっきりなしでしょうねきっと
エマ・コリンはリリー・ジェームズの代役だそうですが 『ザ・クラウン』 のダイアナと同じ傾向の役
だからこそキャストされたのかもしれないけど、個人的にはリリー・ジェームズより全然いい(好き)と思います
そして40年後のマリオンを演じた女優さん
どこかで観た、、、どこかで、、、と思っていたら ひかりのまち のヒロイン(ジーナ・マッキー)じゃない!
Time flies...しばし遠い目
ルパート・エヴェレットも歳取ったなぁ

しかし 『僕の巡査』 って邦題はどーよ?
アマプラで配信されると知り 「マイ・ポリスマン」 で検索しても出てこなくて焦りましたよ
カタカナ邦題でよくない? 十分意味は通るでしょう
てか 「僕の」 巡査でいいのか? ダメでしょう! マリオンの立場は??
ちょっと許しがたい

と、結局は妻の立場で観ている私なのでした

( 『僕の巡査』 原題:My Policeman/監督:マイケル・グランデージ/
    主演:ハリー・スタイルズ、エマ・コリン、デヴィッド・ドーソン/2022・UK、US)
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2022-11-11 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 2 : トラックバック : 1
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シアーシャ・ローナン映画祭

シアーシャ・ローナン映画祭2

大好きな女優シアーシャ・ローナンの出演作をコンプリートすべく、ひとり 「シアーシャ・ローナン映画祭」 
開催

未見の作品を製作年の新しいものから過去作を遡る形で、主に配信(U-NEXT、Netflix、AmazonPrimeVideo、WOWOW)で観ていきました
これでシアーシャ・ローナン出演作はほぼコンプリート(アニメやゲスト出演作を除く)
以下、鑑賞メモ

◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  

『かもめ』
アネット・ベニング×シアーシャ・ローナン×エリザベス・モス√チエホフ
嫉妬と名声、それぞれの人生で得られなかったものごと
面白かった! やはり原作がいいのかな
コンスタンチンが 『追想』 の昏い瞳の彼だった

『ストックホルム・ペンシルベニア』
幼い頃に誘拐され、長年監禁されていた少女が救出されて実家に戻るも家族とは馴染めず、、、
という悲しいお話
誘拐犯がジェイソン・アイザックスでちょっと美化され過ぎでは? と思うなど

『ロスト・リバー』
ライアン・ゴズリングの監督デビュー作
レフンの映画のパチもんみたいな作風だった、、、こりゃあかんわ(暴言)
ごめんごずりん
シアーシャは才能の無駄遣い感はありますが、「Tell Me」 の歌唱はなかなか聴かせます

『わたしは生きていける』
実は本作、一番観たくて期待もしていたのですが(シアーシャとトムホ&ジョージ・マッケイの共演作だし!)
う~ん、いまいち。。
シアーシャのお父様ポール・ローナン氏との共演作なのですね

『ザ・ホスト 美しき侵略者』
う~ん、これもイマイチ。。監督はアンドリュー・ニコルなんですけどね?
ダイアン・クルーガー様が美しい!

『ビザンチウム』
ニール・ジョーダンのヴァンパイアもの!
スクエアなイメージのジェマ・アータートンがこんなセクシー路線な役を演じていたことに驚き
シアーシャが女性教師と対峙する場面、本当に200年生きているかのようで痺れました
改めてすごい演技力だと思いましたね
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズくんとのケミストリーも素晴らしいです
またいつか共演してほしいな

『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』
バイオレット&デイジーがひたすらかわいい
『ベイビー・わるきゅーれ』 のもしかしてネタ元?と思った

『ウェイバック -脱出6500km-』
ピーター・ウイアー監督作品ですが全く知らない映画でした
ジム・スタージェス、エド・ハリス、コリン・ファレルら豪華キャストの競演作
驚きの実話の映画化です
面白かった。。。シアーシャは本作の撮影中に16歳の誕生日を迎えたらしいのですが物凄く幼い印象
演技力はもちろん言う事なしです

『エンバー 失われた光の物語』
アニメ作品の実写版と言った趣の近未来もの
スチームパンクな世界観が好きです
本作もあまり知られていない作品だと思いますがティム・ロビンスやビル・マーレイもご出演
地下の街並みを駆けるシアーシャがかわいい!

『奇術師フーディーニ ~妖しき幻想~』
シアーシャの映画デビュー作、なのかな?
日本では未公開の作品です
シアーシャはキャサリン・ゼタ=ジョーンズの娘役
主演のガイ・ピアーズから 「シアーシャ・ローナンっていう子役が凄い!」 という電話を受けたエージェントはダブリンに飛び、空港でシアーシャと契約を結んだとか
わかる~ガイ・ピアーズの気持ちもエージェント氏の焦る気持ちもわかるわ~
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』 で10年以上ぶりに共演して(しかも舞台は同じくエディンバラ)、
ガイ・ピアーズはどう感じたのでしょうね?

◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆

現在28歳のシアーシャはもう20年近いキャリアなのですね
幼い頃から学校にも行かずに(行けずに?)仕事してねぇ。。涙
最近のインタビューで本人もちょっとそのことに言及しておりましたが
まぁこれだけの才能ですから私生活の犠牲もある程度は仕方ないのかな
将来は監督を目指したいのだとか、、、個人的にはずっと女優も続けてほしいな

主演も兼ねた初プロデュース作品 『The Outrun』 は撮影終了
インディペンド映画のようですが公開規模が気になるところ
現在欧米で公開中なのは  『See How They Run』
サム・ロックウェルとW主演のマーダー・ミステリー・コメディです
こちらの日本公開はいつなんでしょう?
誰か教えてください!

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2022-10-26 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 4 : トラックバック : 1
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アラン・パーカー 『バーディ』 『ミッドナイト・エクスプレス』

アラン・パーカー

君の心に刻んだ名前 を観て以来ずっと探していた 『バーディ』
U-NEXTにて鑑賞

アラン・パーカーの映画は結構観ていると思っていたのに、本作はすっぽりと抜け落ちていました
Netflixも気を利かせて 『君の心に刻んだ名前』 と同時に配信してくれたらいいのにね~
カンヌ映画祭審査員特別グランプリ受賞、1984年の作品

ヴェトナム戦争で顔面損傷のケガを負ったアルは、同じくヴェトナムで従軍した高校時代の親友バーディが精神科病棟にいることを知る
物言わぬまま虚空を見つめ続けるバーディの心を開こうと、二人の思い出を一心に語りかけるアルだったが・・・

いやぁ~、マシュー・モディーンもニコラス・ケイジも若い!
そして語り継がれるに足る素晴らしい作品でした
反戦映画であり、青春映画であり、クィアな映画でもある

アルとバーディの関係をブロマンスとして位置付けている方も多そうですが、アルはストレート、バーディはアセクシャルだと感じました
ただ、1980年代に「アセクシャル」という概念があったのか?
それはわかりません
ふたりが(特にアルが)お互いを大好きで必要としているのは痛いほど伝わってきます
しかしこの二人の間に性愛が入り込むことはないし、互いが恋愛対象になることはないと感じた

風変わりなバーディを最初は 「ちょっと変わった面白いヤツ」 と思っていたアル
次第に 「コイツやるな」 と思い始め無二の親友となってゆく過程は微笑ましい
私自身、バーディの無垢な瞳や正義感、他人に同調しない個性にとても惹かれました
しかしバーディの 「鳥」 への執着心は募るばかり
遂にアルはキレてしまう(わかる)
高校を卒業し、海の向こうの戦争へ向かうふたり(涙)

初めての海(「濃い空気の中を飛んでいるみたい!」、「ワンミシシッピ、ツーミシシッピ・・・」)
バーディのやさしいお父さん、アルの粗野なお父さん
カナリアのパータ、献身的なナースのハンナ
そして驚きのラストシーン

もしこの映画を公開時に観ることができていたら、きっと「我が心の1本」になっていたのではないかな
今観ても、大好きな映画となりました

◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  ◆◇◆  

アラン・パーカーのフィルモグラフィを眺めていると、『ミッドナイト・エクスプレス』 がある・・・?!
オリバー・ストーンがアカデミー賞脚色賞を受賞しているので、彼の監督作だとばかり思っていました
U-NEXTで探すともちろんあった! 早速鑑賞

1970年10月6日、アメリカ人旅行者ビリー・ヘイズはイスタンブール空港で麻薬不法所持の現行犯で逮捕される
収監され4年の刑を宣告されたビリーだったが、それは地獄の日々のほんの入り口に過ぎなかった

1978年アカデミー賞6部門ノミネート、2部門受賞の名作
驚きの実話の映画化です

いや~、面白かった。。。
脱獄モノに外れなし、しかし本作の肝は刑務所内の人間模様かもしれません
特にビリーの囚人仲間のマックスを演じたジョン・ハートが素晴らしい!
撮影当時は30代半ばかな、、でも枯れた感じの印象は晩年とほとんど変わらないですね(もちろん役作りもあるかとは思いますが)
本作の演技でアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされています
(ちなみに受賞は『ディア・ハンター』クリストファー・ウォーケン。この年のラインナップ、凄い!)

アラン・パーカーは2020年に亡くなったのですね。。
たくさんの素晴らしい映画をありがとうございました
ご冥福を、そしてこれからも映画で偲びたいと思います

( 『バーディ』 監督・アラン・パーカー/主演:マシュー・モディーン、ニコラス・ケイジ/1984・US)
( 『ミッドナイト・エクスプレス』監督・アラン・パーカー/主演:ブラッド・デイヴィス/1978・UK、US)

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2022-10-15 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 6 : トラックバック : 1
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ガス・ヴァン・サント 『エレファント』

エレファント

1999年、コロラド州コロンバイン高校で起こった銃乱射事件をモチーフにした作品
カンヌ映画祭パルムドール&監督賞受賞作

ガス・ヴァン・サントは大好きな監督
作品はほとんど観ているのに、代表作と言える本作は長らく未見だった
U-NEXT独占配信にて鑑賞

誰もが知っている結末に向かって静かに時は流れる
そこに至る緊張感
こんなにも不穏なベートーヴェンは聴いたことがない
唯一無二、何にも似ていない映画

一生に一度、こんな作品が撮れたら映画作家として冥利に尽きるのではないかな
ガス・ヴァン・サントの最高傑作

( 『エレファント』 原題:ELEPHANT/監督・脚本・編集:ガス・ヴァン・サント/2003・USA)

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2022-10-05 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 2 : トラックバック : 1
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究極の「女優」映画〜『イヴの総て』 『サンセット大通り』

究極の女優2 究極の女優1

先月加入したU-NEXTのコンテンツの充実ぶりに驚いています
おかげで何年、何十年ものの 「宿題」 をたくさん片付けることができました
まずはブログ「匂いのいい花束。」管理人ブノワ。様ご推奨、究極の「女優」映画二本

『サンセット大通り』
ハリウッドの売れない脚本家がサイレント時代の大女優に愛され、悲劇を迎えるノワール

まず、コメディ畑の人だとばかり思っていたビリー・ワイルダーがこんなシニカルなサスペンスを撮っていることに驚きました
本作で人気が爆発したというウィリアム・ホールデンと、知性を感じさせる(少しバーグマンの面影あり)ナンシー・オルソンも好演しています
セシル・B・デミルやバスター・キートンが本人役で出演しているのも凄い
しかしやはりこの映画はほとんど「本人」役のグロリア・スワンソン、彼女に尽きる!
いや〜、こんな女優さんがいたのですね、、、強烈としか言いようがない
ラストシーンの迫力たるやもう、唖然、呆然、トラウマレベルですよ
執事の存在理由といい、もはや妄執と狂気の世界
天晴れとしか言いようがない作品でございました

『イヴの総て』
新人女優イヴは演劇界の最高賞を得る
そんな彼女を複雑な思いで見つめる者たちがいた

アカデミー賞ノミネートの話題で必ず名前が上がるこの作品
め・ちゃ・く・ちゃ面白かったです
マーゴを演じたベティ・デイヴィスのド迫力
対してイヴのアン・バクスターは抑えた演技ながらジワジワと邪悪な本性を現してお見事すぎる
本作も息を呑むラストシーンが忘れがたい

アン・バクスターが途中からフローレンス・ピューに見えて 「イヴをピューちゃんでリメイクしてくれ〜」 と思いながら観ていた
(当然何度もリメイクされているようで、2019年にはジリアン・アンダーソン×リリー・ジェームズで舞台化もされています)

個人的にマーゴはケイト・ウィンスレットでお願いしたい
そしてこのふたりの女優を見つめ続けるカレン役が実は重要な役どころではないかと思いました
そこはクレア・フォイにお願いして英国人キャストでまとめ、舞台はロンドン・ウエストエンドでいかがでしょう
マリリン・モンローの役は誰がいいかな?

この2作品、邦題はどちらも直訳、女優のバックステージものであること、ラストシークエンスを冒頭に明示し、そこへ向かって物語る手法など共通点も多いですね
どちらも同年公開されアカデミー賞を争った、というのもスゴい話
あり得ないハイレベルな争いです
しかしベティ・デイヴィスもアン・バクスターも、グロリア・スワンソンさえも受賞ならずだったという
作品賞は 『イヴの総て』 に軍配が上がったようですが、どちらも後世に残る作品であることは間違いないでしょう
不朽の名作とはこのことですね
「女優」 という職業、いや 「女優」 という生き物、あるいは宿命について大いに考えさせられる
必見の2作品ですね!

( 『イヴの総て』 原題:ALL ABOUT EVE/監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ/
                       主演:ベティ・デイヴィス、アン・バクスター/1950・USA)
( 『サンセット大通り』 原題:SUNSET BOULEVARD/監督:ビリー・ワイルダー/
                       主演:グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン/1950・USA)

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2022-09-27 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 6 : トラックバック : 0
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『チャンシルさんには福が多いね』

チャンシルさん

映画プロデューサー(PD)のチャンシルさんは、長年映画を共に作ってきた監督が急死し仕事を失ってしまう
40歳でお金も家族も家もなく落ち込むチャンシルさんだったが、家主さんが独居する坂の上の家に間借りし知り合いの女優の家政婦として働き始める

昨年観逃して残念だった韓国映画
AmazonPrimeVideoにて鑑賞

とってもよかったです。。
監督は、長年ホン・サンス監督のプロデューサーを務めていた方
本作が長編デビューだそう
監督の実体験を基に、映画愛がいっぱい詰まった作品でした
(ちょっとこじらせた)映画好きなら、きっと大好きな映画ではないかな

この映画に対して 「何も起こらない」 という意見があってビックリ
淡々としているのは確かだけど、こんなにも様々な感情が渦巻いているのに
でもそれって 『東京物語』 を 「何も起こらない」 と言われてムキになって反論するチャンシルさんと同じマインドだな自分、と気づいて笑ってしまった

チャンシルさんが恋する(そして振られる)彼はノーラン信者
でもね、ノーラン信者でも 『東京物語』 を高評価することもあると思うよ
チャンシルさんが映画を志すきっかけになったのが ジプシーのとき だっていうのも熱々ポイントだった
そしてやっぱり(全然似てない)レスリーだよね
最高!ツボ!(笑)
ただアコーディオンの場面ではレスリーというよりトニーに見えたのは私だけ? タートルネックが。。

チャンシルさんのその恋の顛末もとてもよかった
人間誰しも、寂しいとき辛いとき誰でもいいから無意識にすがってしまうことってありますよね
(私は別れを忘れたくてあなたの目を見ずに戸を開けたby中島みゆき)
でも、そういう関係ってたとえその時はうまくいったとしても後々必ず後悔するし破綻する
迷走ののち自分を見つめなおし我が道(人生)を行くチャンシルさんが最高だった

白状すると、私もチャンシルさんのお父さんに同感
世界的に評価されている巨匠ホン・サンス監督作品、あまり好みではない
でもこの機会に(毛嫌いせずに)観てみようかな
そしてもう一つ
実は私、『東京物語』(はじめ小津安二郎監督作品)を観たことがない!

この映画を観終わってすぐに観ましたとも、『東京物語』(ずっと前にWOWOW放映分を録画していたのさ)
小津安二郎、コンプリートしたいと思った
まずは 『晩春』 『麦秋』 の紀子三部作を観了
長くなるのでそのことはまた別の機会に...

( 『チャンシルさんには福が多いね』 監督・脚本:キム・チョヒ/主演:カン・マルグム、ユン・ヨジョン/
                                                     2019・韓国)

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2022-07-27 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 2 : トラックバック : 0
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『ジェニファー・ロペス:ハーフタイム』

ハーフタイム

ジェニファー・ロペスのドキュメンタリー映画
NetflixUSオリジナル作品
「残酷なほど過小評価」 され続け、どんなにメディアに貶められても決してあきらめなかったひとりの 「ラティーナ」 の物語
もう、、、もう涙なしには観られませんッ
JLo~~~~最高ッ!!
『ハスラーズ』 『マリー・ミー』 と本作で三部作ですね(違う?)
言いたいことはほぼ 『ハスラーズ』 の感想で書いているので、インスタにあげた感想を再掲します

◆◆◆  ◇◇◇  ◆◆◆  ◇◇◇  ◆◆◆  ◇◇◇  ◆◆◆  ◇◇◇  ◆◆◆

『ハスラーズ』

ウォール街の男たちから搾取されていたストリッパーたちの逆襲。実話にインスパイアされた物語。

ジェニファー・ロペスがオスカーに無視されて話題でしたが、、、いや私もJLoノミネートしないとかアカデミー賞マジでク◯だと思いましたね。
助演部門はローラ・ダーンの総なめ状態でしたけど、彼女は確かに素晴らしかったけど、JLoは彼女の対抗馬だったと思う。
キャシー・ベイツ?
今さら?
あのお母さん役、確かに悪くはないけど突出したパフォーマンスだったとは思えません。
対してこの映画のJLoはまさに 「唯一無二」 ですよ!

まず序盤のポールダンスからして圧巻なのですが、主人公コンスタンス・ウーや他のキャストたちに見せる姐御肌、「あたしもこんな女になりたい!」 って感情しかないよね。
てかJLoに 「ベイビー」 って呼ばれたい。ファーコートにくるまれたい。
「カバンはデカいほどいいの!」 けだし名言ですよ。

彼女たちのしたことは犯罪ですけど、ああいう形でしか闘えなかったのですよね。
ディスティニーが妊娠したとき 「男の子であって欲しい」 と言った気持ちが痛いほどわかる。
音楽の使い方も斬新だった。そこでショパンか、、、っていう。

そしてJLoほどのスターが、このまま引き下がるはずがない!
オスカースルー、からのスーパーボウルハーフタイムショーですよ!
これは必見。人間の可能性、美しさ力強さをこんなにも高らかに歌い上げ踊り続けてみせる姿に感動しないでいられるでしょうか?
間違いなく彼女のキャリアハイでしたね。
そしてあのショーは疑いなくこの映画 『ハスラーズ』 と地続きなのです。

女であることは時に困難だけど、あたしたちは一人じゃない。
Let's Get Loud, Ladies!!
ありがとうJLo!最高。

(2020年2月13日 Instagramへの投稿より)

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『ハートストーン』

ハートストーン

夏のアイスランド、半農半漁の田舎町
ソールとクリスティアンは幼なじみの大親友
いつも一緒にいるふたりだったが、ソールは大人びた美少女ベータが気になり始める

この映画を知らずに生きてきたことが悔しい
そして今知ることができて本当によかった
心からそう思える作品です
『好きにならずにいられない』 『たちあがる女』 アイスランド映画を続けて観たことで本作品と出会えた
感謝

思春期の痛みを抱え、自分が何者か知ろうと葛藤する少年少女たち
それは誰にも訪れる青く残酷な季節
親目線で観ると少し目を背けたくなるような

アイスランドの荒涼たる自然はそんな彼らをやさしく包み込む
しかしそこには息苦しく抑圧的な田舎町の閉塞感が渦巻いてもいる
悲しげな大人たちの瞳も

自然との関わりの中で、必然として動物の生と死が描かれる
クィアな主人公であることも含めてゴッズ・オウン・カントリーとの親和性を感じずにいられなかった
フランシス・リーは絶対、この作品好きだと思う

リバーフェニックスとクリステンスチュワートを足して2で割ったようなソールがかわいい
そのソールもベータもラケルもハフディスもみんな演技がちゃんとしてる
当たり前だけど若くてかわいいだけじゃなくて

本作が長編デビューだという監督は若い方だけど、何を撮り何を表現したいのか、最初から最後まで完璧にコントロールしていると感じた
結末を観客に委ねず丁寧に物語ること
その姿勢と覚悟が素晴らしい
若い役者たちのあの演技を引き出したのも監督の手腕なのだと思う
視線の送り方、何気ない仕草
それは言葉少なな彼らの心情を雄弁に語る

一番感心したのは繊細な映像美
篠田昇氏(リリィ・シュシュのすべて)やジョシュア・ジェームズ・リチャーズ(ザ・ライダー)を彷彿させるような
差し込む光
ローアングルのクローズアップ
人と自然の対比に唸る
撮影は『アナザーラウンド』(大好き!)や本作の監督の新作も手がけている方のよう

ハフディスが朗読する詩も印象深い
物語の中に詩があるって素敵
たとえそれが彼女なりの苦悩の表出であっても

当たり前にそこにあったかけがえのないもの
失い奪われ続ける人生で自ら選びとること
一度はもつれたソールとクリスティアンの絆が
これからも固く結ばれていることを願っている

( 『ハートストーン』 原題:HJARTASTEINN/監督・脚本:グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン
                                    /アイスランド・デンマーク合作/2016)

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『氷がすべてを隔てても』

氷がすべてを隔てても

1908年、デンマークの遠征隊がグリーンランドに残した地図を回収するため2人の男が再び極地に向かう

ジョー・コールがNetflix製作の映画に出るというので気になっていた作品
配信作品ですがベルリン映画祭でお披露目されたよう
本作の製作・脚本も担当している主演のニコライ・コスター=ワルドーは初めまして
ゲースロで有名な方なのですね
話題作 『FLEE』 の製作にも関わっているとは! 只者じゃないですね〜
アカデミー賞レッドカーペットでもお見掛けしました
実話の映画化

☆以下ネタバレ☆



いや、、、これめちゃくちゃキツかったです
なんとか最後まで観ましたけど途中で何回か止めた
まず冒頭の凍傷の処置のシーンで 「これは覚悟がいるな」 と思ったのですが
犬が、、、犬がぁぁぁヤメテーーーー(叫)
となる
あまりにも過酷な道程に主人公はやがて恋人の幻影を見るようになるのですが、彼女は生きているという顛末にビックリ
まぁ何とも過酷な話ですよ
無理

ジョー・コールはやんちゃなイメージ(『ピーキー・ブラインダーズ』、『暁に祈れ』)だったけど素朴で心やさしい普通の青年を好演
しかしグリーンランドって国ではなくデンマークの領土なのですね
知らんかった(恥)

( 『氷がすべてを隔てても』 原題:AGAINST THE ICE/監督:ペーテル・フリント/
        主演:ニコライ・コスター=ワルドー、ジョー・コール/2022・アイスランド、デンマーク)

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『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』

ユダ

1968年、イリノイ州シカゴ
FBIから 「ネズミ」 としてブラックパンサー党に送り込まれたビル・オニールはカリスマ的指導者フレッド・ハンプトンに近づいてゆく

「ジュダス・アンド・ザ・ブラックメサイア」 とカタカナ読みで紹介されていたアカデミー賞二部門受賞作
公開を楽しみにしていたのに円盤スルーでがっかり、、、
レンタルに行かねばと思いつつなかなかでしたがNetflixが配信してくれました!
Netflixマジありがとう(ちなみに3/26にwowowシネマでも放映予定あり)

いや〜めちゃくちゃ面白かったです
アカデミー賞助演男優賞受賞したダニエル・カルーヤが演じたフレッド・ハンプトンは シカゴ7裁判 でケルヴィン・ハリソンJr.が演じた人物
そう、あの映画と同時代の話なんですよね
そして セバーグ とも同時代なのです
偶然なのですがちょっとビックリ

いや〜ダニエル・カルーヤがめちゃいいです
フレッド・ハンプトンのカリスマはもちろん素の男の子なところがまた上手い!
めっちゃキュート♪なんですよ、、、そりゃあまだ21歳だったのだものね(涙)
同じく助演男優賞ノミネートのラキース・スタンフィールド(好き)もさすがの演技
FBIに対する恐怖、フレッドに対する畏怖と憧憬と忠誠に揺れ動く感情を絶妙な表情演技で見せてくれる
『ゲット・アウト』 コンビいいですね~
そしてジェシー・プレモンスですよ!
何を考えているのかわからない不気味な存在感のある役を演じさせたらこの人ピカイチですね
こんな風に数々の作品での積み重ねがあっての 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』 アカデミー賞ノミネートなんだなぁ

しかし本作でもFBIのエグいことエグいこと
冒頭と繋がるラストシーン、キャプションで語られるその後の 「真実」 に震えます
これマジで劇場公開して欲しかった
名作では?

( 『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』 監督・シャカ・キング/
          主演:ダニエル・カルーヤ、ラキース・スタンフィールド/2021・USA)

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『セバーグ』

seberg.jpg

1968年、ジーン・セバーグはブラックパンサー党の思想に共感し彼らの活動を援助するのだが、、、

FBIに監視され精神を病んだ女優ジーン・セバーグの伝記映画
クリステン・スチュワートが主演と聞いて楽しみにしていましたが配信スルー
でも観られてよかった
Netflixありがとう

描かれるのは彼女の後半生の数年のみですが衝撃的な内容です
まず、ジーン・セバーグってアメリカンだったのですね(そこから)
『勝手にしやがれ』 のイメージが強くてフランス人だと思っていました(無知)
正直、それが一番の衝撃だった(笑)
そして彼女、僅か40歳で亡くなっていたとは
原因はFBI絡みかと察せられる作品です

セシルカットのクリステンがいいですね
彼女 『スペンサー』 も控えているし実在の人物を演じることが続きましたね
しかも2人とも悲劇的な人物、、、ううう
60年代ファッションも素敵
もちろんおシャネルも協力しております

映画としては、、、うーん
彼女を監視するFBI捜査官ジャック・オコンネルが第二の主人公なのですが
まぁ相手は誰もが知る有名女優ですからついつい監視対象に感情移入してしまうわけですよ、彼が
それは正義感からと言うよりも恋心だったと私は感じました
その恋愛感情がうっとおしいねん!
いやいやジャック(役名も)、止めとけよ~って感じですよ
妻がマーガレット・クワリーなのにさぁ
まぁジーンもブラックパンサー党の幹部(アンソニー・マッキー)とあっと言う間に男女の関係になるわけですが(唖然)
冒頭で、ジーンの夫(フランスの作家でロマン・ガリーという方、もちろん今回初めて知りました)も女子大生と浮気してる、みたいな匂わせがあるのですが
それとこれとは別よねぇ

しかし当時FBIのやることは相当エグかったようですね
権力を笠にやりたい放題ですよ、犬~!(怒)
ラストの展開は荒唐無稽過ぎてちょっと引きましたが
(不倫以外は)全く正しいこと、善きことをしていたはずのジーン・セバーグが気の毒でたまりません
しかし私たちはあなたを忘れないから
これからも作品で彼女を偲びましょう

( 『セバーグ』 監督:ベネディクト・アンドリューズ/主演:クリステン・スチュワート/2019・英、米)

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2022-03-20 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 4 : トラックバック : 0
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AmazonPrimeおすすめ映画;(2022年1月鑑賞)

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『Emma/エマ』

ジェーン・オースティン×アニャ・テイラー=ジョイ、共演はビル・ナイにジョシュ・オコナーにミア・ゴス!
公開を楽しみにしていたのに配信スルーとなったコメディ寄りの文芸ロマンス
まぁ間違いございません(ジョシュがひたすらかわゆく可笑しいし)
ただ、我等がアニャには型にはまらない尖った役柄に挑戦してほしい
ロバート・エガースの新作、楽しみにしてます♪


『僕を育ててくれたテンダー・バー』

そのバーの名は 「ディケンズ・バー」
ノーマークの配信スルー作品でしたが助演のベン・アフレックがゴールデングローブ賞に続きSAG賞にもノミネートされて 「これは観なければ!」 と
監督はジョージ・クルーニー
いやぁ。。マジでベンアフがめちゃくちゃいいです
父のいない甥っ子に人生において大切なことを伝える伯父さん
「母親を敬え、大事にしろ」 ってセリフだけでもう百点満点
子どもの成長過程にとって、こういう 「おじさん」 の存在はとても大事だなぁと改めて感じる
「スポーツは一切やるな、本だけ読んどけ」 これ、親はなかなか言えないですよ
でも 「あなたは絶対にハーバードかイェールに行く」 息子にこう言い聞かせる母の気持ちもわかるんだなぁ
カレッジリングの場面、もう涙ナミダですよ
オススメ!


『愛すべき夫妻の秘密』

こちらもニコール・キッドマン&ハビエル・バルデムの主演コンビが賞レースを賑わせている作品
アカデミー賞でも主演男女、助演男優賞の3部門ノミネート
日本では配信スルーですがアメリカでは公開されたのかな?
監督・脚本はアーロン・ソーキン!
なので間違いはないのですが、題材がアメリカの伝説的超人気ドラマ 「アイ・ラブ・ルーシー」 とな
今一つ馴染みがない(と言うか、全然知らない)
観終わってからwikiってしまいました(汗)
アーロン・ソーキンは 「脚本だけ書いとけ」 みたいなこと言われがちですが、私は彼の(監督)作品、好きですよ
応援しています!

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2022-02-13 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 8 : トラックバック : 2
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Netflixおすすめ映画;(2022年1月鑑賞)

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『ロスト・ドーター』

マギ・ジレンホールの監督デビュー作
バカンスに来た海辺の町で出逢った母子を見つめながら、自らの過去を回想するインテリ女性のお話
アカデミー賞では主演・助演女優賞および脚色賞の3部門ノミネート
配信スルーですが評価が高いので楽しみにしていました
オリヴィア・コールマン、ダコタ・ジョンソン、ジェシー・バックリーにポール・メスカル、ピーター・サースガードにエド・ハリスまで!
激シブキャストは間違いございません
観終わっての率直な感想 「マギー、、、(メンタル)大丈夫?」
脚本も彼女によるものですが、原作があると知ってちょっと安心
オリジナルだったらちょっとやばいですよ、、、しんどすぎる
長々と感想を書きたい気もしますが()


『Hand of God-神の手が触れた日-』

パオロ・ソレンティーノ監督の作品は苦手意識があり、劇場には行かず自宅鑑賞
しかしこれが、、、面白かった!
大きなスクリーンで観たかった
映画館に行かなかったことを後悔しました
アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートも納得です
イタリアが舞台なこともあり、『君の名前で僕を呼んで』 をちょっと連想
主人公が美形でエリオみがあるし、テーブルを囲んでの親族食事会&終わらないおしゃべり
そしてラストシークエンスはまんまではないですか!
原題 「THE HAND OF GOD」 はマラドーナの名言から
「ナポリを見てから死ね」 と言われる風景も素晴らしい
あ~、イタリア行きたい!


『ミュンヘン:戦火燃ゆる前に』

第二次大戦前夜。オックスフォードで共に学んだドイツとイギリスの青年が外交官となり、ミュンヘン会談で再会する
これはめちゃくちゃ面白かったです
ジョージ・マッケイの 「使いっ走りキャラ」 ここに極まれり!
冗談はさて置き、Mr.ナイスガイの彼にあて書きされたかのような役どころ
そしてドイツ人外交官を演じたヤニス・ニーヴーナーが爆イケ眼鏡男子でもうね~
インスタ秒でフォロー(笑)
誰かに似てる?と思ったら 「インテリ化したトム・ホランド」 だわ
過去の出演作は 『コリーニ事件』、これ観逃して年間ベストに入れてる人が多くて後悔したやつ!
あ~観たい!
チェンバレン首相を演じたジェレミー・アイアンズも安定のイケっぷり
アウグスト・ディールとトニ・エルドマンのお姐さんも出てます
ただ、ヒトラーがあまりに似てなくて 「誰?」状態なのはご愛敬
(てかヒトラーと言えばブルーノ・ガンツの顔面が浮かぶ自分の認知が歪んでいるに違いない)
いや~これ劇場公開してもよかったのでは?
オススメ!

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2022-02-09 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 4 : トラックバック : 0
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Netflixおすすめ映画~『君の心に刻んだ名前』

   君の心に刻んだ名前

1987年、戒厳令解除直後の台湾。カソリック系の男子校に通うアハン(エドワード・チェン)はバーディと呼ばれる同級生と出会う。

2020年3月の大阪アジアン映画祭で世界プレミア上映され、その後公開された本国で大ヒットしたという台湾産青春映画
我が最愛のジャンル
制服のシャツに刺繍された青い文字を観ただけで涙腺がゆるみます
残念ながら劇場公開はスルー、Netflixにて配信
しかしこの邦題、『Call me by your name/君の名前で僕を呼んで』 を意識してる??
意味はほぼ原題(Your Name Engraved Herein/刻在你心底的名字)通りなので、そもそも原題が意識しているのかな

本作のように他国で大ヒットしたり、国際映画祭で受賞歴があるような作品でも今後は映画館では観られなくなりそうですね(ハリウッド映画以外は)
それも時代の流れなのでしょう
近頃は公開されても近畿圏で上映館がひとつだったりするなら( 『swallow』 とか 『恋する遊園地』 とか!)もう配信してくれと思いますね

(閑話休題)
いや〜、久しぶりにこんな熱くてストレートな恋愛映画観ました
もうね、若いエネルギーが恥ずかしいほど燃えたぎりほとばしっております
主人公アハンは若い頃の金城武に瓜二つ
短髪のバーディは 『ブエノスアイレス』 のトニー・レオンを意識したのかな?
獲物をロックオンする悪い瞳が堪りません!
相思相愛のこの2人に編入してきた女子生徒バンバンが絡み、恋の行方は混沌とし
自分の思いにどこまでも忠実なアハンと
破天荒な素振りとは裏腹に思いやり深く繊細なバーディ
なんとも愛おしいふたりですよ

「初恋はどれも映画みたいに素晴らしい」

そして舞台は三十数年後の現代へ
自分でも意外だったのですが、この現代パートにやられました
若い頃の自分なら 「現代パートが蛇足」 とかほざいてそう(汗)
私も歳を取ったのだなぁとしばし感傷に浸ったりして

歳を重ねても心に刻まれた思いは色あせない
視線の先にあの頃の二人が見える

「俺があきらめると思ったか?」

しかし30年後のバーディ、変わり過ぎてない? 
あれで気づくか??(暴言)
アハンはいい感じに枯れてるんだけどね

滝まで 『ブエノ』 オマージュ、監督ありがとう!
その監督の高校時代の実体験がベースだそうで

幸せなことですよね
生涯忘れられない人に出逢うって
その思いが叶っても叶わなくても

( 『君の心に刻んだ名前』 原題:Your Name Engraved Herein 刻在你心底的名字
  /監督:リウ・クァンフイ柳廣輝/主演:エドワード・チェン陳昊森、ツェン・ジンホア曾敬驊、
                             レオン・ダイ戴立忍/2020・台湾)

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2021-02-04 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 6 : トラックバック : 1
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Netflixおすすめ映画~『私というパズル』

  私というパズル

マーサ(ヴァネッサ・カービー)は夫と助産師とともに自宅出産に臨む。生まれた娘は産声を上げるのだが…

ヴァネッサ・カービーがヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞した作品
審査委員長のケイト・ブランシェット様が評価した彼女の演技を物凄く楽しみにしていました
残念ながら劇場公開はスルー、Netflixにて配信
辛い内容ですが是非最後まで観て欲しい

観了後、監督がホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲 のコルネル・ムンドルッツォだと知りました
うーむ、やはり只者ではない
原題は 『Pieces of a Woman』
Piecesをジグソーパズルのピースと掛けているのでしょうね
思い出し泣きが止まらない作品です

ヴァネッサ・カービーはもちろん、キャストの演技がみな素晴らしい
特に母親(典型的なジューイッシュマザー)を演じたエレン・バースティン
御年88歳になられるそうで…天晴れです
シャイア・ラブーフ(マーサの夫役)が出ているから観ない、というボイコットの動きもあるようですが
素行はどうあれ、彼の演技力は折り紙付きですからね

劇中 「時が癒すしかない」 という意味のセリフがあります
それはある意味真実なのですが
喪失の悲しみは生きている以上消えることはないと思うのです

なぜなら

喪ったものは自分の一部だから


悲しみの 「共振」 の中で人は判断を誤り
大切な人や物を傷つけ壊してしまう

しかし思うのです
過ちを犯した自分を見つめ、悔いることも
回復への大切なステップなのだと

母の手を握るマーサの表情が心に残ります
「私もこの人から生まれたんだ」
お母さんありがとう 産んでくれて

リンゴの香りと巡る命
その橋を渡れば
光は必ず見える
悲しみの果てに

( 『私というパズル』 原題:Pieces of a Woman
          /監督:コルネル・ムンドルッツォ/主演:ヴァネッサ・カービー/2020)

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2021-01-17 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 2 : トラックバック : 1
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AmazonPrime おすすめ映画~『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』

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ドラマーのルーベン(リズ・アーメッド)は恋人ルーと組んだメタルユニットでツアーを続けていたが、ある日突然聴覚を失ってしまう。

コロナ禍の影響で公開が延期され、AmazonPrimeVideoにて配信された作品
素晴らしい作品でした(そうでないとここでは紹介しないのですが、本当にほんとうに)
多くの方に観ていただきたい
オスカーレースにも絡んでくるのは確実ではないかと(そうであってほしい、希望的観測)

音楽を生業とするものが聴覚を失うということ
その絶望
そして
その先にあるもの

リズ・アーメッドは初主演作なのではないかな
『ヴェノム』 や 『ローグワン』、『ナイトクローラー』 などなど
存在感のある脇役を演じて好感しかなかったけれど
本作の演技は1ステージ上がった感がある
恐怖 焦燥 怒り 失意 迷い 受容
渾身の演技であり、繊細で奥深くもある
この難役と出逢い、ここまで演じ切ったということ
役者人生冥利に尽きるのではないかな

そしてもう一人
聴覚を失った主人公のメンターとなる施設長を演じたポール・レイシー
(初めましての役者さん、彼自身はろう者ではないがご両親がそうであるとのこと)
彼が忘れがたい印象を残す
術後の主人公と対峙するシーン
彼の演技、彼の存在そのものが作品全体に神聖さと滋味を与え、その言葉が深く心に刻まれる
参りました

「Sound of Silence」

メタルサウンドの大音量で始まり、静寂のラストに至るサウンドデザインも必聴
余分なエピソードや寄り道はなく、主人公視点がぶれない 「シンプル」 な映画であり
観終わった後も主人公の 「その後」 にいつまでも思いを巡らせてしまう 「終わらない映画」=「心に残る映画」 でもある
デビュー作でそんな作品を撮ってみせた監督、ダリウス・マーダーに拍手を送りたい
素晴らしい映画をありがとう、と

( 『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』 原題:Sound of Metal/
          監督・共同脚本:ダリウス・マーダー/主演:リズ・アーメッド/2019)

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2021-01-12 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 4 : トラックバック : 1
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『Tommy's Honour』

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19世紀スコットランドのゴルファー、トム・モリス親子の物語
実話(原作)に基づきます

2016年の作品
これずっと観たくて観たくて…
YouTubeでダイジェスト版?のようなものはあるのですが、本邦では未公開、未配信、円盤もありません(泣)
UK版DVDを購入、英語字幕、PCで無理ムリ鑑賞

監督はジェイソン・コネリー、ショーン・コネリーの息子さん(それも何か因縁めいていますね)
主演は(父)ピーター・ミュラン&(息子)ジャック・ロウデン!
父は最年長、息子は最年少の優勝記録を持ち、それは21世紀の今も破られていないのだとか
英国、特にスコットランドではレジェンドですよね

そして本作、2016年のBAFTAscotlandにて作品賞受賞しています
このキャストにこの評価、なんで未公開なん?!と思いません??
まぁ言うても地味な作品ですけど、もったいないわ〜
私はジャクロ推しだしピーター・ミュランも大好きなので本当に観てよかった
ジャクロは撮影当時25歳くらいかな?
喜怒哀楽全ての表情が生きている
最高ですよ
ピーター・ミュランは珍しく普通?のお父さんだけどやっぱり貫禄(威厳)ありますよね
その大先輩に一歩も引けを取らずガチンコ芝居してるジャクロ、やるやん!と思ってしまった

セントアンドリュースがゴルフの聖地だというのは知っていましたが、スコットランドなのは知らなかった
風景もそれはそれは美しく、ジャクロが常々 「スコットランド最高! 世界一!」 と手放しで愛を叫んでいるのも納得です(笑)

しかしこの映画、日本で観てる人どれくらいいてるのかな?
せめて日本語字幕付きで配信してくださいよろしくお願いします!
(映画館で観せてくれたら一番いいんですけど) (来年の「のむコレ」とか、どうでしょうシネマートさん?)

( 『Tommy's Honour』 監督:ジェイソン・コネリー/主演:ジャック・ロウデン、ピーター・ミュラン
                                 /2016・UK、USA)

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Netflixおすすめ映画④ 『シカゴ7裁判』

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1968年夏、民主党大会が行われるシカゴ
ベトナム反戦運動に身を投じた若者たちがデモを扇動したとして逮捕起訴される
シカゴ7と呼ばれた彼らの裁判を巡る実話の映画化

===
これ最高! さいこうに面白かった!
配信前の一週間限定上映(しかもほぼ単館で1日1回とか)、もったいないな〜
配信始まったので絶対リピートしたい! 
(※ムーブオーバーしている劇場もあるようです、テアトル梅田とか)
今年のベスト作の一本

脚本&監督はアーロン・ソーキン
もうね、ドライブ感あるアーロン・ソーキン節?が唸ってますよ
キャストも豪華すぎて眼福満腹

エディ・レッドメイン
マーク・ライランス
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
マイケル・キートン
サシャ・バロン・コーエン
フランク・ランジェラ
ジョン・キャロル・リンチ
 などなど…

そのキャストを前面に押し出してないポスタービジュアル↑↑もナイス!
Netflixってさすがお金持ってんなぁと思ってしまった(笑)

個人的にはサシャ・バロン・コーエンの 「馬鹿なふりして実は超キレ者」なキャラ(本人?)がピカ一でした
まぁおいしい役なんですけどね
JGLもかなり本人のキャラに寄せていた気がする
そしてまぁマイケル・キートンのラスボス感ですよ奥さん!

実はこの映画、かなり長期間の紆余曲折を経て製作に至ったようで
初期の監督候補はスピルバーグ、エディ君の役(反戦運動家トム・ヘイデン、後の上院議員にしてジェーン・フォンダの元夫)はなんと!ヒース・レジャーだったとか
ヒースが亡くなって10年以上経ちますから、感慨深いものがありますよね(涙)
サシャ・バロン・コーエンだけは当初からのキャスト候補だそうで
本当にハマり役でした

裁判法廷を中心に、ネタ振りから結末まで見せ方が本当にうまい
ある証言によって被告と傍聴人が一斉に拍手する場面、思わず自分も拍手しそうになってしまった
それほど入り込んで観ていたんだなぁ
ラストのカタルシスたるや! 涙滂沱ですよ
そして拳を突き上げた後に知る 「政治の季節」 の終わり、それぞれの道
いやこれホントたくさんの人に観て欲しい!
是非!

 ( 『シカゴ7裁判』 原題:THE TRIAL OF THE CHICAGO 7/
                      監督・脚本:アーロン・ソーキン/2020・USA)

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『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

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京都に暮らす美大生の高寿(福士蒼汰)は、電車で見かけた愛美(小松菜奈)に一目惚れ。付き合い始めた二人だったが・・・。

和製『TENET』」 と巷で話題の本作、アマプラにて鑑賞(Netflixにも入っています)

公開前(2016年の作品です)、劇場で何度も予告編を観ていました
その当時は 「あ~、また金太郎飴みたいな邦画の青春モノか、フン」 と思ってスルーしていたのですが・・・
バカバカバカ!! 自分を殴りたいです(グーで)
小松菜奈推しなのに・・・不覚

クリストファー・ノーランは本作を観ていないでしょうし(まさかね笑)、「和製『TENET』」 は正直微妙ですが
観終わってもしばし涙が止まらず、その夜はなかなか眠れなかった
劇場で観ていたら絶対にリピート鑑賞していたと思います

この映画には 「ノスタルジーの器」 としての京都が美しく切り取られている

ここ最近、何度か京都を訪れました
驚いたことに、自分が行った場所のいくつかがこの映画のロケ地でした
これって・・・
「聖地巡礼」 を逆行してたってこと?! (これぞTENET!)(違う?)

冗談はさて置き。この辺り(出町柳周辺)はアニメ 『けいおん!』 の舞台でもあるらしいのですが、本当に素敵なところなのです

鴨川デルタ、飛び石、出町橋、三条大橋、糺の森、叡電、出町座のある出町桝形商店街
(本作は出町座オープン前の作品なので、登場する映画館は 「みなみ会館」)

そして実は私にとっての 「京都」 とは、この辺りのイメージなのです
そのことも、この映画を特別なものだと感じる理由のひとつなのでしょう

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本作は全編小松菜奈の魅力全開ですが、意外なほど東出昌大がよかった
彼は脇に回るにはオーラがあり過ぎるのですが、この人の素ってきっとこんな感じなんだろうな、と思ってしまうほど自然体でチャラ男を演じていました
そして福士蒼汰の(最後の)セリフに泣かされましたね

作品世界が意外と難解で、察しの悪い私は正直置いていかれそうになりましたが
それでも

あのセリフがこの映画の主題なんだ
細かいことはわからなくていいんだ
これできっと、全てが報われる
嗚咽しながら、そんなことを思っていました

あの言葉を胸に抱いて生きて行ってほしい
運命や永遠が叶わなかった全ての恋人たちに
また会える、いつかまた必ずたどり着ける

今夜も月を眺めながら
そんなことを思っています

( 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 監督:三木孝浩/主演:福士蒼汰、小松菜奈/2016)

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2020-10-02 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 4 : トラックバック : 4
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「あとで買う」 を整理した話

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残暑お見舞い申し上げます。

先月は誕生月だったのにかこつけて何かと買い物をしたのですが、Amazonの 「あとで買う」 に入っているブルーレイもいくつか整理しました(=買った)

左上から時計回りに
『アバウト・タイム〜愛おしい時間について』
一番好きな映画のひとつで、サントラは秒でポチったのですが何故かBDは買ってなかった
つくづくこの映画のレイチェル・マクアダムズの可愛らしさは神がかっていますね
シアーシャ・ローナン にハマるまで長らく一推し女優さんでした
赤いウェディングドレス…最高か!
監督はリチャード・カーティス、理想のお父様
製作時、本作が監督としては引退作とおっしゃっていましたが特典映像では 「また撮るかも?」 的発言もされていたような
ずっと待っています

『レディ・バード』
公開時はさほどハマらなかったのですが、自粛期間中にWOWOWで放映があり再見
いやぁ…改めて本当にいい映画だな…と
Rotten Tomatos 99%フレッシュ、もうなずけるわ
母と娘の関係が主軸ですが、娘を思う父の姿に感動
「クラクションで男の車に乗るな」 ってセリフに心打たれる
『Little women』 を観たとき髭の編集者がこの 「お父さん」 だと気づいて思わず涙(開始1分)
映画としての完成度も高く、初監督でここまでの作品に仕上げたグレタ・ガーウィグの才能に脱帽です

『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』
エドガー・ライト×サイモン・ペグ×ニック・フロストの 「スリーフレーバー・コルネット3部作」 の中で一番好きな作品
てか全ての続編映画の中でも一番好きなくらいこの3人がだいすき
先月再上映があり、もちろん劇場に飛んで行きましたよ
未見の方は是非観て欲しい
絶対 「面白い」 から!

『リトル・ダンサー』
20年前の映画ですがその後ミュージカルとして大ブレイクした作品
先月Netflixに入ったので秒で再見
スティーブン・ダルドリー監督、ジェイミー・ベルを発見してくれて本当にありがとう!!って気持ちになったよね
子役からキャリアを積んで 『ロケットマン』 『SKIN』 と近年どんどんいい役者に成長している彼の原点
本当に素晴らしい作品です
エルトン・ジョンプレゼンツのミュージカルもいいけど、映画もね!

というわけで長年の 「あとで買う」 案件、遂に円盤購入となりました♪

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Netflix おすすめ映画③ 『オールド・ガード』

オールドガード

何百年に渡り、人知れず世界を守ってきた不老不死の兵士、アンディ、ブッカー、ジョー&ニッキー。
彼らは不老薬の開発を目論む製薬企業の罠に嵌る。

我らがシャーリーズ・セロンプレゼンツ(製作・主演)Netflixオリジナル映画
配信が始まってから、私のTLはこの映画の話題で持ち切りだった
(トレンドは 『やまとなでしこ』 再放送とかの頃)

いや、、、これ最高!
不老不死といえば自分は 「ポーの一族」 なので、ヨーロッパ各地にある隠れ家とか 「それ知ってるー!」 って叫んでた

キャストも国際色豊か
ジョーは 『アラジン』 の悪役マーワン・ケンザリ(オランダ)
ニッキーはあの 『ジョーカー』 ホアキン・フェニックスを抑えてヴェネチア国際映画祭で男優賞を獲ったルカ・マリネッリ(イタリア)
ブッカーは安定のマティアス・スーナールツ(ベルギー)
若きナイルはあのキキ・レイン(アメリカ)ですよ
『ビール・ストリートの恋人たち』 ではただ立ち尽くすことしかできない少女だった彼女が壮絶アクション見せてくれます

まぁしかし、この映画の屋台骨、大看板はアンディ=シャーリーズ・セロン様(南アフリカ)ですよ…!
全人類の悲しみ苦しみを一人で背負うかのようなあの佇まい…
惚れてまうやろー!
MMFR、アトミックブロンドを経た彼女のアクション魂が炸裂してる
人間離れしたスタイル、長い手足が繰り出す蹴りやパンチが美しくカッコいい
首の長さも顔の大きさも頭の形もぜんぶ全然違うけど、アンディと同じ髪型にしたい、、、超憧れる
シャーリーズ姐さん、一生ついて行きます!

シスターフッドやゲイカップルが物語に自然に溶け込んでいるのも現代の物語って感じで好感しかない
これ女性監督(ジーナ・プリンス=バイスウッド)が撮っているというのもうれしいね

アンディの後悔
ブッカーの孤独
ナイルの戸惑いと決意
ジョーとニッキーの永遠の愛
そしていつかは彼らにも 「時は来る」
そこがまたこの物語に深みを与えている気がする
生き別れになったクインとアンディは再会するのか?
クインは何故一人になったブッカーのもとを訪れたのか?
ああ〜、続編はよ〜!

( 『オールド・ガード/The Old Guard』 監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド/
                         主演:シャーリーズ・セロン/2020・Netflix)

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Netflix おすすめ映画② 『最悪の選択』

      最悪の選択

スコットランドのハイランド。学生時代の友人であるヴォーンとマーカスは狩猟に出かけた森で、思わぬ事故を起こしてしまう。

Netflixオリジナル映画にしてソリッドなスリラー。これはネトフリでしか観ることができません。
はい、この映画が観たくて昨年ネトフリに加入しました。
ジャック・ロウデンが主演だから。

ちなみにこの作品でジャクロはBAFTAScotlandのベストアクター賞を受賞しています。
また、ご存じ 「キング・オブ・ホラー」 スティーブン・キングも 「ヒッチコックみがあってマジで釘づけになる」 と絶賛ツイートしています。
個人的にホラーやサスペンスを好んでは観ないので比較の対象があまりないのですが、かなりよくできた作品だと思います。
オススメ。

しかし相当 「怖い」 映画です。じわじわと緊張が高まり、ビビりな自分は耐え切れず一時停止してしまったほど。
そしてその時点がちょうどランタイムの半分だったことで、「凄い! この映画めっちゃ計算されてる!」 と妙に感心してしまったのでした。

在宅時間が長くなって、ネトフリの加入者が爆発的に増えているであろう昨今。
配信オンリーの良作を見つけるのもまた映画好きの楽しみですよね。

( 『最悪の選択』 CALIBRE 監督・脚本:マット・パーマー/
          主演:ジャック・ロウデン、マーティン・マッキャン/2018・UK )

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Netflix おすすめ映画① 『ザ・ライダー』

      ザ・ライダー

カウボーイのブレイディはロデオで重傷を負う。傷が癒えれば再び馬に乗ることを周囲は期待し、彼自身もそう望んでいた。

エンドロールで涙が溢れて止まらなくなる映画がたまにあるけど、これもそんな作品だった
なるべく予備知識なしで観てほしい
今すぐに
そしてエンドロールを飛ばさずに、必ず観てほしい
ネトフリはひと手間かかるけれど、必ず

オバマ前大統領が2018年の「お気に入り映画」の1本に挙げ、全米映画批評家協会賞の作品賞を受賞しているこの傑作がどうして劇場公開されなかったのか

私見だけど、同年公開の 『荒野にて』 とかぶる部分があること(あれも素晴らしい作品でした、昨年のマイベストの1本)、キャストが全員無名であること、監督も同じく
多分、そんな理由なんだろう
しかしこの映画はその 「無名性」 とでもいうべき部分に価値があると思うのだけれど

観ながらずっと、「神話のよう」 だと思っていた

この21世紀にまだ存在している、「カウボーイ」 「ブロンコライダー」 と呼ばれる人々

夜中の月
どこまでも続く草原
マジックアワーの広く高い空

言葉少なな主人公
何よりも美しい馬たち

ここは一体どこなのだろう?

「ファーゴで乗った時~、」 というセリフから、ああ、あの辺りなんだなとなんとなく察する
アメリカ中西部の北のほう
多分、もの凄く閉鎖的な土地柄なんだろうと思う
そんな場所で、ここまでの映画を撮った監督が凄過ぎる!

半端ない信頼関係を築かないと、とても撮れないだろう画ばかりなのだから

人はなぜ、何のために生きるのか? 
夢を失ったとき、人はどうやって生きていくのか
「支えあう」 ということ
ハンディキャップについて

説明的な描写や、狙い澄ましたようなショットはない
ただありのままを、その佇まいだけをカメラは映し取る
それなのに、いやだからこそ観了後様々に思いを巡らせ、深い洞察に導かれる作品

映画館で観たかった
それでも今年のベスト作の1本

( 『ザ・ライダー』 The Rider/監督・脚本:クロエ・ジャオ/
                    主演:ブレイディ・ジャンドロー/2017・USA)

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2020-05-05 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 6 : トラックバック : 1
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曖昧な映画の記憶~『男たちの挽歌』 『恋恋風塵』

男たちの挽歌  恋恋風塵

映画館が閉まっているので、休日はWOWOWで録りためた映画や配信でポツポツと自宅鑑賞している。
映画館では日に3本、4本とハシゴしても平気なのに、自宅だと土日でも1、2本がいいところ。
集中力の問題かな。
というわけで懐かしいアジア映画を2本。

『男たちの挽歌』
ビジュアル的にはチョウ・ユンファ兄がくわえ煙草にサングラス姿で贋札を燃やし破顔する姿が有名だけれど、この映画で彼のそんな 「絶頂期」 は一瞬でしかない。
落ちぶれた後の彼(マーク)の生き様にこそ痺れるのだ。

「なんかジョン・ウー(監督)にそっくりな俳優さん出てるな」 と思い、観了後に調べたら本当にジョン・ウーでビックリ!(笑)
レスリーの妻役が早見優に似てる、というのは初見時も思った記憶がある。
そう、この映画 「女っ気」 がレスリーの妻だけ、というのも今考えると皮肉な話である。

『恋恋風塵』
原題は旧字 「戀」-いとしいとしと言うこころ-。
多くの映像作品のインスピレーションの元となっているであろう名作。
その瑞々しさは私が大好きな数々の台湾産青春映画の源泉であることに疑いはない。
「名作」 と言うよりは 「珠玉の名作」 と呼びたいような。

しかし今再見してみると、こんな 「ドイヒーな話」 だったっけと驚愕(笑)。
確かに 「よくある話」 ではあるのだが、いやしかしそれはない。辛い、辛過ぎる。
初見時は自分、肝心なところで寝ていた疑惑が浮上。
まぁ、催眠術師ホウさん(候孝賢)の面目躍如かな(違う)。
撮影はアジアの名手・李屏賓。堪能いたしました。

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2020-04-18 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 0 : トラックバック : 0
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『ここは退屈迎えに来て』

IMG_0467.jpg

山内マリコのデビュー作であるこの連作短編集がとにかく大好きで、まだ読書年間ベストなんて書いていた2013年のベスト1にしたくらい。

「映画化して欲しい、いやなんなら私が監督したい!」 と口走っていたほど思い入れの深い作品。
そしてやはり、映画化されたのだけど好きすぎて観に行く勇気がなく。。(駄作だったらどうしよう許せない)
先日WOWOWで放映されたものを録画視聴。やっと観た。

幹線道路脇にゲーセンとイオンとラブホ。
そんな田舎町に暮らす若者たちの群像劇。
廣木隆一監督作品。

・・・泣きました。

私の絵コンテ(笑)とはもちろん全然違う映画だったけれど、青春のきらめきと終わりの残酷さの対比が、長回しとクローズアップを多用した美しい映像で描かれていて。
何とも言えずエモを掻き立てられる。
田舎が舞台なんだけどくすんだ閉塞感はなく。
それは大きく開かれた空と通り過ぎる風の清々しさと時にまばゆく時に淡い日の光が、登場人物たちに下を向かせないからだと思う。

「ずっと高校生のままでいたい」
「好きな人の中に存在し続けたい」
なれないものにしかなりたいものはない
それゆえに何者にもなれない普通の若者たち
免許と車がないと自由になれない田舎の若者たち
青春の輝きは失せ、憧れの街(東京)に出ても 「超楽しい」 と口にした瞬間ウソになる現実

音楽がフジファブリックだなんて、、、もう聞いてないよ〜(涙)
『茜色の夕日』 なんてズルいよ〜(涙涙)
「志村正彦に捧ぐ」 ってクレジットしてくれてもよかったのに(涙涙涙)

そして驚いた、この映画なんと 『愛がなんだ』(今泉力哉監督・2019) のアンサーになっているじゃない!
公開はこの映画の方が先だけど、、テルコぉ〜、よかったなぁ(涙)(いや違う)。

「つまんない男よ」

その 「つまんない」 オトコ成田凌、もう日本映画界のエースだね。
キャストもみんなよかったなぁ、まぁ田舎の子にしてはみんな垢抜け過ぎてるけど。
長い長いクローズアップに耐える橋本愛の横顔が尊い。

忘れることはできないな
そんなことを思っていたんだ


 ( 『ここは退屈迎えに来て』 監督:廣木隆一/原作:山内マリコ/音楽:フジファブリック/
                    主演:橋本愛、成田凌、渡辺大知、村上淳/2018)

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2020-04-12 : BD/DVD/WOWOW/Streaming : コメント : 0 : トラックバック : 0
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