![]() LUST, CAUTION 色・戒 Se, jie 日中戦争下、抗日運動の女スパイとして親日傀儡政権の幹部イー(トニー・レオン) に近付くワン・チアチー(タン・ウェイ)。貿易商マイ夫人としてイーを誘惑し、愛人とな ることに成功したチアチーだったが、孤独なイーと次第に心を通わせるようになり・・・。 『ブロークバック・マウンテン』で世界を騒がせた巨匠アン・リーが、再び愛のタブー に挑戦、2作連続でヴェネチア映画祭金獅子賞を受賞した話題作。性愛シーンの 過激さばかりが取り上げられている感があるが、158分の長尺を全く感じさせない 素晴らしい人間ドラマだった。人間の心の深淵に迫り、情欲の中で生まれる愛と 葛藤を描き切って見事。再見確定! ちょうど一年前、この映画の公開が決定、という記事を書いた。その後、賛否両論 の中でヴェネチアでグランプリを取ったり、アカデミー賞・外国語映画賞のノミネート から外されたり(純粋な台湾映画ではない、という理由?)、中国では性愛シーンが カットされたりといろいろあって、やっと日本でも公開の日がやってきた。待って、 待っての作品だけに、感激もひとしお。何もかもが素晴らしいのだけれど、まずは 主役二人の演技から。 ![]() この映画を端的に表現するならば、「ワン・チアチーの物語」ではないかと思う。 生まれながらの女優であり、演じることと実人生が逆転してしまった一人の女スパ イ。ほとんどのシーンでチアチーが出ずっぱりであることに驚いたし、映画初出演な がら難役を(文字通り体当たりで)演じ切ったタン・ウェイには拍手と、最大級の賛辞 を送りたい。北京語、上海語、広東語、英語を澱みなくこなし、『天涯歌女』を歌い、 トニーとの二人芝居でも決して引けを取っていない。それを可能にしたのはもちろん、 彼女を抜擢し、鍛え、演出においては全く妥協を許さなかったであろうアン・リー、 鬼ですね(笑)。彼はキャスティングの鬼であり、演出の鬼であり、新人のタン・ウェイ にとっては最高の教師だったのだろうと思う。そして、彼女とともに最高難度の大役 を演じたトニー・レオン。改めて彼の凄さを思い知らされた映画だったようにも思う。 ![]() 私がトニーに感電したのは『花様年華』だったのだけれど、彼の目からは「何か」が 出ているとつくづく思う。実際の彼がどんな人物なのか知る由もないけれど(きっと見 かけ通りのやさしい人だと思うのだが)、役によってどんな人物にも成り得る、稀有な 才能を持った役者だと思う。涙なんかは序の口、その汗さえもコントロールしてしまう 技量に改めて感動してしまった。彼は演技の神様に選ばれた人なのだ。 イーという人間は、用心深くて狡猾で孤独で臆病なサディストなのだけれど、どこか 滑稽にも映る。トニー以外にはこの役はできなかった、などと言うのは傲慢かもしれ ないが、トニーがこの役を演じてくれて私はよかったと思う。身も心も曝け出し、「死に たくなるほど辛かった」としても、彼以外のイーは見たくなかった。ただ、老け役といえ どもトニーはかなりの童顔ゆえ、イー夫人を演じたジョアン・チェンがどうしても「姉さん 女房」に見えてしまったのだが・・・。 ![]() 他にもいろいろと書きたいことはあるのだけれど、今日はひとまず初見の感想と して、また改めたいと思う。キネマ旬報や原作や、プログラムなどもじっくり読んで、 再びこの作品に対峙したい。 (『ラスト、コーション/色・戒』監督・製作:アン・リー 主演:トニー・レオン、タン・ウェイ/2007・米、中、台湾、香港) ![]() |
例年、アカデミー賞の前日に発表される米インディペンデント・スピリット・
アワーズのノミネーションが発表されました!詳細はコチラ⇒ ![]() 『ラスト、コーション/色|戒』からは、主演男優賞トニー・レオン、主演女優賞 タン・ウェイ、撮影賞ロドリゴ・プリエトの三部門がノミネートされました! 素晴らしい〜!!おめでとうございます♪ 以前、香港在住で『ラスト、コーション/色|戒』をご覧になった方にコメントを いただき、「梁朝偉の演技はスゴイ」とおっしゃっておられたのですよ(過去記事)。 トニーも「(撮影は)死にたいくらい、辛かった」と語っておりました。全てをさらけ 出し、身も心もこの作品に捧げたのでしょうね。。ありがとうトニー(涙)。 タン・ウェイ嬢も映画初出演で難役を演じ切り、国際的な賞にノミネートされた ことは快挙と言っていいと思います。 撮影に関しては、ヴェネチア映画祭でも金オゼッラ賞(撮影賞)を受賞しています し、ロドリゴ・プリエトさんですから間違いなし、文句なしの素晴らしい映像なの でしょうね〜。わくわく。 ところで、この記事。ちょっと笑ってしまいました。 『ラスト、コーション/色|戒』が「Ang Lee's controversial」って形容されている んですよ。controversialって、BBMの時にも何度も目にした言葉です。 監督、本当にいつもいつも・・。議論に値する素晴らしい作品を、ありがとう。 まだ観ていないのですが、信じていますよ。 ![]() |
![]() オフィシャルサイトはもうすぐオープンらしいのですが、特報(ドキドキ)、上映館 情報は見られます。コチラ⇒『ラスト、コーション/色|戒』 TOHOシネマズ系で全国公開とは言え、上映館が少ないですね・・・。上映のない 県もたくさんありますし。 アジアの影帝トニー・レオン主演、オスカー受賞のアン・リー監督、ヴェネツィア 映画祭金獅子賞受賞作であっても、かなりレイティングの厳しい作品ですから仕方 ないのでしょうか。観客層が限られますからね。。 来月にはアン・リー監督初めキャストも来日するようですが、トニーの来日は未定 のようですね。また原作本も集英社文庫より発売されますが、読んでから観るのは 止めておこうと思います。理想としては一度観てから原作を読んで再度鑑賞、なの ですが、二回以上観に行けるでしょうか。。 上映は正月第二弾ということですが、2月かな? 遅いよ〜。どうしてこんなに 日本でだけ公開が遅いのでしょうね? アメリカや香港などで既にご覧になった方 のレビューもネットにかなりアップされておりますが、もう、読むのを我慢するの に必死です(笑)。 あ〜、早く観たい! どうしても観た〜い!!(叫) ![]() |
2007年ヴェネツィア国際映画祭において、アン・リー監督最新作『色・戒/
Lust, Caution』が最高賞の金獅子賞を受賞しました! ![]() 色・戒Se, Jie/Lust, Caution 1940年、日本統治下の上海を舞台に、政府高官と彼を誘惑する女スパイとの 愛と葛藤を描いた作品。主演は我らがトニー・レオン。 アン・リー監督は2005年度にもご存知『ブロークバック・マウンテン』で金獅子賞 を受賞しています。2作品連続で金獅子賞受賞は快挙ではないでしょうか?! アン・リー監督おめでとうございます!! ![]() この作品、性愛描写が過激で、アメリカではNC−17(17歳以下の入場を制限) のレイティングを受けたそうです。トニーも撮影はかなり辛いものだったと語って いたようですが、この受賞でその苦労もいくらかは報われたのではないでしょうか? おめでとうトニー!! 公開が楽しみですね♪ ★公開決定!『Lust, Caution/色・戒』★ ちなみに、ボブ・ディランを6人の俳優が演じたことで話題の『I'm not there』 も審査員特別賞と女優賞(ケイト・ブランシェット)を受賞した模様。こちらも楽 しみですね〜、早く観たい〜。。 ![]() |
みなさま、お元気ですか? 上機嫌の真紅です(笑)。その理由はと言いますと・・。
アン・リー監督の最新作『Lust,Caution/色・戒』の、日本での上映が 決まりました!ソースはコチラ しかも配給は、『ブロークバック・マウンテン』でもお世話になったワイズポリシー さんです。今年四月に創立10周年を迎えられるそうで、「10周年記念作品の目玉」 だそうですよ!公開は年末かな? ああ〜、待ち遠しいですね! ![]() 主役の面々 ★注:モノクロ作品ではありません ![]() 監督のダウンは 「色・戒」のロゴ入り ご存知、アジア人で初めてアカデミー賞監督賞を受賞したアン・リーと、同じく アジア人で初めてカンヌ主演男優賞を受賞した影帝トニー・レオンとの初タッグ! これは期待するなと言うほうがおかしい! 撮影はBBMでも監督とコンビを組んだロドリゴ・プリエト。製作は『グリーン・ディス ティニー』『HERO』のビル・コン。今秋全米(フォーカス・フューチャーズ配給)・アジア 同時公開(日本を除く)が決定しているそうです、、(日本を除く)って、他国は秋頃 公開なのかな? どんなお話かと言うと、「1940年前後の日本占領下の上海と香港を舞台に、2人 の立場の違う男と、その間で揺れる女スパイとのスリリングな心理的駆け引きを描く」 のだそうですよ(同じくコチラより)。 ああ〜、ホントに待ち切れない、早く観たい!でもその前に『傷城』かしら♪ ![]() |
| 真紅のthinkingdays |
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